JALカードのおすすめと選び方を徹底解説!マイル還元率や特典を比較!
JALカードはショッピングやJALのサービス利用でお得にJALマイルを貯められるクレジットカードです。JAL便搭乗でボーナスマイルを獲得できるのはJALカードだけの特徴のため、JALユーザーにとっては必携のクレジットカードなっています。ただし、JALカードには4つの種別(グレード)と豊富な提携カードが用意されているため、たくさんの種類が存在しています。これにより、どれを選んだら良いのか、初心者のみならず迷ってしまうような状況になっています。そこで当記事では、陸マイラー的な視点でJALカードの選び方とオススメの1枚を解説していきたいと思います。
更新履歴(2023年3月18日):最新情報に更新しました!
目次
JALカードとは
日本航空(JAL)がクレジットカード会社と提携して発行しているクレジットカード
JALカードは、国内大手航空会社である日本航空(JAL)がクレジットカード会社と提携して発行しているクレジットカードです。
JALマイルを貯める会員制度である「JALマイレージバンク(JMB)」のカードに、クレジット機能を付けることで、ショッピングやJALサービスの利用などでJALマイルが貯まる仕組みを提供しています。
JALカードの主な特徴は以下になります。
<JALカードの特徴>
- 毎年の初回搭乗時にボーナスマイル獲得
- 搭乗ごとにボーナスマイル獲得
- 特約店でマイルアップ
- 家族のマイルを合算
- 国内線特典航空券の必要マイル数を割引
- 空港内のショップで割引
初回搭乗および搭乗ごとにボーナスマイルが貯まるのはJALカードならではの特徴
この中でも、JAL便の搭乗でボーナスマイルが貯まる(1と2)のはJALカードだけの特徴です。
また、国内線特典航空券では「ディスカウントマイル」よりも500マイル少ないマイル数で交換できるサービス(5)を、JALカード会員のみに提供しています。
そのため、JALユーザーであれば持っていて損のないクレジットカードとなっています。
JALカードの種別と提携ブランド
JALカードには4つの種別(グレード)と7つの提携ブランドがあり種類豊富
JALカードには、4つの種別(グレード)と7つの提携ブランドが用意されています。
JALカードの種類はこの「種別(グレード)」と「提携ブランド」の掛け合わせになるため、非常に多くなります。
<4つの種別(グレード)>
- 普通カード
- CLUB-Aカード
- CLUB-Aゴールドカード
- プラチナカード
<7つの提携ブランド>
- JAL・JCBカード
- JAL・Masterカード/VISAカード
- JALダイナースカード
- JALカードSuica
- JALカードTOKYU POINT ClubQ
- JALカード OPクレジット
- JAL アメリカン・エキスプレス・カード
種類が豊富というのは、ユーザーにとっては選択の幅が広く用意されているということで、嬉しいポイントでもあります。
しかし一方では、どれを選んだらよいのか、特に初心者の方は混乱してまうというのが現状となっています。
JALカードを選択する際に着目するポイント
3つのポイントに着目することで最適なJALカードが選択できる
非常にたくさんの種類が存在するJALカードですが、選択する際に着目するポイントは多くはありません。
実は、以下3つのポイントに着目することで、最適なJALカードを選択することができます。
<JALカードを選択する際に着目するポイント>
- マイル還元率
- JALカード特典
- 電子マネーと提携ポイントへの対応
以下では、この着目するポイントごとにJALカードの選び方を解説していきたいと思います。
JALカードには、学生専用である「JALカードnavi」と、20代専用である「CLUB EST」があります。
もし、これを読んでくださっているのが「学生」もしくは「20代」の方の場合は、まずは「JALカードnavi」と「CLUB EST」を解説した以下の記事をご参照ください。
また、55歳以上の方には「JMB G.G WAON」とJALカードの併用がオススメです。「JMB G.G WAON」の詳細は以下の記事をご参照ください。
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JALカードを比較①:マイル還元率
マイル還元率は「ショッピングマイル・プレミアム」を付けることで一定にできる
JALカードには、4つの種別(=グレード)が存在しています。「普通カード」「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」の4つです。
