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ヒルトンアメックスプレミアムはダイヤモンド会員資格と無料宿泊特典2泊を獲得できるホテル最強カード!

ヒルトンアメックスプレミアムは正式名称を「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」と言います。

ヒルトンアメックスには「ノーマルカード」と「プレミアムカード」という2つのグレードがありますが、今回ご紹介するのは上位の位置付けとなる「プレミアムカード」の方になります。

ヒルトンアメックスにはもれなく「ヒルトン・オナーズ」のゴールド会員資格が付帯しますが、プレミアムカードの場合は年200万円の決済条件をクリアすることでダイヤモンド会員資格を獲得することができます。

さらに、年300万円の決済条件をクリアすることで、最大2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得することができます。

ヒルトンアメックスプレミアムの年会費は「年66,000円(税込)」と高額となっていますが、年間のクレジットカード決済額が大きな方であれば、年会費を上回る価値を得ることができます。

当記事では、そんなヒルトンアメックスプレミアムの年会費やポイント還元率といった基本情報から、特典、メリット・デメリットまで詳しくご紹介していきたいと思います。

更新履歴(2024年9月26日):最新情報に更新しました。

目次

ヒルトンアメックスプレミアムとは

ヒルトンの会員カードとアメックスのプレミアムカードが合体したクレジットカード

ヒルトンアメックスプレミアムは正式名称を「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」と言います。

ヒルトンの会員プログラムの名称が「ヒルトン・オナーズ」となっており、クレジットカードの発行元が「アメリカン・エキスプレス・カード」であるため、この2つを合わせてこのような名称になっています。

「ヒルトン・オナーズ(Hilton Honors)」のロゴ

「ヒルトン・オナーズ(Hilton Honors)」のロゴ

 

そういう意味では、ヒルトンの会員カードとアメックスのプレミアムカードが合体したクレジットカードであると言えます。

 

ヒルトンアメックスプレミアムはヒルトンアメックスの上位グレード

ヒルトンアメックスには2つのグレードが存在します。

「ノーマルカード」と「プレミアムカード」の2種類で、プレミアムカードの方には名称の間に「プレミアム」が入る形になっています。

<ヒルトンアメックスの2つのグレード>

  • ノーマルカード:
    • ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
  • プレミアムカード:
    • ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

 

当然ながら、プレミアムカードの方が上位グレードという位置付けになります。

ノーマルカードである「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」の券面はこちらです。ブルーでスタイリッシュなデザインになっています。かっこいいですね。

カードの表面にはアメックスのカード番号に加えて、「オナーズ会員番号」と「会員資格取得年」が合わせて刻印されています。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」の券面

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」の券面

 

プレミアムカードである「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の券面はこちらです。ノーマルカードよりも濃いめのブルーとなっています。

また、左上に「PREMIUM」と刻印されるのが特徴です。ノーマルカードよりも高級感が高くなっていますね。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の券面

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の券面

 

ヒルトンアメックスプレミアムの基本情報

ヒルトンアメックスプレミアムの年会費

ヒルトンアメックスプレミアムの年会費は「66,000円(税込)」となっています。ノーマルカードの年会費は「16,500円(税込)」ですので、4倍の価格設定となっています。

また、ノーマルカードの場合は家族カード1枚目までは無料ですが、プレミアムカードの場合は3枚目まで無料で発行できるという違いもあります。

<ヒルトンアメックスの年会費>

  • ノーマルカード:
    • 基本カード:16,500円(税込)
    • 家族カード:1枚目無料、2枚目以降6,600円(税込)
  • プレミアムカード:
    • 基本カード:66,000円(税込)
    • 家族カード:3枚目まで無料、4枚目以降13,200円(税込)

 

ヒルトンアメックスプレミアムとノーマルカードの違い

年200万円以上決済できる方にはヒルトンアメックスプレミアムがおすすめ

ヒルトンアメックスプレミアムとノーマルカードの主な違いは以下になります。

プレミアムカードはノーマルカードよりも特典が豊富な分、年会費も高めに設定されています。

基本的には、年200万円以上決済でき、66,000円という高額な年会費に抵抗のない方あればプレミアムカードが、それ以外の方であればノーマルカードがオススメになります。

<ノーマルカードとプレミアムカードの主な違い>

  ノーマルカード プレミアムカード
年会費(基本カード) 16,500円(税込 66,000円(税込)
年会費(家族カード) 1枚目無料、2枚目以降6,600円(税込) 3枚目まで無料、4枚目以降13,200円(税込)
ポイントプログラム ヒルトン・オナーズポイント ヒルトン・オナーズポイント
ポイント還元(全般) 100円=2ポイント 100円=3ポイント
ポイント還元(ヒルトン内) 100円=3ポイント 100円=7ポイント
ステータス(無条件) ヒルトン・オナーズ・ゴールド ヒルトン・オナーズ・ゴールド
ステータス(利用条件クリア) 年200万円以上でダイヤモンド
継続特典(無条件) ウィークエンド無料宿泊特典(1泊)
継続特典(条件クリア) 年150万円以上でウィークエンド無料宿泊特典(1泊) 年300万円以上でウィークエンド無料宿泊特典(1泊)
HPCJ年会費優待 初年度から10,000円(税込) 初年度無料、次年度以降10,000円(税込)
旅行保険(国内) 最高2,000万円 最高5,000万円
旅行保険(海外) 最高3,000万円 最高1億円
空港ラウンジ
手荷物無料宅配
ショッピング・プロテクション
オンライン・プロテクション
リターン・プロテクション
キャンセル・プロテクション
スマートフォン・プロテクション
航空便遅延補償

