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マリオットアメックスのメリットとデメリット、特典を徹底解説!<2024年最新>

マリオットアメックス徹底解説

マリオットアメックスは、正式名称を「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」と言います。

その名前が表しているとおり、世界最大のホテルグループである「マリオット(Marriott)」が「アメックスカード」と提携して発行しているクレジットカードです。

このマリオットアメックスを持っているだけで、マリオットの「ゴールド会員資格」が自動的に付与されるため、その豊富なエリート特典を享受することができます。

加えて、カードを継続し決済条件をクリアすることで1泊の無料宿泊特典を得られるため、金銭的にも年会費以上の価値を得ることができます。

また、マリオットアメックスの決済で獲得できるポイントは、マリオット系列ホテルの無料宿泊に利用できる他、40を超える航空会社のマイルとも「1.25%」というお得なレートで交換することができます。

これは、マイルを貯めるクレジットカードとしても非常に優秀であるということを意味しています。

マリオットアメックスは、その利用価値の高さから口コミで人気が広がり、近年爆発的に入会者を増やしています。ホテル好きはもちろん、ANAやJALの陸マイラーにとっても必携とも言えるクレジットカードになっています。

当記事では、そんなマリオットアメックスの年会費や審査基準などの基本情報から、その豊富な特典からメリット、デメリットまで詳しくご紹介していきます。

また、記事の後半では、年会費の負担を軽くするお得な入会方法もご紹介しています。

少々長い記事にはなりますが、ぜひ最後までご覧ください。

目次

マリオットアメックスとは

マリオット(Marriott)とアメリカン・エキスプレス・カード(American Express Card)が提携して発行するクレジットカード

マリオットアメックスは、正式名称を「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード」と言います。

世界最大級のホテルチェーンである「マリオット(Marriott)」が米国のカード会社である「アメリカン・エキスプレス・カード(American Express Card)」と提携して発行するクレジットカードです。

 

マリオットの会員プログラムの名称が「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」であるため、このような名称となっています。

 

マリオットは世界的に有名な高級ブランドで構成されるホテルグループ

「マリオット(Marriott)」といっても、聞き覚えがないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

マリオットは、シェラトンやウェスティン、ザ・リッツカールトンなど世界的に有名なホテルブランドで構成される世界最大のホテルグループです。

ハワイであればピンクパレスこと「ロイヤルハワイアン」、白い貴婦人こと「モアナサーフライダー」などもマリオットのホテルとなっています。

日本人であれば「ウェスティン」や「シェラトン」などが馴染み深いところですね。

ロイヤルハワイアンの外観

ロイヤルハワイアンの外観

 

マリオットのブランドリストは以下になります。2023年時点では全30ブランドを展開しており、世界129カ国以上の8,200軒以上のホテルを運営しています(2023年8月時点)

日本国内でも北海道から沖縄まで約90軒のホテルを展開しており、毎年のように新規開業を進めています。

 

高級路線の「ラグジュアリー」からカジュアルでリーズナブルな「セレクト」まで、個性豊かなブランド構成がマリオットの特徴であり魅力となっています。

<Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)のブランド一覧(抜粋)>

  • LUXURY(ラグジュアリー)
    • ザ・リッツ・カールトン
    • セントレジス
    • エディションホテル
    • ラグジュアリーコレクション
    • Wホテル
    • JWマリオットホテル
  • PREMIUM(プレミアム)
    • マリオットホテル
    • シェラトン
    • デルタホテル
    • ルメリディアン
    • ウェスティンホテル
    • オートグラフコレクション
    • デザインホテル
    • ルネッサンスホテル
  • SELECT(セレクト)
    • コートヤード
    • フォーポント
    • フェアフィールド
    • ACホテルズ
    • アロフト
    • モクシー

 

pipinobu

マリオットは豊富なブランド展開で利用目的や予算に応じて豊富な選択肢の中からホテルを使い分けることができます。

 

マリオットアメックスの基本情報

ノーマルカードとプレミアムカードの2つのグレードが存在

マリオットアメックスには、「ノーマルカード」と「プレミアムカード」の2つのグレードが用意されています。

プレミアムカードは名称の真ん中に「プレミアム」が入る形になっています。

<マリオットアメックスの2つのグレード>

  • ノーマルカード:Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード
  • プレミアムカード:Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

 

ノーマルカードとプレミアムカードの基本情報と代表な特典一覧

マリオットアメックスも基本情報と代表的な特典を表にまとめると以下のようになります。

ノーマルカードとプレミアムカードで比較して、優れている点を「青字」、劣っている点を「赤字」にしています。

ノーマルカードは年会費が安い分、もれなく獲得できるステータスは「シルバー」となっています。また、ポイント還元率や宿泊実績、無料宿泊特典もプレミアムカードに劣るスペックになっています。

<基本情報と特典の比較>

  ノーマルカード プレミアムカード
年会費(基本カード) 23,100円(税込) 49,500円(税込)
年会費(家族カード) 1枚目無料、2枚目以降11,500円(税込) 1枚目まで無料、2枚目以降24,750円(税込)
ポイントプログラム マリオットポイント マリオットポイント
ポイント還元(全般) 100円=2ポイント 100円=3ポイント
ポイント還元(マリオット) 100円=4ポイント 100円=6ポイント
ステータス(無条件) シルバーエリート ゴールドエリート
ステータス(利用条件クリア) 年100万円以上でゴールドエリート 年400万円以上でプラチナエリート
継続特典(無条件) 5泊分の宿泊実績 15泊分の宿泊実績
継続特典(条件クリア) 年150万円以上で無料宿泊特典(35,000ポイントまで 年150万円以上で無料宿泊特典(50,000ポイントまで

 

年会費以上の価値を提供できるプレミアムカードがおすすめ

結論から言ってしまうと、ノーマルカードは年会費が比較的高額にもかかわらず、特典に関しては魅力不足となっています。

ノーマルカードはバランスが悪くオススメではりません。

一方で、プレミアムカードは年会費は高額に見えますが、その年会費の価値を大幅に上回る価値を獲得できる非常に魅力的なクレジットカードになっています。

そのため当ブログでは、せっかくマリオットアメックスに入会するのであれば、その魅力を最大限に発揮できるプレミアムカードをオススメしています。

ここからは、マリオットアメックスの「プレミアムカード」に絞って、その特典からメリット、デメリットまで解説していきたいと思います。

pipinobu

私もプレミアムカードを保有しています。前身となるSPGアメックス時代から含めると2013年からずっと継続しています。
MEMO

これ以降、マリオットアメックスといった場合は「プレミアムカード」のことを指します。ノーマルカードとプレミアムカードの比較はこちらをご参照ください。

 

