グランバッハ東京銀座は2021年11月オープンの新しいホテルです。バッハの音楽を楽しむというユニークなコンセプトを掲げています。前から気になっていましたが今回宿泊する機会を得ることができました。ホテルの外観からロビー、客室、無料サービスまで詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
グランバッハ東京銀座とは
J.S.バッハの音楽を楽しむことをコンセプトに掲げるホテル
ホテルグランバッハ東京銀座は、J.S.バッハの音楽を楽しむことをコンセプトに掲げるホテルです。2021年11月にオープンしました。
ホテルの公式サイトでは以下のように紹介されています。
ホテルグランバッハ東京銀座は、東京の中心地・銀座にありながら、喧騒を忘れる狩野派ゆかりの地に誕生しました。
J.S. バッハの心を満たす音楽と、当ホテルならではのウェルネスキュイジーヌで、お客様をおもてなしいたします。
静謐な環境でゆったりと心身が癒されるひと時をお過ごしください。
グランバッハの名を掲げるホテルは全国で4軒あり、東京銀座はそのひとつということになります。
<グランバッハブランドのホテル>
- ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド
- ホテルグランバッハ京都セレクト
- ホテルグランバッハ仙台
- ホテルグランバッハ東京銀座<=今回訪問
ホテルグランバッハ東京銀座の公式サイトはこちらになります。
グランバッハ東京銀座の場所とアクセス
東銀座に位置しており観光やショッピングに便利な立地
ホテルグランバッハ東京銀座は、東京都中央区の銀座5丁目に位置しています。
歌舞伎座からは徒歩5分ほどの距離に位置しており、銀座の繁華街である「銀座通り」や「並木通り」までは徒歩圏内になっています。
最寄駅は都営地下鉄浅草線「東銀座駅」で徒歩1分の距離です。観光やショッピングに便利な立地になっています。
<鉄道でのアクセス>
- 東京メトロ銀座線・丸ノ内線「銀座駅」より徒歩4分
- 日比谷線・都営地下鉄浅草線「東銀座駅」より徒歩1分
この周辺には新しいホテルの建設が続いており、交差点を挟んで向かい側には「アロフト東京銀座」、その隣には「ACホテル東京銀座」が営業しています。
私自身もこれらホテルに宿泊した折に、近隣に新しくオープンしたこちらのホテルが気になっており、今回宿泊してみることにしました。
ホテルグランバッハ東京銀座の周辺地図はこちらになります。
グランバッハ東京銀座 ブログ宿泊記:客室(ダブルルーム)をレポート
さて、それではここからは「グランバッハ東京銀座」に実際に宿泊してみた様子をご紹介したいと思います。利用したのは2022年7月下旬になります。
ホテルの外観
グランバッハ東京銀座の外観はこんな感じです。交差点の角に立つ15階建てのビルになってます。すぐとなりには「三井ガーデンホテル銀座プレミア」があります。
グランバッハ東京銀座の一階にはレストラン「Wald Haus(ヴァルト ハウス )」が入居しています。通りに面しているのはレストランのエントランスになっています。
ホテルのエントランスは建物横の通りを少し進んだところにあります。壁に「GRAND BACH TOKYO GINZA」と掲げられているのが目印です。
それでは早速中に入ってみましょう。
エントランスを抜けると右手にエレベーターホールがあります。ホテルのフロントは2階にありますので、こちらのエレベーターで上へと移動します。
ホテルのロビー
ホテルの2階、ロビーフロアはこんな感じになります。右手にレセプション、左手にソファースペース、正面奥にはバーラウンジである「Magdalena / マグダレーナ」が配置されています。
こちらはソファースペース。クラシカルでモダンな雰囲気です。
ロビーの一角にはグランドピアノも設置されています。こちらのロビーフロアではしばしば「サロン・コンサート」が開催されており、それに利用されているそうです。
