MIXI M(ミクシィエム)とは?メリットとデメリット、お得な使い方を徹底解説!
MIXI M(ミクシィエム)は「株式会社MIXI」は発行する決済手段です。プリペイドカード機能として人気があります。ポイント還元率は0%(なし)となっていますが、エポスゴールドカードと組み合わせることで最大2.6%という高い数字を実現できるため人気を高めています。当記事では、MIXI M(ミクシィエム)とはという基本から特徴、メリット、デメリット、お得な使い方まで詳しくご紹介していきます。
更新履歴(2023年8月4日):最新情報に更新しました。
目次
MIXI M(ミクシィエム)とは
MIXI(ミクシィ)株式会社が提供するウォレットサービス
MIXI M(ミクシィエム)は、インターネット事業を展開する「株式会社MIXI」が提供するウォレットサービスです。
「ID基盤」「コミュニケーション」「課金・決算」「アセット管理」という全部で4つの機能で構成されています。中でも代表的な機能となっているのが「課金・決算」です。
プリペイドカード機能を目当てに多くの方が利用
課金・決算の中には、VISA/JCBブランドカード決済というものがあります。
<課金・決算機能>
- MIXI M WALLET決済
- VISA/JCBブランドカード決済<=プリペイドカード機能
- ユーザー間決済
これがいわゆる「プリペイドカード機能」となっており、多くの方はこの機能を目当てにMIXI M(ミクシィエム)を利用しています。
当記事でもここから機能は基本的に「プリペイドカード機能」に絞ってご紹介していきます。
紹介は必要なく誰でも無料で利用可能
MIXI M(ミクシィエム)のプリペイドカード機能は、かつては「6gram(ロクグラム)」という名称になっていました。
6gram(ロクグラム)の時代は招待制となっていましたが、MIXI M(ミクシィエム)になってからは誰でも利用することができます。
MIXI M(ミクシィエム)は、入会金や年会費などは必要なく、無料で利用することができます。
利用するにはスマホアプリをダンロードする必要があります。
MIXI M(ミクシィエム)の特徴とメリット
プリペイドカードとしてのポイント還元率は0%(なし)
MIXI M(ミクシィエム)は、プリペイドカード決済時のポイント還元率は「0%」です。つまりポイント還元が「ない」という形になっています。
ただし、VISAとMastercardブランドのクレジットカードからチャージすることができ、チャージする側でポイント還元を受けることができます。
ApplePayとGooglePayに対応しており「QUICPay+」の加盟店でタッチ決済することができます。
また、VISAとJCBブランドのバーチャルカードを発行することができネット決済に利用することができます。
3Dセキュアにも対応していますので、セキュリティが厳しいサイトでも利用可能となっています。
バーチャルカードは最大30枚まで発行することができます。それぞれに個別の番号が発行されますので、信頼性の高いサイトと低いサイトというように使い分けられるのは面白い特徴です。
ただし、最初の1枚目は無料で発行できますが、2枚目以降は追加発行費用として100円が必要となるため注意が必要です。
基本情報を表でまとめると以下のようになります。
<MIXI M(ミクシィエム)の基本情報>
名称 | MIXI M(ミクシィエム) |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0%(なし) |
チャージ方法 | クレジットカード(VISA/Master) 銀行振込 ApplePay |
決済方法 | バーチャルカード(3Dセキュア対応) QUICPay+ 物理カード |
発行手数料 | バーチャルカード(1枚目無料、2枚目以降1枚100円) QUICPay+(無料) 物理カード(1,000円) |
ちなみに、6gram(ロクグラム)からMIXI M(ミクシィエム)にリブランドしたタイミングで物理カード(リアルカード)の発行は長い間休止されていました。
しかしながら、2023年5月16日からこの物理カードの発行が再開されることになりました。物理カードが利用できない点はMIXI M(ミクシィエム)のデメリットになりましたので、待っていた方には朗報となっています。
エポスゴールドカードからのチャージで最大2.6%のポイント還元
MIXI M(ミクシィエム)自体のポイント還元率は「0%」ということでぱっと見からは魅力を感じることはできませんね。
しかしながら、MIXI M(ミクシィエム)はポイ活ユーザー界隈では絶大な人気を誇っています。
なぜなら、エポスゴールドカードからのチャージでポイント還元率が最大2.6%の決済手段に生まれ変わるからです。
エポスゴールドカードの基本的なポイント還元率は0.5%です。ただし、選べるポイントアップに選択した店舗ではポイント還元率を1%上乗せすることができます(3つまで登録可能です)。
