台湾(台北)の両替は現地空港がオススメ!予算(いくら)と松山空港での体験レポート!
台湾旅行に出かける際、まず最初に悩むのが「日本円から台湾ドルへの両替をどこで行うか?」「予算はいくら必要か?」という点です。両替に関しては、日本の空港で行なっておけば安心ですが、現地台湾に比べて交換レートは良くないと聞きます。一方、現地台湾(台北)での両替は、空港ですぐにできるのか?危険はないのか?という心配が残ります。そこで今回の記事では、日本(羽田空港)と台北(松山空港)、両方の空港での交換レートの確認と、お得度の比較、および現地台北(松山空港)に到着後、すぐに両替ができる場所を確認してきましたので、詳しくレポートしていきたいと思います。また、今回の台湾旅行で実際に使用した金額から、どれくらい両替すべきかという予算についても考えてみたいと思います。
目次
日本円から台湾ドルへの交換レート:①羽田空港
まずは、今回の台湾旅行の出発地である「羽田空港」で両替する場合の交換レートを確認してみたいと思います。
こちらの写真は、羽田空港国際線ターミナルの非制限エリア、「みずほ銀行」の「外貨両替相場(円貨=>外貨)」になります。
今回の旅行先である台湾の現地通貨である「台湾ドル(TWD)」の欄を確認してみましょう。「4.19」というふうに表示されています。
これは、「1台湾ドルを取得するのに、何円必要になるか?」という見方になります。ですので、この日は「1TWD=4.19円」で取得できるということいなります。
ちなみに、この日の前営業日の外国為替市場の相場(終値)を確認すると「1TWD=3.69円」となっていました。ですので、1台湾ドルあたり「0.50円(=4.19円-3.69円)」が上乗せされているということになります。
日本の銀行の場合、交換手数料は別途必要にはなりませんので、手数料もこの上乗せ分に含まれてることになります。
外国為替市場の相場(終値)が「1TWD=3.69円」でしたので、「1TWD=0.50円」というのは、約13.6%分が手数料も含めて上乗せされているということになります。割合(パーセンテージ)にすると、結構大きい額ですよね・・。
この交換レートで日本円を交換した場合に獲得できる台湾ドルは以下になります(小数点以下は切り捨て)。
<日本の空港で日本円から台湾ドルに交換した場合>
- 1万円=2,386 TWD(=10,000 / 4.19)
- 2万円=4,773 TWD(=20,000 / 4.19)
- 3万円=7,159 TWD(=30,000 / 4.19)
- 4万円=9,546 TWD(=40,000 / 4.19)
- 5万円=11,933 TWD(=50,000 / 4.19)
日本円から台湾ドルへの交換レート:②松山空港(台北)
続いては、現地台北「松山空港」での日本円から台湾ドルへの交換レートを確認したいと思います。
実は、「松山空港」の場合、入国審査後に荷物を受け取ったすぐ後の場所に、外貨両替を行うことができる銀行の窓口が用意されています。
この場所は、まだ制限エリア内なので、旅行者以外の一般の方は入ってこれないため、比較的安全な場所と思われます。
実際の様子はこちらの写真のようになっています。「兆豐國際商銀」と「臺灣銀行」の2軒が並んでいます。
私の場合、右の「臺灣銀行」の方で両替してみました。なぜこちらを選んだかというと、こちらの方が行列が長かったからです(笑)。
今回の台湾旅行は4泊5日の予定でしたので、1日1万円の計算で4万円を交換してみました。
その時の両替の計算書が以下になります。交換レートは「0.26230」となっています。また、手数料が「30TWD」必要だったことがわかります。結果、最終的に得られた台湾ドルは「10,462TWD」となりました。
交換レートの「0.26230」というのは「1円あたりどれだけの台湾ドルに交換できるか?」という見方になります。ですので「1円=0.26230TWD」ということになります。日本人に見慣れた表記にすると「1TWD=3.81円」ということになります。
この日の前営業日の外国為替市場の相場(終値)が「1TWD=3.69円」となっていました。ですので、1台湾ドルあたり「0.12円(=3.81円-3.69円)」が上乗せされているということになります。
台湾の銀行の場合、これに別途手数料(前述の例では30TWD)が必要ということになります。
外国為替市場の相場(終値)が「1TWD=3.69円」でしたので、「1TWD=0.12円」というのは、約3.3%分となります。日本での上乗せ分(約13.6%)に比べて、だいぶ良心的になりましたね。さすが現地台湾といった感じです。
この交換レートで日本円を交換した場合に獲得できる台湾ドルは以下になります(小数点以下は切り捨て)。以下の計算では、手数料も考慮しています。
<台湾(台北)の空港で日本円から台湾ドルに交換した場合>
- 1万円=2,593 TWD(=10,000 x0.26230 -30)
- 2万円=5,216 TWD(=20,000 x0.26230 -30)
- 3万円=7,839 TWD(=30,000 x0.26230 -30)
- 4万円=10,462 TWD(=40,000 x0.26230 -30)
- 5万円=13,085 TWD(=50,000 x0.26230 -30)
台湾(台北)の空港で両替した場合のお得度は?
