UCプラチナカードのプライオリティパスが改悪!国内のレストランやリフレッシュ施設が対象外に!
UCプラチナカードからプライオリティパス改悪の発表がありました。日本国内のレストランやリフレッシュ施設の利用を対象外とするものです。プライオリティパスではクレジットカード各社で改悪が相次いでいてこれに続くものですね。以下で詳しく確認していきたいと思います。
目次
UCプラチナカードのプライオリティパスが改悪
2025年4月1日から国内のレストランやリフレッシュ施設が対象外
UCプラチナカードでプライオリティパス(Priority Pass)に関するサービス改定の発表がありました。
2025年4月1日(火)正午から、日本国内における「ラウンジ」以外の施設を対象外とするものです。つまり、日本国内では「お食事」「ご休憩」「リフレッシュ」施設を無料で利用できなくなります。
一方で海外においてはこれまでどおり全ての対象施設を利用可能となっています。
UCプラチナカードに付帯するプライオリティパスではもともと年6回まで無料という回数制限が設定されていました。
これに加えて対象施設の制限も設けられるのは辛いでですね・・。
改定前後の変化を表にまとめると以下のようになります。
<サービス改定まとめ>
改訂前 | 改定後 | |
国内:ラウンジ | OK | OK |
国内:お食事、リフレッシュ、休憩 | OK | NG |
海外:ラウンジ | OK | OK |
海外:お食事、リフレッシュ、休憩 | OK | OK |
※OKの場合も年6回まで無料、7回目以降は有料
UCプラチナカードは比較的リーズナブルな年会費(16,500円)でプライオリティパスが付帯することで人気があったため残念です。
UCプラチナカードからの発表内容は以下になります。
<発表内容>
日本時間2025年4月1日(火)正午より、プライオリティ・パスの無料利用可能施設を、Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内の「ラウンジ」施設および、海外のすべての提携施設といたします。
国内の「お食事」「ご休憩」「リフレッシュ」施設につきましては、無料でのご利用の対象となりませんので、あらかじめご留意ください。
なお、施設の詳細につきましては、Priority Pass (A.P.) Limited社のアプリまたはウェブサイトのラウンジ情報にてご確認いただけます。
皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
UCプラチナカード「プライオリティ・パスのご利用に関するお知らせ」
プライオリティパスではラウンジ以外の施設で改悪が相次ぐ
楽天カードやJCBカード、UFJニコス、三井住友、ダイナースでも改悪あり
クレジットカード付帯のプライオリティパスでは改悪が相次いでいます。
UFJニコスカードでは2024年10月1日から国内外のレストランやリフレッシュ施設が対象外となりました。
そして、JCBカードでは2024年10月31日午後8時から国内のレストランやリフレッシュ施設が対象外となっています。
また、楽天プレミアムカードでは、2025年1月1日から年間の利用回数が「無制限」から「年5回まで」に制限されます。その上で、2025年1月2日から国内外でレストランやリフレッシュ施設が対象外になります。
回数制限が入った上で対象施設も加わるとは驚きでした。
そして、三井住友カードとダイナースカードでも2025年4月1日から国内におけるレストランとリフレッシュ施設がNGとなる発表が行われていました。
今回のUCカードの発表はこれと同様のサービス改定となっています。
クレジットカード各社の改悪状況を表でまとめると以下になります。
<クレジットカード各社の改悪状況>
国内外のラウンジ施設 | 国内のレストラン・リフレッシュ施設 | 海外のレストラン・リフレッシュ施設 | |
AMEX(2019年8月1日) | OK | NG | NG |
UFJニコス(2024年10月1日から) | OK | NG | NG |
JCBカード(2024年10月31日から) | OK | NG | OK |
楽天カード(2025年1月2日から) | OK(年5回まで) | NG | NG |
三井住友カード(2025年4月1日から) | OK | NG | OK |
ダイナースクラブ(2025年4月1日から) | OK(年10回まで。プレミアムカードは無制限) | NG | OK(年10回まで。プレミアムカードは無制限) |
UCカード(2025年4月1日から) | OK(年6回まで) | NG | OK(年6回まで) |
上記一覧からは、国内のレストラン・リフレッシュ施設がNGとなるのは全社で共通であることが確認できます。この部分のコスト的な負担が大きいことがが推察されます。
一方で、海外のレストラン・リフレッシュ施設についての対応にはばらつきがあります。ここは各社差別化の要因となりますね。
UCプラチナカードの代わりでおすすめのカード
利用制限をしていないプライオリティパスが付帯するクレジットカード
当記事を執筆時点(2025年3月3日)で対象施設や利用回数などの制限をしていないプライオリティパスが付帯するクレジットカードには以下のようなものがあります。
ここでは、年会費が比較的リーズナブルなものをピックアップしています。
<利用制限のないプライオリティパス(例)>
- セゾンプラチナビジネス:
- 年会費22,000円(初年度無料)
- 追加カード(3,300円)でのPP発行不可
- 海外旅行保険「利用付帯」
- アポロステーションプラチナ:
- 年会費22,000円
- 家族カード(3,300円)でもPP発行可能
- 年300万円以上の決済で家族カード含めて翌年の年会費無料
- 海外旅行保険「自動付帯」
- エポスプラチナ:
- 年会費30,000円、インビテーション経由なら20,000円
- 家族カード(無料)でのPP発行不可
- 年100万円利用で20,000ポイント、年200万円で30,000ポイント還元
- 海外旅行保険「自動付帯」
将来改悪があるかどうかわからい状況でプライオリティパスを体験するなら「セゾンプラチナビジネス」がオススメです。

