海外旅行や出張で飛行機を利用する機会が多い方に朗報です!楽天モバイルが、2025年4月から「機内ローミング」サービスを開始しました。これにより、飛行機の中でもスマホでデータ通信できるようになります。当記事では、対象となる航空会社から料金、利用方法(設定方法)、注意点まで詳しく解説します。
目次
楽天モバイルがついに機内ローミング対応!
対応航空会社の機内でインターネット通信が可能に
2025年4月から楽天モバイルでは「機内ローミング」サービスの提供を正式に開始しました。
これにより、対応している航空会社の飛行機内でも、スマホでインターネット通信ができるようになります。
海外旅行や出張の多いユーザーにとって、機内でもスムーズに連絡や情報収集ができるのは嬉しいニュースですね。
<機内ローミングでできること>
- 飛行中もSNSやメールのチェックができる
- 観光地やレストランの最新情報を検索できる
機内ローミングとは?基本を解説
航空機内でデータ通信や通話が可能になるサービス
「機内ローミング」とは、航空機内で携帯電話回線(モバイルネットワーク)を使って、データ通信や通話ができるサービスです。
通常、飛行機が離陸すると機内モードにする必要がありますが、機内ローミング対応便では特別なネットワークに接続することで利用が可能になります。
機内Wi-Fiとは違い、スマホの電波をそのまま使えるのが大きな特徴となっています。
楽天モバイルの機内ローミングの料金はいくら?無料で使える?
海外データ通信 毎月2GB無料の範囲内
楽天モバイルの機内ローミング料金は、「Rakuten最強プラン」の海外ローミングと同じ扱いとなります。
「Rakuten最強プラン」では、海外(90の国と地域)で毎月2GBまで無料でデータ通信が可能になっています(※プランのデータ容量に加算)。
機内ローミングでのデータ通信も、この2GB無料の範囲に含まれるというわけです。
これは嬉しすぎますね!
データ通信だけでなく、国際通話や国際SMSサービスも利用可能です。ただしこちらは2GB無料の範囲外で、都度別料金が必要となるため注意が必要となっています。
ちなみに、毎月設定される2GB分を使い切ってしまった場合は1GBあたり500円でチャージすることができます。
ポイントをまとめると以下のようになります。
<ポイント>
- 2GB/月までは無料(海外ローミング分と共通)
- 2GB超過後は、最大通信速度128kbpsに制限
- 高速データ通信を追加購入することも可能
- 国際通話や国際SMSサービスは別料金
機内ローミングが使える航空会社と機体は?
対象航空会社と機体は限られる
機内ローミングが可能な航空会社や機体は以下になります(2025年4月時点)。
<機内ローミングが可能な航空会社と機体>
航空会社 | 機体 |
---|---|
Aer Lingus | A330 Aircraft |
Asiana Airlines | A350 Aircraft |
Biman Bangladesh Airlines | B787 Aircraft |
Cathay Pacific | A350 Aircraft |
EgyptAir | B787 Aircraft |
Emirates airline | B777 Aircraft |
Etihad Airways | A350 Aircraft, B777 Aircraft, B787 Aircraft |
EVA Air | B777 Aircraft |
ITA Airways | A330 Aircraft |
Kuwait Airways | B777 Aircraft |
Lufthansa | A330 Aircraft, A340 Aircraft, A350 Aircraft, A380 Aircraft, B747 Aircraft |
Malaysia Airlines | A350 Aircraft |
SAS Scandinavian Airlines | A330 Aircraft |
Singapore Airlines | A350 Aircraft, B777 Aircraft, B787 Aircraft |
SWISS | A330 Aircraft, A340 Aircraft, B777 Aircraft |
Tap Air Portugal | A330 Aircraft |
Turkish Airlines | A330 Aircraft, A350 Aircraft, B777 Aircraft, B787 Aircraft |
Uzbekistan Airways | B787 Aircraft |
残念ながらANAやJALといった日系航空会社はリストに含まれていません。
