【2021年】マリオットのステータス獲得基準が実質緩和!50%の宿泊実績付与&ダブルナイトキャンペーンも!
マリオットから、2021年版となる新型コロナウィルス対応の発表がありました。それは、2020年度に獲得したステータスに基づき、宿泊実績(エリートナイトクレジット、ENC)をプレゼントするというものです。付与される宿泊数は、ステータス獲得基準の50%ということで、ステータス維持やより高いステータス取得に役立てることができます。また、併せてアンバサダー基準(支出基準額)の緩和も発表されています。以下で詳しくご紹介していきます。
更新履歴(2020年2月2日):「ダブルポイント&ダブルナイトキャンペーン」が2021年2月2日から登録可能になりました。
2022年は2021年に実施されたような宿泊実績の一律加算はありませんでした。一方でダブルナイトキャンペーンは2021年と同様に2022年1Qのキャンペーンとして実施されます。詳細はこちらの記事をご参照ください。
目次
マリオットのステータス獲得基準が実質緩和:発表内容の概要
今回の発表は、マリオットのグローバルサイトで、「For Our Members」という既存メンバー向けの新型コロナウィルス対応に関するアナウンスとして発表になっています。
Marriott Bonvoy「For Our Members」
発表内容の概要は以下になります。
2020年にエリートステータスを獲得者したメンバーは、2020年のエリートステータスの到達基準の50%となるエリートナイトクレジットが2021年2月5日までにアカウントに付与されます。また、アンバサダーエリートに関しては、2021年限定で必要とされる利用金額が20Kドルから14Kドルに緩和されます。
For 2020 Elite status earners: To help you get to the next Elite level faster, we will deposit 50% of the required Elite Night Credits for your 2020 Elite status into your account by February 5, 2021. We have also reduced the required spend for Ambassador Elite to $14K annual qualifying spend in 2021 only. In 2022, the spend requirement will return to $20K annually.
2021年10月26日に、2019年および2020年に獲得した現在のステータスを2023年2月まで延長するという「ステータス延長」の発表がありました。詳細はこちらの記事をご参照ください。
マリオットのステータス獲得基準が実質緩和:発表内容の詳細
発表内容の詳細は、マリオットのグローバルサイトで、メンバー向けの新型コロナウィルスのFAQとして発表になっています。
英語での発表になっているため、ざっと内容を日本語でサマリーすると以下のようになっています。
<発表内容のサマリー>
- 2020年にエリートステータスを獲得したMarriott Bonvoyのメンバーは、各ティア要件の50%にあたるエリートナイトクレジットを獲得できる
- 各ステータスごとに付与されるエリートナイトクレジットは以下になる
- アンバサダー:50泊
- チタン:38泊
- プラチナ:25泊
- ゴールド:13泊
- シルバー:5泊
- エリートナイトクレジットは2020年2月に自動的にアカウント追加される
- メンバーは2019年獲得したエリートステータスの延長を2022年2月まで受け取っているため、エリートナイトクレジットの付与は次のティアに早く到達するのに役立つ
- 付与されたエリートナイトクレジットは、2021年の年間チョイス特典の達成とライフタイムエリートステータスの達成にもカウントされる
- 加えて、2021年には、アンバサダーエリートステータスを取得するための20,000米ドルの支出基準額を14,000米ドルに引き下げます
ステータス獲得基準自体は、アンバサダーエリート以外は変更ありません。
<マリオットボンヴォイのステータス獲得基準>
ステータス | 達成基準(従来) | 達成基準(2021年) |
アンバサダー | 100泊+20,000米ドル | 100泊+14,000米ドル |
チタン | 75泊 | 75泊 |
プラチナ | 50泊 | 50泊 |
ゴールド | 25泊 | 25泊 |
シルバー | 10泊 | 10泊 |
