JAL新ステイタスプログラムを徹底解説!JGC入会基準とポイントの貯め方、特典は?
JALの新ステイタスプログラムが発表されました。「JAL Life Status プログラム」という名称で2024年1月からスタートします。従来の「FLY ON プログラム」は継続となりますがJGC入会は「JAL Life Status プログラム」からのみ可能となっているため注意が必要です。以下ではプログラム概要からポイントの貯め方、JGC入会基準、特典内容、メリットとデメリットまで解説していきます。
更新履歴(2024年3月26日):最新情報に更新しました。
目次
JAL新ステイタスプログラムとは
JAL新ステイタスプログラムは「JAL Life Status」
JALの新ステイタスプログラム「JAL Life Status プログラム」が2024年1月からスタートします。
「JAL Life Status プログラム」では「Life Status ポイント」を貯めることでステイタスが上がる仕組みになっています。
この「Life Status ポイント」はJALグループ便の搭乗だけでなく、JALカードやJAL Payでの決済、JAL Mallでの買い物など、日常生活におけるJALサービス利用でも貯められるのが特徴です。
また「Life Status ポイント」に有効期限はなく生涯にわたって貯めることできます。
飛行機搭乗だけでない様々なJALサービスを活用しつつ、時間をかけてゆっくりとステイタス獲得を目指すことができるのが「JAL Life Status プログラム」の特徴となっています。
従来の「FLY ON プログラム」は継続
「JAL Life Status プログラム」は2024年1月からスタートしますが、従来の「FLY ON プログラム」も継続となります。
そのため、従来の「クリスタル」「サファイア」「JGCプレミア」「ダイヤモンド」という名称およびステータスがなくなるわけではなくそのまま維持されます。
「JAL Life Status プログラム」という新しいステータスを獲得するルートが併設されるイメージです。
「FLY ON プログラム」と「JAL Life Status プログラム」の主な違いをまとめた表が以下になります。
「FLY ON プログラム」は有効期限が1年限りの「FLY ON ポイント」がステータスポイントとなり指標となります。そして、提供ステイタスの有効期限も1年限りとなります。
一方で「JAL Life Status プログラム」のステータスポイントである「JAL Life Status ポイント」および提供ステータスには有効期限がありません。
生涯にわたって利用できるポイントでありステイタスとなっているのが大きな違いですね。
JAL新ステイタスプログラムのポイントの貯め方
「JAL Life Statusポイント」はJALグループ便への搭乗やライフスタイルサービスの利用で貯めることができます。
ここでは、どれくらい利用すればどれだけ貯まるのかを確認していきたいと思います。
搭乗でためる
「Life Statusポイント」はJALグループ便の搭乗で貯めることができます。
JAL国内線は「回数」が基準になっていて「1搭乗=5ポイント」が貯まります。
距離や座席種別、チケット種別などは関係ありませんので短距離の格安チケット利用が有利になります。
JAL国際線は「区画マイル」が基準になっていて「1,000区画マイル=5ポイント」が貯まります。
座席種別、チケット種別などは関係ありませんが距離には影響されるため、長距離エコノミーの格安チケット利用が有利になります。
JAL国際線通算搭乗マイル数は、フライトマイルの積算率に関わらず、一律区間マイルの100%のマイル数で集計いたします。
どちらもマイル積算対象運賃での搭乗が対象となっています。そのため特典航空券はポイントをためることができません。
また、「FLY ON プログラム」ではJALグループ便だけでなくワンワールド提携便でも「FLY ON ポイント」を貯めることができました。
一方で「JAL Life Status ポイント」はJALグループ便でしか貯めることができないため注意が必要です。
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ライフスタイルサービスでためる
「Life Statusポイント」はJALカードやJAL Pay、JAL Mallといったライフスタイルサービスの利用で貯めることができます。
JALカードの場合「2,000マイル=5ポイント」となっています。マイル還元率を1%と仮定すると2,000マイル貯めるには20万円の決済が必要になります。
JAL Payの場合「500マイル=1ポイント」となっています。マイル還元率を0.5%と仮定すると500マイル貯めるには10万円の決済が必要になります。
JAL Mallの場合「100マイル=1ポイント」となっています。マイル還元率を1%と仮定すると100マイル貯めるには10万円の決済が必要になります。
