HoteLux(ホテルラックス)とは?年会費から特典、メリット、デメリットまで徹底解説!
HoteLux(ホテルラックス)は会員制高級ホテル予約アプリです。上級会員のような特典を利用でき、ホテルクレジットが付与されるのが魅力です。無料でも利用できますが有用な特典を享受するには年会費を支払うかステータス条件をクリアする必要があります。当記事では、年会費からステータス条件、特典、メリット、デメリット、プロモーションまで詳しくご紹介していきます。
HoteLux(ホテルラックス)とは
会員制高級ホテル予約アプリ
HoteLux(ホテルラックス)は、シンガポール発の即時予約機能を備えた会員制高級ホテル予約アプリです。
世界的に有名なラグジュアリーホテルグループと直接契約し、会員限定特典や期間限定プロモーションを提供しています。
契約しているホテルグループは以下になります。
マリオット、ヒルトン、ハイアット、IHGといった世界4大ホテルチェーンから、シャングリラ、マンダリンオリエンタル、フォーシーズンズ、ペニンシュラといった高級ホテルまで網羅されています。
<契約しているホテルグループ>
- ハイアット
- マリオット
- IHG
- ヒルトン
- アコー
- シャングリ・ラ
- マンダリンオリエンタル
- プリファードホテルズ&リゾーツ
- ザ・リーディングホテルズ
- アマン
- スモールラグジュアリーホテルズ
- ローズウッド
- フォーシーズンズ
- ザ・ペニンシュラ など
HoteLuxの年会費
ゲスト会員は無料で登録可能、エリート会員以上は年会費が必要
HoteLuxには主に3つの会員ランクがあります。一番下の「ゲスト会員」には無料で登録することができます。
一方で、「エリート会員」および「エリートプラス会員」からは年会費が必要になります。
HoteLuxの年会費は2023年10月に改訂されており、以前に比べると高額な設定になっています。
<HoteLuxの年会費>
ゲスト会員 | エリート会員 | エリートプラス会員 | |
年会費 | 無料 | 199USD(3ヶ月) 249USD(6ヶ月) 349USD(12ヶ月) |
499USD(12ヶ月) |
ただし、この年会費は無条件でそのステータスに到達する場合に必要になる費用です。
年会費無料の「ゲスト会員」から始めてステータス条件を満たすことで、無料のまま「エリート会員」や「エリートプラス会員」になることもできます。
無料のままステータスを上げるor年会費を支払ってステータスを上げるという選択肢が用意されているのは柔軟性が高くて良いですね。
HoteLuxのステータス条件
年15泊でエリート会員、年30泊でエリートプラス会員のステータスを獲得可能
HoteLuxでは、ステータス獲得条件を満たすことで「ゲスト会員」からステータスアップすることが可能です。
エリート会員には年15泊、エリートプラス会員には年30泊が必要となっています。
ステータス獲得条件は簡単なものではありませんが、年会費を抑えながら「エリート会員」および「エリートプラス会員」の特典を利用したい場合に便利なシステムです。
<HoteLuxのステータス獲得条件>
ゲスト会員 | エリート会員 | エリートプラス会員 | |
ステータス獲得条件 | 会員登録 | 連続した12ヶ月に15泊のホテル宿泊 | 連続した12ヶ月に30泊のホテル宿泊 |
ステータスの有効期限は12ヶ月
ステータスアップ後のステータス有効期限は12ヶ月となっています。
ステータス維持条件はステータス獲得条件と同じ
ステータスアップ後の、その次の年度のステータス維持条件は、ステータス獲得条件と同じになっています。このあたりの仕組みはホテルのロイヤリティープログラムと同しですね。
<HoteLuxのステータス維持条件>
ゲスト会員 | エリート会員 | エリートプラス会員 | |
ステータス維持条件 | 条件なし | 連続した12ヶ月に15泊のホテル宿泊 | 連続した12ヶ月に30泊のホテル宿泊 |
ステータス維持条件を満たした場合はそのステータスを維持するための年会費の支払いは必要ありません。
HoteLuxの特典
エリート会員以上はホテルの上級会員のような特典+ホテルクレジット付与が魅力
HoteLuxの特典を表にまとめると以下のようになります。
ゲスト会員の場合に利用できる特典はほとんどありません。実際に特典を活用できるのは「エリート会員」からとなります。
エリート会員にになると、客室アップグレードやアーリーチェックイン、レイトチェックアウト、無料朝食といったホテルの上級会員のような特典を受けることができます。
また、HoteLuxではホテルクレジット(最大200ドル)も付与されるのが特徴となっています(一部対象外のホテルもあります)。
ホテルチェーン側の会員プログラムの上級会員+αの特典を受けられるのが魅力と言えますね。
<HoteLuxの特典一覧>