マリオットアメックスのメリット

マリオットの「ゴールド会員資格」を自動的に獲得

マリオットアメックスの最大の特徴は、このクレジットカードを保有するだけで、「マリオットボンヴォイ」のエリートレベルである「ゴールド会員資格」を自動的に獲得できるという点です。

マリオットアメックスでゴールド会員資格を自動的に獲得

マリオットアメックスでゴールド会員資格を自動的に獲得

 

「マリオットボンヴォイ」のゴールド会員資格は、本来であれば1年間に25泊以上しなければ得られないものです。

これは、ひと月に直すと2泊以上ということで、通常であれば獲得するためのハードルが高いステータスとなっています。

これを、マリオットアメックスというクレジットカードに入会するだけでもれなく獲得できてしまうのです。

 

前述のとおり、マリオットは世界130カ国以上で6500軒以上のホテルを運営しています。

これは、「マリオットボンヴォイ」のゴールド会員資格を保有していれば、これら世界中の高級ホテルでエリート会員として特典を受けられるということを意味しています。

ゴールド会員特典については後ほど詳しくご紹介しますが、世界中の高級ホテルでVIP待遇を受けられるというのは素晴らしい経験となります。

モアナサーフライダーの外観

モアナサーフライダーの外観

 

入会特典と無料宿泊特典の活用で年会費無料のような感覚で維持できるのが魅力

マリオットアメックスの年会費は以下になります。

<マリオットアメックスの年会費>

  • 基本カード:49,500円(税込)
  • 家族カード:1枚目まで無料、2枚目以降24,750円(税込)

 

マリオットアメックスの年会費は基本カードで年49,500円(税込)ということで、庶民感覚からすると「高い」と感じてしまいますね。

しかしながら、2年目以降の継続&決済条件クリアで「無料宿泊特典」を毎年獲得することができます。

これは、ホテル宿泊に利用すれば50,000円以上と年会費以上の価値をもたらすため2年目以降の年会費の負担を相殺することができます。

また、入会キャンペーンを活用すれば初年度の年会費負担を軽減することができます。

ホテル好きの方であれば年会費無料のような感覚で維持できるというわけです。

そのため、マリオットアメックスは近年人気を高めており、高額な年会費にもかかわらず入会者が急増しているような状況になっています。

 

マリオットアメックスの独自の特典とアメックスカード共通の特典の両方を享受できるのがメリット

マリオットアメックスは、マリオットというホテルグループの会員カードとしての側面と、アメックスカードとしての側面を兼ね備えたクレジットカードです。

そのため、その特典としても、「マリオットアメックス独自の特典」と「アメックスカード共通の特典」と、大きく2つに分けることができます。

マリオットアメックスの特典は大きく2種類

マリオットアメックスの特典は大きく2種類

 

このマリオットアメックス独自の特典とアメックスカード共通の特典の両方が利用できるというのが、マリオットアメックスのメリットとなっています。

以下では、これらの特典について、順番にご説明していきたいと思います。

pipinobu

マリオットアメックスの特典は豊富です。順番に確認していきましょう!

 

マリオットアメックスの特典:マリオットアメックス独自

まずは、マリオットアメックス独自の特典をご紹介します。

マリオットアメックスには豊富な特典が付随しますが、その中でも特に重要な特典をまとめると以下のようになります。

<マリオットアメックスの独自の特典>

  1. マリオット の「ゴールド会員資格」を自動的に獲得
  2. 年150万円以上の決済で無料宿泊特典を獲得(5万円相当)
  3. 年400万円以上の決済で「プラチナ会員資格」を獲得
  4. カード決済でポイント還元率3%&マイル還元率1.25%を実現
  5. マリオットのホテル利用でポイント還元率6%を実現
  6. 貯めたポイントはホテルの無料宿泊や世界40以上の航空マイルに交換可能
  7. ポイント有効期限は実質無期限
  8. 年15泊分の宿泊実績を獲得

 

マリオットの「ゴールド会員資格」を自動的に獲得

マリオットアメックスを保有していると、自動的にマリオットの「ゴールド会員資格」を得ることができます。

このゴールド会員資格は、通常であれば年間に25泊以上の宿泊をおこなわなければ獲得できないステータスです。

このゴールドステータスを獲得すると、マリオットのホテル宿泊時に以下の特典を受けることができます。この中でも特に素晴らしいのが青字の4つの特典です。

<マリオットのゴールド会員特典>

  1. より望ましい客室へのアップグレード
  2. 午後2時までのレイトチェックアウト
  3. ウェルカムギフトとしてポイントを進呈(500もしくは250ポイント)
  4. 滞在ごとに25%のボーナスポイント
  5. 無料の客室内高速インターネット
  6. エリート専用予約ライン
  7. 会員限定料金の適用
  8. 完全予約保証

 

より望ましい客室へのアップグレード

マリオットのゴールド会員の場合、チェックイン時の空室状況により客室のアップグレードを受けることができます。

スイートルームへのアップグレードは除外されますが、多くの場合、標準レベルの客室の予約から、クラブフロア(エグゼクティブフロア)や、眺望の良い客室などへのアップグレードが行われます。

例えば、私がゴールド会員時に旅行に出かけた2017年の夏休みハワイ旅行では、利用した3件のホテル全てで、以下のような大幅アップグレードが実現しました。

<2017年 夏休みハワイ旅行でのアップグレード実績>

  • シェラトンワイキキ
    • クラブマウンテンビュー=>デラックスオーシャンフロント
    • 5段階のアップグレード
  • ロイヤルハワイアン
    • ヒストリックルーム=>ジュニアスイート
    • 2段階のアップグレード
  • モアナサフライダー
    • タワーパーシャルオーシャン=>ヒストリックバニヤンオーシャン
    • 1段階のアップグレード

 

こちらは、シェラトンワイキキの「デラックスオーシャンフロント」の客室です。

シェラトンワイキキ「デラックスオーシャンフロント」の客室

シェラトンワイキキ「デラックスオーシャンフロント」の客室

 

テラスからは「これぞハワイ!これぞワイキキ!」というダイヤモンドヘッドを望む絶景を楽しむことができました。

シェラトンワイキキ「デラックスオーシャンフロント」からの眺望

シェラトンワイキキ「デラックスオーシャンフロント」からの眺望

 