 

当記事では、プレミアムカードである「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」について詳しく解説していきます。

ヒルトンアメックスのノーマルカードについては以下の記事で詳しく解説しております。ぜひ合わせてご参照ください。

 

ヒルトンアメックスプレミアムのメリット

年200万円の決済条件クリアで「ダイヤモンド会員資格」を獲得

ヒルトンアメックスプレミアムは、カードを保有するだけでヒルトン・オナーズの上級会員資格である「ゴールド」を自動的に獲得することができます。

そして、年200万円という決済条件をクリアすることで、ヒルトン・オナーズの最上位の資格でである「ダイヤモンド」を獲得することができます。

ダイヤモンドは、本来であれば1年間に30滞在、もしくは60泊以上しなければ得ることができないステータスです。

1滞在=1泊、1泊の平均コストを安めに15,000円と仮置きしても、ダイヤモンドの獲得には45万円(=15,000円x30滞在)ほどのコストが必要です。もちろん、30滞在する時間と労力も必要です。

これが、ヒルトンアメックスプレミアムというクレジットカードに入会し決済条件をクリアするだけで簡単に獲得できてしまいます。

 

詳細は後ほど詳しくご紹介しますが、このヒルトンのダイヤモンドには「無料朝食」や「客室のアップグレード」「レイトチェックアウト」に加えて「エグゼクティブラウンジへのアクセス権」など有用な特典が多数含まれています。

ヒルトン・アメックス・プレミアムカードの年会費は「66,000円(税込)」と決して安くはありませんが、年間の決済額が200万円を超える方であれば、ダイヤモンド獲得のためのコストと時間・労力を大きく節約することができるということになります。

 

「ウィークエンド無料宿泊特典」で年会費負担を上回る価値を獲得できる

ヒルトンアメックスプレミアムの場合は、継続で無条件に1泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得できます。

この「ウィークエンド無料宿泊特典」は世界中のヒルトンホテルに週末に無料で宿泊できるというもので、うまく活用すれば1泊10万円以上の価値で利用できます。

これだけで年会費の元を十分に回収できてしまいます。

さらに、年300万円という決済条件のクリアで追加で1泊分を獲得できますので、合計で最大2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得できます。

ここまでくれば、年会費の数倍の価値となり驚異的なお得さになります。

つまり、年会費の数倍の価値を得た状態でヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員資格ももらえるという形になります。

「ウィークエンド無料宿泊特典」をうまく活用できる方にとってはメリット絶大なクレジットカードということが言えますね。

 

ヒルトンアメックスプレミアム独自の特典とアメックスカード共通の特典の両方を享受できる

ヒルトンアメックスプレミアムは、「ヒルトン・オナーズ」というホテルグループの会員カードとしての側面と、アメックスのプレミアムカードとしての側面を兼ね備えたクレジットカードです。

そのため、その特典としても、「ヒルトンアメックスプレミアム独自の特典」と「アメックスカード共通の特典」と、大きく2つに分けられます。

この2つの側面の特典の両方を享受できるというのがヒルトンアメックスプレミアムのメリットとなっています。

<ヒルトンアメックスの特典>

  1. ヒルトンアメックスプレミアム独自の特典
  2. アメックスカード共通の特典

 

以下では、これらの特典について、順番にご説明していきたいと思います。

 

ヒルトンアメックスプレミアムの特典①:カード独自

まずは、ヒルトンアメックスプレミアム独自の特典をご紹介します。

ヒルトンアメックスプレミアムには豊富な特典が付随しますが、その中でも特に重要な特典をまとめると以下のようになります。

<ヒルトンアメックスプレミアムの独自の特典>

  1. ヒルトン・オナーズの「ゴールド会員資格」を自動的に獲得
  2. 年200万円以上の利用で「ダイヤモンド会員資格」を獲得
  3. 年300万円以上の利用&継続で最大2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得
  4. ヒルトンでのカード決済で高いポイント還元率を実現
  5. HPCJ年会費が初年度無料&次年度以降「10,000円(税込)」に優遇

 

以下では、これらの特典について詳しくご紹介していきたいと思います。

 

ヒルトン・オナーズの「ゴールドエリート」を自動的に獲得

ヒルトンアメックスプレミアムを保有していると、ヒルトン・オナーズの上級会員である「ゴールドエリート」を自動的に獲得することができます。

このゴールドエリートは、通常であれば年間に20滞在、もしくは40泊以上を達成しなければ獲得できないステータスです。

年200万円以上の利用で「ダイヤモンド会員資格」を獲得

ヒルトンアメックスプレミアムの場合は、年200万円という決済条件をクリアすることで、ヒルトン・オナーズの最上級会員である「ダイヤモンドエリート」を獲得することができます。

このダイヤモンドエリートは、通常であれば年間に30滞在、もしくは60泊以上を達成しなければ獲得できないステータスです。

ヒルトン・オナーズのステータス獲得基準をまとめると以下のようになります。

<ステータス獲得基準>

会員資格 滞在数 宿泊数 ベースポイント数
メンバー
シルバー 4 10 25,000
ゴールド 20 40 75,000
ダイヤモンド 30 60 120,000

 