JAL PayはJALカードに比べると効率が悪くなっていますが、JAL Payは将来的にはクレジットカードからのチャージも可能になる計画とアナウンスされています。
これが実現されれば、JALカードからのチャージとJAL Payでの決済という形でポイントの2重取りが可能になるかもしれません。
JAL Payはリリース記念キャンペーンを実施していますので今のうちから準備しておくと良いですね。
その他サービスでためる(2024年春以降)
2024年1月スタート時点で「Life Statusポイント」をためらえるのはフライトとライフスタイルサービスのみですが、2024年4月1日以降は以下のようなサービスも積算対象として追加になります。
様々なサービス利用でポイントを貯められるようになるのは嬉しいですね。
貯められるポイント数は以下になります。
生涯フライト記録からの換算でためる(プログラム初年度のみ)
「JAL Life Status プログラム」は2024年1月からスタートします。
このプログラム開始初年度に限っては、生涯フライト記録(生涯搭乗実績)から「Life Status ポイント」に換算されます。
国内線は「生涯搭乗回数」の実績に基づき「1搭乗=5ポイント」に、国際線は「生涯マイル」の実績に基づき「1,000区画マイル=5ポイント」に換算されます。
具体例はこちらになります。この例では国際線の利用がないため、国内線の搭乗実績57回を基準に「288 Life Status ポイント(=57回 x5ポイント)」が貯まる予定になっています。
生涯フライト記録(生涯搭乗実績)は「JALマイレージバンク」ログイン後のマイル詳細画面、「生涯フライト記録はこちら」にて確認できます。
あらかじめどれくらいのポイントが付与されるのか計算しておくと良いですね。
JGC入会基準はJAL新ステイタスプログラムからのみに変更
JGCに入会するには新ステイタスプログラムで1,500ポイント以上を貯める必要あり
従来の「FLY ON プログラム」は継続されますが一点大きな変更があります。それは、JALグローバルクラブ(JGC)の入会基準です。
従来は「FLY ON プログラム」で獲得できる「JMBサファイア」以上の達成が条件となっていました。
これが、2024年1月からは「JAL Life Status プログラム」で1,500ポイント以上獲得することが条件に変更されます。
これは、「FLY ON プログラム」でいくら高いステイタスを獲得してもJGCには入会できないということを意味しています。
あくまで基準は新ステイタスプログラムでのポイント獲得になります。
従来基準でJGCに入会できるのは2023年が最後という形になりますね。
ちなみに、従来基準でも新ステイタスプログラム基準でも、JALカード(CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれか)を保有する条件は同じになっています。
JGC入会の難易度は2024年1月以降は大幅アップ
2024年1月以降にJGCに入会するには「JAL Life Status プログラム」で1,500ポイント以上獲得する必要があります。
この1,500ポイントを獲得するための国内線および国内線フライトとJALカードの決済額を試算してみると以下のようになります。
<1,500ポイント獲得するための条件>
- 国内線:300回以上の搭乗
- 国際線:300,000区画マイル以上の獲得
- JALカード:6,000万円以上の決済
- JAL Pay:1億5,000万円以上の決済
- JAL Mall:1,500万円以上の決済
「JAL Life Status ポイント」は有効期限なく生涯貯められるといっても途方もない数字に見えますね。
飛行機を頻繁に利用する出張族の方でも数年、年に数回しか飛行機を利用しない方の場合なら20年から30年ほど必要になるかもしれません。
従来基準であった「JMBサファイア」が50回の搭乗(かつ15,000FLY ONポイント以上の獲得)で獲得できたことと比べると難易度が6倍になったと考えることもできます。
もちろん、新ステイタスプログラム「JAL Life Status プログラム」ではJALカード決済やJAL Pay決済でもポイントを貯めることができますので、そのルートからポイントを補うことはできます。
ただし、これまのでJGCは一念発起して頑張れば1年で入会することができました。これと比べるとJGC入会の難易度は大幅アップしたと言えますね。
既存JGC会員はJGC Three Starに自動移行
2024年1月時点でJGC会員となっている方は、JAL新ステイタスプログラムの「JGC Three Star」に自動移行になります。
特典内容の改悪などもないようですのでひと安心です。
2024年1月以降からJGC入会のハードルが高くなったことを考えると既存JGC会員は勝ち組と言えますね。
JAL Life Status プログラムのグレードと特典
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Starグレードは1つ星から6つ星までの6段階