この選べるポイントアップには「MIXI」があるため、これを選択することでMIXI M(ミクシィエム)へのチャージでの還元率を1%高めることができるという訳です。
また、エポスゴールドカードは年100円の決済で1%還元、ファミリー登録時の100万円決済で0.1%の還元もそれぞれ上乗せすることができます。
そのため、MIXI M(ミクシィエム)へのチャージで最大2.6%のポイント還元を受けられるという計算になります。
<エポスゴールドカードからMIXI Mへのポイント還元率>
- ①基本還元率:0.5%
- ②選べるポイントアップ:+1%
- ③年100万円決済:+1%
- ④ファミリー登録&100万円決済:0.1%
- 合計(①から④):最大2.6%
これは、エポスゴールドカードから100万円ちょうどをMIXI M(ミクシィエム)にチャージした際に実現できるポイント還元率です。獲得できるのはエポスポイントになります。
100万円未満の場合は①+②の合計となる1.5%還元となります。また、100万円以上の場合は還元率が2.6%から少しずつ下がっていく形になりますので注意が必要です。
いずれにしても、最大で2.6%のポイント還元というのは驚異的な数字ですね。
MIXI M(ミクシィエム)はプレペイドカードということでいくらチャージしたか見えやすくなっています。年間のチャージ額がちょうど100万円になるように計画的に利用したいですね。
2023年9月1日から「MIXI」は選べるポイントアップの対象外になります。そのため最大2.6%還元は8月31日までとなります。9月1日からは最大1.6%となります。
エポスゴールドカードの還元率やメリット、デメリットの詳細はこちらの記事をご参照ください。
エポスゴールドカードは招待(インビテーション)からの発行で年会費無料で維持できるのが嬉しい特徴です。
また、陸マイラーの方であればエポスポイントの代わりにJRキューポが貯まる「JQ CARDエポスゴールド」も人気があります。こちらも合わせてご参照ください。
MIXI M(ミクシィエム)のお得な使い方
ApplePayからのSuicaチャージで最大2.6%のポイント還元
2023年9月1日から「モバイルスイカ」は選べるポイントアップの対象外になります。そのため最大2.6%還元は8月31日までとなります。9月1日からは最大1.6%となります。
MIXI M(ミクシィエム)はApplePayに登録することでSuicaにチャージすることもできます。
MIXI M(ミクシィエム)は先ほどご紹介したようにエポスゴールドカードからのチャージでポイント還元率が最大2.6%になっています。
そのため、Suicaへのチャージでも最大2.6%のポイント還元を実現することができます。
多くのクレジットカードではSuicaのような電子マネーへのチャージではポイント還元率が「なし」になっています。そんな中で高いポイント還元率を実現できるのは嬉しいですね。
ちなみに、エポスゴールドカードの選べるポイントアップには「Suica」も存在します。
そのため、MIXI M(ミクシィエム)を挟まなくてもエポスゴールドカードからのチャージでポイント還元率2.6%を実現することはできます。
ただし、選べるポイントアップは3つしか選ぶことができません、「Suica」専用でひと枠使ってしまうよりも汎用性の高いMIXI M(ミクシィエム)で使用した方が枠を有効活用できるという効果があります。
GooglePayからはSuicaにチャージできないようです。ご注意ください。
ApplePayからのファミペイチャージで最大4.1%のポイント還元
2023年7月14日より「MIXI M」から「ファミペイ」および「ANA Pay」へのチャージは停止されることになりました。残念・・。
ファミペイにApplePay経由でMIXI M(ミクシィエム)からチャージできるようになりました。これにより楽天ギフトカードをポイント還元率3.1%で購入することができます。
<ファミペイでのポイント還元関連図(ApplePay対応>
楽天ギフトカードでチャージできる「楽天キャッシュ」は楽天関連のサービスで現金同等の価値として利用できます。楽天ペイの請求書払いや楽天証券の投信積立にも対応しています。
楽天ペイの請求書払いでは公共料金や地方税(固定資産税、自動車税、住民税)のキャッシュレス納付ができますから、この「楽天キャッシュ」を高いポイント還元率で購入できるのは非常に魅力的ですね。
ただし、ApplePay経由でのファミペイチャージの上限は、1回あたり5,000円、1日あたり15,000円、1ヶ月あたり20,000円という上限が設定されています。
上限は高くないため注意が必要ですね。
<ApplePay経由でのチャージ上限>
金額 | 回数 | |
1回あたり | 5千円 | ー |
