羽田空港「デルタスカイクラブ」ブログ訪問記!利用条件からフードとドリンク、シャワーまでレポート!
羽田空港「デルタスカイクラブ」に行ってきました。2022年7月にオープンした新しいラウンジでモダンでおしゃれな雰囲気です。ドリンクやフードはどれも美味しく満足度が高いラウンジでした。当記事では、利用条件からビュッフェの品揃え、シャワーまで詳しくレポートしていきたいと思います。
目次
羽田空港「デルタスカイクラブ」とは
2022年7月にオープンした新しいラウンジ
羽田空港「デルタスカイクラブ」はデルタ航空が運営する航空会社ラウンジです。2022年7月オープンで第3ターミナルに位置しています。
羽田空港では唯一の米国航空会社のラウンジであり、米国以外の空港で唯一のスカイクラブとなっています。
羽田空港「デルタスカイクラブ」の利用条件
デルタ航空およびスカイチームのファーストクラスとビジネスクラス搭乗者が利用可能
羽田空港「デルタスカイクラブ」の主な利用条件は以下になります。
基本的に、デルタ航空およびデルタ航空が所属する「スカイチーム」のファーストクラスやビジネスクラス搭乗者が利用できます。
また、「スカイチーム」のエリートプラス以上のステータスを持っていればエコノミークラスのチケットでも利用できます。
<利用条件(抜粋)>
- デルタ航空利用時
- 同日の国内線フライトのデルタ・ワンの航空券をお持ちのお客様様
- 同日のデルタ航空国際線フライトのデルタ・ワンの航空券をお持ちのお客様、または同日のデルタ・ワンでの国際線フライトの前後にお乗り継ぎ便として国内線を利用されるお客様
- スカイチームのフライト利用時
- スカイチーム加盟航空会社運航の国際線でファーストまたはビジネスクラスを同日利用されるお客様
- ※スカイ・クラブをご利用いただくには、旅程の全区間がファーストまたはビジネスクラスで予約確定済みである必要があり
- デルタ航空スカイマイルのダイヤモンド、プラチナ、ゴールドメダリオン会員
- 国際線フライトのデルタ・プレミアムセレクトをご利用の場合、またはデルタ・ワン(あるいはデルタ航空提携会社運航便の同等のご搭乗クラス)でご旅行の場合
- ※国際線フライトのメインキャビンまたはデルタ・コンフォートプラス(あるいはデルタ航空提携会社運航便のメインキャビンと同等のご搭乗クラス)でご旅行の場合は利用不可
- スカイチーム・エリートプラス会員(デルタ航空非会員)
- ご搭乗クラスにかかわらず、スカイチーム加盟航空会社運航の国際線を利用、または国際線利用の前後に乗り継ぎ便としてスカイチーム加盟航空会社運航の国内線を同日利用(デルタ航空またはスカイチーム加盟航空会社運航の国際線への乗り継ぎ便としてデルタ航空国内線を同日利用する場合も含む)の場合
一方で、デルタ航空のステータス保有では、ゴールドメダリオン以上の場合でもエコノミークラスのチケットでは利用できなくなっているため注意が必要です。
デルタ航空はアライアンス会員よりも自社会員の入室条件を厳しくしている珍しいエアラインです。
だだし、日本発行のデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(デルタアメックスゴールド)を保持している、ダイヤモンド、プラチナ、ゴールドメダリオン会員は、デルタ航空およびスカイチームのエコノミークラスのチケットでもデルタスカイクラブを利用できます。
しかもカード本人だけでなく同伴者1名まで無料で利用できるのは優秀です。
米国を中心に世界50ヶ所以上の空港で提供しているデルタ スカイクラブに加え、世界各国約750ヶ所以上のスカイチーム ラウンジを、カード会員様ご本人とご同伴者1名様まで無料でご利用いただけます。
ここは日本発行のデルタアメックスゴールドが優遇されていますね。
デルタ航空「スカイクラブ」の利用条件は複雑です。また将来内容が変更になる可能性もあります。詳細は公式サイトをご確認ください。
アメックスではプラチナカードとデルタ航空の組み合わせで利用可能
アメックス「プラチナカード」を保有している場合は、同日のデルタ航空のチケットでデルタスカイクラブを利用することができます。
この場合、大韓航空以外のスカイチームのチケットでは利用できないため注意が必要です。
<利用条件(プラチナカード)>
- アメリカン・エキスプレスの特定のプラチナ・カードおよびプラチナ・ビジネス・カードをお持ちのお客様は、同日のデルタ航空運航便(デルタ航空またはデルタ・コネクション)あるいはデルタ航空便名のウエストジェット運航便(航空券番号が006で始まるフライト)でご旅行の際にデルタスカイクラブをご利用いただけます
入室条件の厳しい「デルタスカイクラブ」に入室できるのはアメックスプラチナならではの特典ですね。アメックスプラチナの特典からメリット、デメリットの詳細はこちらの記事をご参照ください。