JAL新ステイタスプログラムでは「JAL Life Status ポイント」のポイント数に応じて「Starグレード」を獲得することができます。
「Starグレード」は1つ星から6つ星までの全部で6段階となっています。JGCに入会するには1,500ポイント以上が必要とご説明しましたが、この1,500ポイントは3つ星(Three Star)に相当します。
この「JAL Life Status プログラム」の新しい点は1つ星の「JMB elite」および2つ星の「JMB elite plus」というグレードが新設されたことです。
このグレードではサクララウンジの利用などJGCのサービスを一部先行体験することができます。
JAL新ステイタスプログラムではJGC入会のハードルが高くなりましたので、その通過点として特典を体験できるのは嬉しいですね。
ちなみに、「JMB elite」および「JMB elite plus」の特典を受けるにはJALカード(CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ本会員)を保有している必要があります。
JMB eliteとJMB elite plusの特典
「JMB elite」および「JMB elite plus」ではサクララウンジ専用クーポンが提供されます。
「JMB elite」は年2回分、「JMB elite plus」は年6回分となっています。
JALの飛行機を年数回しか利用しない方であれば「JMB elite plus」でも十分かもしれませんね。
JGC Three Starの特典
「JGC Three Star」になるとJGC会員としての本格的な特典が提供されます。
目玉はやはり「ラウンジサービス」ですね。
「JGC Three Star」の場合は回数制限なくサクララウンジを利用することができます。
ちなみに、「JGC Three Star」にワンワールドのエリートステータスが付帯するかという議論がよくあります。
これについてはJAL公式サイトの「ワンワールドエリートステイタス」の欄に「JGC Three Star」という記載があるため、従来のJGC会員と同等の「サファイア」が付帯すると思われます。
JGC Four Starの特典
「JGC Four Star」になると「提携社ステイタスのご提供」と「ホテル優待」が追加になります。
これら特典内容の詳細は未定ですが、企業ロゴとしては「ホテルオークラ」や「ニッコーホテル」「JAL CITY」「Marriott Bonvoy」などを確認できます。
「ホテルオークラ」や「ニッコーホテル」「JAL CITY」はもともとJALとの関係が近いため意外性はありませんが、「Marriott Bonvoy」は目新しいところですね。
これらパートナー特典については次のセクションで詳しくご紹介します。
JGC Five StarとJGC Six Starの特典
「JGC Five Star」になると、「サクララウンジ同行ご家族人数無制限」や「マイル有効期限延長(無期限)」「ご家族をJGC本会員へご招待」といった非常に強力かつ魅力的な特典が提供されます。
また「JGC Six Star」になると「最上位ラウンジサービス」が提供されるようになります。つまりはファーストクラスラウンジを利用できるようになるということですね。
この「JGC Five Star」や「JGC Six Star」というのは従来の「JGC Mileage Five Star」の後継の位置付けになっています。
このレベルに到達できるのはほんの一握りの方だけですが、その分特典も豪華というわけですね。
JAL Life Status プログラムのJALグループと提携パートナー特典
「JAL Life Status」の発表当時には、JALグループ特典と提携パートナー特典は未定となっていました。しかしながら2024年3月末になりその詳しい内容が発表になりました。
ここではステータス別に内容をご紹介していきたいと思います。
JMB eliteとJMB elite plusの特典
JMB eliteとelite plusのJALグループ特典と提携パートナー特典は以下になります。
<JMB elite&elite plusの特典一覧>
- JALグループ特典
- ジャルパック:JAL国内ダイナミックパッケージでご利用いただける、5,000円割引クーポン
- 提携パートナー特典
- 東急ホテルズ:東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「ゴールド」ステータスにご招待
- 星野リゾート:Star グレード対象会員限定の宿泊プランをご用意
- Uber:〔期間限定特典〕成田空港・羽田空港発着限定 Uberタクシー10%オフ
- GO:タクシーアプリ「Go」初回利用限定 1,000円オフクーポン
- Povo:データ使い放題7日間を無料でプレゼント
JGC Three Starの特典
JGC Three StarのJALグループ特典と提携パートナー特典は以下になります。