ただし、日本発着便もある以下のような航空会社は対応しています。機体は限られるものの、意外と利用できるチャンスがやってくるかもしれませんね。
<日本発着便のある航空会社(例)>
- アシアナ航空、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空、エティハド航空、ルフトハンザ航空、マレーシア航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、トルコ航空
利用方法は?事前設定と接続手順をわかりやすく解説
追加の申込は必要なし
機内ローミングを使つために、追加の申込は必要ありません。また、今使っているスマホをそのまま利用することができます。
ただし、簡単な設定を済ませておく必要があります。
my 楽天モバイルのアプリで設定を確認
具体的には「my 楽天モバイル」アプリの契約プランの項目で以下3つの項目を「ON」にしておく必要があります。
デフォルトでは「ON」になっているようですが利用する場合は事前に確認しておきましょう。
搭乗後にデータ通信を行うための3ステップ
まず、離陸前には乗務員の指示に従って機内モードを「ON」にする必要があります。
その後、「携帯電話利用禁止のサイン」が消灯したら以下3ステップを実施するという流れになります。
<搭乗後にデータ通信を行うための3ステップ>
- 機内モードを解除
- 飛行機が離陸し「携帯電話利用禁止のサイン」が消灯したら、スマートフォンの機内モードをOFF
- モバイル通信が「AeroMobile」に接続されているか確認
- デバイスのモバイル通信が「AeroMobile」に接続されているか確認
- 自動的に接続されていない場合は、手動で「AeroMobile」を選択
- 接続完了
- ネットワークの接続が完了すると「AeroMobile」からSMSが届き、データ通信が利用可能に
ちなみに、着陸前には再び乗務員の指示にしたがって機内モードを「ON」にする必要があります。忘れないように注意しましょう。
また、着陸後は機内モードを「OFF」にすることで海外ローミングによりデータ通信が可能になります(ローミングの対象国と地域の場合)。
機内ローミングが可能になれば、搭乗前、搭乗中、搭乗後とシームレスにデータ通信が可能になるのは魅力的ですね。
機内ローミング利用時の注意点
機内ローミングを使う際は、以下の点に注意しましょう。
<注意点>
- 対象航空会社・路線か事前に確認
- 全便で使えるわけではないので注意しましょう
- データ通信量の管理
- 2GBを超えると速度制限がかかるため、動画視聴や大容量ファイルのダウンロードは控えましょう
- 電波の状況により接続が不安定になる場合あり
- 飛行中の電波環境は地上と異なり、安定しないこともあります
- 離着陸の準備中には利用できない
- 乗務員の指示に従って機内モードを「ON」にしましょう
海外データ通信の使い分け方法
楽天モバイルをメインにeSIMをサブで活用
私の場合は「楽天モバイル」をメインとして活用しています。
年3回ほど海外旅行に出かけるため特別な手続きをしなくてもすぐに海外で繋がる楽天モバイルはとても便利です。
無料で使えるのは毎月2GBまでですが、LINEやSNSのチェック、GoogleMapの参照ぐらいなら問題になりません(数日の滞在前提)。
その際、YouTubeやInstagramの動画視聴などはデータ容量が大きくなるのでホテルWiFiと併用するのが重要です。
一方で、国によってはうまくローミングされなかったり、データ通信速度が出ない場合もあるため、サブとしてKLOOKやAiraloのeSIMをサブとして確保しています。
KLOOKでは国によって100円からeSIMを購入できますしAiraloも価格がリーズナブルなので比較しながら利用しています。
KLOOKは、こちらのクーポンコード適用で6%の割引を受けることができます(1,000円以上の購入で最大1,000円の割引)。
- クーポンコード:PIPINOBUKLOOK
また、KLOOKの利用が初めての方であればこちらのリンク経由の新規登録で「500円オフ」のクーポンも獲得できます。ぜひご活用ください。
Airaloの使い方とメリット、デメリットはこちらの記事で解説しています。併せてご参照ください。
まとめ:楽天モバイルの機内ローミングは旅行・出張の強い味方!
楽天モバイルの機内ローミング対応により、飛行機内でのスマホ利用がより身近になりました。
特に海外出張や旅行で頻繁に飛行機を利用する人にとって、通信の心配が減るのは大きなメリットです。
楽天モバイルユーザーは、ぜひ事前設定を済ませて、快適な空の旅を楽しみましょう!
それでは、また!
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