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マリオットのポイント宿泊が変動制(フレキシブルポイント)に!カテゴリー廃止で影響を受ける日本のホテルは?

マリオットのポイント宿泊が変動制(フレキシブルポイント)に!カテゴリー廃止で影響を受ける日本のホテルは?

マリオットのポイント宿泊は、これまではカテゴリーで決定するチャート制度により必要ポイント数を決定していました。しかしながら、2022年3月29日からはこのカテゴリーを廃止しポイント変動制(フレキシブルポイント)に移行することになりました。これに伴い、必要ポイント数が増加になるホテルも発表になっています。当記事では、日本での対象ホテルを中心に内容を確認していきたいと思います。

マリオットのポイント宿泊が変動制(フレキシブルポイント)に移行

ポイント変動制(フレキシブルポイント)への以降が2022年3月29日からに決定

マリオットのポイント宿泊でカテゴリーが廃止され、ポイント変動制(フレキシブルポイント)に移行することは、2021年10月にアナウンスされていました。

当初のアナウンスでは「2022年3月予定」となっていましたが、今回のマリオットの発表でその具体的な導入日が「2022年3月29日から」であることが判明しました。

米国と日本では時差があるため、日本で適用になるのは2022年3月30日の正午付近になるのではないかと思われます。

ちなみに、ポイント変動制(フレキシブルポイント)が本格的に適用されるのは2023年からとアナウンスされてます。

2022年3月時点では必要ポイント数が一部のホテルで引き上げになりますが、それ以外のホテルでは従来のオフピークからピークの幅で変動すると思われます。

 

従来のカテゴリーによる固定チャート制では必要ポイント数が一律に定義

これまでポイント宿泊に関しては、カテゴリーとシーズンによる固定チャート制必要となるポイント数が一律に定義されていました。

具体的には以下のようになります。

<ポイント宿泊に必要なポイント数>

カテゴリー
オフピーク
スタンダード
ピーク
1
5,000
7,500
10,000
2
10,000
12,500
15,000
3
15,000
17,500
20,000
4
20,000
25,000
30,000
5
30,000
35,000
40,000
6
40,000
50,000
60,000
7
50,000
60,000
70,000
8
70,000
85,000
100,000

 

この従来の制度では、オフピークとピークで下限と上限が決められています。基本的にピーク以上に必要ポイント数が増加することはありません。

そのため、有償レートが高額になる繁忙期の場合には割安に宿泊できるというメリットがありました(ポイント単価が上がる)。

一方で、コロナ禍のように有償レートが低下している場合には割高になるというデメリットがありました(ポイント単価が下がる)。

 

新しいポイント変動制(フレキシブルポイント)では必要ポイント数は有償レートと密接に一致

これが、新しいポイント変動制(フレキシブルポイント)では、カテゴリーを廃止し、必要はポイント数はより柔軟に設定されるようになります。

具体的には、空室状況や季節性などに基づいて、ホテルの料金とより密接に一致するようになります。

繁忙期や空室が少ないようなタイミングでは必要ポイント数は上がり、逆に閑散期や空室が多いようなタイミングでは必要ポイント数は下がるという感じですね。

 

マリオットのTwitter公式アカウントには以下のようなイメージ動画が公開されています。必要ポイント数が柔軟に増減しているのが確認できます。

 

ポイント宿泊のカテゴリー廃止で影響を受ける日本のホテルは?

世界7,900軒のホテルのうち、約200軒のホテルで必要ポイント数が引き上げ

マリオットでは例年3月にカテゴリーの見直しが発表されていました。

2022年3月からはポイント変動制(フレキシブルポイント)に以降するということで、従来のカテゴリーのアップダウンでではなく、必要ポイント数が上昇するホテルの一覧が発表になっています。

マリオットによると、世界中の7,900軒のホテルのうち、約200軒のホテルでこの必要ポイント数が引き上げられます。従来のカテゴリーアップに相当するものですね。

そして、そのうちの約30軒に関しては、従来最上位のカテゴリーであったカテゴリー8の必要ポイント数を超える可能性があるとのことです。

カテゴリー8の枠にはまり切らないホテル(=有償とポイント宿泊のギャップが大きかったホテル)がこれだけあったということですね。

 

