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LINE Payカードが改悪!「マイカラー」の基準とポイント還元率は?

LINE Payカードが改悪!「マイカラー」の基準とポイント還元率は?

2018年6月1日から「LINE Payカード」を含む「LINE Pay」に新しいインセンティブ制度である「マイカラー」が導入されることが発表されました。これまで、「LINE Payカード」ユーザーは、無条件にポイント還元率2%を得ることができていたのですが、新制度である「マイカラー」導入により、この還元率が変動制に移行します。既存ユーザーからすれば明らかな「改悪」となるこの制度、どのような仕組みになっているのか、詳しくみていきたいと思います。

  • 更新履歴(2018年7月23日):バッジカラーの判断基準が「相対的」から「絶対的」な基準に変更されました。また、これに合わせてポイント付与率も一部変更になっています。
  • 更新履歴(2018年9月15日):バッジカラーの判断基準から「送金人数」が撤廃され、条件が緩和されました。

LINE Payカードの基本情報

LINE Payカードとは?

「LINE Payカード」は、その名前のとおり、スマホのメッセンジャーアプリで有名な「LINE」が発行している「チャージ式のプリペイドカード」です。

クレジットカードではなく、プリペイドカードです。

チャージ式というところが特徴で、事前にお金を「LINE Payカード」にチャージしないと使うことができません。

LINE Payカードのチャージ上限は?

「LINE Payカード」の口座には「LINE Cash」と「LINE Money」の2種類があり、チャージ金額の上限は異なります。

「LINE Cash」と「LINE Money」の違いは本人確認が終了しているかどうかになります。本人確認が終了すると、「LINE Cash」から「LINE Money」に口座が変更されます。

  • LINE Cash:チャージの上限10万円
  • LINE Money:チャージの上限100万円

 

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LINE Payカードの利用可能額は?

「LINE Payカード」の利用可能金額は、事前にチャージしている金額になります。チャージ金額以上の金額は決済できません。プリペイドカードなので、当然といえば当然ですが注意が必要です。

LINE Payカードの維持費は?

手数料や年会費は無料ですので、維持するのにコストは必要ありません。ただし、事前にLINEのサービスに登録している必要があります。

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LINE Payカードが使えるお店は?

「LINE Payカード」はクレジットカード会社のJCBと提携していて、認証にはJCBのクレジットカード決済ネットワークを利用します。

なので、JCBカードが使えるお店では、基本的には「LINE Pay カード」が利用可能となっています。

利用の際には、クレジットカードと同じように「サイン」が必要です。お店によっては、小額決済時はサインを省略しているところもありますが、基本は「サイン」が必要となります。

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LINE Pay カードは、国内外のJCB加盟店約3,000万店舗(※)で利用できます。

※2015年9月末時点
※取扱店契約数(JCB以外の他ブランドの加盟店業務受託も含む)
※一部ご利用いただけない店舗・サービスがございます。
本人確認前のアカウント(LINE Cashアカウント)の場合、海外店舗でご利用いただけません。

 

注意点としては、上記赤字のところ。「LINE Payカード」自体は、プリペイドカードなので、LINEのアカウントがあれば、無審査(=与信審査がない)でカードが発行されます。身分証明書の提出も必要がありません。

ただし、「LINE Payカード」を海外で使いたい場合は、口座を「LINE Cash」にする必要がある(=身分証明書の提出が必要になる)ので注意してください。身分証明書の提出に抵抗がある方は、国内利用専用になります。

公式HPはこちらになります。詳細はこちらもご参照ください。

 

LINE Payカードの特徴(2018年5月31日まで)

「LINE Payカード」の特徴は以下になります。

「LINE Payカード」特徴は何と言っても、年会費無料にも関わらず、2%という高いポイント還元率を実現しているというところです。

  • 特徴1:ポイント還元率は、驚異の2%
  • 特徴2:ANAマイル還元率も、高還元の1.62%

 

LINE Payカードの特徴1:ポイント還元率は、驚異の2%

「LINE Pay カード」は、100円の利用ごとに、2ポイントの「LINEポイント」が貯まります。つまり、ポイント還元率は、驚異の2%です!

