【日本国内】ハイアットのホテル一覧!カテゴリーとランク、無料宿泊に必要なポイント数のまとめ!
ハイアットの会員プログラムである「ワールドオブハイアット」では、参加ホテルに宿泊することでポイントを貯めることができます。このポイントは無料宿泊やアップグレードなどに利用することができますが、この際に重要になるのがホテルのカテゴリーです。カテゴリーごとに必要ポイント数が定められているため、あらかじめ把握しておくことで計画を立てやすくなります。当記事では、日本国内におけるハイアットのホテル一覧を、ホテルのランク別(ブランド別)にまとめていきたいと思います。
更新履歴(2024年6月30日):最新情報に更新しました。
目次
ワールドオブハイアットとは
ハイアットの会員プログラムで誰でも無料で入会可能
「ワールドオフハイアット」は、世界的なホテルチェーンである「ハイアット」の会員プログラムの名称です。
公式サイトから無料で会員登録することができます。
ワールドオブハイアットのステータスは5段階
会員資格(ステータス)としては一番下の「メンバー」から最上位の「ライフタイムグローバリスト」までの5つがあります。具体的には以下のようになっています。
<ステータス獲得に必要な宿泊数および基本ポイント数(通常時)>
会員資格 | 宿泊数 | 基本ポイント数 |
メンバー | – | – |
ディスカバリスト | 10 | 25,000 |
エクスプローリスト | 30 | 50,000 |
グローバリスト | 60 | 100,000 |
ライフタイムグローバリスト | NA | 1,000,000ライフタイムベースポイント |
各ステータスに到達すると様々な特典を受けることができます。また、この特典により、ホテル滞在時に獲得できるポイント数も変化します。具体的には以下のようになります。
<獲得できるポイント数>
- メンバー:1米ドルにつき5ベースポイント
- ディスカバリスト:1米ドルにつき5ベースポイント+0.5ボーナスポイント
- エクスプローリスト:1米ドルにつき5ベースポイント+1ボーナスポイント
- エクスプローリスト:1米ドルにつき5ベースポイント+1.5ボーナスポイント
この獲得したポイントは、「ワールドオブハイアット」の参加ホテルへの無料宿泊やアップグレードなどに利用することができます。
この無料宿泊やアップグレードに必要なポイント数は、ホテルごとに定められたカテゴリーによって決定されます。
ワールドオブハイアット参加のホテル一覧(日本国内)
ワールドオフハイアット参加ホテルのランク
「ワールドオブハイアット」に参加しているホテルのブランドは以下になります。
大きく、「TIMELESS PORTFOLIO」と「BOUNDLESS PORTFOLIO」「INDEPENDENT COLLECTIONS」「INCLUSIVE COLLECTION」の4つのグループに分類されています。
これらホテルブランドのうち、日本国内に上陸しているものは全部で9つになります。ランク順(グレード順)に並べると以下のようになります。
<日本上陸のハイアットブランド(ランク順)>
- TIMELESS PORTFOLIO
- パークハイアット
- グランドハイアット
- ハイアットリージェンシー
- ハイアットプレイス
- ハイアットハウス
- BOUNDLESS PORTFOLIO
- アンダーズ
- ハイアットセントリック
- キャプション
- INDEPENDENT COLLECTIONS
- アウトバンドコレクション
「TIMELESS PORTFOLIO」の最上位ブランドは「パークハイアット」、「BOUNDLESS PORTFOLIO」の最上位ブランドは「アンダーズ」ということになり、どちらも日本に上陸しています。
また、2022年には「INDEPENDENT COLLECTIONS」としては日本初上陸となる「アウトバンドコレクション」ブランドのホテルが誕生しています。
SLHとの提携が終了し、Mr&Mrs Smithが参加
ワールドオブハイアットは「Small Luxury Hotels(SLH)」と提携関係にありました。そのため、ワールドオブハイアット経由でSLHのホテルを予約したり特典を利用することができていました。
しかしながら、2024年2月にヒルトンはSLHと提携することを発表し、2024年5月にSLHはワールドオブハイアットから脱退しました。
公式サイトでの発表レターはこちらになります。
ワールド オブ ハイアットとスモール ラグジュアリー ホテルズ オブ ザ ワールドの提携に関するお知らせ
一方で、「Mr&Mrs Smith」がワールドオブハイアットに参加しています。
日本国内のホテル一覧(ランク順、ブランド別)
「ワールドオブハイアット」に参加しているホテルはハイアット独自の基準により「カテゴリー」が定められています。
