ホテルニューオータニ東京 宿泊記!ヒノキ風呂や日本酒サービスが特徴の「新江戸ルーム」をブログレポート!
ホテルニューオータニ東京は「ホテル御三家」と言われる日本を代表する歴史ある高級ホテルです。その中で「新江戸ルーム」という新しいコンセプトの客室が近年オープンしました。この「新江戸ルーム」は、伝統と最新テクノロジーの融合をテーマにしており、ヒノキ風呂や日本酒サービスなど「和」を感じさせるサービスを、最新設備の客室で味わえるのが特徴となっています。当記事では、このホテルニューオータニ東京の宿泊記として「新江戸スタンダード」の客室を詳しくレポートしていきたいと思います。
目次
ホテルニューオータニ東京とは
ホテル御三家として日本を代表する歴史ある高級ホテル
「ホテルニューオータニ東京(Hotel New Otani Tokyo)」は、東京都千代田区紀尾井町にある大型ホテルです。1964年の東京オリンピックの開催に合わせて開業されました。
ホテルニューオータニ東京は、帝国ホテル、ホテルオークラと共に、ホテル「御三家」として並び称される、日本を代表する歴史ある高級ホテルとなっています。
ホテルニューオータニ東京の周辺地図は以下になります。
ホテルニューオータニ東京の「新江戸ルーム」とは
新江戸ルームは「伝統と最新テクノロジーの融合」がテーマ
「新江戸ルーム」は、ホテルニューオータニ東京の上層階に2017年から2018年にかけてオープンした、新しいコンセプトの客室です。「伝統と最新テクノロジーの融合」をテーマにしています。
全室に香り豊かな「ヒノキ風呂」が設置されているほか、江戸の文様をほどこしたインテリアや日本酒のサービスなど、「江戸」を五感で感じられる工夫が客室の至るところに施されています。
また、大型の4Kテレビやタブレットなど最新のテクノロジーを生かした現代の快適性も追求されています。
新江戸ルームには3つの客室タイプがあり
「新江戸ルーム」には、シングルからデラックスまで、以下3つの客室タイプがあります。
<新江戸ルームの客室タイプ>
- 新江戸シングル:26平米、定員1名
- 新江戸スタンダード:36平米、定員2名<=今回宿泊
- 新江戸デラックス:45平米、定員2名
このうち、今回宿泊したのはベーシックとなる「新江戸スタンダード」の客室となります。
新江戸ルームのチェックイン時間は14時
「新江戸ルーム」のチェックイン&チェックアウト時間は以下になります。
<新江戸ルームのチェックイン&チェックアウト時間>
- チェックイン:14:00
- チェックアウト:12:00
チェックイン時間は14時からと、他のホテルに比べて少し早めになっています。
ホテルニューオータニ東京 ブログ宿泊記「新江戸ルーム」をレポート
さて、それではここからは、「ホテルニューオータニ東京」の新江戸ルームに宿泊した様子をご紹介していきたいと思います。
ホテルの外観
「ホテルニューオータニ東京」の外観はこんな感じです。正面に写っているのが今回利用する本館(ザ・メイン)となります。最上部にある円形のレストラン部分が印象的な建物です。
本館(ザ・メイン)の正面玄関から中に入るとこんな感じで、大きなお花が出迎えてくれます。内容は季節によって変化しますが、この時は4月ということで「桜」となっています。とても綺麗ですね。
ロビー&レセプション
本館(ザ・メイン)はクラシカルな歴史ある建物ですが、内部は2007年にリニューアルされています。全体的にはモダンでありながらどこかレトロな雰囲気に仕上がっています。
本館(ザ・メイン)のレセプションはこんな感じです。今回はこちらでチェックインを行いました。
新江戸スタンダードの客室
チェックイン後はホテルスタッフのエスコートの元、客室に移動します。今回アサインされたのは上層階となる10階の客室でした。
全体像と雰囲気
客室の扉を開けるとこんな感じになっています。ちょっとした玄関が用意されており、白い石と竹で和の雰囲気を演出しているのが印象的です。