左から右の順にクレジットカードとしてのグレードが高くなっていきます。そして、それに伴い、年会費も高額になっていきます。
通常であれば、グレードが高くなっていくにつれて、ショッピング利用時のマイル還元率も高くなっていくと考えるところです。実際、ANAカードの場合は一部そのような仕組みを採用しています。
しかしながらJALカードの場合は、オプションの有無によってマイル還元率を一定にすることができます。
異なっているのは、「ショッピングマイル・プレミアム」という制度が標準搭載(つまり年会費に含まれる形で自動入会)か、オプションとして追加(年会費3,300円)するか、という提供形態のみとなっています。
JALカードをショッピングに利用した場合、「ショッピングマイル・プレミアム」に入会している場合は「100円につき1マイル」が貯まりますが、これに入会してない場合は「200円につき1マイル」とマイル還元率が半減します。
<ショッピング利用時のマイル還元率>
- 「ショッピングマイル・プレミアム」に入会している場合
- 100円につき1マイル
- マイル還元率1%
- 「ショッピングマイル・プレミアム」に入会していない場合
- 200円につき1マイル
- マイル還元率0.5%
ショッピングマイル・プレミアムの年会費は2023年6月請求分から「4,950円(税込)」に価格改定が予定されています。
ショッピングマイル・プレミアムに入会する場合のマイル還元率と年間維持費
ショッピングマイル・プレミアムに入会する場合は、どの種別(グレード)でもマイル還元率は同じ1.0%となります。
年間維持費は「普通カード」の場合が最安で5,500円となります(国際ブランドでアメックスを選択した場合のみ9,900円)。
一方で、年間維持費は「CLUB-Aカード」の場合は14,300円、「CLUB-Aゴールドカード」の場合は17,600円からと、ともに1万円を超えというように高額になります。
普通カードとの年間維持費の差額は「CLUB-Aカード」で8,800円、「CLUB-Aゴールドカード」で12,100円となります。結構大きな開きがあることがわかります。
そのため、マイル還元率だけに着目するのであれば、「普通カード+ショッピングマイル・プレミアムに入会」で十分であることがわかります。
しかも、「普通カード」の場合は、年会費が初年度無料というメリットもあります。
<ショッピングマイル・プレミアムに入会している場合>
|
普通
|
CLUB-A
|
CLUB-Aゴールド
|
プラチナ
|
年会費(税込)
|
2,200円/
6,600円*1 |
11,000円
|
17,600円/
20,900円*1/ 30,800円*2 |
34,100円
|
ショッピングマイル・プレミアム(税込)
|
3,300円
|
3,300円
|
自動入会
|
自動入会
|
年間維持費
|
5,500円/
9,900円*1 |
14,300円
|
17,600円/
20,900円*1/ 30,800円*2 |
34,100円
|
国際ブランド
|
VISA/Master/JCB/AMEX
|
VISA/Master/JCB
|
VISA/Master/JCB/AMEX/Diners
|
JCB/AMEX
|
マイル還元率
|
1.0%
|
1.0%
|
1.0%
|
1.0%
|
*1 JALアメリカン・エキスプレスカード
*2 JALダイナースカード
ショッピングマイル・プレミアムに入会しない場合のマイル還元率と年間維持費
ショッピングマイル・プレミアムに入会しない場合は、「普通カード」を最安の2,200円で維持することができます。
一方でマイル還元率は0.5%と半減してしまいます。
ショッピングマイル・プレミアムの入会費用は年額3,300円になります。
1マイルの価値を2円と設定すると、年間33万円以上JALカードでショッピング利用するのであれば、ショッピングマイル・プレミアムに入会した方が「お得」という計算になります。
<33万円のJALカードショッピングで獲得できるマイル数>
- ショッピングマイル・プレミアムに入会している場合:3300マイル
- ショッピングマイル・プレミアムに入会していない場合:1650マイル
- 差額:1650マイル(=3,300円相当)
年間のクレジットカード決済額が33万円以下であれば、オプションなしの「普通カード」が一番コストパフォーマンスに優れているということになります。
<ショッピングマイル・プレミアムに入会しない場合>
|
普通
|
CLUB-A
|
CLUB-Aゴールド
|
プラチナ
|
年会費(税込)
|
2,200円/