上記で確認した結果から、現地である台湾(台北)の空港で両替した場合のお得度は以下になります。
今回の場合、台湾(台北)の空港で両替した場合の手数料である30TWDは金額によらず一律ですので、両替する金額が大きくなればなるほどお得度は高くになります。
<台湾(台北)の空港で両替した場合のお得度>
- 1万円:207 TWD(=2,593 – 2,386)、お得度8.7%
- 2万円:443 TWD(=5,216 – 4,773)、お得度9.3%
- 3万円:680 TWD(=7,839 – 7,159)、お得度9.5%
- 4万円:916 TWD(=10,462 – 9,546)、お得9.6%
- 5万円:1,152 TWD(=13,085 – 11,933)、お得度9.7%
お得度は、上記の例で「8.7%から9.7%」にもなります。両替する金額にもよりますが「台湾ドルは日本の空港で両替するよりも現地の空港で両替したほうが、ざっくり10%お得!」というように覚えておけば大丈夫そうです。
私は今回、4万円を交換したわけですが、その場合の得した金額は「916TWD」にもなりました。
「916TWD」といってもピンとこないと思いますが、松山空港から台北市内への移動にタクシーを利用する場合、だいたい150から200TWDぐらいとなります。また、台湾のローカルのお店の食事は日本の半額ぐらいです。
ですので、「916TWD」あれば、松山空港から台北市内まで往復できて、ローカルのお店で昼食も食べられるくらいの価値があります。
以上から、「台湾ドルに交換するなら、日本の空港よりも現地台湾の空港で両替した方が圧倒的にお得!」ということが言えますね。
日本と台湾(台北)の空港で両替する場合のメリットとデメリット
金銭的には、「台湾ドルに交換するなら、日本の空港よりも現地台湾の空港で両替した方が圧倒的にお得!」とうことがわかりましたが、デメリットも存在するので、以下にまとめておきたいと思います。
海外旅行に出かけるのに、現地通貨を全く持っていかないことに不安な方もいらっしゃると思いますので、その場合は、最低金額(たとえば1万円など)だけ日本で交換しておくのも、お守りとして良いかと思います。
<日本の空港で交換する場合>
- メリット
- 日本語が使える
- 事前に現地通貨を確保できる安心感
- デメリット
- 交換レートが悪い(10%ほど損になる)
<台湾の空港で交換する場合>
- メリット
- 交換レートが良い(10%ほど得になる)
- デメリット
- 日本語が使えない
- 事前に現地通貨を確保できる不安感
ただ、JTBやHISなど、大手旅行会社のツアーの場合、現地のガイドさんから、お得なレートで両替を持ちかけられる場合も多いです。
また、ツアーで訪れるようなお土産屋さんの場合、日本円から台湾ドルに良いレートで両替できたり、日本円で買い物できるところも多いので、それほど心配しなくても大丈夫と思います。
台湾旅行に必要な予算は?いくら両替したら良い?