この「LINEポイント」は、LINE Pay カードの残高として、1ポイント=1円の価値としてもチャージできますし、「LINE SOTRE」などで、LINEのサービスにも利用可能です。この際も、1ポイント=1円の価値となります。

「LINE Pay カード」の利用ごとに、2%のキャッシュバックがあるとイメージすると分かりやすいと思います。

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LINE Payカードの特徴2:ANAマイル還元率も、高還元率の1.62%

この「LINEポイント」は、「メトロポイント」にも交換できます。

なので、ソラチカルートに乗せることができます。

 

ただ、ソラチカルートといっても、「LINEポイント」から「メトロポイント」にダイレクトに行けるので、そこからはANAマイルに交換するだけです。

ルートは以下になります。

<LINEポイントからANAマイルへの交換ルート>

  • LINEポイント ==> メトロポイント ==> ANAマイル

 

「LINEポイント」から「メトロポイント」への交換レートは90%、「メトロポイント」から「ANAマイル」への交換レートも90%なので、トータルでの交換レートは81%になります。

<LINEポイントからANAマイルへの交換レート>

  • LINEポイント == 90% ==> メトロポイント == 90% ==> ANAマイル
  • トータルでの交換レートは81%!

 

「LINEポイント」は1,000ポイントから「メトロポイント」へ交換可能で、810 ANAマイルになります。LINEポイント」を1,000ポイント獲得するには、5万円の決済が必要になりますので、ANAマイル還元率は1.62%となります。

  • 810 ANAマイル / 5万円 x 100 = 1.62%

 

「LINE Pay カード」の詳細についてはこちらの記事でもまとめております。合わせてご参照ください。

 

LINE Payカードが改悪!「マイカラー」の制度概要(6月1日から)

そんなお手軽かつ高還元率を誇っていた「LINE Payカード」ですが、改悪される日がついにやってきました。

無条件にポイント還元率2%が実現されるのは2018年5月31日までとなります。

2018年6月1日からは、新しいインセンティブ制度である「マイカラー」が導入されることが発表されました。新制度では、このポイント還元率が変動することになります。

 

マイカラー制度の概要

「マイカラー制度」では、サービスの利用度合いによって4色(グリーン、ブルー、レッド、ホワイト)のバッジのうちいずれかが適用されるようになります。

最上位のステータスは、LINEのコーポレートカラーである「グリーン」となっています。

 

このバッチカラーは、自身のアカウント状態を表す当月のカラーとして「LINE Pay」メイン画面内に表示されるようになります。

バッジカラーは、前月20日までの「LINE Pay」ユーザー全体と、個人のQR/バーコード支払い、「LINE Pay カード」支払い、オンラインショップでの「LINE Pay」残高支払い、「LINE Pay 請求書支払い」、送金機能などの利用状況を集計したのち、相対的に判定・決定され、カラーによって異なるインセンティブがプレゼントされます。

当月のバッジカラーは毎月1日に更新されます。

また、「マイカラー制度」の対象となるのは「LINE Money」ユーザーのみです。本人確認していない「LINE Cash」ユーザーはそもそも対象外となりますので注意してください。

<マイカラー制度概要>

  • 名称:LINE Pay「マイカラー」プログラム
  • 対象者:LINE Moneyユーザー(本人確認(銀行口座連携)後)
  • カラーの判定要素:前月20日までのQR/バーコード支払い、「LINE Pay カード」支払い、オンラインショップでの「LINE Pay」残高支払い、「LINE Pay 請求書支払い」、送金などのご利用状況をもとに翌月のバッジカラーを判定。
  • カラー適用期間:1ヶ月間(毎月1日更新)

 

このでのポイントは、バッチカラーが「相対的に判定・決定」されるというところです。

「月に何万円以上の利用が必要」等、明確な基準が決められているわけではありませんので、蓋を開けてみなければ、自分にどのバッチカラーが適用されるかわかりません。

また、同じ理由から、毎月同じようなサービスの利用回数、金額だったとしても、毎月バッチカラーが変動する可能性があります。

注意

2018年8月1日から、バッジカラーの判定基準が「相対的」から「絶対的」な基準に変更されました。また、ポイント付与率の見直しも行われています。以下で追記しています。

 

マイカラー制度の特典

マイカラー制度の特典としては、「LINEポイント」が、バッジカラーに応じた還元率に応じて還元されます。

これまでは「LINE Payカード」支払いでしか「LINEポイント」の還元がありませんでしたが、新制度では、「LINE Pay カード」支払いに加えて、オフライン店舗でのQR/バーコード支払い、オンラインショップでの「LINE Pay」残高支払い、「LINE Pay 請求書支払い」でも付与されるようになります。

また、詳細は現時点では不明ですが、今後はキャッシュレス・ウォレットレスで買い物可能なQR/バーコード支払いに対応する加盟店で、お得に利用できるプレミアムな特典もプレゼントされる予定だということです。