6,600円*1 |
11,000円
|
17,600円/
20,900円*1/ 30,800円*2 |
34,100円
|
ショッピングマイル・プレミアム(税込)
|
なし
|
なし
|
自動入会
|
自動入会
|
年間維持費
|
2,200円/
6,600円*1 |
11,000円
|
17,600円/
20,900円*1/ 30,800円*2 |
34,100円
|
マイル還元率
|
0.5%
|
0.5%
|
1.0%
|
1.0%
|
*1 JALアメリカン・エキスプレスカード
*2 JALダイナースカード
マイルの価値はマイルの利用方法によって変化します。国内線特典航空券は1マイル=2円程度ですが、国際線特典航空券に利用できると、その価値は6円から15円にもアップすることができます。詳細については、こちらの記事もご参照ください。
JALカードを比較②:JALカード特典
JALカード特典は種別(グレード)が高くなるほど充実
JALカードとしての特典には、搭乗時に得られるボーナスマイルや空港ラウンジの利用、空港免税店での割引などがあります。
これらのJALカードとしての特典は、種別(グレード)によって扱いが異なってきます。基本的には、グレードが高くなればなるほど、特典も手厚くなっていきます。
JALカードの種別(グレード)と年会費、JALカード特典の関係をまとめると以下のようになります。
<JALカードの特典>
|
普通
|
CLUB-A
|
CLUB-Aゴールド
|
プラチナ
|
年会費(税込)
|
2,200円/
6,600円*1
|
11,000円
|
17,600円/
20,900円*1/ 30,800円*2 |
34,100円
|
国際ブランド
|
VISA/Master/JCB/AMEX
|
VISA/Master/JCB
|
VISA/Master/JCB/AMEX/Diners
|
JCB/AMEX
|
入会搭乗ボーナス
|
1,000マイル
|
5,000マイル
|
5,000マイル
|
5,000マイル
|
毎年初回搭乗ボーナス
|
1,000マイル
|
2,000マイル
|
2,000マイル
|
2,000マイル
|
搭乗ごとのボーナス
|
フライトマイルの10%プラス
|
フライトマイルの20%プラス
|
フライトマイルの20%プラス
|
フライトマイルの20%プラス
|
ビジネスクラスチェックインカウンターの利用
|
–
|
◯
|
◯
|
◯
|
空港ラウンジサービス
|
△*1
|
–
|
◯
|
◯
|
プライオリティ・パス
|
–
|
–
|
–
|
◯
|
空港免税店での割引
|
5%
|
10%
|
10%
|
10%
|
旅行保険
|
最高1,000万円から3,000万円
|
最高5,000万円
|
最高5,000万円から1億円
|
最高1億円
|
*1 JALアメリカン・エキスプレスカード
*2 JALダイナースカード
ここで注目すべきは、搭乗時に得られるボーナスマイルです。なぜなら、これらはJALカードでしか得られない、JALカードならではの特典だからです。
空港ラウンジサービスおよびプライオリティ・パスは、他のクレジットカードでも得ることができますし、しかも、これだけが目当てであれば、もっと維持コストの安いものが存在しています。
搭乗ボーナスマイルを重視するなら「CLUB-Aカード」が最もコストパに優れる
搭乗時に得られるボーナスマイルに着目すると、実は「CLUB-Aカード」以上のグレードで特典の内容は共通であることがわかります。
つまり、搭乗ボーナスマイルを中心としたJALカード特典が目当てであれば、「CLUB-Aカード」が最もコストパフォーマンスに優れているということになります。
将来「JGC」を目指すなら「CLUB-Aカード」以上のJALカードが必要
「CLUB-Aカード」に入会をオススメするのは、JAL便を有償で利用する機会の多い方です。具体的には、将来的に、JALの上級会員である「JGC」を目指そうというような方です。
「JGC」に入会するには、「CLUB-Aカード」以上のグレードのJALカードが必要になります。
「JGCへの入会資格を満たした(=JMBサファイアに到達した)けれどクレジットカードの審査に落ちてJGCに入会できなかった」という悲劇を避けるためにも、JGC修行する方は、修行を開始する前に「CLUB-Aカード」に入会しておくのがオススメです。
JALの上級ステータスである「JGC」についてはこちらの記事をご参照ください。JMBサファイアに到達した後に「JGC」に入会することで、本来であれば1年限りであるステータスを半永久的に維持することができるようになります。