続いてこちらは、ロイヤルハワイアンの「ジュニアスイート」の客室です。クラシカルな内装が素敵ですね。

ロイヤルハワイアン「ジュニアスイート」の客室(寝室)

ロイヤルハワイアン「ジュニアスイート」の客室(寝室)

 

「ジュニアスイート」の客室は2部屋構成になっており、ベッドルームの他、リビング&ダイニングルームが独立して用意されています。広すぎて使い方に困るぐらいでした。

ロイヤルハワイアン「ジュニアスイート」の客室(リビング&ダイニング)ロイヤルハワイアン「ジュニアスイート」の客室2

ロイヤルハワイアン「ジュニアスイート」の客室(リビング&ダイニング)

 

最後にこちらが、モアナサーフライダーの「ヒストリックバニヤンオーシャン」の客室です。

モアナサーフライダー「ヒストリックバニヤンオーシャン」の客室

モアナサーフライダー「ヒストリックバニヤンオーシャン」の客室

 

海からの距離がとても近く、窓を開けると波の音が聞こえるぐらいでした。歴史のあるホテルだからこそ実現できる、立地の良さですね。

モアナサーフライダー「ヒストリックバニヤンオーシャン」からの眺望

モアナサーフライダー「ヒストリックバニヤンオーシャン」からの眺望

 

日本人にとっては繁忙期であるはずの夏休みシーズンで、しかも憧れであった高級ホテルで、これらの大幅アップグレードを受けることができて、本当に夢のような体験でした。

 

午後2時までのレイトチェックアウト

マリオットのゴールド会員の場合、最大で午後2時までのレイトチェックアウトを受けることができます。

通常のチェックアウト時間は11時から12時に設定されていることが多いため、2時間から3時間ほど、チェックアウト時間が延長されるイメージになります。

レイトチェックアウトが実現するかどうかは空室状況によっても依存します。

しかしながら、午後2時までの延長が認められると、ランチをホテル(もしくは近郊)でいただく余裕が生まれるため、ホテル滞在をより楽しむことができるようになります。

 

ウェルカムギフトとしてポイントを進呈

マリオットのゴールド会員の場合、ホテル到着時に、ウェルカムギフトとして500ポイント、もしくは250ポイントのボーナスポイントを受け取ることができます(ボーナスポイント数はホテルブランドに依存)。

マリオットのポイントは一般的には1ポイント=1円ほどの価値があるため、約500円ほどの価値を獲得できるということになります。

 

滞在ごとに25%のボーナスポイント

マリオットの会員の場合、ホテル宿泊代やレストランでの食事代など部屋付きにした料金に対して、「マリオットボンヴォイ」のポイントを獲得することができます。

通常会員が獲得できるのは1ドルあたり10ポイントですが、ゴールド会員の場合は25%のボーナスポイントが加算され、1ドルあたり12.5ポイントを獲得することができます。

そのため、例えば、ホテル宿泊代とレストランでの食事代で30,000円の支払いが発生した場合、約3,410ポイントを獲得することができるという計算になります(1ドル=110円として試算)。

 

年400万円以上の決済で「プラチナ会員資格」を獲得

また、年400万円以上の決済が可能な方であれば「プラチナ会員」資格を獲得することもできます。

年400万円以上の決済でプラチナ会員資格を獲得可能

年400万円以上の決済でプラチナ会員資格を獲得可能

 

プラチナ会員になるとゴールド会員の特典にクラブラウンジへのアクセス権や無料朝食といったさらに強力な特典が追加になります。

また、スイートルームへのアップグレードの可能性も高まりレイチェックアウトも午後4時まで可能になるため、マリオットのホテル宿泊をより満喫することができるようになります。

ゴールドとプラチナで主な特典を比較すると以下のようになります。

<ステータス特典(ゴールド&プラチナ)>

  ゴールド プラチナ
ポイントボーナス ◯(25% ◯(50%
レイトチェックアウト ◯(14時 ◯(16時
ウェルカムギフト ◯(250 or 500ポイント) ◯(500 or 1,000ポイント、無料朝食、アメニティから選択)
客室のアップグレード ◯(スイート含む
ラウンジへのアクセス なし

 

年400万円という決済条件はハードルが非常に高いものであるものの、これをクリアできる方にとってマリオットアメックスはさらに魅力的なクレジットカードとなります。

 

年150万円以上の決済で無料宿泊特典を獲得(5万円相当)

無料宿泊特典は世界各地のマリオットホテルで利用できる

マリオットアメックスは継続(かつ年150万円以上の決済)する度に、世界各地のマリオットのホテルで利用できる1泊1室の「無料宿泊特典」がプレゼントされます。

通常、無料宿泊特典というと、金曜、土曜や祝前日、GW期間やお盆期間など、除外日(ブラックアウト日)が設定されているものです。

しかしながら、マリオットアメックスの無料宿泊特典では、特定の除外日は設定されていません

そのため、祝日や大規模なイベント開催期間中などの繁忙期であっても、スタンダードルームに空室がある限り、「無料宿泊特典」を利用することができます。これがこの特典の素晴らしい点です。

無料宿泊特典が利用できるのは、1泊50,000ポイントまでのスタンダードルームとなっています。

MEMO

マリオットアメックスの無料宿泊特典は手持ちのポイントを追加すれば最大65,000ポイントまでの客室で利用することもできます。

 

無料宿泊特典の価値はマリオットアメックスの年会費以上

マリオットのブランドの中には「ザ・リッツ・カールトン」や「セントレジス 」「ラグジュアリーコレクション」「JWマリオット 」などの高級ブランドが多く含まれています。

これらのホテル宿泊費は当然ながら高額になります。泊まる都市や日にちにもよりますが、5万円から10万円を超える場合も珍しくありません。

そして、1泊50,000ポイントまでのスタンダードルームという制限はあるものの、無料宿泊特典はこれら高級ブランドを含む全てのホテルで利用可能となっています。

つまり、無料宿泊特典は、マリオットアメックスの年会費である「49,500円(税込)」と同等、もしくはそれ以上の価値がある、ということになります。

そのため、ホテル宿泊が好きな方にとっては年会費無料のような感覚で「マリオットアメックス」を保有することができるという形になっています。

我が家の場合は、夫婦そろってホテル宿泊好きのため、この無料宿泊特典を目当てに夫婦揃ってマリオットアメックスカードの本会員になっていたほどです。

シェラトンワイキキの外観

シェラトンワイキキの外観

 