各ステータスで得られる特典を一覧でまとめると以下のようになります。

<各ステータスで得られる特典一覧>

特典内容 メンバー シルバー
ゴールド ダイヤモンド
会員向け割引
ボーナスポイント加算 +20% +80% +100%
特典滞在時のリゾート料金不要
デジタルチェックイン&客室の選択
デジタルキー
客室内およびロビーでのWiFi
2人目のお客様宿泊無料
レイトチェックアウト
ポイント譲渡およびポイントプール無料
スタンダードルーム特典で5泊目無料  
ボトルウォーター2本  
エリート会員の繰越特典  
お部屋のアップグレード     ◯(エグゼクティブまで) ◯(1ベッドスイートまで)
無料朝食サービス    
無制限のマイルストーンボーナス    
エグゼクティブラウンジの利用      
ダイヤモンド会員資格の延長      
48時間客室保証      
エリート会員資格の贈呈      

 

この中でも特に重要なのは以下5つの特典です。

<特に重要な特典>

  1. ボーナスポイント加算
  2. レイトチェックアウト
  3. お部屋のアップグレード
  4. 無料朝食サービス
  5. エグゼクティブラウンジの利用<=ダイヤモンドのみ

 

「1」から「4」についてはゴールドエリートでも利用できますが、「5」のエグゼクティブラウンジの利用については、最上級会員であるダイヤモンドエリートならではの特権になります。

以下では、これら5つの重要な特典についてご紹介していきたいと思います。

 

【経験談】決済条件クリアでダイヤモンドエリートが付与

1月から12月の1年間で合計200万円以上の決済を利用することで、基本カード会員にダイヤモンドステータスが付与されます。

ステータスの有効期限は翌年末までとなります。

規約上は条件達成から3ヶ月以内にステータスが付与されるということでしたが、私の場合は達成後20日ほどで付与されました。

スピーディーにステータスが付与されるのは嬉しいですね!

 

ボーナスポイント加算(ゴールド&ダイヤモンド)

ヒルトン・オナーズに入会すると、滞在時の費用に対して「1米ドルあたり10ポイント」のベースポイントが加算されます。

これに加えて、シルバー以上のエリート会員になるとボーナスポイントが加算されます。加算される割合としては、ゴールドエリートで「+80%」、ダイヤモンドで「+100%」となります。

ヒルトンオナーズ:ボーナスポイントの加算

ヒルトンオナーズ:ボーナスポイントの加算

 

ゴールドエリートから急に加算割合が高くなるのが特徴で、ゴールドで「1米ドルあたり18ポイント」、ダイヤモンドで「1米ドルあたり20ポイント」を貯めることができます。

「1ドル=105円」と仮置きすると、ゴールドで約17%、ダイヤモンドで約19%ほどがポイント還元される計算になります。

これにより、ヒルトンのホテル滞在でポイントをザクザクと貯めることができるようになりますね。

 

レイトチェックアウト(ゴールド&ダイヤモンド)

ヒルトン・オナーズのゴールドとダイヤモンドでは「レイトチェックアウト」の特典を受けることができます。

ヒルトンの場合、通常のチェックアウト時間は12時に設定されているところが多いのですが、レイトチェックアウトが認められると最大で16時まで客室でゆっくりと過ごすことができます。

こちらのレイトチェックアウトの特典を利用したい場合は、チェックインの際に会員自らがリクエストする必要がありますので注意が必要です。

レイトチェックアウトがOKされると、午前中にプールや温浴施設でゆっくりと過ごしたり、ホテル内でランチを楽しんだりと、ホテルでの滞在をより満喫することができます。

「コンラッド東京」の客室の様子

「コンラッド東京」の客室の様子

 

お部屋のアップグレード(ゴールド&ダイヤモンド)

ヒルトン・オナーズのゴールドとダイヤモンドでは「客室のアップグレード」の特典を受けることができます。

ゴールドエリートの場合は規約上、エグゼクティブフロアまでのアップグレードが認められており、仮に成功すると「エグゼクティブラウンジ」も利用できるのが特徴です。

ライバルのマリオットの場合は、クラブフロアにアップグレードされても、クラブラウンジを利用できるわけではありませんので、ここはヒルトン・オナーズの大きなメリットになります。

 

また、ダイヤモンドエリートの場合はこれが、スイートルームへのアップグレードも対象になります。

1ベッドルームスイートまでという制限はあるものの、スイートルームへのアップグレードの可能性があるというのは夢がありますね。

私も以前、ダイヤモンド会員の際にコンラッド東京やヒルトン福岡シーホークでスイートルームへアップグレードいただき、とても感動したのを覚えています。

 

スイートルームへのアップグレードはダイヤモンド会員ならではの特権であり、醍醐味でもあります。

ただし、アップグレードが認められるかどうかは当日の空室状況に依存し確約ではありません。また、通常は1段階から2段階程度のアップグレードが多くなっていますので、期待しすぎることなく幸運を待ちましょう。

「ヒルトン福岡シーホーク」のスイートルームの様子

「ヒルトン福岡シーホーク」のスイートルームの様子

 

無料朝食サービス(ゴールド&ダイヤモンド)