羽田空港「デルタスカイクラブ」の場所
第3ターミナルの制限エリア、114番ゲート奥の5階に位置
羽田空港「デルタスカイクラブ」は国際線専用の第3ターミナルの位置してます。
場所としては保安検査場を抜けた「制限エリア」の114番ゲート奥から、エスカレーターもしくはエレベーターで登った先の5階にあります。
<羽田空港マップ(第3ターミナル)>
同じ5階と4階には「JALサクララウンジ」があります。また6階に担々麺で有名な「キャセイパシフィック ラウンジ」もあります。
空港ラウンジが集中しており飛行機好きなら馴染みあるエリアではないかと思います。
羽田空港「デルタスカイクラブ」ブログ訪問記
さて、前置きが長くなりましたが、ここから実際に羽田空港「デルタスカイクラブ」を利用してみた様子をご紹介したいと思います。
訪れたのは2024年9月下旬になります。
アクセス
羽田空港「デルタスカイクラブ」は保安検査後の制限エリアに位置しています。出国審査を抜けた後は左手の114番ゲート方面に向かいます。
すると頭上に「ラウンジ」と書かれた看板がありますので左折します。
すると、JALやキャセイといった航空会社ラウンジが集中するエリアがあります。目指す「デルタスカイクラブ」は5階にありますのでエスカレーターもしくはエレベーターで上に上がります。
外観
5階に到着すると「デルタスカイクラブ」のエントランスがあります。「DELTA SKY CLUB」というロゴが輝いていますね。早速中に入っていきます。
エントランスを抜けてすぐのところにはレセプションがあります。こちらで当日の搭乗券やステータスカードを提示することで入室することができます。
今回私はスカイチームメンバーである「大韓航空」のビジネスクラス搭乗者として、こちらのラウンジを利用することができました。
内観
羽田空港「デルタスカイクラブ」の内観はこんな感じになっています。
入口すぐ脇にはバーカウンターがあり、その奥にソファーやテーブルの並んだメインフロアへと続いていきます。
デルタスカイクラブはフロアの二面がガラス張りになっていて明るく開放感抜群の空間になっています。
全体的にモダンかつシックで高級感のある内装です。
窓からは羽田空港を離発着する航空機の姿を眺めることができます。
ドリンク
続いては気になるドリンクの品揃えを確認していきたいと思います。
羽田空港「デルタスカイクラブ」にはバーカウンターが設置されています。アルコールは基本的にこちらのバーカウンターでスタッフにオーダーするシステムになっています。
アルコールメニューはこちらになります。
ワインや日本酒に加え、ウォッカやウィスキーといったスピリッツ、そして焼酎まで用意されています。ウィスキーの中には「山崎」や「白州」といった高級な銘柄も用意されています。
クオリティーの高さを伺うことができますね。
こちらは参考としてスパークリングワインを見せていただいたものです。この日は2種類が用意されていました。
また、こちらのバーカウンターはカクテルにも対応しています。全部で8種類用意されていてオーダーによって一杯ごと作成していただくことができます。
種類によってはノンアルコールにすることも可能だということでした。至れり尽くせりですね。
その他のドリンクはドリンクカウンターに並べられています。
ビールはバーカウンターの方にアサヒの「スーパードライ」と「隅田川ブルーイング」の2銘柄が用意されていました。また、それに加えてエビスの「エビスビール」と「プレミアムブラック」の2種類もサーバーも並べれています。
美味しそうチョイスでビール好きには嬉しいですね。
ソフトドリンクはコカコーラ系のベンダーが用意されていました。
こちらはコーヒーメーカーですね。豆から挽いてくれる本格的なタイプです。
アイスコーヒーとアイスティーについては別のサーバーが用意されていました。蛇口をひねるだけで簡単&便利です。
紅茶はティーバッグの用意となります。イギリズの名門「HARNEY&SONS」のもので全部で8種類ほど用意されています。
ジュースはアップル、オレンジ、グレープフルーツの3種類でピッチャーで用意されていました。デトックスウォーターもありました。
フード
続いてはフードの品揃えを確認していきたいと思います。
フードはビュッフェカウンターにずらっと並べられています。サラダ、前菜、メイン、デザートと充実した品揃えとなっています。
まずこちらはサラダ。どれも新鮮で美味しそうです。
ドレッシングは2種類が用意されていました。
こちらは前菜。ハムとチーズ、マリネなどが並べれています。中でも生ハムとサラミは見た目だけで質が良いのを感じられます。とても美味しそうです。
こちらはフルーツ。パイナップルとグレープフルーツ、キウイなどなど。りんごとバナナが皮付きで用意されているのはワイルドです。
こちら照り焼きチキン。