マイル修行(飛行機修行)とは?という方はこちらの記事もご参照ください。
JAL新ステイタスプログラム「JAL Life Status」でも「CLUB-Aカード」以上のJALカードが必要
JALでは新ステイタスプログラムが発表されました。「JAL Life Status プログラム」という名称で2024年1月からスタートします。
こちらの「JAL Life Status プログラム」で特典を受けるにも「CLUB-Aカード」以上のグレードのJALカードが必要となっています。
JALの新ステイタスプログラム「JAL Life Status」の詳細はこちらの記事をご参照ください。
JALカードを比較③:電子マネーと提携ポイントへの対応
電子マネーへのチャージはJALマイル(もしくは提携ポイント)の加算対象になならないものがある
JALカードでJALマイルを貯める方法は、ショッピング決済や飛行機への搭乗だけではありません。
電子マネーに対してJALカードからチャージすることでも、JALマイル(もしくは提携ポイント)を貯めることができます。
ただし、JALカードから電子マネーへのチャージに関しては、JALマイル(もしくは提携ポイント)の加算対象になならないものがあるため注意が必要です。
電子マネーへのチャージでJALマイル(もしくは提携ポイント)が加算されるJALカードをまとめると以下のよういなります。
<電子マネーへのチャージで還元が受けられるJALカード>
電子マネー
|
還元が受けられるJALカード
|
WAON
|
JALカード(VISA/Master/JCB)
JALカードTOKYU POINT ClubQ |
Suica
|
JALカードSuica*1
|
PASMO
|
JALカードOPクレジット
JALカードTOKYU POINT ClubQ*2 |
*1:1,000円につき15 JRE POINT
*2:200円につき1 TOKYU POINT
電子マネーにチャージした際のJALマイル還元率は、ショッピング利用時と同等になります。したがって、ショッピングマイル・プレミアムに入会している場合は1%、そうでない場合は0.5%となります。
ただし、「JALカードTOKYU POINT ClubQ」の場合はPASMOに対してチャージできますが、還元されるのはマイルではなく「TOKYU POINT」となります。
またポイント還元率は0.5%(200円につき1ポイント)となっているため注意が必要です。
同じように、「JALカードSuica」の場合もSuicaへのチャージ分は「JREポイント」での還元になります。ポイント還元率は1.5%(1,000円につき15ポイント)となります。
以上から、生活圏にイオンが多い方は「JALカード(VISA/Master/JCB)」もしくは「JALカードTOKYU POINT ClubQ」、JRの利用頻度が高い方は「JALカードSuica」、小田急沿線の利用頻度が高い方は「JALカードOPクレジット」、というように、
ご自身の生活パターンに合った提携ブランドを選択するのがオススメとなります。
電子マネーではありませんが、キャッシュレスという観点では、JALカードはApplePayに対応しています。対応しているJALカードは以下になります。これらのJALカードをApplePayに登録して利用した場合、通常通りのショッピングマイル(1.0%もしくは0.5%)を貯めることができます。
<ApplePayに対応しているJALカード>
- JALカード(VISA/Master/JCB)
- JALカードTOKYU POINT ClubQ
- JALカードSuica
JALカードのおすすめは?選び方のステップ
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合計4つのステップで最適なJALカードが選択可能
JALカードの選び方をステップとしてまとめると以下のようになります。
まずStep1として、JAL便の利用頻度と決済額から種別(グレード)を決めます。
その後Step2として、ご自身の生活圏および生活パターンから提携ブランドを選択します。続いて、Step3として年間のクレジットカード決済額に応じて、ショッピングマイル・プレミアムに入会するかどうかを判断します。
基本的には、このStep3までを実施することで、ぴったりの1枚を選ぶことができるはずです。
最後にStep4で国際ブランドを選択します。一部の提携カードで選択できるもの、できないものがあるため、自動的に決まる部分もあります。
基本は、好みや既に保有しているブランドとの兼合いで選択いただければと思います。
<JALカードの選び方>