しかしながら、2021年は2020年のステータスを基準にエリート到達基準の半分の宿泊実績がプレゼントされるということで、ステータス獲得基準が実質的には半分程度に緩和(維持する場合)されたということになりますね。
実は、エリートメンバーは2020年の新型コロナウィルス特別対応として、既に、2022年2月末までのステータス延長の特別措置を受けているはずです。
そのため、今回獲得できるエリートナイトクレジットは、2023年2月末までが期限となるステータスを維持したり、もう一段上のステータス獲得のために役立つということになります。
マリオットのホテルプログラムである「マリオットボンヴォイ」の詳細はこちらの記事をご参照ください。
「マリオットボンヴォイ」には登録料・年会費など無料で利用することができます。まだ入会していない方はこちら公式サイトから新規登録しましょう。
マリオットのステータス獲得基準が実質緩和:ステータス獲得までの必要宿泊数
ここでは、今回付与されるエリートナイトクレジット(=宿泊実績)によって、ステータス獲得までの残り宿泊数がどのようになるのか確認したいと思います。
同じステータスを維持する場合
まず、同じステータスを維持する場合に必要な宿泊数は以下になります。2021年に達成したエリートステータスの有効期限は2023年2月までとなります。
ちなみに、「SPGアメックス」を保持していると、年間5泊分のエリートナイトクレジットが加算されます。一番右の列はこれを考慮した場合の残り宿泊数となります。
<同一ステータス維持までに必要な宿泊数>
From/To | 必要宿泊数 | 今回の発表による加算 | 残りの宿泊数 | 残りの宿泊数(SPGアメックス保持) |
アンバサダー | 100 | 50 | 50 | 45 |
チタン | 75 | 38 | 37 | 32 |
プラチナ | 50 | 25 | 25 | 20 |
ゴールド | 25 | 13 | 12 | NA |
シルバー | 10 | 5 | 5 | NA |
プラチナを維持するのに、SPGアメックスを保有している場合で「20泊」でOKとなるのはかなりお得感がありますね。これであればコロナ禍であってもクリアできそうです。
1つ上のステータス獲得を目指す場合
続いては、1つ上のステータスを獲得する場合の必要宿泊数になります。同じく表でまとめると以下のようになります。
<1つ上のステータス獲得に必要な宿泊数>
From | To | 必要宿泊数 | 今回の発表による加算 | 残りの宿泊数 | 残りの宿泊数(SPGアメックス保持) |
チタン | アンバサダー | 100 | 38 | 62 | 57 |
プラチナ | チタン | 75 | 25 | 50 | 45 |
ゴールド | プラチナ | 50 | 13 | 37 | 32 |
シルバー | ゴールド | 25 | 5 | 20 | NA |
「SPGアメックス」の保有していても、ゴールドからプラチナになるには「32泊」、プラチナからチタンになるためには「45泊」が必要になります。
今回の発表により宿泊数が底上げされているとはいえ、一つ上のステータスを目指すというのは、なかなか高いハードルであることがわかりますね。
現在ゴールド以下の方は、「ステータスマッチ」を利用した方が楽かもしれません。「ステータスマッチ」であれば、最短15泊でプラチナステータスを獲得することができます。
ただし、「ステータスマッチ」で獲得できるステータスの有効期限は、公式サイト上では「2022年2月まで」となっています。
これから「ステータスマッチ」を開始される場合は、2021年版に情報が更新されてから行うのが安全そうです。
ちなみに、「ステータスマッチ」や「プラチナチャレンジ(現在は休止中)」を利用してプラチナステータスを獲得した場合は、「年間チョイス特典」を獲得することはできません。
「年間チョイス特典」を狙う場合は、「ステータスマッチ(およびプラチナチャレンジ)」を利用せず、宿泊実績だけでプラチナステータスに到達するようにしましょう。
マリオットでは「ダブルナイト&ダブルポイント」キャンペーンも開始予定
マリオットでは、期間限定で「ダブルナイト&ダブルポイント」キャンペーンを開始予定です。こちらは、2021年1Qのグローバルキャンペーンとなっています。
こちらのキャンペーンは、2連泊以上した場合に宿泊実績と獲得ポイントが2倍になるというもので、キャンペーン期間は「2021年2月16日から4月27日」までとなっています。
このキャンペーンを利用すれば、期間限定にはなるものの宿泊実績が2倍になるということで、さらに倍速でエリートステータス獲得に近づきます。