無料宿泊特典が使える日本国内のマリオットホテル

私自身は「ウェスティンホテル東京」で無料宿泊券をよく利用しています。「ウェスティンホテル東京」の週末の宿泊料金は5万円から7万円ほどします。

これに、税金とサービス料を加えると8万円を超えることもありますので、マリオットアメックスの年会費(49,500円(税込))の元を十分にカバーすることができます。

こちらは、「ウェスティンホテル東京」の外観です。恵比寿ガーデンプレイスの一角に位置しています。

「ウェスティンホテル東京」の外観

「ウェスティンホテル東京」の外観

 

ウェスティンホテル東京の客室は、ヨーロピアンで重厚な内装が特徴的となっており、優雅なホテル宿泊を体験できます。

ウェスティンホテル東京「エグゼクティブクラブルーム」の客室

ウェスティンホテル東京「エグゼクティブクラブルーム」の客室

 

関西方面の方は「大阪マリオット都ホテル」や「JWマリオット奈良」「W大阪」もオススメです。

「大阪マリオット都ホテル」の宿泊料金も高額で、週末であれば5万円から6万円ほどにもなります。(税金とサービス料を加えると7万円を超える場合もあります。)

大阪マリオット都ホテル「プレミアコーナールーム」の客室

大阪マリオット都ホテル「プレミアコーナールーム」の客室

 

「大阪マリオット都ホテル」は高層ビルとして有名な「あべのハルカス」に入居していますので、客室からは素晴らしい眺望を楽しむことができます。

大阪マリオット都ホテル「プレミアコーナールーム」からの眺望

大阪マリオット都ホテル「プレミアコーナールーム」からの眺望

 

その他、無料宿泊特典が使える日本国内で人気のマリオットホテルは以下になります。

無料宿泊に必要なポイント数が概ね50,000ポイントから65,000ポイントほどのホテルを抜粋しています(必要ポイント数は時期によって変動します。無料宿泊特典の利用を保証するものではありません)。

これらの人気のホテルに年1回無料宿泊できると考えるとワクワクしますね!

<日本国内で人気のマリオットホテル>

  • ウェスティンホテル仙台
  • 富士マリオットホテル山中湖
  • 軽井沢マリオットホテル
  • シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
  • 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 
  • ウェスティンホテル横浜
  • ACホテル東京銀座
  • シェラトン都ホテル東京 
  • ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクション 
  • 東京マリオットホテル
  • メズム東京、オートグラフ コレクション
  • ウェスティンホテル東京 
  • 伊豆マリオットホテル修善寺
  • 名古屋マリオットアソシアホテル
  • TIAD, オートグラフコレクション
  • 琵琶湖マリオットホテル
  • ウェスティン都ホテル京都
  • ザ・プリンス 京都宝ヶ池、オートグラフ コレクション
  • シェラトン都ホテル大阪
  • ウェスティンホテル大阪
  • W大阪
  • ザ・リッツ・カールトン大阪
  • セントレジスホテル大阪
  • 神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
  • JWマリオット・ホテル奈良
  • 紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良
  • 南紀白浜マリオットホテル
  • シェラトングランドホテル広島
  • ザ・リッツ・カールトン福岡
  • シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート
  • シェラトン鹿児島
  • シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
  • ルネッサンス・オキナワ・リゾート

 

日本国内におけるマリオットボンヴォイ参加ホテル一覧はこちらをご参照ください。

北は北海道から東京、名古屋、大阪、神戸、福岡、沖縄というように全国を網羅するように約90のホテルを展開しています。

 

クレジットカード決済で、ポイント還元率3%&マイル還元率1.25%を実現

マリオットアメックスのポイント還元率は3%

続いては、クレジットカードの基本性能となる「ポイント還元率」となります。ここでは、陸マイラーとしては一番気になる「マイル還元率」にも着目して確認していきたいと思います。

マリオットアメックスでは、クレジットカードの利用(決済)で「マリオットボンヴォイ」のポイントを貯めることができます。貯められるのは、100円のクレジットカード利用(決済)につき3ポイントとなっています。

「マリオットボンヴォイ」のポイントは、先ほどご紹介した「無料宿泊特典」として利用することができます。この際、1ポイント=1円程度の価値で利用することができます。

マリオットアメックスの決済では「100円=>3ポイント=3円の価値」という図式が成り立ちます。

そのため、マリオットアメックスのポイント還元率は3%と考えることができます。

<マリオットアメックスのポイント還元率>

  • 3ポイント / 100円 = 3%

 

ポイント還元率が3%のクレジットカードというのはめったにありませんので、これだけでも十分素晴らしいということが言えます。

MEMO

陸マイラーって何?という方は、こちらの記事もオススメです。初心者向けに大量ANAマイルを獲得する方法を解説しています。

 

マリオットアメックスのマイル還元率は最大1.25%

そして、マリオットアメックスがさらに素晴らしいのは、このポイントを60,000ポイントまで貯めると、25,000マイルに交換できるという点です。

60,000ポイントを貯めるまでに必要なクレジットカード決済は200万円分ということになりますので、「200万円=>60,000ポイント=25,000マイル」という図式が成り立ちます。

そのため、マリオットアメックスのマイル還元率は最大で1.25%となります。

<マリオットアメックスのマイル還元率>

  • 25,000マイル / 200万円 = 1.25%

 

ANAカードやJALカードといった、マイルを貯めることに特化したクレジットカードのマイル還元率は「1.0%」というのが平均的な値になっています。

そのため、マリオットアメックスのマイル還元率が最大1.25%というのは、マイルを貯めるクレジットカードとしても非常に優秀であることがわかります。

 

羽田空港国際線ターミナル「ANAビジネスクラス」

羽田空港国際線ターミナル「ANAビジネスクラス」

 

マリオットのホテル決済なら、ポイント還元率2倍の6%を実現

マリオットのホテルでの支払いにマリオットアメックスを利用することで、お得度はさらに高まります。

通常、マリオットアメックスのクレジットカード決済で得られるポイントは、「100円につき3ポイント」ですが、マリオットのホテルでの支払いの場合は倍の「100円につき6ポイント」を獲得することができます。

これは、ポイント還元率が6%に跳ね上がるということを意味しています。

例えば、30,000円のホテル支払いで獲得できるポイント数の合計は以下のようになります。

まずゴールド会員の場合は1ドルあたり12.5ポイントを獲得できますので、滞在ポイントとして約3,410ポイントを獲得できます(1ドル=110円の場合)。

これにマリオットアメックスの決済ポイントとして1,800ポイントも加わりますので、合計では約5,210ポイントにもなります。

<30,000円のホテル支払いで獲得できるポイント数の例>

  • ゴールド会員の滞在ポイント:約3,410ポイント(25%ボーナス加算)
  • マリオットアメックスでの決済ポイント:1,800ポイント(2倍ポイント)
  • 合計:約5,210ポイント