セゾンプラチナビジネスの券面
初年度年会費無料のためコスト負担なくサービスを体験することができます。しかも入会キャンペーンを利用すれば条件クリアで12,000円分のAmzonギフト券まで貰うことができます。
セゾンプラチナビジネスの入会キャンペーンの詳細はこちらの記事にまとめています。
家族でプライオリティパスを利用したいなら「アポロステーションプラチナ」がオススメです。家族カード(3,300円)でもプライオリティパスを発行することができます。

アポロステーションプラチナの券面
しかも、年300万円以上の決済で家族カードを含めて翌年の年会費が無料になります。
家族カードは最大4枚まで発行できますので年300万円以上決済できる方であれば最大5枚までプライオリティパスを年会費無料で維持することが可能となります。
年会費は22,000円と比較的高額ですが、ポイントサイト経由なら22,000円分のポイント還元を受けられます。相殺すれば実質無料とも考えられますね。
ポイント獲得条件などの詳細はこちらモッピーの公式サイトをご参照ください。
利用するのが自分一人だけなら「エポスプラチナ」もおすすめです。年会費は30,000円とこの中で一番高額ですが、インビテーションからの入会なら20,000円となります。

エポスプラチナの券面
しかも、年100万円の利用で20,000円分のポイント還元を受けられるため、相殺すれば実質無料で維持することができます。
エポスプラチナのメリットとデメリットの詳細はこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
ちなみに、ここでご紹介しているクレジットカードもいつ改悪があるかわかりません。今後はいつ改悪があっても後悔しないという心構えで割り切って付き合っていきましょう。
プライオリティパスのレストランとリフレッシュ施設(日本国内)
成田、羽田、中部などが充実で国内線でも利用可能
日本国内におけるプライオリティパス提携のレストラン、リフレッシュ施設は以下になります。
日本でもこれらラウンジ以外の施設が充実していることが確認できます。特に「青字」の施設は国際線だけでなく国内線でも利用することができて人気があります。
<プライオリティパス提携のレストラン、リフレッシュ施設(日本国内)>
- 成田国際空港
- TATSU
- 肉料理 やきすき やんま
- ナインアワーズ
- 鉄板焼 道頓堀 くり田
- ぼてぢゅう屋台
- 羽田国際空港
- LUCK
- グランドエール
- 関西国際空港
- ぼてぢゅう
- 伊丹空港
- 大阪エアポートワイナリー
- 中部国際空港
- 海膳空膳
- くつろぎ処
- ぼてぢゅう
- The Pike
- 鹿児島空港
- LUCK
プライオリティパスの改悪で、UFJニコスとJCBカード、三井住友カード、ダイナースクラブ、UCカードではこれらラウンジ以外の施設は利用できなくなってしまうということになります。
お得度が高かっただけに残念ですね。
今後も継続して利用したいという方はまだ改悪されていないおすすめカードをご検討いいただければと思います。
プライオリティパスが使える日本国内のラウンジはこちらでまとめています。ぜひ併せてご参照ください。
まとめ
今回は、UCプラチナカードに付帯するプライオリティパスのサービス内容改定をご紹介しました。2025年4月1日から国内のラウンジ以外の施設が利用できなくなるというものです。
近年では国内のレストランやリフレッシュ施設が充実してきて人気を高めていただけに、これらが利用できなるのは残念です。
クレジットカードに付帯するプライオリティパスでは改悪が続いていて避けられない流れなのかもしれませんね。
当記事でご紹介したおすすめカードでもいつ改悪があるかわかりません。改悪前提でコスト負担の少ないものを選んでご検討いただければと思います。
それでは、また!