三井住友カードのプライオリティパスが改悪!国内のレストランやリフレッシュ施設が対象外に!
三井住友カードからプライオリティパス(Priority Pass)に関するサービス内容改定の発表がありました。日本国内のレストラン(食事)やリフレッシュ施設の利用を対象外とするものです。プライオリティパスでは楽天カードやJCB、UFJニコスでも改悪がありましたがこれに続くものですね。以下で詳しく確認していきたいと思います。
目次
三井住友カードのプライオリティパスが改悪
2025年4月1日から国内のレストラン(食事)やリフレッシュ施設が対象外
三井住友カードからプライオリティパス(Priority Pass)に関するサービス内容改定の発表がありました。内容としては、以下4つの項目から構成されています。
<サービス改定内容>
改訂前 | 改定後 | |
(1)会員証 | プライオリティパス・パス専用カード(プラスチック製) | デジタル会員証 |
(2)申込方法 | メンバーズセレクションでプライオリティ・パスを選択 | 専用ページにて申し込み |
(3)同伴料金 | 1名につき$29 | 1名につき$35 |
(4)対象施設 | 国内外の全ての施設 | 国内はラウンジ施設のみ(レストランやリフレッシュ施設は対象外) 海外の全ての施設 |
(1)と(2)は提供方式および申込み方法の変更であり改悪ではありません。
一方で(3)は同伴料金の値上げで改悪となります。1ドル150円で計算すると改訂前「4,350円」から「5,250円」と一人あたり900円ほどの値上げとなります。
そして(4)は国内ではラウンジ施設のみを対象とするものです。最近人気を集めるレストラン(食事)やリフレッシュ施設は対象外となってしまいます。
海外ではこれまでどおり全ての施設が利用できるというのはせめてもの救いですが、改悪であるのは間違いありませんね。
改悪が適用されるのは「2025年4月1日」の利用からとなります。
改悪の影響を受ける三井住友のプラチナカード
三井住友カードでプライオリティパスが付帯となるのは以下のカードになります。これらプラチナカードが今回の改悪の影響を受けるという形になります。
<対象のプラチナカード>
- 三井住友カードプラチナ
- 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
- 三井住友ビジネスプラチナカード
- 提携ビジネスカード for Owners プラチナ
- 但馬銀行ビジネスカード for Owners プラチナ
- 伊予銀行ビジネスカード for Owners プラチナ
- 阿波銀ビジネスプラチナカード for Owners
- 長野銀行ビジネスカード for Owners プラチナ
- 筑波銀行ビジネスカード for Owners プラチナ
- 京都ビジネスカード for Owners プラチナ
- ANA VISAプラチナ プレミアムカード
陸マイラーの中で親しみがあるのは「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」です。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは年会費が「88,000円(税込)」と高額ながら、マイル還元率が最大1.5%で、ANAラウンジ(日本国内)やプライオリティパスが付帯とサービスが充実していました。
この高額なクレジットカードに付帯するプライオリティパスでサービス内容が制限されるというのは残念すぎますね。
サービス内容改定の詳細はそれぞれ以下公式サイトからご確認いただけます。
プライオリティパスでは改悪が相次ぐ
楽天カードとJCBカード、UFJニコスでも改悪あり
クレジットカード付帯のプライオリティパスでは改悪が相次いでいます。
UFJニコスカードでは2024年10月1日から国内外のレストランやリフレッシュ施設が対象外となりました。
そして、JCBカードでは2024年10月31日午後8時から国内のレストランやリフレッシュ施設が対象外となっています。
また、楽天プレミアムカードでは、2025年1月1日から年間の利用回数が「無制限」から「年5回まで」に制限されます。その上で、2025年1月2日から国内外でレストランやリフレッシュ施設が対象外になります。
回数制限が入った上で対象施設も加わるとは驚きでした。
今回の三井住友カードからの発表はこれらに続くものとなりますね。クレジットカード各社の改悪状況を表にまとめると以下のようになります。
国内でレストランとリフレッシュ施設がNGとなるのは共通です。一方で海外のレストランとリフレッシュ施設は会社によって対応が異なるため注意が必要ですね。
<クレジットカード各社の改悪対応>
国内外のラウンジ施設 | 国内のレストラン・リフレッシュ施設 | 海外のレストラン・リフレッシュ施設 | |
UFJニコス(2024年10月1日から) | OK | NG | NG |
JCBカード(2024年10月31日午後8時から) | OK | NG | OK |
楽天カード(2025年1月2日から) | OK(年5回まで) | NG | NG |
三井住友カード(2025年4月1日から) | OK | NG | OK |