台湾と日本の物価の違い
前述のとおり、台湾は日本に比べて物価が安いです。今回の台湾旅行を通して感じた物価の差は以下のような感じとなります。交通費と食費が特に安く上がるイメージです。
全体的な滞在費用としては、30%から40%オフといった感じになるかと思います。
<日本と台湾との物価の差(体感)>
- 交通費
- タクシー:60%オフぐらい
- MRT:半額ぐらい
- 食費
- ローカルなお店:半額ぐらい
- 老舗・有名店:30%オフぐらい
- 高級店・外資系のお店:日本とあまり変わらない
- 観光
- 観光スポット:日本とあまり変わらない
- マッサージ:40%オフぐらい
台湾でクレジットカードが使えない場所
ただし、台湾ではクレジットカードが使えない場所が意外と多くあります。交通機関では基本使えないと考えた方が良いです。また、ローカルなお店でもクレジットカードはほぼ使えません。
一方で、観光地化されているところの多くではクレジットカードの利用は問題ありませんでした。マッサージも「ほぼ使える」と書いているのは、日本人が訪れるような観光地化されたマッサージ店をイメージしています。
<台湾でクレジットカードが使えない場所>
- 交通費
- タクシー:使えない
- MRT:使えない
- 食費
- ローカルなお店:使えない
- 老舗・有名店:使えることが多い
- 高級店・外資系のお店:ほぼ使える
- 観光
- 観光スポット:ほぼ使える
- マッサージ:ほぼ使える
台湾旅行ではいくら両替したら良い?
私の場合、今回の台湾旅行を夫婦2人で訪れました。そして、台湾(台北)の空港で4万円両替し、「10,462 TWD」を手にいれました。
その後、4泊5日の台湾旅行をしたわけですが、最終的には「約4,000TWD」が余ってしまいました・・。つまり、4泊5日の台湾旅行で「約6,000TWD(=約22,800円)」しか使わなかったことになります。
我が家の場合、海外旅行の際は、持ち歩く現金は少なめにして、クレジットカードが使えるところでは、基本クレジットカードを使うようにしています。
そのような方針もあると思いますが、1日あたり夫婦で6,000円の現金があれば大丈夫だったということになります。想定は1日1万円でしたので、実際は40%オフぐらいだったということですね。
お金の使い方は人ぞれぞれ、千差万別なので難しいところですが、日本で旅行する場合のイメージの、30%から40%オフぐらいのイメージで両替するのが良いのではないかと思います。
台湾旅行でオススメの観光ツアー
台湾旅行では「九份」観光ツアーが一番人気です。個人ではちょっと行きにくい場所でもツアーならバスに乗っているだけで連れていってもらうことができます。
おすすめはこちらの「九份」を散策した後に「夜市」を堪能するツアーです。台湾の見どころを効率良く巡ることができます。
九份に向かうツアーにはいくつかバリエーションがあります。十分「天燈上げ体験」をするツアーも人気がありますね。
予算と内容を比較しながら好みのものをぜひ見つけてみてください。
台湾「九份」観光ツアーに参加してみた体験レポートはこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
台湾旅行2018のスケジュール
今回のゴールデンウィークの台湾旅行のスケジュールは以下になります。全体としては、4泊5日のスケジュールとなります。今回の記事は、台湾旅行1日目、日本円から台湾ドルへの両替の様子となります。
<スケジュール概要>
- 1日目:羽田から台北(松山)に移動(JL97便)、ル・メリディアン台北宿泊 <=今ココ
- 2日目:龍山寺観光、W台北宿泊
- 3日目:九份観光、ウェスティン台北宿泊
- 4日目:101観光、シェラトン・グランド台北宿泊
- 5日目:台北(桃園)から成田に移動(CI104便)
今回の台湾旅行は、陸マイラー活動で貯めたマイルとSPGアメックスのポイントを駆使して、ほぼほぼ無料で豪華な旅を実現しています。詳細はこちらの記事をご参照ください。
最近では2022年にもANAマイルとマリオットポイントを駆使してほぼ無料のハワイ旅行を実現しました。約182万円のプランを18万円ほどまで節約できています。ハワイ旅行の費用はこちらに公開しておりますのでぜひご参照ください。
まとめ
今回は、日本(羽田空港)と台北(松山空港)、両方の空港での交換レートの確認と、お得度の比較、および現地台北(松山空港)に到着後にすぐに両替ができる場所を確認してきましたので、詳しくレポートさせていただきました。
結論としては、現地台湾の空港での両替が圧倒的にお得で、そのお得度は約10%にもなることが確認できました。日本の空港で両替していかないというのは、若干の不安が付きまといますが、台湾では便利な場所に両替できる場所があります。
日本では両替していかないか、日本での両替は最低限に抑えて、現地台湾の空港での両替をオススメします。
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それでは、また!
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