ヒルトン・オナーズのゴールドとダイヤモンドでは「無料朝食サービス」の特典を受けることができます。

会員1名と会員と同室に宿泊の追加1名までが無料で朝食をいただくことができます。

朝食会場の場所としては、ホテルが指定するレストラン、もしくはエグゼクティブララウンジが指定されます。日本のホテルの場合はレストランでいただけることが多いですね。

レストランでの朝食は、1ひとりあたり3,500円前後が相場になっています。

2人で利用すれば、これだけで7,000円の価値があります。

ヒルトンアメックスプレミアムの年会費は「66,000円(税込)」でしたので、ヒルトンのホテルに2人で年10泊以上できるのであれば、この「無料朝食サービス」の価値だけで年会費の元が回収できてしまいます。

 

私の場合は、以下のようなホテルで無料朝食をいただくことができました(たくさんあるのでほんの一部です)。

 

ビュッフェにプラスしてオーダーメニューを用意しているところが多く、優雅な朝食を楽しむことができました。特に「コンラッド東京」の朝食は素晴らしかったですね。

「コンラッド東京」のレストラン朝食の様子

「コンラッド東京」のレストラン朝食の様子

 

エグゼクティブラウンジの利用(ダイヤモンドのみ)

ヒルトン・オナーズのダイヤモンドでは「エグゼクティブラウンジの利用」の特典を受けることができます。

会員1名と会員と同室に宿泊の追加1名までが利用することができます。

エグゼクティブラウンジでは、無料でソフトドリンクや軽食をいただくことができます。ホテルによってはアフタヌーンティーにお茶菓子を提供しているところもあります。

また、夕方にはカクテルタイムを実施しており、無料でアルコールやオードブルをいただくことができます。特に、お酒好きにはたまらない特典です。

 

私の場合は、以下のようなホテルでエグゼクティブラウンジを利用することができました(たくさんあるのでほんの一部です)。

 

エグゼクティブラウンジを利用できるというのは、ダイヤモンド会員ならではの特権と言えますね。

「コンラッド東京」のエグゼクティブラウンジの様子

「コンラッド東京」のエグゼクティブラウンジの様子

 

年300万円以上の利用&継続で最大2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得

ヒルトンアメックスプレミアムでは、カード継続時に無条件で1泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得することができます。

また、年300万円以上のカード利用があるとさらにもう1泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得できます。

最大で年2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得できるということになりますね。

 

ウィークエンド無料宿泊特典はその名前のとおり、週末となる金・土もしくは日曜日に無料宿泊できる特典です。日本だけでなく、世界中のヒルトンで利用することができます。

一律のブラックアウト日(=利用できない日)が設定されていないため、夏休みや年末年始といった繁忙期でも利用することができるのも魅力的です。

オールインクルーシブを提供しているホテルやヒルトンバケーションクラブなど、一部対象外となる施設もあります。しかしながらその数は多くなく、少なくとも日本では対象外の施設はありません。

 

日本国内におけるヒルトンホテル一覧は以下になります(2023年9月時点)。ヒルトンは主要都市と沖縄などの観光地を中心に展開しています。

<ヒルトンホテル一覧(日本国内)>

  • 北海道地方
    • ヒルトンニセコビレッジ
  • 関東地方
    • ヒルトン東京
    • コンラッド東京
    • ヒルトン東京ベイ
    • ヒルトン東京お台場
    • ヒルトン小田原リゾート&スパ
    • ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ 
    • ヒルトン成田
  • 中部地方
    • ヒルトン名古屋
    • 旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン
    • ダブルツリーbyヒルトン富山
  • 関西地方
    • ヒルトン大阪
    • ダブルツリーbyヒルトン大阪城
    • キャノピーbyヒルトン大阪梅田
    • ヒルトン京都
    • コンラッド大阪
    • ROKU KYOTO
    • ダブルツリーbyヒルトン京都駅
    • ダブルツリーbyヒルトン京都東山
    • ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸
  • 中国地方
    • ヒルトン広島
  • 四国地方
    • なし
  • 九州地方
    • ヒルトン福岡シーホーク
    • ヒルトン長崎 
  • 沖縄地方
    • ヒルトン沖縄北谷リゾート
    • ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート
    • ダブルツリーbyヒルトン那覇
    • ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
    • ヒルトン沖縄瀬底リゾート
    • ヒルトン沖縄宮古島リゾート

 

例えば、こちらは2023年5月の「ROKU KYOTO」の価格表です。週末には10万円を超えるような高額設定になっているのが確認できますね。

「ROKU KYOTO」の価格表(2023年5月の例)

「ROKU KYOTO」の価格表(2023年5月の例)

 

こちらは、コンラッド東京やコンラッド大阪、旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションなど、おすすめホテルの2023年5月と8月の週末の価格帯を表でまとめたものです。

東京や大阪、京都、軽井沢など大都市圏や人気の観光地では、コロナ禍後のインバウンド需要でホテルの宿泊価格が高騰しています。どれも10万円を超えるような価格帯になっていますね。

<おすすめホテルの実際の価格帯(2023年)>

  5月週末の価格帯 8月週末の価格帯
コンラッド東京 レンジ:67,620円から211,680円
最多:112,005円
レンジ:86,355円から129,105円
最多:112,005円
コンラッド大阪 レンジ:61,560円から94,050円
最多:76,905円
レンジ:61,560円から102,600円
最多:76,905円
ROKU KYOTO レンジ:81,255円から185,535円
最多:128,250
レンジ73,530円から153,900円
最多:89,775円
旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクション レンジ:42,750円から99,960円
最多:68,400円
レンジ:78,400円から99,960円
最多:93,100円

 

ヒルトンアメックスプレミアムの年会費は「66,000円(税込)」でしたので、1泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」で、年会費負担をまるまる回収できるということになります。