音楽を楽しむホテルというコンセプトを体現するような設備ですね。
一番奥にはバーカウンターが設置されています。夜は照明が落とされてグッと大人な雰囲気になっていました。
レセプションの脇にはホテルオリジナルグッズなども販売されていました。
チェックイン
今回はホテル予約サイトである「楽天トラベル」を経由してこちらのホテルを予約していました。予約したのはこちらのホテルで一番標準的な「ダブルルーム」でした。
客室のグレードと広さはそれぞれ以下のようになっています(一部抜粋)。
<客室のグレード>
- ダブル:23.3平米<=今回利用
- ツイン:27-30平米
- ユニバーサルツイン:29平米
- スーペリアツイン:36平米
- コーナーキング/ツイン:43平米
- デラックスツイン:54平米
- ジュニアスイート:53平米
- スイート:83平米
チェックイン時には特段アップグレード等もなく、予約のグレードのままの客室アサインとなりました。
客室(ダブルルーム)
こちらホテルでは客室は3階から15階に配置されています。今回は8階の客室をアサインいただきました。ちょうど真ん中あたりの階層ですね。
客室へ続く内廊下はこんな感じです。上品かつシックな雰囲気で高級感がありますね。
全体像と雰囲気
客室の扉を開けるとこんな感じになっています。右手にクローゼット、左手にバスルーム、正面奥に寝室という配置になっています。
寝室の全体像はこんな感じです。ベッドとソファーが壁際に配置されており、正面にはTVとデスクが設置されています。窓はちょっと小さめですね。
窓側から入り口側を見てみるとこんな感じになります。客室の広さは23平米とコンパクトですが機能的な配置で居心地は悪くありません。
ダークブラウンの木目を基調にした落ち着いたカラーの内装で、かつ照明も暗めに調整されていて落ち着いた雰囲気です。家具も安っぽくなく上質なものが使われているのを感じることができます。
寝室
ベッドはこんな感じです。シーツがピシッとしていて綺麗にメイキングされていますね。
ダブルサイズということで2人で利用するにはちょっと狭いかもしれません。一人であれば広々としていて快適そのものです。
ベッドは「Serta(サータ)」製ということで、やわらかめですがしっかりとしたホールド感があり寝心地抜群でした。
ベッドサイドには目覚まし時計と電源、照明のコントロールボタンが用意されています。電源は通常のプラグのほかUSBも用意されてます。スマホなどの充電に便利です。
照明のコントロールボタンはこんな感じで、ライトの他、ロールカーテンも電動で開閉できるようになっていました。ボタンひとつでコントロールできるのはとても快適でした。
こちらはベッド脇に用意されたテーブル&ソファーです。軽食やドリンクをいただくのにちょうどよいスペースです。
ソファー横のキャビネットの中にはパジャマが用意されていました。パジャマは綿100%のやわらかい生地で着心地抜群でした。セパレートタイプになっていたのも嬉しいところです。
ベッドの正面にはTVとデスク、ミニバーが配置されています。ベッドに寝転びながらTV鑑賞できるのは嬉しいですね。TVのサイズは40インチほどで、客室の広さからすると十分な大きさでした。
こちらのTVの特徴は、プログラムの中に「バッハ曲集」が用意されているところです。全部で20曲以上用意されており、心ゆくまで堪能することができます。
こちらのTVにはSONY製のサウンドバーが接続されており、音質も抜群でした。私は普段はあまりクラシックは聞かないのですが、滞在期間中はリピートして楽しませていただきました。
TVの下にはデスクが設置されています。広さは十分でPC作業も快適そうです。
デスク前の電源にはユニバーサルプラグのほか、USBはタイプAとタイプCの2つが用意されていました。タイプCのUSB電源があるとMacbookなんかを直接充電できるため便利ですね。
また、デスクの上にはジュエリーケースなんかも用意されていました。細かい気遣いは嬉しいですね。
眺望
続いては眺望を確認したいと思います。