 

これは、ポイント還元率としては17.3%にもなります。さらにウェルカムギフトの500ポイントも加わります。

ホテル宿泊にマリオットアメックスを利用すればポイントをザクザクと貯めていくことができますね。

 

世界約40の航空会社のマイルに交換可能

手数料なしで交換レートは「3:1」

マリオットアメックスで貯めることができる「マリオットボンヴォイ」のポイントは、世界約40の航空会社のマイルに交換することが可能となっています。

具体的には以下のようになっています。日系の大手航空会社である「ANA」と「JAL」が含まれていることが確認できます。交換レートはほぼ全ての航空会社で「3:1」となっています。

また、ブリティッシュエアウェイズ(BA)やユナイテッド航空(UA)、シンガポール航空など、日本人に人気の高い海外の大手航空会社も網羅されているがの確認できますね。

<マイルに交換できる航空会社と交換レート>

マイレージプログラム ポイントとマイルの比率
エーゲ航空 Miles+Bonus 3:1
エアリンガスAerClub 3:1
エアロメヒコ クラブ プレミエ 3:1
エア・カナダ アエロプラン 3:1
エールフランス/KLM フライング・ブルー 3:1
ニュージーランド航空 Airpoints 200:1
アラスカ航空 Mileage Plan™ 3:1
アメリカン航空 AAdvantage®** 3:1
ANAマイレージクラブ 3:1
アシアナ航空アシアナクラブ 3:1
アビアンカ航空 LifeMiles** 3:1
ブリティッシュ・エアウェイズ Executive Club 3:1
キャセイパシフィック航空アジア・マイル 3:1
コパ航空 ConnectMiles 3:1
デルタスカイマイル®** 3:1
エミレーツ・スカイワーズ 3:1
Etihad Guest 3:1
FRONTIER Miles 3:1
海南航空 Fortune Wings Club 3:1
ハワイアン航空 HawaiianMiles® 3:1
Iberia Plus 3:1
InterMiles 3:1
日本航空 JALマイレージバンク 3:1
大韓航空スカイパス** 3:1
LATAM航空 LATAMPASS 3:1
Multiplus Fidelidade LATAM Pass 3:1
カンタス・フリークエントフライヤー 3:1
カタール航空プリビレッジクラブ 3:1
サウディア Alfursan 3:1
シンガポール航空クリスフライヤー 3:1
サウスウェスト航空 Rapid Rewards® 3:1
TAPポルトガル航空 Miles&Go 3:1
タイ国際航空ロイヤルオーキッドプラス 3:1
ターキッシュ エアラインズ Miles&Smiles 3:1
ユナイテッド航空マイレージプラス 3:1
ヴァージンアトランティック航空 Flying Club 3:1
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer 3:1
Vueling Club 3:1

 

ここで重要なのが、「マリオットボンヴォイ」のポイントからマイルへの交換には「手数料」が必要ないというところです。

実は、多くのクレジットカードのポイントプログラムでは、マイルに交換する場合、年間5,000円程度の手数料が必要となります。

そのため、マイルに交換するタイミングで無駄な出費が発生するのですが、マリオットアメックスの場合はこれが必要ありません。

したがって、マリオットアメックスを利用すると効率良くポイントを「獲得」できるだけでなく、効率良くマイルに「交換」することも可能となっています。

 

60,000ポイントをまとめて交換することでマイル還元率は最大1.25%に

マリオットアメックスのポイントをマイルに交換した場合、マイル還元率は最大で「1.25%」でした。

これは、通常のポイントからマイルへの交換レートは「3:1」ですが、60,000ポイントをまとめて交換すると5,000マイルのボーナスが加算され「3:1.25」となるためです。

<60,000ポイント交換時に獲得できるマイル数(UA以外)>

  • ベース:60,000ポイント=>20,000マイル(交換レート3:1)
  • ボーナス加算:20,000マイル+5,000マイル=>25,000マイル(交換レート3:1.25)
MEMO

マリオットアメックスのポイントをマイルに交換する手順の詳細は以下の記事で詳しくご紹介しております。ポイントが貯まってマイルに交換する際には、こちらの記事もご参照ください。

 

ユナイテッド航空はボーマス10,000マイルでマイル還元率は最大1.5%に

そして、2023年3月になり新しい特典が追加になりました。それは、ユナイテッド航空(UA)に関しては、60,000ポイント交換時のボーナスマイルが通常の2倍である10,000マイルになるというものです。

そのため、60,000ポイントをまとめて交換することで30,000マイルを獲得することができます。交換レートは「3:1.5」となり、マイル還元率は1.5%となります。

<60,000ポイント交換時に獲得できるマイル数(UA)>

  • ベース:60,000ポイント=>20,000マイル(交換レート3:1)
  • ボーナス加算:20,000マイル+10,000マイル=>30,000マイル(交換レート3:1.5)

 

マイル還元率1.5%というのはマイルを貯めるクジレットカード全体の中でも最高峰となるものです。マリオットアメックスプレミアムはユナイテッド航空(UA)マイルを貯めるのに最強のクレジットカードとも言えます。

 

実質無期限のポイント有効期限

「マリオットボンヴォイ」のポイントの有効期限は2年間と定められています。

しかしながら、この2年の間に1度でもポイントの利用(追加もしくは使用)があると、ポイント口座全体の有効期限がそこから2年後に再度設定されます。

つまり、マリオットアメックスでクレジットカード決済を2年間に1度でも行えば、ポイントの有効期限切れを気にすることなく、安心してポイントを貯めていくことが可能となります。

マリオットポイントの有効期限のイメージ

 

マリオットアメックスは、アメックスが使える店舗であればどこでも利用することができます。また、国内ではJCBが使えるお店でも決済することができます。

また、マリオットアメックスはApplePayにも対応しています。物理カードを持ち歩かなくてもスマホで決済できて便利です。

最近では、コンビニでもクレジットカードやApplePayを普通に使うことができますので、決済ができなくて困ったという状況は回避できます。

日々の生活でマリオットアメックスを利用し、お得にポイント(およびマイル)を貯めていきましょう。

 