この特典の内容を表にまとめると以下のようになります。ポイント還元率は、最上位のグリーンで2%、次いでブルーの1%、レッドの0.5%、ホワイトの0%となります。

<マイカラー制度の特典>

 

<マイカラー制度のポイント還元率>

  • グリーン:2%
  • ブルー:1%
  • レッド:0.5%
  • ホワイト:0%

 

ここで重要なのは、ポイント還元率が「最大で」現行と同じ2%で、あとは現行以下ということです。

つまり、最上位の「グリーン」以外の多くの方にとっては「改悪」になるということです。

また、最低ランクの「ホワイト」の場合、ポイント還元率が0%という、訳のわからない設定になっています。ポイント還元率が0%のカードって、誰が使うんでしょうね・・。

加えて、特典として付与される「LINEポイント」は、月間の合計決済金額10万円(税込)を上限に付与する、という条件まで設定されています。

つまり、ポイント還元を受けられるのは10万円(税込)までで、それ以上の決済については、ポイント還元の対象外となってしまいます。これまでは金額の条件設定などなかったわけですから、これも改悪ですね。

注意

2018年8月1日から、バッジカラーの判定基準が「相対的」から「絶対的」な基準に変更されました。また、ポイント付与率の見直しも行われています。以下で追記しています。

 

LINE Payカードが改悪!改悪と改善、不透明な点のまとめ

前述の「制度概要」から、改善と改悪、不透明なポイントをまとめると以下になります。全体的に、改悪が目立ち、不透明な部分が残る制度変更となりました。

これでは、大きなユーザー離れが発生するでしょうね・・。

<改善ポイント>

  • 「LINE Pay カード」以外の「LINE Pay 」の利用でポイント還元を受けられるようになった

<改悪ポイント>

  • ポイント還元率が「マイカラー制度」による変動制になった(<=これまでは一律2%)
  • ポイント還元率は最大で現行と同じ2%、それ以外は現行よりも低下(<=これまでは一律2%)
  • ポイント還元対象の決済上限が10万円になった(<=これまでは上限なし)

<不透明ポイント>

  • バッチカラーの判断基準が不明(相対評価)
  • ポイント還元以外のインセンティブ(現時点で不明)

 

注意

2018年8月1日から、バッジカラーの判定基準が「相対的」から「絶対的」な基準に変更されました。また、ポイント付与率の見直しも行われています。以下で追記しています。

 

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「マイカラー」のアップグレード内容(8月1日から)

2018年7月23日、マイカラー制度がアップグレード(つまり改定される)ことが発表されました。

バッジカラーの判定基準が「相対的」から「絶対的」な基準に変更され、ポイント付与率も見直し(若干の改善)となっています。

適用されるのは、2018年8月1日からとなります。

 

発表された、アップグレード内容は以下になります。大きな変更点は赤字にしてあります。

<マイカラー制度の変更点(2018年8月1日から)>

  • 利用登録するだけでホワイトバッジ付与(ポイント付与率0.5%)
  • 最低ポイント付与率を見直し、各バッジカラーのポイント付与率を変更。(グリーン 2%、ブルー 1%、レッド 0.8%、ホワイト 0.5%
  • カラー判定基準を、相対的評価⇒絶対評価に変更。
    • 《グリーン》決済金額 : 10万円/月+送金:月間5人以上のユーザーへ送金
    • 《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月+送金:月間3人以上のユーザーへ送金
    • 《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月+送金:月間1人以上のユーザーへ送金
    • 《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月
  • バッジカラーの判定基準とポイント付与対象に「LINE Pay」に連携したクレジットカードでの決済も追加。
  • カラー判定期間を、前月末までの1ヶ月分の実績を集計・判定、毎月1日午前10時更新に変更。(毎月1日午前0時〜9時59分に行われた決済には、前月のバッジカラーのポイント付与率が適用されます)
  • ポイント付与対象となる決済金額の上限を100万円/月に引き上げ

 

特に評判の悪かった「ホワイトバッジ」の場合の付与率が0%から0.5%に改善されています。また、これに伴い「レッドバッジ」の付与率も0.5%から0.8%に引き上げられていますね。

また、不透明感の高かったカラーの判定基準が「相対評価」から「絶対評価」に変更されました。これにより、「グリーンバッジ」などの上位レベルを狙う場合の基準がはっきりしたため、取り組みやすくなったと言えます。

ただし、月間の送金の基準が「回数」でなく「人数」となっており、多くの方にとっては、クリアするのが難しい基準とは言えます。(LINEで行う送金って、家族や特に親しい友達に限られると思うので・・)