- Step1:種別(グレード)を選択
- Step2:提携ブランドを選択
- Step3:ショッピングマイル・プレミアムの有無を選択
- Step4:国際ブランドを選択
万人向けにオススメの一枚は「JALカードTOKYU POINT ClubQ」の普通カード(VISA)
もし、無条件に「万人向けに一番お得で便利な一枚を教えて」と言うのであれば
「JALカードTOKYU POINT ClubQ」の普通カード(VISA)が個人的には一番のオススメです。
やはり、「WAON」と「PASMO」という2つの電子マネーのチェージで還元を受けられるという守備範囲の広さと、国際ブランドとしてシェアNo1である「VISA」を選択できるというメリットは絶大です。
<万人にオススメの1枚>
- 種別(グレード):普通カード
- 提携ブランド:JALカードTOKYU POINT ClubQ
- 国際ブランド:VISA
- ションピングマイル・プレミアム:ショッピング利用が年間33万円以上なら入会、そうでないならとりあえず見送る
Step1:種別(グレード)を選択
JAL便の利用頻度が高く、将来「JGC」を目指す
- 「CLUB-Aカード」
JAL便を有償で利用することは少なく、「JGC」にも興味がない
- 「普通カード」
※ショッピングマイル・プレミアムを追加するかどうかは「Ste3」で判断
Step2:提携カードの選択
生活圏にイオンが多い
- 「JALカード(VISA/Master/JCB)」もしくは「JALカードTOKYU POINT ClubQ」
JRおよびアトレなど沿線施設の利用頻度が高い
- 「JALカードSuica」
小田急線および小田急デパートなど沿線施設の利用頻度が高い
- 「JALカードOPクレジット」
東急線および東急デパートなど沿線施設の利用頻度が高い
- 「JALカードTOKYU POINT ClubQ」
Step3:ショッピングマイル・プレミアムの有無を選択
年間のショッピング利用額が33万円以上
- ショッピングマイル・プレミアムに入会する
年間のショッピング利用額が33万円未満
- ショッピングマイル・プレミアムに入会しない
Step4:国際ブランドを選択
世界中どこでも利用したい
- VISA(世界No1シェア)
既にVISAカードを保有しており別のブランドが欲しい
- Master(世界No2シェア)
ディズニーが好きでミッキーが券面になったカードが欲しい
- JCB(ディズニー・デザインを提供しているのはJCBのみ)
普通カードでも空港ラウンジを利用したい
- AMEX(普通カードでも同伴者1名まで空港ラウンジを利用可能。ただし、他ブランドよりも年会費が高く設定されているため注意しましょう)
おすすめのJAL提携カードの特徴
ここでは、JALカードの中でも特に利用価値の高い3つの提携カードである「JALカードSuica」「JALカードOPクレジット」「JALカードTOKYU POINT ClubQ」の特徴をまとめておきたいと思います。
JALカードSuicaの特徴
JALカードSuicaは、空のJALカードと陸のSuicaがひとつになったクレジットカードです。
Suicaのオートチャージ機能も対応しています。国際ブランドとしては「JCB」を採用しています。
JR東日本での利用の場合、JALカードとしてのショッピングマイル(マイル還元率0.5%もしくは1%)に加え、JR東日本が推進するJRE POINTも合わせて貯めることができます。
<JR東日本での利用例>
- JR東日本のみどりの窓口、オートチャージ、JALカードSuicaでのSuica入金(チャージ)、びゅうプラザ、多機能券売機、指定席券売機、携帯電話などによる「えきねっと」からのライナー券予約、えきねっと(商品によりマイルとして積算されます)
特に、JR東日本での切符や定期、Suicaへのチャージ、びゅう国内旅行商品など「VIEWプラス」対象商品の購入の際は、ポイント還元率が1.5%(1,000円につき15ポイント)となりますので、とてもお得となっています。
<「VIEWプラス」対象商品例>
- 対象商品:1,000円につき15ポイント
- JR東日本で購入のきっぷや定期券、Suicaへのチャージ、びゅう国内旅行商品
- その他商品:1,000円につき5ポイント
- JR東日本、びゅうプラザでご購入のイベント券など
貯めたJRE POINTは、Suicaにチャージして利用することもできますし、JALマイルに交換することもできます。
ショッピングマイル・プレミアムに入会している場合は、1,500ポイントを1,000マイルに交換することができます(入会してない場合は500マイル)。