「新江戸スタンダード」の客室には、ツインとダブルの2タイプがあります。今回はダブルの客室を選択しました。
ダブルといっても、ベッドの幅は200cmもあります。シングルベッド2台分の広さがあるため、非常に広々としています。マットレスはどっしりとした硬めのサポートで寝心地も抜群です。
テレビはこんな感じです。壁掛けの55インチの4Kテレビとなっています。十分な大きさですね。また、テレビ下のキャビネットにはビジネスデスクも収納されています。機能的な造りです。
寝室の一角にはソファースペースも用意されています。テーブルも備えていますので、ちょっとした食事をいただくのにも利用できます。
客室は全体的に和モダンなデザインになっています。カーペットやベッドカバーなど、ところどころに和柄が用いられており、照明も日本の「行燈」をイメージさせます。スタイリッシュな中にも落ち着きを感じますね。
ウェルカムギフト
テーブルの上にはウェルカムギフトが用意されています。ウェルカムギフトは種類豊富で、お菓子とドリンク、メモ用紙の3つが用意されています。
お菓子は「あられ」が2種類で、老舗である「赤坂柿山」のものとなっています。また、メモ用紙は「千代紙」を用いたものです。どちらも「和」を感じるこだわりのセレクションです。
ドリンクは日本酒「賀茂鶴」の大吟醸です。桜の花びらを象った金箔入りの豪華バージョンです。ホテルスタッフの方いわく、冷蔵庫で冷やしてお風呂上がりにいただくのがオススメだそうです。
また、お酒が飲めない場合は、「あまおう」を使ったビネガーサイダーに交換してもらうことができます。細やかな気遣いが嬉しいですね。
ちなみに、一緒に写真に写っている「レモン」はお風呂に浮かべて楽しむためのものです。実際利用してみましたが、ちょっとした温泉気分でめちゃくちゃ気持ち良かったです。風情があって良いですね。
眺望
客室の一面は天井までの高さのハイサッシになっています。そのため、窓を開けると明るく開放感が高まります。
窓からの眺望はこんな感じです。窓の外は、ちょうど本館(ザ・メイン)の正面玄関側になっていて、車のロータリーを見下ろす形になっています。
視線を左に向けると、赤坂御用地の広大な緑を垣間見ることができます。さらに遠くに見えるのは渋谷の高層ビルでしょうか。目の前は抜けた景色になっているため、悪くない眺望です。
ちなみに、ホテルニューオータニ東京が誇る日本庭園側の「ガーデンビュー」を希望する場合は、もうひとつ上のランクである「新江戸デラックス」を予約する必要があります。
1泊20,000円の差額負担で「新江戸スタンダード」から「新江戸デラックス」にも当日アップグレードすることも可能ということでした。
眺望や客室の広さにこだわる方は、アップグレードも検討してみると良いかもしれません。
バスルーム
続いてはバスルームをご紹介したいと思います。バスルームは寝室の奥に用意されています。寝室とバスルーム間は扉を閉めて利用できるようになっています。
バスルームには、洗面台、浴室、トイレが集約して配置されています。思いの外広いスペースです。
洗面台はこんな感じです。黒で統一されておりシックなイメージです。シングルボウルですが、ゆとりのある造りになっています。
浴槽はこんな感じです。大きな「ヒノキ風呂」が特徴となっています。桶や椅子も同じくヒノキとなっており、浴槽全体がヒノキのとても良い香りで満ち溢れています。
浴槽や桶には、うっすらと水が張られています。これは、乾燥によってヒノキが痛まないようにとの配慮からだそうです。決して、清掃の流し忘れではありません(笑)。
トイレはこんな感じです。ウォシュレット付きで機能的です。すっきりとおしゃれです。
アメニティー
続いてはアメニティーです。アメニティーは驚きの充実ぶりになっています。
まず、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ボディーミルクといったバス製品は「マリ・テ(marie-te)」というブランドのものが用意されています。
