上海浦東空港 エアチャイナラウンジ訪問記!ANAスターアライアンス指定ラウンジをレポート!
イタリア旅行の帰路では、ベネチアからウィーン、上海を経由して東京へ戻るルートを選択しました。上海から東京へのフライトはANAビジネスクラスを利用する予定であったため、上海浦東空港では空港ラウンジを利用することができました。ただし、上海浦東空港にはANAラウンジがないため、同じスターアライアンスである、エアチャイナ(中国国際航空)のラウンジを利用させていただくことになりました。当記事では、上海浦東空港のエアチャイナラウンジ訪問記として、ラウンジの利用資格から、場所と営業時間、ラウンジの雰囲気、食事(フード)とドリンクの品揃え、仮眠室、シャワーの様子まで、詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
エアチャイナ(中国国際航空)ラウンジの利用資格
エアチャイナ(中国国際航空)のラウンジは、一般的には航空会社ラウンジと言われるものです。
利用できるのは、自社であるエアチャイナの上級会員やビジネスクラス、ファーストクラス搭乗者に限定されています。
ただし、エアチャイナはアライアンス(航空会社連合)として「スターアライアンス」に加盟しており、スターアライアンスの上級会員やビジネスクラス、ファーストクラス搭乗者も利用することができます。
エアチャイナラウンジの利用資格をまとめると以下のようになります。
<エアチャイナラウンジの利用資格>
- エアチャイナの上級会員やビジネスクラス、ファーストクラス搭乗者
- スターアライアンスの上級会員やビジネスクラス、ファーストクラス搭乗者
私は今回、ANAビジネスクラスを利用して、上海(浦東空港)から東京(成田空港)へ移動する予定でしたが、上海浦東空港にはANAラウンジがありません。
チェックイン時、上海浦東空港で確認すると、こちらのエアチャイナラウンジが指定ラウンジとなっていたため、利用させていただくことになりました。
上海浦東空港のエアチャイナラウンジの場所
上海浦東空港のエアチャイナラウンジは、出国審査と保安検査を抜けた後の制限エリアに位置しています。
以下は今回利用した「第2ターミナル」の地図となりますが、目指すエアチャイナラウンジは「No71ラウンジ」と表記されており、「D71」ゲート近くのエスカレーターを昇った4階に位置しています。
<上海浦東空港:第2ターミナル(3階)のマップ>
ちなみに、「No77ラウンジ」は、スカイチーム加盟の「中国東方航空」のラウンジです。スターアライアンス加盟のANA便の場合は利用できませんのでご注意ください。
上海浦東空港のエアチャイナラウンジの訪問レポート
それでは、前置きが少々長くなりましたが、ここからは、上海浦東空港のエアチャイナラウンジの訪問レポートをお送りしたいと思います。
ラウンジの場所と行きかた
上海浦東空港のエアチャイナラウンジは、出国審査と保安検査を抜けた後の制限エリアに位置しています。
空港内の案内板には「71、75号空港ラウンジ(First Class Lounge No71,75)」と記載されています。エアチャイナラウンジとは記載されていませんので注意が必要です。
エアチャイナラウンジは、エスカレータを上がった4階に位置していますので、案内板にしたがって上のフロアに移動しましょう。
エスカレーターをあがった4階のフロアはフードエリアになっています。香港でよく見かける「許留山(HUI LAU SHAN)」などがテナントとして入居しています。目指すラウンジは、こちら「許留山」の裏側になります。
こちらが、目指すエアチャイナラウンジの入り口になります。ここまでくると「AIR CHINA(中国国際航空))」という記載が確認できますね。
手前の看板には、利用することができる航空会社の名前が列挙されていますので確認しておきましょう。今回私が利用する「ANA」も記載されているのがわかりますね。
ラウンジの全体像と雰囲気
先ほどの入り口を奥へと進んでいくと、ラウンジのレセプションがあります。こちらで、チケットやステータスカードなど、必要書類を提示することで、ラウンジの入館が許可されるシステムになっています。
今回我々は、ANAビジネスクラスの利用でしたので、チケットの提示のみでスムーズに入館することができました。
それでは早速中に入ってみましょう。
こちらのエアチャイナラウンジは、4階と5階の2フロア構成になっています。フロア間はエスカレーターで移動するようになっています。
こちらは4階のソファースペース。広々としたスペースにソファーがずらずらっと並べられています。
こちらも、同じく4階のソファースペース。窓側の方が明るいイメージがありますね。
4階と5階では、広さや雰囲気、ソファーコーナーなどの基本的な仕様に変わりはありませんが、設備が若干異なっています。
4階にバーカウンター、5階にはビュッフェコーナーの他、シャワールームや仮眠室がそれぞれ設置されているような形になります。
<エアチャイナラウンジ:4階と5階の設備の違い>
- 4階:バーカウンター
- 5階:ビュッフェコーナー、シャワールーム、仮眠室
5階の方が設備が充実しているため、基本的には5階の方が人気があります。相対的に、5階の方が人が多くなっていますので、食事(フード)を食べる予定がない方は、4階の方が静かに過ごすことができます。
ただ、全体的に広さには余裕があるため、混雑して満席、というようなことにはならなそうではあります。
4階:バーカウンター