2泊分を使えれば、その分がまるまるプラスにもなりますね。10万円近くを利益にするのも難しくありません。

最大の2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得するためには、年300万円以上のカード決済が必要となります。

高いハードであることは間違いありませんが、この条件をクリアでできる方にはメリット絶大の特典となりますね。

また、2024年2月にヒルトンはSLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)と提携しました。これにより、SLHホテルでもこのウィークエンド無料宿泊特典を利用できるようになっています。

SLHホテルは高級なところが多く宿泊料金も高額になりがちです。

ヒルトンとSLHの提携はヒルトンアメックスの価値をますます高める結果になっています。

 

ヒルトンでのカード決済で高いポイント還元率を実現

ヒルトンアメックスプレミアムのカード決済で貯められるのは「ヒルトン・オナーズ・ポイント」です。

通常のアメックス加盟店で利用した場合は100円=3ポイント」を貯めることができますので、ポイント還元率としては3%ということになります。

ただし、「ヒルトン・オナーズ・ポイント」は、ホテルの無料宿泊に利用するのが一番お得で、その際の価値は「1ポイント=0.5円」ほどです。

そのため、円換算した場合の実質的なポイント還元率は1.5%ほどということになります。

 

また、ヒルトンアメックスプレミアムはヒルトンの施設内で決済した場合は「100円=7ポイント」を貯めることができます。この場合、ポイント還元率は7%(実質3.5%)ということで、レートが跳ね上がります。

さきほどご紹介した、「ボーナス加算(ゴールドで+80%、ダイヤモンドで+100%)」と合わせれば、より効率よくポイントを貯めていくことができますね。

<ポイント還元率>

  • 通常の加盟店:
    • 100円=3ポイント
    • ポイント還元率3%(円換算では1.5%ほど)
  • ヒルトン施設内:
    • 100円=7ポイント
    • ポイント還元率7%(円換算では3.5%ほど)

 

HPCJ年会費が初年度無料&次年度以降「10,000円(税込)」に優遇

HPCJとは「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン」の略称です。このHPCJに入会すると、以下4つの特典を受けることができます。

 

<HPCJの特典>

  1. 宿泊が25%オフ
  2. レストランが最大20%オフ
  3. 5,000円割引券2枚プレゼント
  4. 初年度オナーズ・シルバー会員資格獲得

 

ヒルトンアメックスプレミアムの保有で、もれなくゴールドエリートを獲得しているため「4」は関係ありませんが、宿泊やレストラン利用で大きな割引が受けられるのが特徴になってます。

割引の対象となるのは、日本国内17ホテルと韓国2ホテルです。

また、初年度および継続の度に「5,000円割引券2枚プレゼント」されるため、ヒルトンを利用する方であれば10,000円の価値を取り戻すことができます。

 

このHPCJに入会するには、通常であれば年会費「25,000円(税込)」が必要になります。これが、ヒルトンアメックスプレミアムを保有することで初年度無料&次年度以降は年会費が「10,000円(税込)」に割引されます。

さきほどご紹介したように、HPCJに入会すると毎年「5,000円割引券2枚プレゼント」されるため、2年目以降の年会費負担を相殺することができます(注:初年度は年会費無料なので割引券はもらえません

つまり、ヒルトンアメックスプレミアムを保有すれば、HPCJの会員資格を実質無料で維持できるということになりますね。

初年度は年会費が無料となっていますので、初年度で必要性について判断できるのも良いですね。

ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)の詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

ヒルトンアメックスプレミアムの特典②:アメックス共通

続いては、アメックスカード共通の特典をご紹介していきます。アメックスカード共通の特典をリストすると以下のようになります。

<アメックスカード共通の特典>

  1. 空港ラウンジの利用
  2. 手荷物無料宅配サービス
  3. 旅行傷害保険
  4. 航空便遅延補償
  5. ショッピング・プロテクション
  6. オンライン・プロテクション
  7. リターン・プロテクション
  8. キャンセル・プロテクション
  9. スマートフォン・プロテクション

 

ヒルトンアメックスプレミアムに限らず、アメックスカードは「保険」関係が充実しているため、旅行中の怪我や盗難など、何かあった場合に頼りになるクレジットカードです。

そのため、海外旅行に持っていくと、抜群の安心感を得ることができます。

以下では、これらの特典の中でも特に有用な、特典1から4までの内容を補足したいと思います。

 

空港ラウンジの利用

ヒルトンアメックスプレミアムでは、「空港ラウンジ(カードラウンジ)」を利用することができます。

国内外の空港ラウンジを、ヒルトンアメックスプレミアム1枚で、同伴者1名まで無料で利用することができます。

また、ヒルトンアメックスプレミアムの場合は家族カード3枚まで無料ですので、本会員カードと家族カードの合わせて4枚があれば、最大8名まで空港ラウンジを利用可能です。

そこまで大人数で一度に利用する必要性は高くないと思いますが、ファミリーでの旅行でも安心ですね。

羽田空港国内線「Power Lounge」の様子

羽田空港国内線「Power Lounge」の様子

 

アメックスカードで利用できるラウンジの中では、羽田空港のカードラウンジは、国内線「パワーラウンジ」、国際線「スカイラウンジ/スカイラウンジアネックス」、がオススメです。

ともに制限エリアに位置しており、使い勝手が良くなっています。

 