1日あたり | 1万5千円まで | 1日3回まで |
1ヶ月あたり | 2万円まで | 1ヶ月あたりのチャージ回数制限なし |
ちなみに、ファミペイでは毎月5と0のつく日にPOSAカードを購入すると1.5%還元になるキャンペーンを実施しています。
決済時のポイント還元率は0.5%ですが、これに1.0%が上乗せになるという内容です。
こちらのキャンペーンは2023年5月からは「楽天ギフトカード」「楽天Edyギフトカード」は対象外になってしまいました。
ただし、逆に言えばこれ以外の「Amazonギフト券」や「バニラVisaギフトカード」はこの最大1.5%還元の対象になってます。
MIXI M(ミクシィエム)の最大2.6%と組み合わせれば最大4.1%のポイント還元を実現できるという計算になりますね。
「Amazonギフト券」や「バニラVisaギフトカード」を購入してAmazonギフト券残高にチャージすれば、Amazonでのショッピングはもとより、AmazonPayで国税の支払いにも活用できます。
こちらも非常に魅力的ですね。
楽天ギフトカードをコンビニでお得に購入する方法はこちらの記事で解説しています。
また、国税のスマホアプリ決済の詳細についてはこちらの記事を解説しています。合わせてご参照ください。
MIXI M(ミクシィエム)のデメリットと注意点
残高の有効期限は3年間
チャージ残高の有効期限は3年間となっています。無期限ではありませんので注意が必要です。
ただし、チャージもしくは決済などで残高が増減した場合は、そこから3年間という計算になります。3年間に1回でも利用していれば消失することはないという訳ですね。この点は安心できますね。
アカウント内の残高がチャージ及び決済利用等で残高の増減が発生した最後の日、またはリアルカードを有効化した日から3年を経過した日に無効となります。
ちなみに、MIXI M(ミクシィエム)のチャージ残高は1,000万円までと非常に高い値になっています。
本人確認しない場合はチャージ上限も利用上限も低い
MIXI M(ミクシィエム)は、クレジットカードか銀行振込、ApplePayでチャージすることができます。
チャージ上限は本人確認「あり」の場合と「なし」の場合で異なるため注意が必要です。具体的には以下のようになっています。
<チャージ上限>
本人確認「あり」 1回・1日 / 1月 |
本人確認「なし」 1回・1日 / 1月 |
|
クレジットカード | 50万円 / 50万円 | 10万円 / 10万円 |
ApplePay | 50万円 / 50万円 | 10万円 / 10万円 |
銀行振込 | 1,000万円 / 1億円 | 10万円 / 10万円 |
本人確認「なし」の場合、チャージ上限はどの方法を利用してもひと月あたり10万円が上限となっています。また、クレジットカードとApplePayのチャージ上限は共通となってますので注意が必要です。
利用上限は以下になります。こちらも本人確認「なし」の場合はひつ月あたり3万円までと低く設定されています。
<利用上限>
本人確認「あり」 ひと月 |
本人確認「なし」 ひと月 |
|
カード決済 | 50万円 | 3万円 |
QUICPay決済 | 50万円 | 3万円 |
エポスゴールドカードでポイント還元率2.6%を狙う場合は年100万円の利用が条件となりますので、それと比べると本人確認「なし」の場合のチャージ上限と利用上限はどちらも物足りないものです。
エポスゴールドカードとの組み合わせを考えている方は早めに本人確認を済ませておくのがオススメですね。
本人確認はアプリから「アカウント=>個人情報=>本人確認」と進んでいくことで行えます。本人確認書類は「運転免許証」もしくは「マイナンバーカード」が必要となっています。
チャージ元のクレジットカードはVISAとMastercard限定で3Dセキュアに対応している必要あり
MIXI M(ミクシィエム)のクレジットカードチャージできるのはVISAとMastercardブランドに限られています。
アメックス(AMEX)は非対応となっているため注意が必要です。
また、チャージ時には3Dセキュアの認証が入ります。そのため、チャージ元が3Dセキュアに対応している必要があります。
加えて、チャージ元のクレジットカードでは、MIXI M(ミクシィエム)をポイント還元の対象外と設定しているところもあります。これはカード会社ごとに異なりますので、チャージする前には一度確認するようにしましょう。
アメックスからチャージ可能なプリペイドカードは「B/43」が定番です。詳細はこちらをご参照ください。
リアルカード(物理カード)は新規発行が再開も手数料が1,000円必要
記事の前半でご紹介したとおり、MIXI M(ミクシィエム)ではリアルカード(物理カード)の新規発行が長い間休止されていました。
しかしながら、2023年5月16日からリアルカードの新規発行が再開されることになりました。発行手数料は1,000円になっています。