このこのカテゴリーをランク順、ブランド別にまとめると以下のようになります(2024年5月時点)。
それぞれのグループ最上位ブランドである「パークハイアット」と「アンダーズ」は、どのホテルもカテゴリー8や7と高い評価になっていることがわかります。
一方で、「グランドハイアット」や「ハイアットリージェンシー」については、カテゴリーにばらつきが多くなる傾向を読み取ることができます。
<パークハイアット>
ホテル名 | カテゴリー |
パークハイアット ニセコ | 8 |
パークハイアット 東京 | 7 |
パークハイアット 京都 | 8 |
<グランドハイアット>
グランドハイアット 東京 | 7 |
グランドハイアット 福岡 | 4 |
<ハイアットリージェンシー>
ハイアットリージェンシー 横浜 | 4 |
ハイアットリージェンシー 東京 | 4 |
ハイアットリージェンシー 東京ベイ | 3 |
ハイアットリージェンシー 箱根 リゾート&スパ | 6 |
ハイアットリージェンシー 大阪 | 2 |
ハイアットリージェンシー 京都 | 5 |
ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄 | 3 |
ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄 | 5 |
<ハイアットハウス>
ハイアットハウス 金沢 | 2 |
ハイアットハウス 東京渋谷 | 4 |
<ハイアットプレイス>
ハイアットプレイス 京都 | 2 |
<アンダーズ>
アンダーズ 東京 | 7 |
<ハイアットセントリック>
ハイアットセントリック 金沢 | 3 |
ハイアットセントリック 銀座 東京 | 6 |
<キャプション>
キャプション by Hyatt なんば 大阪 | 1 |
<アウトバンドコレクション>
富士スピードウェイホテル | 6 |
ホテル虎ノ門ヒルズ | 6 |
2024年に新しく加盟となった「Mr & Mrs Smith」からは、以下2軒がワールドオブハイアットに参加しています。どちらもカテゴリーである「7」に位置づけられており、高い評価となっています。
<Mr&Mrs Smith>
楽土庵(Rakudo-An) | 7 |
坐忘林(Zaborin) | 7 |
「Small Luxury Hotels(SLH)」からは、以下14軒がワールドオブハイアットに参加していました。最高カテゴリーである「8」に位置づけられているものもあり、全体的に高い評価となっていました。
(前述のとおり、SLHはワールドオブハイアットから脱退しています。履歴のために残しています)
<Small Luxury Hotels>
軽井沢プリンスホテル イースト | 5 |
登大路ホテル奈良 | 6 |
ザ タワー ホテル ナゴヤ | 6 |
カサラ ニセコビレッジ | 8 |
ザ テラスクラブ アット ブセナ | 7 |
サンカラ ホテル&スパ 屋久島 | 8 |
シャレーアイビー定山渓 | 8 |
そわか | 7 |
ヒノデヒルズ・ニセコビレッジ | 6 |
ホテル雅叙園東京 | 8 |
志摩観光ホテル ザ ベイスイート | 6 |
東京ステーションホテル | 6 |
ホテルシギラミラージュ | 8 |
シギラベイサイドスイート アラマンダ | 6 |
2024年のカテゴリー変更結果(日本国内)
「ワールドオブハイアット」では、年1に回の頻度で「カテゴリー」の見直しが行われています。2024年は3月28日から変更が適用されています。
日本国内でカテゴリー変更の対象となったホテルは以下の6軒で、アップは1軒のみで残り5軒はダウンとなりました(前述のホテル一覧には反映済)。
2023年と同様の結果で2022年以降はアップよりもダウンのホテルが多くなっています。ユーザーにとっては無料宿泊時の必要ポイント数が下がる結果につながるため嬉しいですね。
<カテゴリー変更結果(2024年)>
ホテル名 | 新カテゴリー(2024年) | 旧カテゴリー(2023年) |
グランドハイアット東京 | 7 | 6 |
ハイアット リージェンシー 東京ベイ | 3 | 4 |
ハイアット セントリック 金沢 | 3 | 4 |
ハイアット リージェンシー 沖縄 那覇 | 3 | 4 |
ハイアット ハウス 金沢 | 2 | 3 |
ハイアット ハウス 京都 | 2 | 3 |
ワールドオブハイアットの特典利用に必要なポイント数
さて、それではここからは、ワールドオブハイアットの特典利用に必要なポイント数を確認していきたいと思います。
無料宿泊(ポイント)
無料宿泊に必要なポイント数は以下のようになってます。1泊1室あたりに必要なポイント数になります。当然ながら、カテゴリーが上がるにつれて必要なポイント数は多くなっていきます。
