ミラノのアウトレット:セッラヴァッレはバスでのツアー参加がおすすめ!<イタリア旅行記>
今回は、ミラノのアウトレットモールであるセッラヴァッレでのアウトレットショッピングの様子をレポートさせていただきたいと思います。セッラヴァッレはアウトレットタウンといっても過言でないほど巨体なモールです。欧米系ブランドを中心に、180種類のブランドが勢ぞろいしており、それらブランド品を30%から70%引きで購入することができます。特に、日本で人気のプラダやモンクレール、デュベティカ、ウールリッチなどが出店しているところもポイントが高いです。旅行者であれば後から免税(デタックス)も適用できるため、さらにお得価格になる可能性もあります。市内からちょっと遠いのが難点ですが、バスでのツアー参加なら、楽々です。ショッピング好きなら外せないおすすめスポットですよ!
目次
ミラノのアウトレットショッピング事情
アウトレットショッピングは、ブランド品が正規価格の3-7割引で購入できるのが魅力です。
ミラノはイタリアファッションの中心地であり、工業地帯でもあります。なので、アウトレットショップは市内にも点在していますし、郊外型の大規模なアウトレットモールも存在しています。
市内のアウトレットショップ
市内のアウトレットショップは、気軽に利用できるのが一番のメリットです。時間がない場合は、観光のついでにちょっと覗いてみて、という利用の仕方も可能です。
ただし、街中にあるアウトレットショップは小規模なお店が多く、取り扱いブランド、品揃え、在庫も限定されています。
また、各ブランドの直営店ではない(つまり、セレクトショップ的な扱い)ので、その商品が本物なのか、若干心配になったりします。
郊外型のアウトレットモール
一方、郊外型のアウトレットモールは、各ブランドの直営店の集合体なので、本物であることは間違いなし、安心して購入することができます。
一方で、街中からは遠く、移動に1時間以上かかるので、ちょっと気軽に利用するということができません。気合いを入れて、旅行のスケジュールの中に組み込む必要があります。
ピピノブたちは、アウトレットショッピング自体が旅の楽しみでもありましたし、また、偽物をつかまされるリスクを極力避けたかったので、アウトレットモールに行ってみることにしました。
ミラノのアウトレットモールの選択肢
ミラノから観光客が行くことができるアウトレットモールとして、ガイドブックには2種類紹介されています。
- マッカーサーグレン・デザイナー・アウトレット・セッラヴァッレ
- フォックスタウン
実は、フォックスタウンはスイスに位置しているで、行くためにはパスポートが必要だったりします。
ただし、どちらもミラノから行くには、約1時間20分ほど必要で、距離および所要時間としては違いがありません。なので、どちらを選ぶかは、取り扱いブランド、つまりは自分の好みのブランドが多い方を選択するのがいいと思います。
ピピノブたちは、今回の旅行で、ダウンジャケットを購入しようと思っていたので、モンクレールとデュベティカが入っているセッラヴァッレの方に行ってみることにしました。
特に、アウトレットモールでは、往々にしてその国のブランドの商品はかなりお得になっていることが多いので、イタリアブランドであるデュベティカには期待大です!