この、JR東日本での利用では、JALマイルとJRE POINTをWで貯められるというのが、JALカードSuicaの最大のメリットとなっています。
ただし、選択できる国際ブランドは「JCB」のみとなっており「VISA」や「Master」を選択することができません。この点は注意が必要となっています。
JALカードOPクレジットの特徴
JALカード OPクレジットは、JALカードと、小田急ポイントサービス機能が一体になったクレジットカードです。
国際ブランドとしては「JCB」を採用しています。
小田急百貨店や新宿ミロードなどの小田急ポイントサービス加盟店での利用で、JALカードとしてのショッピングマイル(マイル還元率0.5%もしくは1%)に加え、小田急ポイントも貯めることができます。
<小田急ポイントサービスの例>
- 小田急百貨店:年間お買い上げ額に応じて5%〜最大10%ポイント
- 小田急ロマンスカー:特急券購入料金の1%
- 新宿ミロード:クレジット払いでご利用金額(本体価格)の5%
- Flags(フラッグス):ご利用金額(本体価格)の1%
貯めたJALマイルおよびポイントはそれぞれ使うことができますし、相互に交換することもできます。
例えば、小田急の2,000ポイントは1,000マイルに交換することができます。また逆に、10,000マイルは小田急の10,000ポイントに交換することができます。
この、小田急ポイントサービス加盟店での利用では、JALマイルと小田急のポイントをWで貯められるというのが、JALカードOPクレジットの最大のメリットとなっています。
また、JALカード OPクレジットなら、PASMOオートチャージサービスが利用でき、オートチャージされた金額はショッピングマイルの対象(マイル還元率0.5%もしくは1%)となります。これも、JALカード OPクレジットの大きなメリットです。
ただし、選択できる国際ブランドは「JCB」のみとなっています。この点はJALカードSuicaと同じく注意が必要となっています。
JALカードTOKYU POINT ClubQの特徴
JALカードTOKYU POINT ClubQは、JALカードとTOKYU POINT機能が一体になったクレジットカードです。
国際ブランドとしては「VISA」と「Master」から選択することができます。
東急百貨店・東急ストア・東急ハンズなどのTOKYU POINT加盟店での利用で、JALカードとしてのショッピングマイル(マイル還元率0.5%もしくは1%)に加え、TOKYU POINTも貯めることができます。
貯めたJALマイルおよびポイントはそれぞれ使うことができますし、相互に交換することもできます。
例えば、TOKYUの2,000ポイントは1,000マイルに交換することができます。また逆に、10,000マイルはTOKYUの10,000ポイントに交換することができます。
この、TOKYU POINT加盟店での利用では、JALマイルとTOKYU POINTをWで貯められるというのが、JALカードTOKYU POINT ClubQの最大のメリットとなっています。
また、JALカードTOKYU POINT ClubQは、PASMOオートチャージサービスを利用でます。
この際、貯められるのはTOKYU POINTのみとなるため注意が必要です(200円につき1 TOKYU POINT)。
ただし、前述のように、TOKYU POINTはJALマイルに交換することができますので、最終的にはJALマイルを獲得することができます。
加えて、JALカードTOKYU POINT ClubQはWAONへのチャージがショッピングマイルの対象(マイル還元率0.5%もしくは1%)となっています。
JMB WAONは支払い時に200円につき1マイルを貯めることができるため、チャージと支払い「W」でマイルを貯めることができます。
<JMB WAONで貯まるJALマイル(通常時)>
- チャージ:最大100円=1マイル
- 支払い:200円=1マイル
- 合計:最大200円の利用で3マイルが貯まる!
しかも、WAONが使えるイオン系列店では、「ポイント5倍デー」というイベントをしばしば開催しています。
このタイミングでは支払い時のマイル加算も5倍になるため、200円の支払いで5マイルを貯めることができます。
チャージ分を加えると、200円の利用で最大7マイル貯まるという計算になります。こrはとてつもないお得度ですよね。
<JMB WAONで貯まるJALマイル(5倍デー)>
- チャージ:最大100円=1マイル
- 支払い:200円=5マイル
- 合計:最大200円の利用で7マイルが貯まる!