特徴としては、「スタンダードルーム」だけでなく、ポイントさえ支払えば「リージェンシー/グランドクラブルーム」や「スタンダードスイート」「プレミアスイート」といった、グレードの高い客室にも無料宿泊できるという点です。
「スタンダードルーム」に比べて、「リージェンシー/グランドクラブルーム」であれば1.3倍から1.5倍程度とそれほど差額は大きくありません。
「プレミアスイート」でも2倍程度ということで、全体的にグレードの高い客室に泊まりやすい、良心的な設計になっていると思います。
<無料宿泊(ポイント)に必要なポイント数>
カテゴリー | スタンダードルーム | リージェンシー/グランドクラブルーム | スタンダードスイート | プレミアムスイート |
---|---|---|---|---|
1 | 5,000 | 7,000 | 8,000 | 10,000 |
2 | 8,000 | 12,000 | 13,000 | 16,000 |
3 | 12,000 | 17,000 | 20,000 | 24,000 |
4 | 15,000 | 21,000 | 24,000 | 30,000 |
5 | 20,000 | 27,000 | 32,000 | 40,000 |
6 | 25,000 | 33,000 | 40,000 | 50,000 |
7 | 30,000 | 39,000 | 48,000 | 60,000 |
8 | 40,000 | — | — | — |
ちなみに、カテロゴリー8のホテル場合は、ポイントでの無料宿泊が可能なのは「スタンダードルーム」のみになっています。この点は注意が必要ですね。
無料宿泊(ポイント+キャッシュ)
続いては、ポイントに加えてキャッシュ(現金)も利用する場合です。
この「ポイント+キャッシュ」では、無料宿泊に必要なポイント数の50%のポイントに、通常料金の50から70%割引の金額を組み合わせることで無料宿泊を利用することができます。
ポイント単体で無料宿泊を利用できない場合などに便利な制度ということですね。必要なポイントおよびキャッシュは以下のようになります。
<無料宿泊(ポイント+キャッシュ)に必要なポイント数>
カテゴリー | スタンダードルーム | リージェンシー/グランドクラブルーム | スタンダードスイート | プレミアムスイート |
---|---|---|---|---|
1 | 2,500+キャッシュ | — | 4,000+キャッシュ | 5,000+キャッシュ |
2 | 4,000+キャッシュ | — | 6,500+キャッシュ | 8,000+キャッシュ |
3 | 6,000+キャッシュ | — | 10,000+キャッシュ | 12,000+キャッシュ |
4 | 7,500+キャッシュ | — | 12,000+キャッシュ | 15,000+キャッシュ |
5 | 10,000+キャッシュ | — | 16,000+キャッシュ | 20,000+キャッシュ |
6 | 12,500+キャッシュ | — | 20,000+キャッシュ | 25,000+キャッシュ |
7 | 15,000+キャッシュ | — | 24,000+キャッシュ | 30,000+キャッシュ |
8 | — | — | — | — |
「ポイント+キャッシュ」の場合、利用できるのは「スタンダードルーム」と「スタンダードスイート」「プレミアスイート」の3種類です。
「リージェンシー/グランドクラブルーム」は設定がないため注意が必要です。また、カテゴリー8については同様に設定がありませんのでこちらも注意が必要となっています。
アップグレード
続いては、「アッグレード」にポイントを利用する場合です。
アップグレードは、公式サイトから「適用客室料金」を利用した場合にリクエストすることができます。必要なポイント数は以下のようになっています。
<アップグレードのポイント数>
アップグレード先 | ポイント数 |
---|---|
リージェンシークラブ/グランドクラブへのアップグレード | 3,000 |
スイートへのアップグレード | 6,000 |
プレミアムスイートへのアップグレード | 9,000 |
アップグレードに必要なポイント数はかなり少なめに設定されていますので、ポイントを有効に利用するという観点からは、かなり魅力的な方法と言えますね。
オフピークおよびピーク制度(2021年から)
2021年からは「オフピークおよびピーク制度」が導入されました。
これは、繁忙期は必要ポイント数が多く必要となる一方で、閑散期は必要ポイント数は少なくて済むという制度です。
繁忙期の利用がメインな方にとっては改悪ですが、閑散期に利用できる方にとっては改善となりますね。