手荷物無料宅配サービス

ヒルトンアメックスプレミアムでは「手荷物無料宅配サービス」を利用することができます。

海外旅行からの帰国時のみになりますが、空港(成田国際空港、羽田空港(第3ターミナル)、中部国際空港、関西国際空港)から自宅まで、カード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送してもらうことができます。

家族カードでもこの特典は受けられますので、ファミリーで旅行する方は家族カードも発行しておくと安心です。

海外旅行の帰宅時というのはかなり疲労しています。空港から手ぶらで帰宅できるというのは、想像以上に快適です。一度体験するとやめられません。

 

旅行傷害保険

ヒルトンアメックスプレミアムには、国内旅行と海外旅行に対する旅行傷害保険がついてきます。

まず国内旅行に関しては、宿泊や公共交通機関の支払いにカードを利用することで、基本カードおよび家族カード会員に最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯します。

<国内旅行>

保険の種類 カード会員 カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金 最高5,000万円 最高1,000万円

 

次に、海外旅行に関しては、国際航空機のチケットやパッケージ・ツアーの支払いにカードを利用することで、基本カードおよび家族カード会員に最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯します。

<海外旅行>

保険の種類 カード会員(括弧内は家族カード会員) カード会員の家族
傷害死亡・後遺障害保険金 最高1億円(最高5,000万円) 最高1,000円
傷害治療費用保険金 最高300万円 最高100万円
疾病治療費用保険金 最高300万円 最高100万円
賠償責任保険金 最高4,000万円 最高4,000万円
携行品損害保険金 (免責3千円) 1旅行中最高50万円 1旅行中最高50万円
救援者費用保険金 保険期間中 最高400万円 保険期間中 最高400万円

 

国内旅行保険、海外旅行保険ともに「利用付帯」となっているため注意が必要です。

ただし、家族特約として、カード会員の家族も補償を受けられるのが特徴です。

旅行保険が付帯しているクレジットカードでも家族特約が付帯しているものは少ないため優れた保険内容と言えます。

ヒルトンアメックスプレミアムはハイグレードのクレジットカードということで、旅行保険は充実していますね。

 

航空便遅延補償

「航空便遅延補償」というのは、航空便の遅延により臨時に出費したご宿泊料金や食事代を補償してくれるというものです。

また、手荷物の到着遅延や紛失により負担した衣類や生活必需品の購入費用も補償してもらえます

ヒルトンアメックスプレミアムの場合、海外旅行のみが対象で補償内容は以下のようになります。

<航空便遅延補償>

  • 乗継遅延費用 (最高20,000円)
  • 出航遅延、欠航、搭乗不能費用 (最高20,000円)
  • 受託手荷物遅延費用 (最高20,000円)
  • 受託手荷物紛失費用 (最高40,000円)

 

私も海外旅行の際に「ロストバゲージ」を経験しました。この「航空便遅延補償」があるのとないのでは、安心感がまるで違います。

 

各種プロテクションの充実

ヒルトンアメックスプレミアムには、次のようなショッピング関係のプロテクションが付帯しています。

購入した商品については、破損や盗難、返品などの補償を受けることができるため、国内・海外を問わず安心してショッピングすることができます。

  補償額
ショッピング・プロテクション ◯(年間500万円まで)
オンライン・プロテクション ◯(不正利用された利用金額)
リターン・プロテクション ◯(1商品最高3万円まで)

 

また、旅行やコンサートなどのチケットのキャンセル、スマートフォンの破損(スクリーン画面割れ損害を含む)や水濡れ、盗難などの際にも補償を受けることができます。

  補償額
キャンセル・プロテクション ◯(年間10万円まで)
スマートフォン・プロテクション ◯(最大3万円まで)

 

スマートフォンは現代においては手放すことができない必須のツールいなっています。これを補償してもらえるというのは嬉しいですね。

スマートフォン・プロテクションの補償内容

スマートフォン・プロテクションの補償内容

 

ヒルトンアメックスプレミアムのお得な入会方法

公式サイトとポイントサイトの入会特典を比較

ヒルトンアメックスプレミアムでは入会キャンペーンを実施しています。

入会キャンペーンを活用すれば条件クリアで大量ポイントを獲得できるため初年度の年会費負担を大きく軽減することができます。

そして、ヒルトンアメックスには公式サイトから入会するよりもさらにお得な方法が用意されています。

ヒルトンアメックスの入会キャンペーンの最新情報はこちらの記事でまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

ヒルトンオナーズの入会キャンペーンで最大3,000ポイントを上乗せ可能

ヒルトンアメックスに入会する際には「ヒルトンオナーズ」の会員番号が必要です。ヒルトンオナーズはヒルトンの会員プログラムで誰でも無料で入会することができます。

 

そして、このヒルトンオナーズでは入会キャンペーンを実施しています。

ヒルトンオナーズの入会で自動エントリーになっており、新規登録後6ヶ月以内の2回の滞在で最大3,000ポイントを獲得することができます。

<キャンペーン概要>

  • キャンペーン名:Hilton Honors Welcome Bonus
  • キャンペーン期間:2024年1月1日から2024年12月31日
  • キャンペーン条件:新規登録後6ヶ月以内の最初の滞在で1,000ボーナスポイント、2回目の滞在で2,000ボーナスポイント、合計で3,000ポイント
  • キャンペーン参加:自動エントリー

 

ヒルトンアメックスに入会するとヒルトンホテルに宿泊する機会が増えますので併せてクリアするようにしましょう!