こちらは、化粧品で有名な「オムニサンス」の日本法人が、和の高級アメニティーシリーズとして開発したものです。
安心安全の「Made In Japan」製品で、紫蘇、柚子、緑茶、胡麻、黒豆、米ぬかなどを使用しており、やさしい香りと使い心地が特徴となっています。
また、洗面台には木製の重箱が用意されており、中にはアメニティーもろもろが収納されています。2段構成になっており、上の段が女性用、下の段が男性用となっていました。
女性用の段の中身はこんな感じになっています。歯ブラシやヘアブラシ、コットン、シャワーキャップ、などが用意されています。「ニューオータニ」のシンボルマークを象った「手ぬぐい」が用意されているのもニクイところです。
オムニサンスのコスメセットも用意されていました。中身は、化粧水と洗顔料、保湿クリーム、クレンジングクリームということで、女性には嬉しい品揃えですね。
続いて男性用の段の中身です。こちらには、コームや剃刀、歯ブラシなどが用意されていました。
男性用には「DHC for MEN」のコスメセットが用意されています。中身は洗顔料とアフターシェーブローション、ヘアワックスとなっています。男女ともに至れり尽せりの内容ですね。
浴槽には「桶谷石鹸」の石鹸も用意されています。こちらの石鹸は、昔ながらの釜炊き製法で作られた無添加のもので、全身を洗うことができるそうです。こだわりを感じますね。
ちなみに、ドライヤーも用意されていますが、こちらは「Panasonic」製となっていました。物としてはもちろん悪くありませんが、風量が弱いタイプでちょっと残念でした。
アメニティーのこだわり様からすると、ドライヤーももう少しグレードの高いものだとよかったですね。
ミニバー
ミニバーはテレビ下のキャビネットに用意されています。まず、コーヒーは「ネスプレッソ」の用意です。カプセルはデカフェも含めて全部で3種類用意されていました。ポットは「ティファール(T-FAL)」です。
また、無料でいただけるお水も用意されていました。「The New Otani」のロゴがシックでかっこいいですね。
引き出しの中には、こちらも無料でいただける日本茶や紅茶などが用意されています。カップやグラスもあります。
日本茶は「煎茶」と「ほうじ茶」に加えて「梅こぶ茶」も用意されているのがユニークですね。紅茶はインドの高級紅茶ブランドである「プリミアスティー(Premier’s Tea)」ものとなっていました。
ちなみに、冷蔵庫も用意されていますが、中身は空となっていました。こちらは新型コロナ対策ということでした。正常化すれば復活するのかもしれませんね。それまでは、ルームサービスとしてオーダー可能ということでした(もちろん、利用する場合は有料です)。
クローゼット
クローゼットは客室内に2箇所用意されています。
2ヶ所目は客室の玄関脇にあります。ハンガー1方向にがビシッと収納されているのが気持ち良いですね。
こちらのクローゼットにはスリッパが用意されています。和柄があしらわれたおしゃれなデザインです。使い捨てにするのがちょっともったいないですね。
2ヶ所目はバスルームの入り口にあります。こちらにはバスローブがかけられています。
バスルームは表面がしっとりとやわらかいタイプで着心地抜群でした。胸元に「The New Otani」と刺繍が入っているのも高級感があります。
チェストの中にはパジャマも用意されていました。上下が別のセパレートタイプで、日本の伝統的な文様を6種類織り交ぜたというこだわりの品でした。値段は定かではありませんが、リクエストすれば購入できるそうです(笑)。
また、同じくチェストの中には金庫も用意されていました。新しい客室ということで、金庫も綺麗ですね。
その他設備
最後に、その他もろもろの設備をご紹介したいと思います。
ベッドサイドには照明の集中コントロールとタブレッド端末が用意されています。こちらのタブレッド端末では、ホテルの施設案内や周辺の観光案内のほか、テレビの操作もできるようになっていました。