4階のバーカウンターはこんな感じです。中央にカウンター、周辺にチェアが配置されており、中央にはスタッフの方が常駐しています。
スタッフの方にお願いすると、洋酒などを組み合わせたカクテルなどを作っていただけます。
また、バーカウンターの周辺には冷蔵庫が用意されており、こちらから好きなドリンクをいただくことができます。
冷蔵庫の中には、お水やコカコーラー、炭酸水の他、ビールも用意されています。ビールはバドワイザーや中国メーカーのものの他、アサヒのものも用意されていました。
色々な銘柄を楽しめるのは良いですね。
5階:ビュッフェコーナー
5階のビュッフェコーナーはこんな感じです。ホットミールとコールドミール、両方が用意されています。品揃えとしては、中華と洋食が半々といった感じの印象でした。
こちらは、中華。我々が訪れたのは朝8時ごろでしたので、朝食っぽいものが並んでいました。洋食としては、ソーセージやベーコンなど、朝食の定番のものが用意されていました。
こちらはパンコーナー。食事パンが数種類用意されています。トースターがあるのは嬉しいポイントですね。
こちらはフルーツ。パイナップルとスイカ、バナナ、などなど。
デザートの用意もありました。ミニケーキですね。
ドリンクについては、オレンジジュースやアップルジュースなどのコールドドリンクの他、コーヒーや紅茶の用意もありました。紅茶の茶葉は「TWININGS」ですね。
また、カップラーメンも合わせて用意されていました。
そんなこんなで、この日はそれほどお腹が空いていませんでしたので、麺を少しだけいただきました。味の方は、まあまあといった感じでしょうか。
仮眠室
こちらの、エアチャイナラウンジには、仮眠室の用意もあります。特に、申告しなくても利用できるようでした。
仮眠室の中はこんな感じで、ベッドが用意されています。清潔に維持されているようでしたので、待ち時間が長い場合は役立ちそうです。
シャワールーム
こちらの、エアチャイナラウンジには、シャワールームも用意されています。シャワールームを利用するには、シャワールーム近くのカウンターで申請する必要があります。その際、チケットを預ける必要があります。
また、シャワールームは人気があり、かなりの待ち時間が発生する場合があるようです。私の場合は朝の時間にもかかわらず、利用まで30分ほど待つことになりました。
シャワールームを利用する際は、最初にカウンターに行って、待ち時間を確認するのが良さそうです。
シャワールームの中はこんな感じです。いたってシンプルな作りです。洗面台とトイレ、シャワーブースが配置されています。利用の都度清掃が入るため、清潔に維持されています。
シャワーブースの中はこんな感じです。可動式のハンドシャワーが用意されています。
アメニティーとしては、ボトルでシャンプーとコンディショナー、ボディーソープが用意されていました。詰め替え用のボトルに入っているため、ブランドは不明です(笑)。
洗面台の脇には、お水の他、歯ブラシやカミソリ、ティッシュなども用意されていました。また、ドライヤーもありますので、髪の毛を洗っても大丈夫です。
タオルはこちらのように、バスタオルとフェイスタオルの2種類が用意されています。ビニール袋に入って提供されていますので、清潔感を感じます。安心して利用することができました。
イタリア旅行2019のスケジュール
今回の記事は、2019年ゴールデンウィークの「イタリア旅行」の一部としてご紹介しました。「イタリア旅行2019」全体のスケジュールは以下のようになっています。
<イタリア旅行2019のスケジュール>
- 1日目:東京(羽田)からイタリア(ローマ)に移動。セントレジス ローマに宿泊
- 2日目:ローマ観光。セントレジス ローマに宿泊
- 3日目:ローマからフィレンツェに移動。セントレジス フィレンツェに宿泊
- 4日目:フィレンツェからヴェネツィアに移動。ダニエリ(ヴェネツィア)に宿泊
- 5日目:ヴェネツィア観光。ダニエリ(ヴェネツィア)に宿泊
- 6日目:イタリア(ヴェネツィア)から東京(成田)に移動 <=今ここ
- 7日目:東京(成田)に帰国
今回のイタリア旅行はビジネスクラスと高級ホテルを利用した豪華なものですが、貯めたANAマイルとSPGアメックスのポイントで、ほぼ無料で実現しています。
陸マイラー的なANAマイルの貯め方とSPGアメックスの特典とメリット・デメリットは以下の記事をそれぞれご参照ください。
まとめ
今回は、上海浦東空港のエアチャイナラウンジを、ラウンジの利用資格から、場所と営業時間、ラウンジの雰囲気、食事(フード)とドリンクの品揃え、仮眠室、シャワーの様子まで、詳しくご紹介しました。
エアチャイナラウンジは、広さに余裕があり、ソファーの数も豊富、雰囲気も良く、快適に利用できる空間になっていました。仮眠室やシャワールームも清潔に維持されており、安心して利用することができました。
食事(フード)とドリンクの品揃えについては、高級感はありませんが味もまずまずで、空腹時に利用するには十分ではないかと思います。
いずれにしても、搭乗時間ギリギリまで、ドリンクをいただきながら、ゆっくりと寛ぐことができました。いつもながら、空港ラウンジを利用できるというのは、ありがたいことですね。
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それでは、また!
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