しかも、国際ブランドは「VISA」と「Master」から選択することができます。世界シェアNo1とNo2から選択できるのは嬉しいポイントです。
JALカードの入会キャンペーン
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JALカードの新規発行は2つの入会キャンペーンの併用がお得
JALカードを新規発行する際は入会キャンペーンの利用がお得です。
JALカードの入会キャンペーンはグレードによって獲得できるマイル数が異なる「グレード別」のものと、グレードによらず同一のマイル数を獲得できる「グレード共通」のものがあります。
<入会キャンペーンの種類>
- グレード別
- グレード共通
これら2つのキャンペーンは併用可能となっていますので、せっかくJALカードに入会するなら両方のキャンペーンの合算で最大マイル数を狙うのがおすすめです。
JALカードの入会キャンペーンまとめはこちらです。普通カード/CLUB-A/ゴールド/プラチナを一覧にしておりますのでぜひご活用ください。
陸マイラーはJALカードとマリオットアメックスとの2枚持ちもオススメ
マリオットアメックス(プレミアム)のJALマイル還元率はJALカードを超える1.25%
JALカードはJALマイルを貯めるための専門のクレジットカードとも言えますが、このJALカードのマイル還元率であを超えるクレジットカードが存在します。
それは「マリオットアメックス(プレミアム)」です。
「マリオットアメックス」は、世界最大のホテルチェーンであるマリオットグループの会員カードとクレジットカード機能が合わさったクレジットカードです。
その名前のとおりAMEXが発行しています。
この「マリオットアメックス(プレミアム)」のマイル還元率は最大1.25%です。JALカードの1.0%を超える驚異的な数字です。
マリオットアメックス(プレミアム)のポイントは世界40以上の航空会社のマイルに交換可能
しかも、マリオットアメックスの場合は、貯められるのはJALマイルだけではありません。ANAを含む世界40以上の航空会社のマイルに交換することができます。
柔軟性が高いのが特徴となっています。
「マリオットアメックス(プレミアム)」は年会費が49,500円(税込)と高額ですが、毎年の継続で1泊分の無料宿泊特典を獲得することができます(年150万円以上の決済が必要)。
そのため、年1回以上ホテル宿泊をする方であれば年会費の負担を相殺することができます。
マリオットアメックス(プレミアム)とJALカードの2枚持ちで強みと弱みを補完できる
私の場合は、「マリオットアメックス(プレミアム)」のマイル還元率の高さに着目し、JALマイルを貯める決済用のメインカードには「マリオットアメックス(プレミアム)」を利用しています。
搭乗ボーナスマイルや国内線特典航空券利用時のディスカウントマイルなど、JALカード特典を得るためのサブカードとして「JALカード(普通カード)」を保有しています。
つまり。JALマイルを貯めるためのクレジットカードとしては、メインを「マリオットアメックス(プレミアム)」、サブを「JALカード(普通カード)」というように2枚持ちしているという形になります。
(JALカードではショッピング決済を行わないため、ショッピングマイル・プレミアムにも入会していません)
また「マリオットアメックス(プレミアム)」は、アメックスカードならではの手厚い保険を受けられたり、空港ラウンジを利用できたりといった特典も充実しています。
「JALカード(普通カード)」と補完関係にもなっています。
<JALマイルを貯めるクレジットカード編成>
- メイン:マリオットアメックス(プレミアム)
- ショッピング決済(マイル還元率最大1.25%)に活用。旅行保険、空港ラウンジなど、JALカード(普通カード)が弱い部分も補完。
- サブ:JALカード(普通カード)
- 搭乗ボーナスマイルや国内線特典航空券利用時のディスカウントマイルなど、JALカード特典を活用
「マリオットアメックス(プレミアム)」の特典とメリット、デメリットは以下の記事で詳しく解説しております。こちらもぜひご参照ください。
JALカード「ツアープレミアム」オプションは検討の価値あり
パッケージツアーや割引チケットの利用でも区画マイルの100%が貯められる
JALカードには「ツアープレミアム」というオプションが用意されています。
これは、パッケージツアーや先得などで割引チケットを利用した場合でも、区画マイルの100%が貯められるというサービスです。
追加料金として「2,000円(税別)」が必要になりますが、年1回でも海外パックツアーを利用するような方であれば元を回収することができます。
JALカードの「ツアープレミアム」の詳細は以下の記事をご参照ください。
まとめ:JALカードのオススメNo1は「普通カード」!マリオットアメックスとの2枚持ちもオススメ!
今回は、陸マイラー的な視点でJALカードの選び方とオススメの1枚を解説していきました。
JALカードの場合は種別(グレード)によってマイル還元率がかわることはありませんので、基本は「普通カード」を軸に、決済額で「ショッピングマイル・プレミアム」の有無を、生活パターンに合わせて提携カードを選択いただければ、まず間違いないと思います。
また、有償でJAL便をそれほど利用しないという方は、「マリオットアメックス(プレミアム)」と「JALカード(普通カード)」の2枚持ちもオススメです。こちらもぜひご検討いただければと思います。
大量JALマイルを貯めるには、クレジットカードだけでなくポイントサイトを活用することが重要です。「JALマイルを貯め方」はこちらにまとめています。
また、家族でJALマイルを貯めるなら「JALカード家族プログラム」の利用が必須です。詳細はこちらをご参照ください。
それでは、また!