JGC Three StarになるとJAL MALLの割引クーポンが追加になります。また、東急ホテルズ コンフォートメンバーズのステータスが「プラチナ」にアップします。
<JGC Three Starの特典一覧>
- JALグループ特典
- ジャルパック:JAL国内ダイナミックパッケージでご利用いただける、5,000円割引クーポン
- JAL MALL:JALショッピングで月1回つかえる5%OFFクーポン(6カ月間有効)
- 提携パートナー特典
- 東急ホテルズ:東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「プラチナ」ステータスにご招待
- 星野リゾート:Star グレード対象会員限定の宿泊プランをご用意
- Uber:〔期間限定特典〕成田空港・羽田空港発着限定 Uberタクシー10%オフ
- GO:タクシーアプリ「Go」初回利用限定 1,000円オフクーポン
- Povo:データ使い放題7日間を無料でプレゼント
東急ホテルズ コンフォートメンバーズの詳細はこちらの記事をご参照ください。プラチナになると「ウェルカムドリンク」や「客室グレードアップ」の特典を受けることができます。
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JGC Four Starの特典
JGC Four StarのJALグループ特典と提携パートナー特典は以下になります。
JGC Four StarになるとJAL ABCの空港宅配サービスが追加になります。
また、JALとっておきの逸品 Executive Collectionでの限定商品や、ジャルパックでの特別プランなども利用できるようになります。
<JGC Four Starの特典一覧>
- JALグループ特典
- JAL ABC:空港宅配サービス年2個まで無料(出発宅配のみ)
- JALとっておきの逸品 Executive Collection:「JALとっておきの逸品」にJGC Four Star 以上、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア会員限定商品をご用意
- ジャルパック:JAL国内ダイナミックパッケージでご利用いただける、5,000円割引クーポン、JGC Four Star以上会員限定のジャルパック特別プランをご用意
- JAL MALL:JALショッピングで月1回つかえる5%OFFクーポン(6カ月間有効)
- 提携パートナー特典
- Marriott Bonvoy:1泊ごとに最大2,000 Marriott Bonvoyボーナスポイントプレゼント、対象レストラン&バーで5%割引、その他の特典
- オークラ ニッコー ホテルズ:One Harmonyプログラムステータス「ロイヤル」会員へご招待
- 東急ホテルズ:東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「プラチナ」ステータスにご招待
- 星野リゾート:Star グレード対象会員限定の宿泊プランをご用意
- Uber:〔期間限定特典〕成田空港・羽田空港発着限定 Uberタクシー10%オフ
- GO:タクシーアプリ「Go」初回利用限定 1,000円オフクーポン
- Povo:データ使い放題7日間を無料でプレゼント
加えて、JGC Four StarになるとMarriott Bonvoyが追加になります。1泊ごとい最大2,000ポイントがもらえるというのはお得度が高いと言えますね(条件にもよりますが)。
また、オークラ ニッコー ホテルズのOne Harmonyで「ロイヤル」のステータスを獲得することができます。ロイヤルになると「レイトチェックアウト」や「客室グレードアップ」の特典を受けることができます。
JGC Five StarとJGC Six Starの特典
JGC Five StaとJGC Six StarのJALグループ特典と提携パートナー特典は以下になります。
JGC Five Star以上になると、One Harmonyのステータスが最上位である「エクスクルーシィヴ」を獲得できます。また、東急ホテルズ コンフォートメンバーズのステータスも「ダイヤモンド」にアップします。
<JGC Five Star&Six Starの特典一覧>
- JALグループ特典
- JAL ABC:空港宅配サービス年2個まで無料(出発宅配のみ)
- JALとっておきの逸品 Executive Collection:「JALとっておきの逸品」にJGC Four Star 以上、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア会員限定商品をご用意
- ジャルパック:JAL国内ダイナミックパッケージでご利用いただける、5,000円割引クーポン、JGC Four Star以上会員限定のジャルパック特別プランをご用意
- JAL MALL:JALショッピングで月1回つかえる5%OFFクーポン(6カ月間有効)
