【マリオット】ポイント宿泊でオフピーク&ピークレートがスタート!9月14日から!
マリオットボンヴォイのポイント宿泊に適用される「オフピークレート」と「ピークレート」が、2019年9月14日からスタートすることが予告されました。2019年3月から導入される予定であったものが、遅れながらやっと適用されるということになります。「オフピーク」であれば必要ポイント数は少なく、「ピーク」であればポイント数は多くなるため、メリットとデメリットの両方が存在する制度となります。個人的には「SPGアメックス」の無料宿泊特典で宿泊できるようになるホテルが増えるため、導入されるのを楽しみにしていました。以下で詳しくご紹介していきます。
更新履歴(2019年9月15日):日本時間の9月15日からオフピーク&ピークレートが導入されました!
目次
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)とは
「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」とは、世界最大のホテルチェーンである「マリオット(Marriott)」の会員プログラムの名称です。入会金、年会費など一切無料で利用することができます。
以前は、「マリオット・リワード」「ザ・リッツ・カールトン・リワード」「スターウッド・プリファード・ゲスト(SPG)」という3つの会員プログラムが併用されていましたが、2019年2月から、この新しい名称に統合されました。
マリオットグループのホテルに宿泊すると、「マリオットボンヴォイ」のポイントを貯めることができ、そのポイントはホテルの無料宿泊を始め、航空会社のマイルなどにも交換することができます。
マリオットのホテルプログラムである「マリオットボンヴォイ」の詳細はこちらの記事をご参照ください。
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)のポイント宿泊とは
前述のとおり、「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」のポイントを貯めると、ホテルの宿泊に利用することができます。ホテルの無料宿泊に必要なポイント数は以下のようになっています。
マリオットグループのホテルはグレードによって1から8の「カテゴリー」に分類されており、カテゴリーが上がるほど無料宿泊に必要なポイント数が増えていくという仕組みになっています。
そして、この必要ポイント数は、シーズン制を採用しており、「スタンダード」「オフピーク」「ピーク」などと呼ばれる日程によっても変動します。繁忙期は必要ポイント数を多く、閑散期は少なく、という感じですね。
<無料宿泊に必要なポイント数>
カテゴリー | スタンダード 現在有効 |
オフピーク 2019年9月14日から |
ピーク 2019年9月14日から |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
ポイント宿泊でオフピーク&ピークレートが9月14日から導入スタート
上記のシーズン制ですが、当初導入されたのは「スタンダード」のみでした。
「オフピーク」と「ピーク」については、2019年3月から適用される予定となっていましたが、それが延期になっており、この度、2019年9月14日からスタートするという運びになりました。
「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」の既存ユーザーに対しては、メールで以下のようなお知らせが届いていることと思います。
また、マリオットの公式HPでも動画での説明ムービーがアップされています。
ポイント宿泊でオフピーク&ピークレートが導入される影響
ポイントでの無料宿泊で「オフピーク」および「ピーク」のレートが適用される影響としては、メリットとデメリット両方が存在します。
メリット
メリットは当然ながら、宿泊したい日程が「オフピーク」に設定されていれば、従来(=スタンダード)よりも少ないポイント数で無料宿泊できるうようになります。
休日を自由に設定できる方であれば、あえて「オフピーク」の日程を狙って旅行プランを組み立てることで、少ないポイント数でホテル宿泊を計画することもできるようになります。
デメリット
逆にデメリットは、宿泊したい日程が「ピーク」に設定されてしまうと、必要とされるポイント数が従来(=スタンダード)よりも多くなってしまいます。
日本のホテルの場合、年末年始やゴールデンウィーク(GW)や夏休み期間は、「ピーク」に設定される可能性が高いと思われますので、休日を自由に設定できないサラリーマンの場合は、デメリットを受ける可能性が高いとも言えますね。
オフピーク&ピークレートはSPGアメックスの無料宿泊特典にも影響
「SPGアメックス」のユーザーには、2年目以降の継続で「1泊50,000ポイントまでの無料宿泊特典」がプレゼントされます。利用するホテルによっては年会費以上の価値を得られるため、「SPGアメックス」の人気の特典となっています。
今回、ポイントの無料宿泊特典に「オフピーク」と「ピーク」が適用されることで、この「SPGアメックス」の無料宿泊特典も当然ながら影響を受けます。
2019年9月13日までは、「スタンダード」のみが適用されていますので、利用できるのは必然的に「カテゴリー6」までのホテルになります。以下の表の「青字」の部分になります。
<SPGアメックスの無料宿泊特典で利用できる範囲>
カテゴリー | スタンダード 現在有効 |
オフピーク 2019年9月14日から |
ピーク 2019年9月14日から |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
一方で、2019年9月14日からは、「オフピーク」であれば「カテゴリー7」まで届くようになる一歩、「ピーク」の場合は「カテゴリー5」までしか泊まれなくなってしまいます。
2019年9月14日以降の、SPGアメックスの無料宿泊特典の利用範囲としては、以下のように変化することになります。
<SPGアメックスの無料宿泊特典の利用範囲>
- 1泊50,000ポイントまでの無料宿泊特典 <=変更なし
- オフピーク:カテゴリー7まで利用可 <=NEW!