ヒルトンオナーズの入会キャンペーンの詳細はこちらで解説しています。併せてご参照ください。

 

ヒルトンアメックスプレミアムのデメリット

最後に、ヒルトンアメックスプレミアムのデメリットをまとめたいと思います。

デメリットをリストすると以下のようになります。メリット豊富である反面で少なからずデメリットも存在するため、これらをしっかりと理解しておく必要があります。

<ヒルトンアメックスプレミアムのデメリット>

  1. 家族カードはヒルトンアメックスプレミアムならではの特典が受けられない
  2. アメックスカードが弱い地域がある
  3. キャッシング機能がない
  4. ポイント加算が対象外もしくは半額となる加盟店がある
  5. ポイントのマイル還元率が低い
  6. 年会費が高く決済額が少ないと得られる特典が限られる

 

「1」についてはデメリットというよりも注意点ですが、家族カードでは、ヒルトン・オナーズの「ゴールドエリート」や、利用条件クリアで「ウィークエンド無料宿泊特典」などの特典を受けることができません。

家族カードで受けられるのは、基本的にはアメックスカード共通の特典のみとなりますのでご注意ください。

また、「2」から「4」については、ヒルトンアメックスプレミアム独自のデメリットではなく、アメックスカード共通のデメリットになります。

これは、アメックスカードの宿命として、ある意味しょうがない部分がありますね。

「4」と「5」「6」については重要なため、以下で補足したいと思います。

 

ポイント加算が対象外もしくは半額となる加盟店がある

まず、以下のような「放送局」「電子マネー」「寄付団体」の利用ではポイント加算されないため注意が必要です。

<ポイント加算がされない加盟店>

ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムカード「ポイント加算されない加盟店」

ヒルトンアメックスプレミアム「ポイント加算されない加盟店」

 

また、以下のような「電力会社」「ガス会社」「水道局」「税金」「公金」「決済手段」「その他」については、ポイント加算が半分になります。

ヒルトンアメックスプレミアムの場合、通常は「100円=3ポイント」ですが、これらの加盟店の場合は「200円=3ポイント」と半減してしまいます。

<ポイント加算が半分になる加盟店>

ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムカード「ポイント加算が半分になる加盟店」

ヒルトンアメックスプレミアム「ポイント加算が半分になる加盟店」

 

ただし、「200円=3ポイント」ということでポイント還元率は1.5%になります。ポイント還元率1.5%というのは非非常に優秀な部類になるため大きなデメリットにはなりませんね。

ちなみに、工夫をすることでポイント還元率の低下を回避する方法も用意されています。

アメックスのポイント加算が対象外や還元率が半分になる加盟店と回避する方法の詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

国税の支払いにおけるポイント還元の上限が年300万円までに制限

ヒルトンアメックスプレミアムで税金の支払いを行なった場合、ポイント還元率が通常の半分になるのはご説明のとおりです。

この税金支払いの中でも「国税」に関してはポイント付与の上限が年300万円までに制限されます。2024年1月1日から利用分から適用される予定です。

300万円を超える国税の支払いではポイント還元を受けられないため注意が必要というわけですね。表でまとめると以下のようになります。

<国税払いに対するポイント還元>

年300万円以内 年300万円以上
200円につき3ポイント ポイント加算なし

 

ちなみに、この制限を受けるのは国税のみです。通常のショッピングはもちろん、地方税やふるさと納税などは制限の対象外となるため安心です。

 

ポイントのマイル還元率が低い

ヒルトンアメックスプレミアムで貯めた「ヒルトン・オナーズ・ポイント」は、世界40以上の航空会社のマイルに交換することができます。

ただし、ポイントからマイルへの交換レートは良くありません

例えば、JALやANA、BA、UAといった主要な航空会社のマイルに交換する場合のレートは「10,000ポイント=1,000マイル」です。交換レートとしては10%となります。

 

ヒルトンアメックスプレミアムのポイント還元率は、アメックス加盟店で3%でした。そのため、トータルでのマイル還元率は0.3%となります。例えば、「200万円決済=60,000ポイント=6,000マイル」という感じですね。

一方で、ライバルである「マリオットアメックス(プレミアム)」の場合、マイル還元率は最大1.25%です。「200万円決済=60,000ポイント=25,000マイル」という感じです。

同じ200万円の決済でも19,000マイルの差が発生するのが大きいですよね。

ヒルトンアメックス・プレミアムはマイルを貯めるクレジットカードとしては力不足なため、ヒルトンホテル宿泊専用とするのがオススメです。

ヒルトンアメックス・プレミアムで貯めたポイントは無料宿泊に利用し、マイルを貯めるクレジットカードは、別に用意するようにしましょう。

MEMO

マイルを貯めるクレジットカードとしては、ANAマイルもJALマイルも両方貯めたいという方は「マリオットアメックス(プレミアム)」がオススメです。

 

一方で、ANAマイル特化の場合は「ANAカード」、JALマイル特化の場合は「JALカード」というのが王道です。それぞれのオススメの選び方については以下の記事をご参照ください。

 

年会費が高く決済額が少ないと得られる特典が限られる

ヒルトンアメックスプレミアムの最大のデメリットは年会費が「66,000円」と高額なことです。そして、決済額によって特典が変化するため人によってお得度が異なってきます。