- 提携パートナー特典
- Marriott Bonvoy:1泊ごとに最大2,000 Marriott Bonvoyボーナスポイントプレゼント、対象レストラン&バーで5%割引、その他の特典
- オークラ ニッコー ホテルズ:One Harmonyプログラム最上位ステータス「エクスクルーシィヴ」会員へご招待
- 東急ホテルズ:東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「ダイヤモンド」ステータスにご招待
- 星野リゾート:Star グレード対象会員限定の宿泊プランをご用意
- Uber:〔期間限定特典〕成田空港・羽田空港発着限定 Uberタクシー10%オフ
- GO:タクシーアプリ「Go」初回利用限定 1,000円オフクーポン
- Povo:データ使い放題7日間を無料でプレゼント
JAL Life Status プログラムのメリットとデメリット
ここでは最後にJAL新ステイタスプログラムである「JAL Life Status」のメリットとデメリットをまとめておきたいと思います。
メリットは長期にわたる貢献が評価されるところ
JAL Life Status プログラムのメリットをまとめると以下のようになります。
JAL Life Status プログラムではステイタスポイントと獲得したステイタスに有効期限がないため、長い時間をかけてステイタスを狙うことができます。
長期にわたる貢献が評価されやすいと言えますね。
特にこれまで国内出張などで「毎年JMBクリスタルには到達していたけどサファイアには到達していなかった」というような方はJGCに入会する道が開け恩恵を受けやすくなりますね。
<JAL Life Statusのメリット>
- ステイタスポイントの有効期限がない
- 獲得したステイタスの有効期限がない
- 長い時間をかけてステイタス獲得を狙える
- 飛行機搭乗だけでなくJALサービス利用でもステイタスポイントを貯められる
また、飛行機搭乗だけでなくJALサービス利用でもステイタスポイントを貯められるというのは大きな変化です。
個人事業主や法人代表のような方でカード決済額の大きな方であれば無搭乗でもJGCに入会することができるようになります。このような属性の方にもメリットが大きなプログラムと言えますね。
デメリットはJGC入会基準の難易度が大幅アップしたところ
JAL Life Status プログラムのデメリットをまとめると以下のようになります。
最大のデメリットはJGC入会基準の難易度が大幅アップしたところです。これまでは頑張れば1年で入会できていたものが数年、もしくは10年以上のレンジが必要になります。
これからJGCを目指す方には大きなデメリットと言えますね。
一方で、JGC会員が増えにくくなることを考えるとJALサクララウンジの混雑が解消される結果に繋がるかもしれません。これは既存JGC会員にはメリットになりますね。
<JAL Life Statusのデメリット>
- JGC入会基準の難易度が大幅アップ
- ステイタスポイントはJALグループ便でしか貯められない
- ステイタスポイントには座席クラスやチケット種別が反映されない
- ワンワールド「エメラルド」のステイタスを獲得できない
- 維持費用がそれなりに必要(JALカード CLUB-A以上の保有)
また、JAL Life Status プログラムはJALグループ便でしか貯められない、座席クラスやチケット種別が反映されないというところは注意点でありデメリットになります。
ステイタスポイントを貯める最も効率の良い方法は国内線利用であり、全体的に国際線よりも国内線の利用回数が多い方(=出張族)を優遇しているような印象を受けますね。
まとめ
当記事では、JALの新ステイタスプログラムの概要からポイントの貯め方、JGC入会基準、特典内容、メリットとデメリットまで解説していきました。
JALの新ステイタスプログラムである「JAL Life Status プログラム」は2024年1月から開始されますが、従来の「FLY ON プログラム」は継続となります。
そのため、毎年のようにJMBサファイアやダイヤモンドの獲得を目指していたような方に影響はありません。
一方で、JGC入会基準が新ステイタスプログラムからのみに変更となりました。1,500ポイント以上の獲得という条件は従来基準に比べて何倍も高いハードルとなっています。
そのため、これからJGC入会を目指す方にとっては影響が大きく改悪と言えます。
一方で、新ステイタスプログラムのポイントには有効期限はなく、生涯にわたって貯めることができます。
これまでコツコツとフライト実績を貯めていた方や、これから10年や20年といった長い目線でJGC入会を目指す方には改善とも言えますね。
ライバルのANAでも搭乗実績とクレジットカード決済などサービス利用の組み合わせでステイタス獲得できる仕組みを提供しています。しかしながらANAの場合に獲得できるのは1年限りのステイタスです。
今回のJALの発表を受けてANAがどのように動くのか注目したいところです。
それでは、また!