- スタンダード:カテゴリー6まで利用可 <=変更なし
- ピーク:カテゴリー5まで利用可 <=NEW!
「オフピーク」と「ピーク」では、利用できるホテルのカテゴリーが「2ランク」も異なる訳で、差は大きくなりますね。
同じ無料宿泊特典を利用するのであれば、できれば「カテゴリー7」のホテルを狙いたいものですね。
「SPGアメックス」の特典からメリット、デメリットについてはこちらの記事でまとめております。合わせてご参照ください。
また、「SPGアメックス」の無料宿泊特典の使い方とお得度については、こちらを合わせてご参照ください。
オフピーク&ピークレートの導入で狙い目となるのはカテゴリー7のホテル
日本のホテルのカテゴリー一覧は以下になります。「カテゴリー7」のホテルは「赤字」にしてあります。日本には現在「5軒」ということになりますね。
今後は、これらのホテルの「オフピーク」が狙い目になりそうです。
<日本のホテルの新カテゴリー一覧(2019年)>
ホテル名 | ブランド | 国 | カテゴリー |
Courtyard by Marriott Hakuba | Courtyard | Japan | 4 |
Four Points by Sheraton Nagoya | Four Points | Japan | 4 |
Four Points by Sheraton Hakodate | Four Points | Japan | 4 |
Courtyard Shin-Osaka Station | Courtyard | Japan | 5 |
Courtyard Tokyo Ginza Hotel | Courtyard | Japan | 5 |
Courtyard Tokyo Station | Courtyard | Japan | 5 |
Fuji Marriott Hotel Lake Yamanaka | Marriott | Japan | 5 |
Izu Marriott Hotel Shuzenji | Marriott | Japan | 5 |
Karuizawa Marriott Hotel | Marriott | Japan | 5 |
Kobe Bay Sheraton Hotel & Towers | Sheraton | Japan | 5 |
Lake Biwa Marriott Hotel | Marriott | Japan | 5 |
Moxy Osaka Honmachi | Moxy Hotels | Japan | 5 |
Moxy Tokyo Kinshicho | Moxy Hotels | Japan | 5 |
Nagoya Marriott Associa Hotel | Marriott | Japan | 5 |
Nanki-Shirahama Marriott Hotel | Marriott | Japan | 5 |
Renaissance Naruto Resort | Renaissance | Japan | 5 |
Sheraton Grand Hiroshima Hotel | Sheraton | Japan | 5 |
Sheraton Grande Ocean Resort | Sheraton | Japan | 5 |
Sheraton Hokkaido Kiroro Resort | Sheraton | Japan | 5 |
Sheraton Miyako Hotel Osaka | Sheraton | Japan | 5 |
The Kiroro, a Tribute Portfolio Hotel, Hokkaido | Tribute Portfolio | Japan | 5 |
The Westin Awaji Island Resort & Conference Center | Westin | Japan | 5 |
The Westin Miyako Kyoto | Westin | Japan | 5 |
The Westin Sendai | Westin | Japan | 5 |
Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers | Sheraton | Japan | 5 |
Okinawa Marriott Resort & Spa | Marriott | Japan | 6 |
Osaka Marriott Miyako Hotel | Marriott | Japan | 6 |
The Westin Osaka | Westin | Japan | 6 |
Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel | Sheraton | Japan | 6 |
Sheraton Miyako Hotel Tokyo | Sheraton | Japan | 6 |
Sheraton Okinawa Sunmarina Resort | Sheraton | Japan | 6 |
The Prince Sakura Tower Tokyo, Autograph Collection | Autograph Collection | Japan | 6 |
The Westin Tokyo | Westin | Japan | 6 |
Tokyo Marriott Hotel | Marriott | Japan | 6 |