 

また、これに合わせて、期間限定のキャンペーンも発表になっています。内容は以下になります。

<期間限定(2018年8月1日~2019年7月31日の1年間)のキャンペーン>

  • ポイント付与決済金額100万円の上限内で、QR/バーコード支払いを利用した場合には、「マイカラー」で決まったポイント付与率に3%を上乗せ ※2018年8月1日午前10時から適用となります。

 

「QR/バーコード支払い」は、まだ普及しているとは言いづらいですが、これをなんとか普及させたい、という意気込みが伝わってくるキャンペーンですね。

 

以下、今回のアップグレード内容をまとめた表は以下になります。

 

詳細については、以下LINEの公式ブログをご参照ください。

 

「マイカラー」のアップグレード内容(10月1日から)

2018年9月14日、マイカラー制度がふたたびアップグレード(つまり再度改定される)ことが発表されました。

バッジカラーの判定基準から、評判の悪かった「送金人数」が削除され、純粋に前月の利用金額のみで判断されるようになりました。

適用されるのは、2018年10月1日からとなります。

<古い基準(2018年9月31日まで)>

  • 《グリーン》決済金額 : 10万円/月+送金:月間5人以上のユーザーへ送金
  • 《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月+送金:月間3人以上のユーザーへ送金
  • 《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月+送金:月間1人以上のユーザーへ送金
  • 《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月

 

<新しい基準(2018年10月1日から)>

  • 《グリーン》決済金額 : 10万円/月
  • 《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月
  • 《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月
  • 《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月

 

「送金人数」が基準から外れたことは、かなりの朗報ですね。これであれば、クレジットカードの決済額が多い人は、比較的容易に「グリーン」を達成できるようになりました。

 

LINE Payカードの後継、代わりとなるクレジットカード

私自身のクレジットカード編成としては、以前こちらの記事でご紹介させていただいたとおり、「SPGアメックス」をメインカードに、「LINE Payカード」と「ANA VISAワイドゴールドカード」をサブカードに位置付けていました。

 

利用用途としては、以下のように使い分けていました。

<これまでの私のクレジットカード編成>

  • メインカード:SPGアメックス
    • 用途:毎月の公共料金の引き落としや高額商品の決済
  • サブカード:LINE Payカード
    • 用途:コンビニやファーストフードなどの小額決算
  • サブカード:ANA VISAワイドゴールドカード
    • 用途:ANA航空券などのANAグループ向け決算、アメックスやJCBで決済できない場合の保険

 

私のクレジットカードでの利用金額などから考えると、ベストな組み合わせだと考えていたのですが、今回の「LINE Payカード」の改悪で、このクレジットカード編成から「LINE Payカード」が外れることになりそうです・・。

こうなってくると、「SPGアメックス」への依存度がますます高くなり、ANA航空券などのANAグループ向け決算以外は、すべて「SPGアメックス」へ集中させることになりそうです。

<これからの私のクレジットカード編成>

  • メインカード:SPGアメックス
    • 用途:ほぼ全ての決済を集中
  • サブカード:ANA VISAワイドゴールドカード
    • 用途:ANA航空券などのANAグループ向け決算、アメックスで決済できない場合の保険

 

近年では、年会費が安くANAマイルが貯められるクレジットカードの代名詞であった「エクストリームカード」もサービスが停止しました。

 

「年会費が無料もしくは安くて高還元率というクレジットカード」の時代は終わりつつあり、これからはだんだんと「年会費は高いけど付加価値が高いクレジットカード」の時代に移行しつつあるのではないかと感じています。

SPGアメックスは、年会費は高いですが、継続でもらえる無料宿泊特典を有効に利用できる方であれば、年会費は無料のようなものです。

このような、自分にとって付加価値の高いクレジットカードを見つけることが、これからは重要になりそうです。

 

まとめ

今回は、6月1日か「LINE Pay」で導入される新しいインセンティブ制度である「マイカラー」をご紹介しました。

これまで、「LINE Pay カード」ユーザーは、無条件にポイント還元率2%を得ることができていたのですが、新制度により、この還元率が0%から2%に変動することになります。

しかも、決済上限も決められており、既存の「LINE Pay カード」ユーザーからすれば明らかな「改悪」となります。

また、肝心なカラーを決定する基準が相対評価で明確でなく、全体的にユーザー不在の制度変更のように感じてしまいます。

私の場合は、これからは益々、「SPGアメックス 」への依存度を高めてくことになりそうです。

 

それでは、また!