ちなみに、フォックスタウンには、モンクレールとデュベティカは入っていないようです(2016年時点)。取り扱いブランドについては、以下公式HPをご参照ください。
セッラヴァッレの公式HPはこちら
フォックスタウンの公式HPはこちら
セッラヴァッレの地図はこちらになります。
ミラノのアウトレットモール「セッラヴァッレ」へはバスでのツアー参加が便利
ガイドブックを参照すると、セッラヴァッレへの行き方は、電車とバスの大きく2パターンあるようです。電車の場合は自力、バスの場合はツアーバスの利用になります。
- 電車:ミラノ中央駅からFS線でアルクアータもしくはスクリーヴィア駅(約1時間20分)、アルクアータもしくはスクリーヴィア駅からバス(5-15分)、往復20-30ユーロ
- バス:ツアーバス利用で集合場所から所要時間約1時間20分、往復20ユーロ
電車の場合は、最寄駅からさらにバスもしくはタクシーを利用するようで、行き方も難しそうです。
また、たくさん買い物をした場合、帰り道の安全もちょっと心配ですね・・。料金的にも、バスよりも高くつき、選択するメリットがなにもないので、素直にツアーバスを選択することにしました。
ツアーバスは、Zaniという会社が運行しています。予約自体はベルトラを利用することができ、ピピノブたちも、ベルトラを通じて予約しました。
参加したのはこちらのツアーで、ひとり往復20ユーロになります。
今回参加したツアー内容の詳細は、こちらをご参照ください。
「セッラヴァッレ デザイナーアウトレット」ショッピングツアー
アウトレット・ショッピング・ツアー(セッラヴァッレ)のスケジュール
ツアー内容の詳細はこちらになります。Zani社のオフィスに集合し、10:00に出発、18:30に再びZani社のオフィスに戻ってくるというスケジュールになります。丸一日仕事ですね・・。
ミラノ市街からセッラヴァッレへの所要時間は約1時間20分ですので、10:00に出発すると、現地に到着するのは11:20、そこから帰路のバスの出発が17:00ですので、ショッピング時間は約5時間30分ということになります。
ちょっと長めですよね。ツアーバスの場合、帰路の時間を自由に選べないのがちょっと難点です・・。
ちなみに、開始時間は10:00の他に、11:00と13:30を選択できますが、その場合、帰路のバスの出発時間が20:00になり、ミラノに帰ってくるのが21:30になります。
アウトレット・ショッピング(セッラヴァッレ)の様子をレポート
まずは、9:45にZani社のオフィスに集合します。場所は、地下鉄のカイロリ駅のすぐ近くです。 ピピノブたちは9:30には到着していました。
オフィスの外観はこんな感じです。目立つ形で、「VISITOR CENTER」という看板が掲げられているので、わかりやすいと思います。
オフィスの中には、受付カウンターがいくつか並んでいます。そこにツアーのバウチャーを提示すれば、バスチケットと交換してもらえます。
ツアーのバウチャーは、さきほどご紹介した「ベルトラ」で予約した場合、マイページから印刷もしくはPDFをダウンロードすることが可能なので、これを印刷して持っていきます。
また、この時、アウトレットモールで使える10%ディスカウントチケットももらえます。これが後々、意外と効果を発揮します。
9:45ぐらいになるとバスがオフィスの外に待っていますので、チケットを提示してバスに乗り込みます。バスはこんな感じです。2階立ての結構大きなバスです。10:00出発のタイミングでは、この大きさのバスが2台待機していました。
バスの中はこんな感じです。なかなか綺麗なバスでした。この写真はみんなが降りてから撮影したので誰も写っていませんが、出発の際には、空席がまったくないほど超満員でした。
客層としては、意外と日本人を含めたアジア人は少なく、欧米系の方や、インド、イスラム系の方が多いように感じました。最近は観光客の客層が変わっているような感じがしますね。
そんなこんなで、1時間20分のバスの旅を経て、目的地である、セッラヴァッレに到着しました。
セッラヴァッレの様子はこんな感じです。アウトレットモールとずっと言ってきましたが、モールというよりは、アウトレットタウンという感じです。とにかく広い。そして暑いです。(真夏なので・・)
お店としては、有名店は一通り入っている感じです。こちらはフェラガモ。
こちらはプラダですね。
あと、主なところでは、グッチ、ブルガリ、サンローラン、バーバリー、ボッテガヴェネタ、カルバンクライン、カンペール、ドルチェ&ガッバーナ、ディーゼル、トミーヒルフィガー、ベルサーチ、等々。思いつくものはなんでもあるような感じです。
そして、こちらがお目当てのモンクレール!