プライオリティパス付帯のおすすめカード
利用制限をしていないプライオリティパスが付帯するクレジットカード
当記事を執筆時点(2024年12月30日)で対象施設や利用回数などの制限をしていないプライオリティパスが付帯するクレジットカードには以下のようなものがあります。
ここでは、年会費が比較的リーズナブルなものをピックアップしています。
<利用制限のないプライオリティパス(例)>
- セゾンプラチナビジネス:
- 年会費22,000円(初年度無料)
- 追加カード(3,300円)でのPP発行不可
- 海外旅行保険「利用付帯」
- アポロステーションプラチナ:
- 年会費22,000円
- 家族カード(3,300円)でもPP発行可能
- 年300万円以上の決済で家族カード含めて翌年の年会費無料
- 海外旅行保険「自動付帯」
- エポスプラチナ:
- 年会費30,000円、インビテーション経由なら20,000円
- 家族カード(無料)でのPP発行不可
- 年100万円利用で20,000ポイント、年200万円で30,000ポイント還元
- 海外旅行保険「自動付帯」
将来改悪があるかどうかわからい状況でプライオリティパスを体験するなら「セゾンプラチナビジネス」がオススメです。
初年度年会費無料のためコスト負担なくサービスを体験することができます。しかも入会キャンペーンを利用すれば条件クリアで12,000円分のAmzonギフト券まで貰うことができます。
セゾンプラチナビジネスの入会キャンペーンの詳細はこちらの記事にまとめています。
家族でプライオリティパスを利用したいなら「アポロステーションプラチナ」がオススメです。家族カード(3,300円)でもプライオリティパスを発行することができます。
しかも、年300万円以上の決済で家族カードを含めて翌年の年会費が無料になります。
家族カードは最大4枚まで発行できますので年300万円以上決済できる方であれば最大5枚までプライオリティパスを年会費無料で維持することが可能となります。
年会費は22,000円と比較的高額ですが、ポイントサイト経由なら22,000円分のポイント還元を受けられます。相殺すれば実質無料とも考えられますね。
ポイント獲得条件などの詳細はこちらモッピーの公式サイトをご参照ください。
利用するのが自分一人だけなら「エポスプラチナ」もおすすめです。年会費は30,000円とこの中で一番高額ですが、インビテーションからの入会なら20,000円となります。
しかも、年100万円の利用で20,000円分のポイント還元を受けられるため、相殺すれば実質無料で維持することができます。
エポスプラチナのメリットとデメリットの詳細はこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
ちなみに、ここでご紹介しているクレジットカードもいつ改悪があるかわかりません。今後はいつ改悪があっても後悔しないという心構えで割り切って付き合っていきましょう。
【国内】プライオリティパスのレストランとリフレッシュ施設
成田、羽田、中部などを中心に充実で国内線でも利用可能
日本国内におけるプライオリティパス提携のレストラン、リフレッシュ施設は以下になります。
日本でもこれらラウンジ以外の施設が充実していることが確認できます。特に「青字」の施設は国際線だけでなく国内線でも利用することができて人気があります。
<プライオリティパス提携のレストラン、リフレッシュ施設(日本国内)>
- 成田国際空港
- TATSU
- 肉料理 やきすき やんま
- ナインアワーズ
- 鉄板焼 道頓堀 くり田
- ぼてぢゅう屋台
- 羽田国際空港
- LUCK
- グランドエール
- 関西国際空港
- ぼてぢゅう
- 伊丹空港
- 大阪エアポートワイナリー
- 中部国際空港
- 海膳空膳
- くつろぎ処
- ぼてぢゅう
- The Pike
- 鹿児島空港
- LUCK
プライオリティパスの改悪で、UFJニコスとJCBカード、三井住友カードではこれらラウンジ以外の施設は利用できなくなってしまうということになります。
お得度が高かっただけに残念ですね。
今後も継続して利用したいという方はまだ改悪されていないおすすめカードをご検討いいただければと思います。
プライオリティパスが使える日本国内のラウンジはこちらでまとめています。ぜひ併せてご参照ください。
まとめ
今回は、三井住友カードに付帯のプライオリティパスの改悪が発表されたというニュースをご紹介しました。2025年4月1日から国内のレストラン(食事)とリフレッシュ施設が対象外になるというものです。
海外では全ての施設がこれまでどおり利用できるというのはせめてもの救いですが、国内のレストラン(食事)やリフレッシュ施設が充実してきたたけに残念です。
今後も継続して国内のレストラン(食事)やリフレッシュ施設を利用したいという方はおすすめカードの中から代替をご検討いただければと思います。
ただし、ここでご紹介したおすすめカードでもいつ改悪があるかわかりません。これまでの流れを見ていると改悪があるのが必然のようにも思えます。
代替のクレジットカードを準備する場合も維持コストを抑えながら割り切って付き合っていくのが良さそうですね。
それでは、また!