券面はこちらになります。白と黒の2色展開で、6gramの時代から踏襲した半透明なデザインが特徴的です。シンプルでおしゃれですね。
リアルカード(物理カード)の仕様は以下のようになっています。
<リアルカード(物理カード)の仕様>
利用可能店舗 | Visa加盟店(対面決済のみ) |
月間決済上限額 | 50万円 ※アカウント合算 |
保有可能枚数 | 2枚(各色最大1枚ずつ) |
有効期限 | 3年 |
発行手数料 | 1,000円(税込) |
条件 | 本人確認必須 |
利用可能な決済手段 | Visaタッチ決済、ICチップ、磁気ストライプ、オンライン決済 |
物理カードの国際ブランドはVISAになっています。
VISAの加盟店は世界中にあるため、リアルカードがあればMIXI M(ミクシィエム)の利用範囲がグッと広がるのがメリットです。
また、リアルカードは「Visaタッチ決済」に対応しています。海外では地下鉄やバスなどでもVisaタッチ決済が利用できるところが多いため、海外でMIXI M(ミクシィエム)を活用した場合に活躍しそうです。
ただし、MIXI M(ミクシィエム)の海外手数料は3%です。一般的なクレジットカードでは2%前後の設定が多いため割高な印象です。
加えて、リアルカードを新規発行するには1,000円の手数料が必要になります。日本国内では「QUICPay+」と「バーチャルカード」があればリアルカードが必要になるシーンは少ないはずです。
1,000円の手数料を払ってまで物理カードを発行する必要があるのか良く検討しましょう。
ちなみに、過去に「6gramリアルカード」を発行して保有している方でもMIXI M(ミクシィエム)のリアルカードを追加で発行することが可能になっています(重複して保有するメリットはありませんが・・)。
海外旅行で利用するなら「Revolut(レボリュート)」がおすすめです。海外両替やデビットカード決済の手数料が無料で有利なレートが適用されます。国際ATMで現地通貨を引き出せるのも魅力です。
MIXI M(ミクシィエム)のキャンペーン
リアルカード発行&3ヶ月加入プランがキャンペーン価格の1,000円に
MIXI M(ミクシィエム)ではリアルカードの新規発行再開と同時に「プレミアム会員」というサブスクリプションサービスをスタートしました。
プレミアム会員ではプラン内容として以下のような特典を受けることができます。
<プレミアム会員の特典>
- ①リアルカード発行クーポン<=初回入会のみ
- ②便利なサービスが利用可能に
- 月ごとにバーチャルカードが3枚まで無料発行可能
- (保有上限30枚に達している場合は発行不可)
- ガソリンスタンド・ホテルでのリアルカード決済が可能
- 残高の受取手数料が毎月5,000円まで無料
- 海外加盟店での決済手数料が無料
プレミアム会員の月額会費は「480円」ですが、初回入会に限り3ヶ月間「1,000円」で利用でき、「リアルカード発行クーポン」がセットとなっています。
つまり、通常であれば2,480円分の価値のあるものが1,000円で体験できるというわけですね。
リアルカード発行手数料は1,000円でしたので、3ヶ月分のプレミアム会員の月額費用が実質無料になるという計算です。
リアルカードを発行予定の方はプレミアム会員の特典をお試しできて良いかもしれません。こちらは2023年7月15日9月15日までの期間限定のキャンペーンとなっています。
詳細についてはこちら公式サイトをご参照ください。
当初のキャンペーン期限は2023年7月15日まででしたが9月15日までと2ヶ月間延長されました。
まとめ
今回は、MIXI M(ミクシィエム)の基本からメリット、デメリットまで詳しくご紹介しました。
MIXI M(ミクシィエム)自体はポイント還元率0%となっているため、単体では魅力の薄い決済手段となっています。
しかしながら、エポスゴールドカードと組み合わせることで最大2.6%のポイント還元率を実現することができるため評価が一変します。
そのため、ポイ活ユーザー界隈でも最高水準のポイント還元率を誇る決済手段として非常に高い人気を誇っています。
リアルカード(物理カード)の新規発行が停止されていたのがデメリットでしたが、これも2023年5月16日になり遂に再開されました。
これにより、決済手段としてはオンライン決済(VisaとJCB)、タッチ決済(QUICPay+とVisa)、対面決済(Visa)と死角がなくなりました。
年会費無料で利用できますので、ポイント還元率にこだわる方は一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
ポイ活には欠かせないポイントサイトであるモッピーでは入会キャンペーンを実施しており条件クリアで2,000円分のポイントがもらえます。こちらもぜひご活用ください。
それでは、また!