テレビの操作メニューには、YouTubeの他、スマホ画面のミラーリング機能も搭載されており、最新の仕様となっています。
また、最近では常識になりつつある「USB電源」もちゃんと用意されていました。
加えて、客室内には、加湿空気清浄機もあらかじめ用意されていました。物としては「シャープ」製でカラーも室内の装飾に合わせて黒になっていました。
客室内にはモバイルスピーカーも用意されていました。こちらの写真のように「バング&オルフセン」のシンプルなデザインのもので、音質も良好でした。
日本庭園
ホテルニューオータニ東京は、広大な広さを誇る日本庭園も魅力になっています。宿泊の際はぜひ一度散策してみましょう。
私が訪れた4月上旬のタイミングでは、桜はほとんど散ってしまっていましたが、「サイネリア」がとても綺麗に咲いていました。
日本庭園の一角には滝も用意されています。マイナスイオンに癒されますね。また、夜間にはライトアップも実施されていますので、夕食後の散策にもピッタリです。
ホテルニューオータニ東京の「新江戸スタンダード」の宿泊料金
新江戸スタンダードルームの宿泊料金は5万円前後
私は4月上旬の土曜日に、こちらホテルニューオータニ東京の「新江戸スタンダード」に宿泊しました。宿泊料金を公式サイトで調べると税サ込で「48,000円」となっていました。
「ホテルニューオータニ東京」の最新の宿泊価格は以下リンクからご確認ください。
アメックスプラチナの「フリーステイギフト」を利用して無料宿泊
私は今回、こちらホテルニューオータニ東京の「新江戸スタンダード」にアメックスプラチナの「フリーステイギフト」を利用して無料宿泊しました。
土曜日での宿泊でしたが、追加料金などを求められることはなく、完全無料で宿泊することができました。
アメックスプラチナは年会費は高額ですが、この「フリーステイギフト」や「ファインホテルリゾート(FHR)」「ホテルメンバーシップ」など、旅行好きに嬉しい特典が豊富に用意されています。
アメックスプラチナの特典からメリット、デメリットの詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
ホテルニューオータニ東京の宿泊記は動画でも公開中!
ホテルニューオータニ東京「新江戸スタンダード」に宿泊した様子は動画にまとめてYouTubeでも公開しています。ホテルや客室の空気感は動画の方が伝わりやすいと思いますので、こちらもぜひ合わせてご鑑賞ください。
まとめ
今回は、ホテルニューオータニ東京の宿泊記として「新江戸スタンダード」の客室を詳しくご紹介しました。
客室内のデザインや装飾に「和」を感じられるものが用いられており、ヒノキ風呂や日本酒サービスなどと相まって、全体として「江戸」を感じさせるものでした。
特に、レモンを入れたヒノキ風呂はちょっとした温泉気分で、最高に気持ちよかったです。朝と夜の2回も堪能してしまいました。
また、テレビやタブレッド端末などの設備は最新式で、アメニティーやギフトの質も高さにもこだわりを強く感じました。
記事の中ではスタッフの方のサービスについて言及しませんでしたが、そこはホテル御三家の「ホテルニューオータニ東京」ですから、文句なく素晴らしいものでした。
機会があれば、またぜひ利用させていただきたいと思います。
ニューオータニのホテル宿泊に興味のある方にオススメしたいのが「ニューオータニクラブVISAカード」です。Vポイントを5倍以上の価値で食事券や宿泊券に交換できてお得です。
それでは、また!
ホテルニューオータニ東京 関連記事
同じホテルニューオータニ東京のクラブレベルである「エグゼクティブハウス禅」のブログ宿泊記はこちらになります。
エグゼクティブハウス禅のクラブラウンジは1日6回のフードプレゼンテーションが特徴でホテルにこもって1日中楽しむことができます。
朝食は人気の「SATSUKI」で提供されている朝食ビュッフェがオススメです。こだわりのオムレツやピエールエルメのクロワッサンなどを楽しむことができます。