例えば、「ウィークエンド無料宿泊特典」の価値を1泊50,000円、「無料朝食サービス」の価値を1泊7,000円(=3,500円x2名分)、ラウンジ利用の価値を1泊10,000円(=5,000円x2名分)と仮置きすると、年会費を回収できる各サービスの利用回数は以下のようになります。

<年会費を回収できるサービスの利用回数(例)>

決済額 エリートレベル ウィークエンド無料宿泊特典 無料朝食サービス ラウンジ
200万円未満 ゴールド 1泊分(50,000円) 3回(21,000円)
200万円以上 ダイヤモンド 1泊分(50,000円) 1回(7,000円) 1回(10,000円)
300万円以上 ダイヤモンド 2泊分(100,000円) 0回 0回

 

決済額が200万円以下の場合、獲得できる「ウィークエンド無料宿泊特典」は1泊分のみのため、年会費を回収するためには「無料朝食サービス」を5回以上利用する必要があります。

一方で、決済額が200万円以上になるとエリートレベルが「ダイヤモンド」になるためエグゼクティブラウンジを利用することができます。

そのため、「無料朝食サービス」と「エグゼクティブラウンジ」を2人で1回ずつ利用できれば年会費のもとは回収できそうです。

そして、決済額が300万円以上になると、「ウィークエンド無料宿泊特典」の2泊分だけで年会費を回収することができます。

ここは楽勝ゾーンですね。

 

ということで、ヒルトンアメックスプレミアムに入会するのがオススメの方としては、以下のようにまとめることができます。

<ヒルトンアメックスプレミアムに入会するのがオススメの方>

  • 年間の決済額が200万円以上で、2人で年1回以上(1人なら年2回程度)ヒルトンホテルを利用する方
  • 年間の決済額が300万円以上で、ヒルトンのダイヤモンドステータスに魅力を感じる方

 

年間の決済額が200万円未満の場合は、ヒルトンアメックスのノーマルカードの方を選択するようにしましょう。

 

ヒルトンアメックスプレミアムは強力なキャンペーンも魅力

プレミアムカードは10回まで25%還元をリピート可能

MEMO

こちらのキャンペーンは既に終了していますが、お得なキャンペーンの例として記載を残しています。

ヒルトンアメックスのキャンペーンがアメックスオファーに来ていました。ヒルトンホテルでの20,000円利用で5,000円がキャッシュバックされるというものです。

ノーマルカードの場合は3回まで、プレミアムカードの場合は10回までリピートすることができます。

最大25%還元というだけも凄いのにリピート可能というのは驚きのお得さですね!

ヒルトンアメックスのキャンペーン(プレミムカードの例)

ヒルトンアメックスのキャンペーン(プレミムカードの例)

 

まとめ:ヒルトンアメックスプレミアムはダイヤモンド会員資格と無料宿泊特典2泊を獲得できるホテル最強カード!

当記事では、ヒルトンアメックスプレミアムの年会費やポイント還元率といった基本情報から、特典、メリット・デメリットまで詳しくご紹介していきました。

ヒルトンアメックスプレミアムの主な特典をまとめると以下のようになります。年会は「66,000円(税込)」と高額ですが、決済額が年200万円で「ダイヤモンド」ステータスを獲得できるというのがこのカードならではの特長です。

そして、決済額が年300万円を超えると、最大2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得でき、これにより年会費負担を相殺した状態で、これら豊富な特典を享受できるというのが最大のメリットになります。

<ヒルトンアメックスプレミアムの特典>

  • ヒルトンアメックスプレミアム独自
    • ヒルトン・オナーズの「ゴールド会員資格」を自動的に獲得
      • ボーナスポイント加算(80%)
      • レイトチェックアウト
      • お部屋のアップグレード
      • 無料朝食サービス
    • 年200万円以上の利用で「ダイヤモンド会員資格」を獲得
      • ボーナスポイント加算(100%)
      • エグゼクティブラウンジの利用
    • 年300万円以上の利用&継続で最大2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得
    • ヒルトンでのカード決済で高いポイント還元率を実現
    • HPCJ年会費が初年度無料&次年度以降「10,000円(税込)」に優遇
  • アメックスカード共通
    • 空港ラウンジの利用
    • 手荷物無料宅配サービス
    • 旅行傷害保険
    • 航空便遅延補償
    • ショッピング・プロテクション
    • オンライン・プロテクション
    • リターン・プロテクション
    • キャンセル・プロテクション
    • スマートフォン・プロテクション

 

アメックスのプレミアムカードとして、充実した保険関連の特典を受けられるのも安心ですね。

ヒルトンアメックスプレミアムのデメリットをまとめると以下のようになります。

メリット豊富である反面で少なからずデメリットも存在します。特に下3つについては入会前によく理解しておく必要があります。

<ヒルトンアメックスプレミアムのデメリット>

  1. 家族カードはヒルトンアメックスプレミアムならではの特典が受けられない
  2. アメックスカードが弱い地域がある
  3. キャッシング機能がない
  4. ポイント加算が対象外もしくは半額となる加盟店がある
  5. ポイントのマイル還元率が低い
  6. 年会費が高く決済額が少ないと得られる特典が限られる

 

ヒルトンアメックスプレミアムは年間の決済額で特典が変化しますので、人を選ぶのも事実です。

逆に言えば、年200万円以上、特に年300万円以上といった高額決済が可能でヒルトンの「ダイヤモンド」ステータスに魅力を感じる方にとっては、入っておいて損のないクレジットカードとなりそうです。

 

それでは、また!