GoToトラベル再開後の割引率やクーポン額、事後適用のまとめ!お得な旅行代金は?
GoToトラベル2.0とも言える「新たなGoToトラベル事業」の概要が事務局の公式サイトで発表になりました。割引率や割引上限が引き下げられた一方で、地域共通クーポン額が定額になるなどの変更が実施されています。当記事では、GoToトラベル再開後の割引率やクーポン額、お得な旅行代金(宿泊料金)についてまとめたいと思います。また、事後適用可能な旅行会社(OTA)についても確認したいと思います。
GoToトラベルの代替とも言われる「全国旅行支援(全国旅行割)」が2022年10月11日からスタート予定です。割引率やクーポン額の詳細はこちらの記事にまとめています。
目次
「新たなGoToトラベル事業」の概要が事務局の公式サイトで発表
GoToトラベル再開後は割引率や割引上限が引き下げらる一方で地域共通クーポン額は定額に
GoToトラベル事業の公式サイトで発表になった「新たなGoToトラベル事業」の概要は以下になります。
去年実施された「GoToトラベル1.0」では、割引率は「35%」、割引上限は「14,000円(宿泊時)」となっていました。
今回発表になった「GoToトラベル2.0」では、割引率は「30%」、割引上限は「7,000円(宿泊時)」とともに引き下げになっています。
割引上限という観点ではほぼ半減ですね。
一方で、地域共通クーポンについては旅行代金の「15%」となっていたのが、平日「3,000円」、休日「1,000円」というように定額になる予定です。
これにより、旅行代金(もしくは宿泊料金)が安いプラン、および平日ほど助成割合が高くなる(=実質負担が少なくなる)ように変更になります。
また、感染症対策として「ワクチン・検査パッケージの活用」などが追加となっています。
<GoToトラベル2.0での変更点>
- 割引率:
- 35%=>30%
- 割引上限:
- 14,000円=>10,000円(交通付き)
- 14,000円=>7,000円(宿泊時)
- 7,000円=>3,000円(日帰り)
- 地域共通クーポン:
- 15%=>平日3,000円 / 休日1,000円
「GoToトラベル1.0」では、宿泊料金が高い高級ホテル、かつ休日にばかり人気が集中し、リーズナブルなホテルへの恩恵が少ないという批判がありました。
「GoToトラベル2.0」では、この批判を受けて、リーズナブルなホテルへ関心が向かうように、そして平日利用を促進するように仕様が変更された形となっています。
GoToトラベルの再開は2022年1月下旬から2月が目処に
「新たなGo To トラベル事業」である「GoToトラベル2.0」の開始時期は、公式サイト上では「未定」となっています。
ただし、各種報道によると「2022年1月下旬から2月」が目処になっている模様です。
現時点では国と各都道府県が連携し「県民割」を提供しており、今後はこれを「隣接県」にまで対象を拡大予定です。また、県民割支援の期間を2022年3月30日まで延長することも決定しています。
当面は「県民割」を地域観光事業支援の中核とし、それ以降は「GoToトラベル2.0」へとシームレスに繋いでいく流れとなりそうです。
<GoToトラベル2.0の開始までの流れ>
- 2021年11月から2021年1月:県民割中心、隣接圏へ対象を拡大へ
- 2022年1月下旬から2月:GoToトラベル2.0スタート?
GoToトラベル再開後の割引率、クーポン額の一覧とお得な旅行代金(宿泊料金)
「新たなGo To トラベル事業」である「GoToトラベル2.0」の概要がわかったところで、気になるのは「助成を最大限に生かしたお得な旅行代金(宿泊料金)はいくらか?」というところだと思います。
そこでここでは、割引率と地域共通クーポン額の一覧を、旅行代金および宿泊料金ごとにまとめたいと思います。
宿泊のみの場合の宿泊料金と助成割合の関係
宿泊のみの場合、割引率「30%」、割引上限「7,000円」となります。
この場合、宿泊料金としては「23,333円」までが最大の割引率「30%」を受けられる上限ということになります。
一方で、地域共通クーポンは平日「3,000円」、休日「1,000円」というように定額となります。これを、宿泊料金に当てはめて表にまとめると以下のようになります。
まずこちらは平日の場合です。
<宿泊料金と助成割合の関係:平日>
宿泊料金が「23,333円」を基準にして、それ以上になると助成合計が一定になり、助成割合としては減少していく傾向があることがわかりますね。
逆に、クーポン額が定額であることを考えると、宿泊料金は安ければ安いほど助成割合は高まる傾向になります。宿泊料金が5,000円以下になりると、助成割合が100%を超える「逆ざや」状態にすることも可能となりますね。
この助成は「1人1泊あたり」の金額になりますので、1人で利用する場合は「1泊5,000円」、2人で利用する場合は「1泊10,000円」ぐらいのリーズナブルなホテルが特にお得度が高いということになります。
また、前回の「GoToトラベル1.0」の助成割合は合計で50%であったことを考えると、「GoToトラベル2.0」でも助成割合が50%以上となる「1人1泊あたり15,000円」までのホテルも前回を超えるお得度と言えますね。
<お得な宿泊料金:平日>
- 1人1泊あたり5,000円前後のリーズナブルなホテルが助成割合が100%に近づき特にお得