ダブルナイトを活用した場合に、1つ上のステータス獲得に必要な宿泊数は以下になります(SPGアメックス保持の場合)。
<1つ上のステータス獲得に必要な宿泊数(ダブルナイト追記)>
From | To | 必要宿泊数 | 今回の発表による加算 | 残りの宿泊数 | 残りの宿泊数(SPGアメックス保持) | ダブルナイトでの宿泊数(SPGアメックス保持) |
チタン | アンバサダー | 100 | 38 | 62 | 57 | 29 |
プラチナ | チタン | 75 | 25 | 50 | 45 | 23 |
ゴールド | プラチナ | 50 | 13 | 37 | 32 | 16 |
シルバー | ゴールド | 25 | 5 | 20 | NA | NA |
ゴールドからプラチナを目指す場合でも最短で「16泊」でOKといういうことで、「ステータスマッチ」の15泊にぐっと近づきます。「年間チョイス特典」を獲得できることを考えると、ダブルナイトを活用した方がお得と言えますね。
プラチナからチタンを目指す場合も「23泊」でOKということで、2021年はプラチナからチタンへのステータスアップを目指す方も増えそうな予感です。
私もチャレンジしてみようかな・・。
今現在は、緊急事態宣言下で「GoToトラベルキャンペーン」は一時停止になっていますが、2月後半であれば再開しているかもしれません。また、3月、4月には延長になる期待もあります。
「GoToトラベルキャンペーン」と併せて利用できれば、コスト負担も大幅に軽減できますね。こちらにも期待大です。
注意点としては、公式サイト経由で予約したものと、1滞在2連泊以上の宿泊が対象であるという点です。きゃん
キャンペーンの規約上、1滞在につき1泊以上は有償である必要があります。全てをポイント宿泊にすると対象外になりますので注意が必要です。また、別途エントリーが必要になります。
マリオットのホテル予約は「最低価格保証(ベストレート保証)」を提供している公式サイトからが最もお得です。公式サイトは以下からご参照ください。
こちらのキャンペーンは2021年2月2日から登録可能になりました。
他ホテルチェーンのステータス獲得基準の状況(ヒルトン&ハイアット)
最後に気になる他ホテルチェーンの状況を確認しておきたいと思います。
まず、ヒルトンの場合は、通年でステータス獲得基準が半分になる対応を発表しています。これにより、ステータスマッチを利用することで、最短5泊で「ゴールド」、9泊で「ダイヤモンド」を取得することができます。
9泊で最上位のステータスである「ダイヤモンド」を獲得できるというのは、かなりのお得度ですね。
また、ハイアットの場合も、通年でステータス獲得基準が半分になる対応を発表しています。これに加えて「ボーナスジャーニー」キャンペーンを併用することで、最短15泊で「グローバリスト」を取得することができます。
キャンペーン期限となる「2021年2月28日まで」に条件をクリアする必要があるため期間は制限されていますが、こちらもかなりのお得度です。
今回のマリオットの発表で、3つのホテルチェーンにおける対応が出揃ったことになります。2021年のホテル宿泊計画(ステータス取得計画)を立てていきたいところですね。
まとめ:宿泊実績の50%付与で2023年2月までのステータスを維持&取得するチャンス到来!ダブルナイトも威力抜群!
今回は、2020年度の宿泊実績に応じて獲得したステータスに基づき、ステータス獲得基準の50%の宿泊実績(エリートナイトクレジット)がプレゼントされるという、マリオットからの発表をご紹介しました。
マリオットからは、既に2022年2月末までのステータス延長の特別対応がなされています。
そのため、今回の発表は、2023年2月末までのステータスの維持および、上位ステータス獲得のために役立てることができます。
さらに、期間限定にはなりますが「ダブルポイント&ダブルナイト」のキャンペーンもスタートします。これを活用すれば、ステータスの維持や取得がさらに楽になり威力抜群ですね。
今現在は緊急事態宣言下で「GoToトラベルキャンペーン」は一時停止になっていますが、2月後半には再開しているかもしれませんし、3月、4月には延長もされているかもしれません。
「GoToトラベルキャンペーン」と合わせれば、コスト的にも楽になります。新型コロナウィルスの感染拡大が1日でも早く収束することを願うばかりです。
マリオットのホテル予約はポイントサイトを活用すれば数%お得になります。ホテル宿泊費は高額になりがちですので取りこぼしのないようにしましょう。
それでは、また!
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