ゲスト会員 | エリート会員 | エリートプラス会員 | |
ホテル側ポイントの獲得 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
ホテル側のステータス特典 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
HoteLuxポイントの獲得 | 10USD=1pt | 10USD=2pt | 10USD=3pt |
HoteLuxポイントの交換 | ⚪︎ | ⚪︎ | |
無料朝食 | ⚪︎ | ⚪︎ | |
ホテルクレジット(最大200ドル) | ⚪︎ | ⚪︎ | |
アップグレード※ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
アーリーチェックイン※ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
レイトチェックアウト※ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
ウェルカムレター/アメニティー | ⚪︎ | ⚪︎ | |
独占プロモーション | ⚪︎ | ⚪︎ | |
優先カスタマーサービス | ⚪︎ | ⚪︎ | |
誕生日お祝い | ⚪︎ | ⚪︎ | |
記念日のお祝い | ⚪︎ | ||
エリートメンバーシップ招待 | ⚪︎(HoteLuxエリートに1名) |
※空室状況により
HoteLuxのメリット
ここでは、HoteLuxのメリットをご紹介していきたいと思います。
ホテル修行なしにエリート会員になれる
HoteLuxの魅力は年会費を支払いすれば一気に「エリート会員」になることができるところです。
ホテル側のロイヤリティープログラムでホテル修行をする手間とコストを削減することができます。
HoteLuxのエリート会員の主な特典は以下になります。
ホテル側の会員プログラム(ロイヤリティープログラム)のエリート特典にホテルクレジット(最大200ドル)を加えたような内容で非常に魅力的です。
<HoteLuxの主な特典>
- 無料朝食
- ホテルクレジット(最大200ドル)
- アップグレード※
- アーリーチェックイン※
- レイトチェックアウト※
※空室状況により
HoteLuxの特典とホテル側のエリート特典の両方を受けられる
HoteLux経由でホテル予約をして宿泊した場合、HoteLuxの特典が適用されます。
また、ホテル側の会員プログラム(ロイヤリティープログラム)でエリートステータスを獲得している場合、そのエリート特典も重複して適用されます。
例えば、マリオットの会員プログラムである「マリオットボンヴォイ」のエリート特典は以下になります。プラチナ会員の「ラウンジアクセス」はHoteLuxにはないものです。
<ステータス特典(ゴールド&プラチナ)>
ゴールド | プラチナ | |
ポイントボーナス | ◯(25%) | ◯(50%) |
レイトチェックアウト | ◯(14時) | ◯(16時) |
ウェルカムギフト | ◯(250 or 500ポイント) | ◯(500 or 1,000ポイント、無料朝食、アメニティから選択) |
客室のアップグレード | ◯ | ◯(スイート含む) |
ラウンジへのアクセス | ◯ |
そのため、マリオットボンヴォイのプラチナ会員がHoteLux経由でマリオットボンヴォイ系列ホテルを予約した場合、HoteLuxの特典にラウンジアクセスも追加で受けられるという形になります。
逆に、マリオットボンヴォイでは「ザ・リッツ・カールトン」や「エディション」といった特典のホテルブランドでは無料朝食の適用は対象外となっています。
一方で、HoteLuxの場合はこれらホテルブランドでも無料朝食の特典を受けることができます。
こように、ホテル側のエリート特典とHoteLuxの特典がWで適用されるというのは大きなメリットになります。ホテル宿泊の特典をより充実したものにすることができますね。
HoteLuxのポイントとホテル側のポイントの両方を貯められる
HoteLux経由でホテル予約をして宿泊した場合、HoteLuxのポイントを貯めることができます。
貯められるポイント数は会員レベルによって異なります。具体的には以下になります。会員レベルが上がるほど効率的にポイントを貯めることができます。
<HoteLuxポイントの獲得>
- ゲスト会員:10USD=1pt
- エリート会員:10USD=2pt
- エリートプラス会員:10USD=3pt
貯まったポイントは「1ポイント=1円」の価値でHoteLux経由のホテルの無料宿泊に利用することができます。
また、HoteLux経由でホテル予約をして宿泊した場合、ホテル側の会員プログラム(ロイヤリティープログラム)のポイントも重複して貯めることができます。
加えて、エリートステータス獲得に必要な宿泊実績も貯めることができます。