日本ではザ・リッツ・カールトン京都&日光など4軒のホテルが影響を受けることに

日本では4軒のホテルが対象に含まれています。具体的には以下になります。

リスト全体では、5,000ポイント増加、10,000ポイント増加、20,000ポイント増加、30,000ポイント増加の4種類がありますが、日本では全て20,000ポイント以上の増加になっています。

<日本の対象ホテル>

  • 5,000ポイント増加
    • なし
  • 10,000ポイント増加
    • なし
  • 20,000ポイント増加
    • ザ・リッツ・カールトン京都(8)
    • 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都(8)
    • HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション&スパ(8)
  • 30,000ポイント増加
    • ザ・リッツ・カールトン日光(7)

 

カッコ内は従来のカテゴリー数になります。こうやってみると、20,000ポイント増加は全てカテゴリー8のホテルになっていますね。

これら3つのホテルはカテゴリー8を超える価値があった(ギャップが大きかった)ということで、実質的なカテゴリーアップに相当する扱いと思われます。

3軒全てが京都というのもなかなか興味深いところでもあります。これまでもそうでしたが、人気の観光地というのはホテルの価値も上がりやすいということですね。

また、「ザ・リッツ・カールトン日光」に至っては一気に30,000ポイント増加ということで、従来ならは2段階のカテゴリーアップに相当する扱いと思われます。

オープンから日が浅く、低く抑えられていたカテゴリーが一気に解放された感じですね。

 

従来のチャートに増加分のポイント数を加算すると以下のようになります。ポイント増加数は英語では「最大」という表記になっていますので、一気にこれだけのポイント数が上がるかはわかりません。

しかしながら、これら4軒のホテルへの宿泊を予定されていた方にとってはインパクト大ですね。

<増加分のポイントを加味した必要ポイント数>

ホテル名
オフピーク
スタンダード
ピーク
ザ・リッツ・カールトン日光
50,000->80,000
60,000->90,000
70,000->100,000

ザ・リッツ・カールトン京都

翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都

HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション&スパ

70,000->90,000
85,000->10,500
100,000->120,000

 

海外の対象ホテル一覧は公式サイトから確認可能

海外のホテルを含む対象ホテル一覧は、マリオットボンヴォイ公式サイトの「Hotels With Minimum Redemption Rate Adjustments」というページに公開されています。

詳細はこちらのリンクからご確認ください。

Marriott Bonvoy「Hotels With Minimum Redemption Rate Adjustments」

 

変動制(フレキシブルポイント)に移行前にやっておくべきことは?

ポイント数増加が予定されているホテルへは2022年3月28日までに予約完了を

ポイント宿泊に関する今回の変更が適用されるのは「2022年3月29日から」とアナウンスされています。

逆に言えば、この3月28日までは猶予期間が与えられたということですね。

この移行前の猶予期間にやっておくべきことは、ポイント数増加が予定されているホテルへのポイント宿泊を「2022年3月28日まで」に完了させておくことです。

仮に2022年3月29日以降にポイント数が増加しても、すでに予約が完了している分については差額を求められることはありません。

ポイント宿泊の場合キャンセルポリシーが柔軟なため、逆に必要ポイント数が少なくなっていれば、キャンセルして取り直すということも可能です。

 

ちなみに、ポイントアドバンスを利用した場合、必要ポイント数が確定するのは不足分のポイントを充当したタイミングとなりますのでご注意ください(今回はあまり役立たない)。

 

必要ポイント数が足りない場合はポイントセールなどを利用して予約段階からポイントを確保するようにしましょう。ちょうど2022年3月23日までは50%増量のセールを実施しています。

 

まとめ

今回は、マリオットのポイント宿泊におけるポイント変動制(フレキシブルポイント)と、それに伴い2022年3月から必要ポイント数が増加するホテルを確認しました。

2022年3月29日からポイント数が増加するホテルは日本では4軒のみとなっていますので、全体感からすれば思ったよりは影響は大きくなさそうです。

ただし、対象となった4軒はどれも魅力が高く評判も良いホテルばかりですので、これまでよりも必要ポイント数が多くなってしまうというのはとても残念です。

特に、4軒のうち3軒のホテルが京都に集中しているということで、京都旅行の際は影響が大きくなりますね。

京都旅行を近々に計画されている方は、2022年3月29日までにポイント宿泊での予約を完了できるように準備を進めておきましょう。

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それでは、また!

 

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