Renaissance Okinawa Resort | Renaissance | Japan | 7 |
The Ritz-Carlton, Okinawa | Ritz-Carlton | Japan | 7 |
The Ritz-Carlton, Osaka | Ritz-Carlton | Japan | 7 |
The Westin Rusutsu Resort | Westin | Japan | 7 |
The St. Regis Osaka | St. Regis | Japan | 7 |
IRAPH SUI, a Luxury Collection Hotel, Miyako Okinawa | Luxury Collection | Japan | 8 |
Suiran, a Luxury Collection Hotel, Kyoto | Luxury Collection | Japan | 8 |
The Prince Gallery Tokyo Kioicho, a Luxury Collection Hotel | Luxury Collection | Japan | 8 |
The Ritz-Carlton, Kyoto | Ritz-Carlton | Japan | 8 |
The Ritz-Carlton, Tokyo | Ritz-Carlton | Japan | 8 |
「オフピーク」の時期限限定とは言え、「SPGアメックス」の無料宿泊特典で「ザ・リッツ・カールトン」や「セントレジス」といった、マリオットの中でも最高級ブランドとなるホテルに宿泊できるようになるのは嬉しいポイントです。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」「セントレジス大阪」それぞれの宿泊記は以下になります。どちらも素晴らしいホテルでした。
9月14日のピークレート導入スタートまでにやっておくべきこと
今回、「オフピーク」および「ピーク」が導入されるにあたってデメリットとなるのは、宿泊したい日程が「ピーク」に設定されてしまうことで、必要とされるポイント数が従来(=スタンダード)よりも多くなってしまうことでした。
これを一時的に回避するには、9月13日までに、狙っている日程のホテルを予約しておくことが有効です。
マリオットボンヴォイのポイントでの無料宿泊は、350日前から予約がスタートします(注:ホテルによって異なる場合が多々あり)。350日前と言えば、2019年の年末年始や2020年のゴールデンウィーク(GW)、夏休み期間も含まれます。
これらのホリデーシーズンは、日本であれば「ハイシーズン」に設定される可能性が高くなりますので、既に日程が決まっているようでしたら、9月13日までに予約しておきましょう。
その後、予約しておいた日程が「ハイシーズン」に設定されば、「スタンダード」で予約できた分お得になります。もし仮に「ローシーズン」に設定されるようであれば、予約を取り直せば損はしません(注:キャンセル可能な予約であることを事前に確認しましょう)。
ただ、一度「スタンダード」で予約できた日程が「ハイシーズン」に変更になった場合、追加分のポイントを求められる可能性もゼロではありませんので、その点はご了承いただければと思います(過去、カテゴリーが変更になった際や、追加のカテゴリーが新設された場合も、追加のポイントが求められたことはありませんので、可能性は低いと思いますが・・)。
オフピーク&ピークレートの導入結果(2019年9月15日)
オフピーク&ピークレートは、日本時間の2019年9月15日から導入されていることが確認できました。いくつかの主要なホテルの状況をチェックしてみると以下の傾向を読み取ることができました。
<オフピーク&ピークレートの傾向>
- オフピーク&ピークレートの設定日は同じ地域でもホテルによって異なる
- 単純なカレンダーによる設定ではなく混雑状況によって変動する可能性がある
- ベースはスタンダード(つまりスタンダードの設定日が一番多い)で、混雑日はピーク、閑散日はオフピークとなっている
以下は、2019年12月の「ザ・リッツ・カールトン大阪」におけるカレンダーです。破線が「オフピーク」、実践が「ピーク」レートとなっています。年末年始は予想通り「ピーク」となっていますが、前半の多くは「オフピーク」になっています。
また、金曜日に「オフピーク」となっている日も確認できますね。別の月では土曜日に「オフピーク」になっている日も確認できましたので、土日でも探せば「オフピーク」の設定がかなりありすです。
まとめ
今回は、マリオットボンヴォイのポイント宿泊に適用される「オフピークレート」と「ピークレート」をご紹介しました。2019年9月14日からスタートすることが予告されています。
記事の中でご紹介させていただいたとおり、「オフピーク」であれば必要ポイント数は少なく、「ピーク」であればポイント数は多くなるため、メリットとデメリットの両方が存在する制度となります。
個人的には「SPGアメックス」の無料宿泊特典で、「ザ・リッツ・カールトン」や「セントレジス」といった、マリオットの中でも最高級ブランドとなるホテルを狙えるようになるのは、嬉しいポイントです。
現時点では、「オフピーク」が適用される期間がいつになるのか、どれくらいの日数になるのか、など、不明点が多くあります。9月13日までは、確定している旅行日程があれば、それに合わせて早めに予約しておくことがオススメとなります。
それでは、また!
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