他のホテル予約サイトを利用した場合、ホテル側の会員プログラムのポイントや宿泊実績の付与は対象外としているところが多いなか、大きなメリットになりますね。
また、HoteLux経由でのホテル宿泊では決済に利用するクレジットカードを好きに選択することができます。この際、クレジットカードのポイントも貯めることができます。
これはポイントの3重取りが可能になることを意味しています。HoteLuxを利用すれば効率的にポイントを貯められますね。
HoteLuxの独占プロモーションは魅力的なものが多い
HoteLuxのエリート会員以上の特典に「独占プロモーション」というものがあります。
これは他ホテル予約サイトにはない、HoteLux独自のプロモーションで魅力的なものが多くなっています。具体的には以下のような特典が提供されます。
<独占プロモーションの例>
- 1泊無料(3泊で1泊無料など)
- ホテルクレジット追加(通常のホテルクレジットに100ドル分追加など)
- ルームアップグレード保証(通常は空室状況によるが事前に特定グレードへのアップグレードを保証するなど)
こちらは1泊無料の例になります。ラグジュアリーホテルの宿泊料金は高額ですから1泊無料の威力は大きいですね。
こちらはルームアップグレード保証の例になります。事前にバーシャルオーシャンビューからオーシャンフロントなどへのアップグレードを確定することができます。
ハワイのホテルはビューで大きく宿泊料金が異なりますからこちらも魅力的ですね。
こちらはホテルクレジット追加の例です。ブルガリホテル東京で300米ドルクレジット追加になっています。
ブルガリホテル東京では通常でも100米ドル分の館内利用権が付与されます。
これに300米ドルが追加ということで合計では400米ドル分のホテルクレジットになりますね。驚異的なお得さです。
特定のホテルグループに縛られることなく好きなホテルを選択できる
ホテルの会員プログラムでエリート会員になっていると、その特典を利用するためにどうしても特定のホテルグループの利用が多くなってしまいます。
一方でHoteLuxの場合は多くのホテルグループと契約しているため、特定のホテルグループに縛られることなく好きなホテルを選択することができます。
HoteLuxのデメリット
続いては、HoteLuxのデメリットをご紹介していきたいと思います。
ホテル公式サイトに比べて若干割高な価格設定になっている場合が多い
HoteLuxで表示されている宿泊料金は、基本的には各ホテルの公式サイトでの価格と同レベルとなっています。
ただし、特典が豊富に適用される関係上、若干割高な価格設定になっている場合も多くあります。
そのため、HoteLux経由で宿泊予約する場合は、ホテル公式サイトの価格とHoteLuxの特典を天秤にかけ、最終的にどちらがお得なのかを比較しながら検討することが重要になります。
全てのホテルでHoteLuxの特典を受けられるわけではない
HoteLuxの特典は全てのホテルで適用されるわけではありません。たとえば、こちらはある日程で横浜のホテルを検索した例です。
「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」には「HoteLux Benefits」のタグがついておりHoteLux特典を受けることができます。
一方で「横浜グランド インターコンチネンタル ホテル」や「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」にはこのタグはなくHoteLux特典は適用されないため注意が必要です。
また、HoteLuxの特典はホテルによって微妙に内容が異なります(ホテルクレジット有無やルームアップグレードの制限など)。詳細は「HoteLux Benefits」をクリックして内容を確認しましょう。
エリート会員以上のステータスを獲得or維持するにはステータス条件をクリアするか年会費の支払いが必要
HoteLuxの有用な特典を利用するにはエリート会員以上である必要があります。
一方で、エリート会員以上のステータスを獲得or維持するにはステータス条件をクリアするか、年会費を支払う必要があります。どちらにしても無料で獲得できるわけではありません。
コスト的なメリットを得るためには年間ある程度のホテル宿泊をHoteLux経由で行う必要があります。逆に言えば、ホテル宿泊や旅行好きな方でないと宝の持ち腐れになる可能性があります。
貯めたポイントは無料宿泊特典にしか利用できない
HoteLuxで貯めたポイントは「1ポイント=1円」の価値があります。このポイントはHoteLux経由での予約時に適用することで無料宿泊特典として利用することができます。
ただし、部分的な割引には利用できないため注意が必要です。
例えば、宿泊料金が1泊30,000円のホテルの場合、30,000ポイントまで貯めないとポイントを利用することはできません。10,000ポイントだけを割引するということはできません。