具体的なチャートは以下になります。「スタンダードルーム」「リージェンシー/グランドクラブルーム」「スタンダードスイート」「プレミアスイート」という4つの客室グレードごとにチャートが用意されています。
「スタンダード」の時期については現行で必要なポイント数と同等で、それを中心に、「オフピーク」はポイント数が少なく、「ピーク」はポイント数が多くなるという関係になっています。
<スタンダードルームの無料宿泊(ポイント)>
カテゴリー | オフピーク | スタンダード | ピーク |
---|---|---|---|
1
|
3,500
|
5,000
|
6,500
|
2
|
6,500
|
8,000
|
9,500
|
3
|
9,000
|
12,000
|
15,000
|
4
|
12,000
|
15,000
|
18,000
|
5
|
17,000
|
20,000
|
23,000
|
6
|
21,000
|
25,000
|
29,000
|
7
|
25,000
|
30,000
|
35,000
|
8
|
35,000
|
40,000
|
45,000
|
<リージェンシー/グランドクラブルームの無料宿泊(ポイント)>
カテゴリー | オフピーク | スタンダード | ピーク |
---|---|---|---|
1
|
5,500
|
7,000
|
8,500
|
2
|
10,500
|
12,000
|
13,500
|
3
|
14,000
|
17,000
|
20,000
|
4
|
18,000
|
21,000
|
24,000
|
5
|
24,000
|
27,000
|
30,000
|
6
|
29,000
|
33,000
|
37,000
|
7
|
34,000
|
39,000
|
44,000
|
8
|
45,000
|
50,000
|
55,000
|
<スタンダードスイートの無料宿泊(ポイント)>
カテゴリー | オフピーク | スタンダード | ピーク |
---|---|---|---|
1
|
6,500
|
8,000
|
9,500
|
2
|
11,500
|
13,000
|
14,500
|
3
|
17,000
|
20,000
|
23,000
|
4
|
21,000
|
24,000
|
27,000
|
5
|
29,000
|
32,000
|
35,000
|
6
|
36,000
|
40,000
|
44,000
|
7
|
43,000
|
48,000
|
53,000
|
8
|
56,000
|
61,000
|
66,000
|
<プレミアスイートの無料宿泊(ポイント)>
ホテルカテゴリー | オフピーク | スタンダード | ピーク |
---|---|---|---|
1
|
7,000
|
10,000
|
13,000
|
2
|
13,000
|
16,000
|
19,000
|
3
|
18,000
|
24,000
|
30,000
|
4
|
24,000
|
30,000
|
36,000
|
5
|
34,000
|
40,000
|
46,000
|
6
|
42,000
|
50,000
|
58,000
|
7
|
50,000
|
60,000
|
70,000
|
8
|
70,000
|
80,000
|
90,000
|
「ポイント+キャッシュ」に必要なポイント数は、無料宿泊1泊に必要なポイントの50%でした。
したがって、「ポイント+キャッシュ」に必要なポイント数も、この「オフピークおよびピーク制度」によって影響を受ける(=連動して変動する)形になります。
「オフピークおよびピーク制度」の詳細についてはこちら公式サイトも併せてご参照ください。
参考 オフピークおよびピーク制度ワールドオブハイアット
まとめ
今回は、日本国内における「ワールドオブハイアット」に参加ホテルと、無料宿泊やアップグレードに必要なポイント数を一覧でまとめてご紹介しました。
「ワールドオブハイアット」では、スタンダードルームだけでなく、クラブルームやスイートルームもポイントで無料宿泊できるのが特徴となっています。
また、クラブルームやスイートルームへのアップグレードにもポイントを利用することができ、しかも、その必要ポイント数は少なく抑えられています。
この2点については、ライバルである「マリオット」にはない特徴であり、「ワールドオブハイアット」のプログラムの優位性となっているのではないかと思います。
「ワールドオブハイアット」では、ポイントを2倍や3倍で獲得できるキャンペーンをしばしば実施しています。これらキャンペーンを利用してポイントを稼いで、効率よくポイントを活用していきたいですね。
それでは、また!
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