シェードを開けるとこんな感じでした。大通りとは反対側の客室ということで周辺の雑居ビルのビューになっていました。8階ということで高さもないため圧迫感があって残念です。
大通り側の客室であればまた違ったビューになるのかもしれませんが、東銀座という場所柄からすると眺望はあまり期待しない方が良さそうです。
ミニバー
続いてはミニバーを確認してみしょう。
まず、カウンターの上には水が2本用意さてれています。こちらは無料でいただくことができます。
引き出しの中には紅茶とコーヒー、カップが用意されています。
紅茶は「Ronnefeldt(ロンネフェルト)」のもので2種類用意されています。コーヒーは「MI CAFETO(ミカフェート)」とグランバッハのコラボとなってます。どちらも高品質で良いチョイスですね。
下段の引き出しにはグラスなどなど。どれも綺麗に磨かれています。
さらに下段の引き出しにはトレイとカトラリー、ポットが用意されていました。ポットは「BALMUDA(バルミューダー)」のものになっていてこちらもこだわりを感じます。
冷蔵庫は空になっていました。ガラス扉がおしゃれです。
金庫は一番下の引き出しの中に用意されていました。
バスルーム
続いては気になるバスルームを確認したいと思います。バスルームは玄関を入って脇のスペースに配置されています。
バスルームの全体像はこんな感じです。洗面台とバスタブ、シャワーが同じスペースに配置されています。
洗面台はシングルボウルです。左右のスペースが確保されていて使いやすそうです。
アメニティーBOXの中には歯ブラシ、髭剃り、ヘアブラシ、バスソルトが用意されていました。
ドライヤーは「SALONIA(サローニア)」でした。
バスタブはこんな感じです。卵型で幅は十分な広さがあります。ただ、縦幅はちょっと狭めで男性の場合はちょっと窮屈に感じるかもしれません。
シャワーはハンドシャワーのほかレインシャワーも用意されていました。水圧も十分で水回りは充実しているという印象ですね。
バスアメニティーはボトルでの用意になっています。最近はエコを意識してなのか、多くのホテルでボトル式が主流になっていますね。
「MILLENIUM ORGANICS(ミレニアムオーガニックス)」というイタリアの自然派ブランドのものでハーブ系のとても良い香りでした。特にボディーウォッシュがユーカリの香りでお気に入りでした。
トイレ
トイレはバスルームとは別個室での用意になっています。トイレにはちゃんと手洗いも付いています。
ボトムの客室でもバストイレ別でバスタブ付きというのは嬉しいですね。
クローゼット
クローゼットはこんな感じです。ハンガーの他、アイロン、アイロン台、靴べらなどが用意されています。
スリッパは「GRAND BACH」のロゴ入りでしっかりと厚みのあるタイプでした。
その他設備
最後に気になったその他設備をご紹介したいと思います。
まずTVはアプリ対応していて、アカウントがあればNETFLIXやPrimeVideo、Huluなどを鑑賞することができます。「FireTV Stick」を持ち歩かなくて良いのは便利です。
加湿空気清浄機はあらかじめ客室に用意されていました。内装に合わせたシックな色合いです。
無料貸し出し品のリストはこちらになります。
アメニティーに化粧水や乳液がなかったため「スキンケアセット」をお願いしてみました。ご提供いただいた実物はこちらになります。「POLA(ポーラ)」のアロマエッセゴールドというラインのものですね。
ちなみに、客室に用意されていたタオルは「今治タオル」のものでした。やわらかでふわふわな感触で気持ちよく利用することができました。
グランバッハ東京銀座 ブログ宿泊記:無料サービスとWald Haus(ヴァルト ハウス)をレポート
無料サービス
タイムスケジュール
グランバッハ東京銀座には宿泊者が利用できる「無料サービス」が用意されています。いずれもホテル2階のバー&ラウンジ「マグダレーナ」で提供されます。
タイムスケジュールは以下になります。
<無料サービスのタイムスケジュール>