HoteLuxのポイントを利用するためには、宿泊料金を全額カバーできるくらいある程度まとまった額まで貯める必要がありますね。
また、HoteLuxのポイントはエリート会員以上でないと使うことができません。ゲスト会員では貯めることはできても使うことはできないためこちらも注意しましょう。
HoteLuxのプロモーション
マスターカードでHoteLuxへのステータスマッチキャンペーンを実施中
HoteLuxではステータスマッチを実施しています。
マスターカードの「ワールドエリート」および「ワールド」に相当するカードを保有する場合、HoteLuxの「エリートプラス」および「エリート」のステータスを1年間無料で体験できるというものです。
さらに、ウェルカムポイントとしてHoteLuxの「2,000ポイント」もしくは「1,000ポイント」を獲得することができます。
具体的には以下のようになります。
<マスターカードの「ワールドエリート」保有者>
- HotelLux「エリートプラス」メンバーシップが12ヶ月間無料
- 2,000ウェルカムポイント
- 10米ドルの支払いごとに1ベースポイント+2ボーナスポイント
<マスターカードの「ワールド」保有者>
- HotelLux「エリート」メンバーシップが12ヶ月間無料
- 1,000ウェルカムポイント
- 10米ドルの支払いごとに1ベースポイント+1ボーナスポイント
キャンペーン期間は2024年9月30日までで、ヨーロッパ、北アジア、東南アジア、南アジアおよび太平洋地域のカード所有者がキャンペーン対象になっています。
キャンペーン詳細はこちらMastercardの公式サイトをご参照ください。
Mastercard「HotelLux offer for Mastercard cardholders」
ラグジュアリーカードはHoteLuxの「エリートプラス」を1年間無料で体験可能
ラグジュアリーカードはマスターカードの「ワールドエリート」に相当するクレジットカードです。
ラグジュアリーカードにはいくつかのグレードがありますが、一番リーズナブルなチタンカードでもマスターカードの「ワールドエリート」相当となっています。
そのため、ラグジュアリーカード保有者はHotelLuxにステータスマッチするこで、「エリートプラス」メンバーシップを1年間無料で体験することができます。
エリートプラス会員の年会費は「499USD」でしたから、約75,000円ほどが無料になるという計算です(1ドル=150円で試算)。
ラグジュアリーカードの「チタンカード」の年会費は55,000(税込)ですのでこれを上回るお得さになりますね。
また、ラグジュアリーカードは入会キャンペーンを実施しており最大50,000円分のポイントを獲得できます。年会費負担を大きく軽減できます。
- 紹介コード「LCAMB22272」
ラグジュアリーカードの入会キャンペーンの詳細はこちら。
ラグジュアリーカードの特典からメリット、デメリットまでの詳細はこちらをそれぞれご参照ください。
また、ラグジュアリーカードを保有すれば以下のホテルプログラムのステータスも獲得することができます。詳細はリンクをクリックいただくことでご確認いただけます。
<ラグジュアリーカードで獲得できるホテルステータス>
ラグジュアリーカードはホテル好きには強い味方と言えますね。
まとめ
当記事では、HoteLux(ホテルラックス)の年会費からステータス条件、特典、メリット、デメリットまで詳しくご紹介していきました。
HoteLux(ホテルラックス)は会員制高級ホテル予約アプリです。上級会員のような特典やホテルクレジットが付与されるのが魅力です。
無料でも利用できますが有用な特典を享受するには年会費を支払うかステータス条件をクリアする必要があります。
HoteLuxのメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。良い面と悪い面を把握した上でかしこく活用したいですね。
<HoteLuxのメリットとデメリット>
- メリット
- HoteLuxのメリットホテル修行なしにエリート会員になれる
- HoteLuxの特典とホテル側のエリート特典の両方を受けられる
- HoteLuxのポイントとホテル側のポイントの両方を貯められる
- HoteLuxの独占プロモーションは魅力的なものが多い
- 特定のホテルグループに縛られることなく好きなホテルを選択できる
- デメリット
- HoteLuxのデメリットホテル公式サイトに比べて若干割高な価格設定になっている場合が多い
- 全てのホテルでHoteLuxの特典を受けられるわけではない
- エリート会員以上のステータスを獲得or維持するにはステータス条件をクリアするか年会費の支払いが必要
- HoteLuxのポイントは無料宿泊特典にしか利用できない
それでは、また!