そしてこちらはサーモンとインゲンのグリル。タルタルソースも用意されていました。
こちらはハンバーガーとサンド。メインのホットミールもどれも美味しそうです。
こちらはちらし寿司。いくらが乗っていて鮮やかです。
ラウンジの定番であるカレーやスープも用意されていました。
こちらはデザート。ミニケーキが5種類と和菓子が2種類用意されていました。綺麗な見た目でテンションが上がります。
スナック類も種類豊富に用意されています。
チョコレートはベローナの「ソカド」というブランドのものになっています。とても美味しいので見落とさないようにチェックしてみていただければと思います。
ヌードルバー
羽田空港「デルタスカイクラブ」にはヌードルバーも用意されていて、できたての麺料理をいただくことができます。
この日は「味噌ラーメン」と「担々麺」の2種類が用意されていました。
実食
そんなこんなでこの日いただいたものをご紹介したいと思います。
まずこちらはバーカウンターでいただいてきたカクテルです。まだ日も明るい時間でしたのでどちらもノンアルコールにしていただきました。
メロンがゴロンと入っているのはリッチな気分になりますね。
こちらはサラダや生ハムなどなど。どれも上質で美味しいです。
こちらはハンバーガーとサンド。サンドはチーズとバジル、トマトの組み合わせでヘルシー。ハンバーガーがチーズたっぷりでジューシーでした。
そしてこちらはカレー。ビーフカレーになっていてお肉がゴロゴロ入っています。ピリ辛な味わいでANAやJALといった日系の航空会社ラウンジのものよりも本格的と感じました。
こちらはヌードルバーでいただいてきた担々麺です。こちらはどちらかというと辛さ控えめで淡白、万人うけしそうな味わいでした。
担々麺単体では「キャセイパシフィック ラウンジ」に軍配が上がりそうです。
最後はデザートもいただきました。これから国際線フライトが控えているためセーブしようと思っていながらも、ついつい全種類持ってきてしまいました。
どれも甘さ控えめで美味しくいただきました。
シャワー
羽田空港「デルタスカイクラブ」はシャワーも完備しています。食事の後に早速利用してみることに。
利用する際はレセプションでチケットと交換で申請するのですが、待ち時間もなくすぐに利用することができました。
シャワーはこんな感じになっています。シャワーに加えて洗面台とトイレが用意されています。綺麗に清掃されていてとても清潔です。
シャワーはハンドシャワーとレインシャワーの両方が用意されています。
アメニティーは「TAYIV(タイヴ)」というブランドのもので、シャンプーとコンディショナー、ボディーソープの3種類が用意されていました。
歯ブラシとヘアブラシ、カミソリも用意されていました。
一方で、化粧水や乳液はありませんのでしたので、必要な方は持参した方が良いかもしれません(もしかしたら女性ならあるかもですが)。
その他設備
バーカウンターの横にはポップコーンのマシンが用意されていました。こちらは午後から稼働するということで、私が訪れた時間(午前中)はスタンバイ中となっていました。
メインエリアの一番奥にはガラス張りのミーティングスペースと電話ボックスが用意されていました。電話会議などする際に活躍しそうですね。
まとめ
今回は羽田空港「デルタスカイクラブ」を詳しくレポートしていきました。実際に利用してみて良かった感じた点は以下になります。
正直、ANAやJALといった日系エアラインの空港ラウンジよりもレベルは数段上で、評判の良い「キャセイパシフィック ラウンジ」と同格といった感じですね。
<良かった点>
- 利用条件を厳しくしている分、ラウンジ内は比較的空いている
- テーブル間隔もゆとりがあってリラックスできる
- 新しさを感じどこも清潔でおしゃれ
- ドリンクのクオリティーが高くカクテルにも対応している
- フードはどれも美味しい
- シャワーもある
悪かった点はほとんどありませんが、強いて言えばシャワールームに化粧水や乳液の用意がなかったのは残念でした。
<悪かった点>
- シャワールームに化粧水や乳液の用意がない
もしかしたら、リクエストしたら出てくるのかもしれませんが、必要な方は持参していった方が良さそうです。
何にしても、搭乗時間ギリギリまで上質なラウンジで美味しいフードやドリンクをいただきながらゆったり寛げるというのは幸せですね。
海外旅行での疲労感を大きく軽減することができました。
航空会社ラウンジを利用できない方は「プライオリティパス」の活用がオススメです。
羽田空港第3ターミナルだけでもレストラン「グランドエール」や「SKY LOUNGE SOUTH」といった空港ラウンジを利用できます。
次の記事では、大韓航空ビジネスクラスの様子をご紹介したいと思います。
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それでは、また!