- コンチネンタルブレックファスト:7:00-11:30
- ウェルカムドリンク:15:00-19:00
- ナイトスナック:21:00-23:00
ただし、無料サービスと言いつつ、利用した宿泊プランによっては利用できないため注意が必要です。
私は今回「楽天トラベル」で素泊まりプランを利用したのですが、その場合は「コンチネンタルブレックファスト」と「ウェルカムドリンク」は対象外となっていました。
ちなみに、プラン上対象外となっていた場合でも追加料金を払えば利用することができます。具体的には以下になります。
<追加料金>
- コンチネンタルブレックファスト:1人1,600円
- ウェルカムドリンク:1人1,350円
いずれも追加料金としては意外と高額ですね。
そのため今回は追加料金なしで利用できた「ナイトスナック」のみを体験してみました。
1階レストラン「Wald Haus」でのフルブレックファストの料金は1人4,400円とのことでした。
ナイトスナック
ナイトスナックの時間には、クラムチャウダーが提供されていました。スタッフが常駐していますが基本はセルフサービスで自分でピックアップするシステムになっています。
胡椒やオリーブオイルといった調味料の他、ショートパスタやクラッカー、パルメザンチーズなんかも用意されており、好みに応じてカスタマイズできるようになっていました。
私は客室にテイクアウトしていただきましたが、温かく優しい味付けのクラムチャウダーでほっと一息をつくことができました。お酒を飲んだ後なんかに良さそうです。
Wald Haus(ヴァルト ハウス)
店舗の雰囲気とショーケース
今回私が利用した宿泊プランには「ウェルカムドリンク」がついていませんでしたので、ホテル1階にあるレストラン「Wald Haus(ヴァルト ハウス)」でケーキをテイクアウトすることにしました。
「Wald Haus(ヴァルト ハウス)」には、ホテルの1階エントランスから直接アクセスすることができるようになっています。
こちらのケーキは「Toshi Yoroizuka(トシヨロイヅカ)」の監修となっています。ショーケースの中には常時数種類のケーキが並べられいてます。
価格はひとつ600円前後のものが多く、意外とリーズナブルな印象でした。
ケーキのテイクアウト
今回はスタッフおすすめの「ジャン・ピエール」と見た目鮮やかな「カシス」を客室にテイクアウトしました。ロンネフェルトとの紅茶とも相性抜群でとても美味しくいただきました。
ケーキは2つ合わせても1,200円ほどでしたので、ウェルカムドリンクをオプションで1人1,350円払うぐらいなら、自分で好きなケーキをテイクアウトして客室でいただいた方が満足度が高そうですね。
グランバッハ東京銀座の宿泊料金
今回こちら「グランバッハ東京銀座」にはホテル予約サイトである「楽天トラベル」を経由して利用しました。
ボトムの客室である「ダブルルーム」が1室2名で素泊まり約13,000円でした。運良く都民割の10,000割引を適用できたため、実際に支払ったのは約3,000円のみととてもお得に宿泊できました。
グランバッハ東京銀座の最新の宿泊料金は以下リンクからご確認ください。
まとめ
今回は「グランバッハ東京銀座」の宿泊記として、ホテルの外観からロビー、客室、無料サービスまで詳しくご紹介していきました。
こちらはバッハの音楽を楽しむというユニークなコンセプトを持つホテルです。そのコンセプトを体現するかのように、客室にはバッハの音楽プログラムやサウンドバーが設置されていました。
普段クラシック音楽を聞かない私ですが、せっかくの機会ということもありバッハの音楽を堪能させていただきました。
今回利用した客室は一番スタンダードなダブルルームということで広さはありませんでしたが、客室の内装や建具、備品などの質は高く、快適に過ごすことができました。
グレードの高い客室であれば広さも余裕がありますので満足度はさらに高くなりそうです。機会があればレストランでの朝食も体験してみたいですね。
それでは、また!