こちらもお目当てのデュベティカです。
そして、事前にHPで調べた時には記載がなかったのですが、ウールリッチも新店としてオープンしていました。(今はHPにも記載されています)
予想外で突然見つけたのでびっくりしました。今回のイタリア旅行では、ダウンジャケットを買おうと思っていたので、選択肢が増えて嬉しい誤算です。(^_^;)
セッラヴァッレはとても広いので、レストランやカフェなども充実しています。お店が何軒もあるのですが、我々は時間が惜しかったので、ファーストフードで済ませました。
こちらは、海外で良く見かける、ピザのファーストフード店ですね。
感想は特になしです。(^_^;)
その他にも、ジェラート屋さんなんかもあります。こちらは、グロムになります。
暑い中でのジェラートは最高です。特に、グロムはどこで食べても美味しいです。
そんなこんなで、ご飯を食べたりジェラートを食べたり、適宜休憩しながら、いろいろなお店を時間いっぱい、グルグルと周りました。
結局、悩みに悩んで、私はデュベティカとモンクレールで1着ずつ、妻はモンクレールとウールリッチで1着ずつ。2人で合計4着のダウンジャケットを購入してしまいました。ちょっと買いすぎですね・・。
妻はその他にもバックや靴なども購入していましたが。(^_^;)
アウトレット・ショッピング(セッラヴァッレ)の戦利品
最後に、セッラヴァッレでの戦利品の一部をご紹介したいと思います。
こちらは、私が購入したモンクレールのダウンジャケットです。色は濃い目のネイビーです。
アウトレットですが直営店なので、ちゃんとギャランティーのタグも付いていて安心です。
サイズはサイズ2ということで、日本でいうところのMサイズ。ちょうどいいのがありました。
価格は、ヨーロッパでの市販795ユーロが556.5ユーロということで、30%オフになっています。ここから、Zani社のオフィスで受け取った10%のディスカウントクーポンを利用することで10%オフになったので、500.85ユーロになりました。
さらに、帰国日に空港で免税の申請することで、約15%のデタックスを受けることができます。ですので、実質的には435ユーロで購入できたことになります。
この日の為替レートは、1ユーロ=約118円でしたので、日本円にすると約51,000円ということになります。
日本で購入しようとすると、この大きさのダウンジャケットは15-16万円ぐらいします。ですので、日本で購入する場合に比べて、約3分の1の価格で購入できたことになります。びっくりお得価格です。
モンクレールは日本では絶対セールにならないですからね。セッラヴァッレ恐るべしです。
もう一着は、定番、デュベティカの黒のダウンジャケットです。こちらは全景は自粛。
ヨーロッパでの市販価格はレシートに記載がなかったのですが、アウトレット価格318ユーロが、こちらも10%ディスカウントクーポンで286.20ユーロになっており、さらに免税手続き(デタックス)で13-14%が帰ってくるので、実質的には約243ユーロとなります。
日本円にすると、約29,000円です。
日本での正規価格は約80,000円ぐらいだと思いますので、こちらは3分1とはいきませんが、半額以下は確実です。 あまりに安かったので、モンクレールでダウンジャケットを買った後でしたが、思わず買ってしまいました。(^_^;)
この2着だけでも、日本での正規価格から比べれば15万円ぐらい取り戻している計算です。
奥さんの戦利品は詳細を載せると怒られるので割愛しますが、モンクレールとウールリッチでのダウン2着に加え、フェラガモでバックや靴も購入しており、もっとえげつない額を取り戻していました。
なので、2人分合わせれば、旅行代金をほぼ浮かせているんではないかと思ったりして、ほくそ笑んでいます。(^_^)
こうやって、根拠のあるようなないようなお得感に浸れるのが、アウトレットショッピングの醍醐味ですよね。
ミラノ観光にオススメのツアー情報
ミラノ観光の一番人気は「最後の晩餐」です。
個人でチケットを手配するのはなかなか大変ですが入場がセットになったツアーなら安心です。ツアーにはいくつかバリエーションがありますので比較しながらぜひご検討ください。
<ミラノ観光のおすすめツアー>
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イタリア旅行のスケジュールのおさらい
今回のイタリア旅行は5泊7日の日程になります。旅行日程は以下になります。
- 1日目:成田からミラノへ移動<AZ787>、ミラノ着(ウェスティン・パレス・ミラノ泊)
- 2日目:ミラノの観光Day①(ウェスティン・パレス・ミラノ泊)
- 3日目:アウトレットショッピングDay(ヒルトン・ミラノ泊)<== 今ココ
- 4日目:ヴェローナ観光Day(ヒルトン・ミラノ泊)
- 5日目:ミラノ観光Day②(ヒルトン・ミラノ泊)
- 6日目:ミラノから成田へ移動<AZ786>
- 7日目:成田着
イタリア旅行記の全体の目次、記事一覧はこちらになります。まとめ読みにぜひご利用ください。
まとめ
今回はミラノのアウトレットモールであるセッラヴァッレでのアウトレットショッピングの様子をレポートさせていただきました。
たまたま旅行していた時期が円高に当たったのもよかったと思いますが、とてもお得にブランド品をゲットすることができました。
場所が遠いのだけが難点ですが、余裕のある旅行日程の場合は、行ってみる価値ありだと思います。きっと掘り出し物がありますよ。
今回参加したツアー内容の詳細は、こちらをご参照ください。
「セッラヴァッレ デザイナーアウトレット」ショッピングツアー
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それでは、また!