年15泊分の宿泊実績を獲得

マリオットアメックスは継続する度に、15泊分の宿泊実績がプレゼントされます。

マリオットアメックスにはゴールド会員資格が自動的に付いてきますが、それより上のプラチナ会員資格(年間50泊以上が必要)を目指す場合には、この15泊分の宿泊実績が、スピーディな資格獲得に役立ちます。

つまり、年間35泊(=50泊-15泊)をクリアすればプラチナ会員資格を獲得できるというわけですね。

マリオットアメックスでは、年400万円の決済条件をクリアすることでプラチナ会員資格を獲得できるとご説明しましたが、これに加えて年間35泊をするという選択肢もあるということになります。

<マリオットアメックス保有者がプラチナ会員になる選択肢>

  1. 年400万円の決済条件をクリア
  2. 年間35泊をクリア(15泊分と合わせて年50泊を達成)

 

通常、15泊するには1泊あたりの平均コストを2万円と考えても30万円は必要になります。

宿泊実績をクリアすることでプラチナステータスを狙う方にとっては魅力的な特典と言えますね。

 

レストラン特典で5%割引&ウェルカムドリンクの提供

マリオットでは新しいレストラン特典がスタートしました。

Marriott Bonvoy会員は5%割引、マリオットアメックス会員はウェルカムドリンクが1人1杯無料(カード1枚で4人まで)になるというものです。

日本国内の対象レストラン&バーでの利用が条件で9月15日から11月30日までの期間限定になっています。

5%割引というと少なく感じるかもしれませんが、ホテルでの飲食代はなにかと高額になりがちです。5%と言えども割引を受けられるのは嬉しいですね。

このマリオットのレストラン特典ついてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。併せてご参照ください。

 

注意

ここまでのご説明でマリオットアメックスの特典は十分に理解したから、先にマリオットアメックスのお得な入会方法を知りたい、という方は「こちらをクリック」してください。ページがスキップします。

 

マリオットアメックスの特典:アメックスカード共通

続いては、アメックスカード共通の特典をご紹介していきます。

結論から申し上げると、マリオットアメックスには「アメックスゴールド」とほぼ同等の豊富な特典が用意されています。ゴールドカード級の特典が受けらるというわけですね。

<アメックスカード共通の特典>

  1. 空港ラウンジの利用
  2. 手荷物無料宅配サービス
  3. 旅行傷害保険
  4. 航空便遅延費用補償
  5. オーバーシーズ・アシスト
  6. 各種プロテクション
    1. ショッピング・プロテクション
    2. オンライン・プロテクション
    3. リターン・プロテクション
    4. キャンセル・プロテクション
    5. スマートフォン・プロテクション
  7. カード紛失・盗難の場合の緊急再発行

 

マリオットアメックスに限らず、アメックスカードは「保険」が充実しているため、旅行中の怪我や盗難など、何かあった場合に頼りになるクレジットカードです。

そのため、海外旅行に持っていくと抜群の安心感を得ることができます。

 

空港ラウンジの利用

マリオットアメックスでは、「空港ラウンジ(カードラウンジ)」を利用することができます。

国内外の空港ラウンジを、マリオットアメックス1枚で、同伴者1名まで無料で利用することができます。

通常のゴールドカードの場合、カードラウンジを無料で利用できるのは、本会員のみ(つまり一人だけ)です。同伴者は有料となってしまいます。

しかしながら、アメックスカードの場合は、同伴者1名まで無料で利用することができますので、夫婦やカップルでの旅行にも安心です。

羽田空港国際線「スカイラウンジ」の内観

羽田空港国際線「スカイラウンジ」の内観

 

MEMO

マリオットアメックスで利用できる空港ラウンジの一覧は以下からご確認ください。国内外40箇所以上のカードラウンジを無料で利用することができます。

 

手荷物無料宅配サービス

マリオットアメックスでは「手荷物無料宅配サービス」を利用することができます。

海外旅行からの帰国時のみになりますが、以下4つの空港から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送してもらうことができます。

<手荷物無料宅配サービスの対象空港>

  • 成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、羽田空港

 

海外旅行の帰宅時というのはかなり疲労しています。空港から手ぶらで帰宅できるというのは、想像以上に快適です。一度体験するとやめられません。

 

旅行傷害保険

マリオットアメックスには、海外で最高1億円、国内で最高5千万円の「旅行傷害保険」がついてきます。

これは、海外旅行で航空券やパッケージ・ツアーなどの旅行代金をマリオットアメックスで決済した場合の「利用付帯」としての補償額となります。

補償を受けられるのは、基本カード会員のみならず、基本カード会員の家族まで含まれています。非常に安心感がありますね。

<利用付帯の保険内容>

国内旅行

保険の種類 基本カード会員 基本カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金 最高5,000万円 最高1,000万円

 

海外旅行(補償期間:最長90日間)

保険の種類 基本カード会員 基本カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金 最高1億円 最高1,000万円
傷害治療費用保険金 最高300万円 最高200万円
疾病治療費用保険金 最高300万円 最高200万円
賠償責任保険金 最高4,000万円 最高4,000万円
携行品損害保険金 (免責3千円/年間限度額100万円) 1旅行中最高50万円 1旅行中最高50万円
救援者費用保険金 保険期間中 最高400万円 保険期間中 最高300万円

 

これらの保険内容を個別かけようとすると、それだけで数千円が必要となってしまいます。海外旅行に出かける頻度が高い方には、特に有効な特典となります。

MEMO

ここでの「旅行代金」とは、国内旅行の場合、公共交通乗用具、宿泊料金、宿泊を伴う募集型企画旅行(パッケージ・ツアー)の料金をいいます。海外旅行の場合、日本出入国のために時刻表に基づいて運行される国際航空機または国際船舶のチケットやパッケージ・ツアーの料金をいいます。

 

航空便遅延費用補償

マリオットアメックスには、「航空便遅延費用補償」がついてきます。

基本カード会員本人が海外に出かけた際、航空便の遅延により臨時に出費した宿泊料金や食事代が補償されます。

また、手荷物の到着遅延や紛失したことにより負担した衣類や生活必需品の購入費用も補償を受けることができます。

マリオットアメックスの場合は「利用付帯」で以下の補償内容となっています。非常に手厚い内容となっており、予想外の自体にも安心です。

<航空便遅延費用補償>

  • 乗継遅延費用 (最高20,000円)
  • 出航遅延、欠航、搭乗不能費用 (最高20,000円)
  • 受託手荷物遅延費用 (最高20,000円)
  • 受託手荷物紛失費用 (最高40,000円)

 

各種プロテクション

マリオットアメックスには、次のようなショッピング関係のプロテクションが付帯しています。

マリオットアメックスで購入した商品については、破損や盗難、返品などの補償を受けることができるため、国内・海外を問わず安心してショッピングすることができます。

  補償額
ショッピング・プロテクション ◯(年間500万円まで)
オンライン・プロテクション ◯(不正利用された利用金額)
リターン・プロテクション ◯(1商品最高3万円まで)

 

また、旅行やコンサートなどのチケットのキャンセル、スマートフォンの破損(スクリーン画面割れ損害を含む)や水濡れ、盗難などの際にも補償を受けることができます。

  補償額
キャンセル・プロテクション ◯(年間10万円まで)
スマートフォン・プロテクション ◯(最大3万円まで)

 

スマートフォンは現代においては手放すことができない必須のツールいなっています。これを補償してもらえるというのは嬉しいですね。

スマートフォン・プロテクションの補償内容

スマートフォン・プロテクションの補償内容

 

オーバーシーズ・アシスト

マリオットアメックスでは、「オーバーシーズ・アシスト」が利用できます。

これは、レストランの予約から緊急時の相談まで、電話で相談ができるというものです。

海外からの利用が条件になりますが、世界中のほとんどの国から24時間通話料無料またはコレクトコールで連絡することができます。

海外旅行の強い味方と言えますね。

 

マリオットアメックスのお得な入会方法

マリオットアメックスの唯一の弱点は初年度の年会費負担

ここまでのご説明で、「マリオットアメックス」が非常に強力で魅力的なクレジットカードであることがご理解いただけたのではないかと思います。

ただし、唯一とも言える弱点が、年会費が高い(49,500円(税込))という点です。

特に、「無料宿泊特典」が得られるのはカード継続後(2年目以降)となるため、初年度の年会費が大きな負担になります。

しかしながら、その初年度の年会費による負担を少しでも軽減すべく、お得に入会する方法があります。それは「入会キャンペーン」を利用するという方法です。

マリオットアメックスではお得な入会キャンペーンを実施中

マリオットアメックスでは入会キャンペーンを実施しています。

入会キャンペーンを活用すれば条件クリアで大量ポイントを獲得できるため初年度の年会費負担を大きく軽減することができます。

マリオットアメックスの入会キャンペーンの最新情報はこちらの記事でまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

マリオットボンヴォイの友達紹介キャンペーンで最大20,000ポイントの上乗せも

マリオットアメックスは、マリオットボンヴォイの会員カードを兼ねていますので、入会の際にはマリオットボンヴォイの会員番号が必要となります。

そのため、マリオットアメックスへの入会を検討されている方は、まずは「マリオットボンヴォイ」に入会する必要があります。

そして、このマリオットボンヴォイでは友達紹介キャンペーンを実施中です。

既存会員からの紹介で入会し条件をクリアすることで、紹介者と被紹介者の両方に10,000ポイントずつ、合計で20,000ポイントが貰えるというものです。

この友達紹介は家族間でも可能となっています。

これからマリオットボンヴォイに入会する方は家族や友達と協力することで合計20,000ポイントを獲得することができます。

利用しなければ損とも言えるお得さですね。

マリオットボンヴォイの友達紹介キャンペーンで最大20,000ポイントを獲得する方法はこちらの記事で解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

利用条件クリアにはAmazonギフト券や百貨店ギフトカードの購入が便利

入会キャンペーンで利用条件をクリアするにはまとまった金額の決済が必要になります。

直近で利用する用途が思いつかない方は、「Amazonギフト券」やアメックスの「百貨店ギフトカード」の購入がオススメです。

「Amazonギフト券」は有効期限10年、「百貨店ギフトカード」は有効期限なし、となっていますので、利用条件をクリアした後、あとでゆっくりと消費していくことができます。

タイミングによってはポイント3倍キャンペーンなども実施しておりポイントもザクザク貯めることができてお得です。

 

また、税金支払いをする必要のある方は「au PAY」を活用するのもオススメです。マリオットアメックスからのチャージと利用でポイントを2重取りすることができてお得になります。

 

マリオットアメックスの審査基準と結果事例

マリオットアメックスの審査基準はそれほど厳しくない

結論から言うと、マリオットアメックスは高めの年会費の割に、審査基準は意外と厳しくないということが言えます。

マリオットアメックスの詳細な審査基準は非公表となっています。公表されているのは、以下2点のみとなっています。

<マリオットアメックスの審査基準>

  • 申込基準は、20歳以上、定職がある方
  • パート・アルバイトの方のお申込みはお受けできません

 

一般的には、マリオットアメックスは「アメックスゴールド」よりも審査基準が低めに設定されていると言われています。

私の友人の事例は以下になります。これらのような条件で審査OKとなりました。

<マリオットアメックスの審査事例>

  • 年収300万円、勤続年数3年
  • 年収600万円、勤続年数10年
  • 年収400万円、個人事業主1年目
  • 専業主婦(ただし世帯年収を600万円で申請)

pipinobu

マリオットアメックスの審査はそれほど厳しくなさそうですね!

 

ちなみに、専業主婦の方は世帯として審査されますので、入会申し込みされる際は世帯年収を申請するように注意しましょう。

 

マリオットアメックスのデメリット

マリオットアメックスは特典とメリットが絶大なクレジットカードですが、デメリットが存在するのも事実です。

ここでは、マリオットアメックスのデメリットについてまとめておきたいと思います。具体的には以下になります。

<マリオットアメックスのデメリット>

  1. 基本カードの年会費が高額
  2. 無料宿泊特典獲得のためには年150万円の決済条件をクリアする必要がある
  3. 家族カードにはステータス付与の特典が得られない
  4. ポイント加算が対象外もしくは半額となる加盟店がある

 

基本カードの年会費が高額

マリオットアメックス最大のデメリットは、やはり高額な年会費です。

基本カードの年会費は「49,500円(税込)」と、一般庶民からすると躊躇する金額となっています。

ただし、年会費については、既にご説明させていただいたように、初年度は「入会キャンペーン」の活用で、次年度以降は「無料宿泊特典」の価値で相殺できます。

そのため、マリオットのホテル宿泊に価値を感じる方であれば、大きなデメリットでは無くなっています。

逆に言えば、マリオットのホテル宿泊に興味がない方、1年に1回以上ホテル宿泊する機会のない方にとっては宝の持ち腐れになってしまいます。

 

無料宿泊特典獲得のためには年150万円の決済条件をクリアする必要あり

マリオットアメックスで無料宿泊特典獲得のためには年150万円の決済条件をクリアする必要があります。

さきほどご紹介したとおり、継続で獲得できる無料宿泊特典は二年目以降の年会費負担を軽減するのに大きく貢献します。

逆を言えば、無料宿泊特典を獲得できなれば、特典やメリットよりも年会費負担の方が大きいと感じる方が増えるということを意味します。

 

家族カードにはステータス付与の特典が得られない

マリオットアメックスの場合、家族カードにはステータス付与の特典は提供されません

そのため、無料で発行できる1枚目はさておき、2枚目以降を「有料」で発行する意味はあまりありませんのでご注意ください。

もちろん、基本カードと家族カードで決済額をまとめることで決済条件をクリアしやすくなるというメリットはあります。

 

特定の加盟店ではポイント加算されない/還元率が下がる

マリオットアメックスのメリットの一つに高いポイント還元率(マイル還元率)がありました。

しかしながら、特定の加盟店ではポイント還元率が下がったり、場合によってはポイント加算されないため注意が必要です。

こちらは、ポイント加算されない加盟店です。NHKや電子マネー、寄付団体がこれに該当します。

ポイント加算対象外の加盟店

ポイント加算対象外の加盟店

 

こちらは、ポイント加算が半分(200円につき3ポイント)になる加盟店です。電力会社やガス会社、水道局といった公共料金や、税金・公金などがこれに該当します。

ポイント加算が半分になる加盟店

ポイント加算が半分になる加盟店

 

ただし、電子マネーや寄付団体については他のクレジットカードでもポイント還元の対象外となっているところが多くあります。

また、公共料金や税金の支払いでポイント還元率が半分になると言っても、それでもポイント還元率は1.5%もあります。

ポイント還元率1.5%のクレジットカードがほとんど存在していない状況を考えると、マリオットアメックスの大きなデメリットにはならないとも言えますね。

ちなみに、工夫をすることでポイント還元率の低下を回避する方法も用意されています。

アメックスのポイント加算が対象外や還元率が半分になる加盟店と回避する方法の詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

国税の支払いにおけるポイント還元の上限が年300万円までに制限

マリオットアメックスで税金の支払いを行なった場合、ポイント還元率が通常の半分になるのはご説明のとおりです。

この税金支払いの中でも「国税」に関してはポイント付与の上限が年500万円までに制限されています。

500万円を超える国税の支払いではポイント還元を受けられないため注意が必要というわけですね。表でまとめると以下のようになります。

<国税払いにおけるポイント還元>

年500万円以内 年500万円以上
200円につき3ポイント ポイント加算なし

 

年500万円も国税の支払いに利用する方は少ないかもしれませんが覚えておくようにしましょう。

ちなみに、この制限を受けるのは国税のみです。通常のショッピングはもちろん、地方税やふるさと納税などは制限の対象外となるため安心です。

MEMO

2024年1月1日からはこの国税払いのポイント付与の上限が年300万円までに引き下げられます。

pipinobu

マリオットアメックスは豊富な特典とメリットと比べるとデメリットの少ない非常に優秀なクレジットカードですね。

 

まとめ:マリオットアメックスはホテル宿泊最強のクレジットカード!陸マイラーもホテラーも必携の一枚!

今回は、マリオットアメックスを特典からメリット、デメリットまで、徹底解説させていただきました。

マリオットアメックスには、マリオットボンヴォイのゴールド会員資格が自動的に付与され、その豊富な上級会員特典を享受できるのが最大の特徴です。

マリオットは世界最大のホテルグループであり、全29ブランド、世界127カ国以上、6700軒以上のホテルで、エリート会員としてのVIP待遇を受けることができます。

また、マイルを貯めるクレジットカードとしてもとても優秀です。

マイル還元率は1.25%とANAカードやJALカードとった、マイルを貯めるクレジットカードを凌ぐ高いマイル還元率を実現しています。

マリオットアメックスは高額な年会費がネックにはなるものの、入会キャンペーンを活用すれば初年度の年会費負担おw軽減することができます。

ホテル宿泊に価値を見出せる方であれば、年会費無料のような感覚で維持できるのも魅力です。

以上から、マリオットアメックスはホテル宿泊最強のクレジットカードで、陸マイラーもホテラーも必携の一枚と結論付けることができますね。

pipinobu

マリオットアメックスを手に入れて優雅で楽しいホテル滞在を実現しましょう!

 

それでは、また!

 

マリオットアメックス入手後の次のステップには「プラチナチャレンジ」がオススメ

最短16泊でプラチナエリートにステップアップ可能

マリオットアメックス入手後の次のステップには「プラチナチャレンジ」がオススメです。

プラチナチャレンジを利用すると、ゴールド会員が定められ得た期間内(3ヶ月+アルファ)にマリオットのホテルに16泊以上することで、プラチナ会員資格を獲得することができます。

 

プラチナ会員になると、スイートルームへのアップグレードやクラブラウンジの利用、無料朝食の提供などの特典を受けられるため、ホテル宿泊をより満喫ことができるようになります。

 

マリオットアメックスは陸マイラー活動との相性が抜群

陸マイラーで飛行機代を、マリオットアメックスでホテル代を節約

陸マイラーとは、飛行機に搭乗することなく、大量マイルを貯めている人です。

私自身も陸マイラーを自認しており1年間で以下のような大量マイルを獲得しました。

<1年間で獲得したマイル数>

  • ANAマイル:22万マイル(夫婦で合計43万マイル
  • JALマイル:31万マイル
  • デルタマイル:20万マイル
  • BAマイル:10万マイル
  • 合計:104万マイル!

 

これだけの大量マイルがあれば、特典航空券を利用して、世界中どこでも自由に旅行できるようになります。

そして、この陸マイラー活動と相性抜群なのが、今回ご紹介しているマリオットアメックスです。

陸マイラー活動でマイルを貯めて飛行機代を無料にし、マリオットアメックスでポイントを貯めてホテル代を節約することで、ローコストで豪華な海外旅行を実現できるようになります。

 

実際私は、ハワイ、ニューヨーク、香港、シンガポール、台湾などで、豪華な海外旅行をほぼ無料で実現できています。

直近でも2022年にハワイ旅行に行ってきました。約182万円分の価値のある旅行プランを約18万円の現金持ち出しだけで実現できています。驚異の90%オフですね。

 

また、陸マイラー活動の基本となる「ANAマイルの貯め方」と「JALマイルの貯め方」については、こちらをご参照ください。