- 1人1泊あたり15,000円までのホテルも助成割合が50%以上となり前回よりもお得
続いてこちらは「休日」の場合です。
<宿泊料金と助成割合の関係:休日>
休日の場合、地域共通クーポンが「1,000円」と平日の3分の1となってしまいます。そのため、「1人1泊あたり5,000円」のホテルでも助成割合は50%とお得度はグンと下がってしまいますね。
一般的に休日の場合は宿泊代金も高く傾向があるため、その点でもお得度の高いホテルを探すのが難しくなりそうです。
休日に利用する場合は、割引率が最大の「30%」となる基準額である「23,333円」を目安にしてホテル探しをするのが良さそうです。
<お得な宿泊料金:休日>
- 1人1泊あたり23,333円までのホテルで割引率30%を維持することを意識する
交通付きの場合の旅行代金と助成割合の関係
交通付き場合、割引率は「30%」と宿泊のみと同様ですが、割引上限が「10,000円」までと引き上げられます。
この場合、旅行料金としては「33,333円」までが最大の割引率「30%」を受けられる上限ということになります。
一方で、地域共通クーポンは平日「3,000円」、休日「1,000円」というように定額で、こちらは宿泊のみの場合と同様となります。
上限が引き上げになっていること以外、助成割合に関する基本的な傾向については宿泊のみの場合と同様となります。
以下、平日と休日でそれぞれ一覧を載せておきますので、ご参考にしていただければと思います。
<旅行代金と助成割合の関係:平日>
<旅行代金と助成割合の関係:休日>
GoToトラベル再開後の事後適用に対応したオンライン旅行会社(OTA)
GoToトラベル再開後の価格が高騰する前に予約を済ませておくのがオススメ
「GoToトラベル2.0」が再開となるのは、2022年1月下旬から2月というのが現在のところの目安となっています。
今後、スケジュールや仕様に関してより詳しい内容が発表になるにつれて、旅行代金や宿泊料金は高くなっていくと予想されます。
そのため、スケジュールがやんわりとしていて、まだ本格的な値上げが始まっていない段階で早めに予約を確保しておくのがオススメです。
一方で、事前予約した場合「GoToトラベル再開後に割引がちゃんと適用されるのか」が心配なところです。
その点、旅行会社(OTA)によっては、事前予約でも「事後適用」する方針を発表しているところがありますので、それらを利用しておくと安心です。
ただし、「事後適用」する方針であっても確約ではないため、旅程開始直前までキャンセル料金が無料な商品を選択しておくのが重要となります。
<事前予約する場合のオススメ>
- 「事後適用」する方針を発表している旅行会社(OTA)を利用する
- 旅程開始直前までキャンセル料金が無料な商品を選択する
事後適用に対応したオンライン旅行会社(OTA)と注意点
ここでは、利用頻度が特に高いと思われる主にオンラインで商品を販売している以下の旅行会社(OTA)4社の状況を確認しておきたいと思います。
<確認するオンライン旅行会社(OTA)>
楽天トラベル
「楽天トラベル」については、GoToトラベル再開後も予約取り直し不要の「あとからクーポン適用」の方針を発表しています。
公式サイトで対応方針について明確にしているのは安心感がありますね。
ただし、再開後のGoToトラベルの仕様の詳細がまだ発表されていないため、予約していても割引が適用されない場合があるのは注意する必要があります。
注意事項は以下になります。「赤字」の部分が特に重要な部分になります。
<注意事項>
- 「GoToトラベル」事業が再開されていない場合、割引支援の適用はありません。その際、既にご予約済みのご旅行をキャンセルされる場合は、規定のキャンセル料が適用されます。
- 「GoToトラベル」事業が再開された場合には、お客様が希望されれば、その時点で適用される割引支援ルールが適用されます。その際、割引率や割引上限額、地域共通クーポンの配布枚数、対象地域、対象施設、旅行者の参加条件は、これまでの内容と大きく異なる場合があります。
- 宿泊施設がGoToトラベル事業に参加していても、「あとからクーポン適用」ができない施設が一部ございます。
- 再開の公式発表後にお客様へ参加条件等の同意の有無をお伺いする関係上、一部のご旅行対象期間には割引の適用が間に合わない可能性がございます。
- 楽天会員のご予約が対象です。
- 併用不可クーポンを利用されているご予約は適用対象外となります。
- 国内ツアー(ANA楽パック、JAL楽パック)のご予約で、コンビニ決済を選択されたご予約は適用対象外となります。
- 対象となるお客様へはメールで通知いたします。ご登録のメールアドレスが正しくない場合は、通知が届きませんのでご注意ください。メール通知は準備が整い次第行います。
- もしメールが届かない場合は、ドメイン拒否設定のご確認をお願いいたします。
詳細はこちら「楽天トラベル」の公式サイトをご確認ください。
楽天トラベル「今予約しても取り直し不要!あとからクーポン適用」
Yahoo!トラベル
「Yahoo!トラベル」でも、事前に確保した予約にも「Go To トラベルクーポン」を後から適用させることができる方針を発表しています。
ただし、「ヤフーパック(国内宿泊+航空券)」は対象外となっているため、基本的には「宿泊のみ」の商品を選択しておく必要があります。
<注意事項>
- ヤフーパック(国内宿泊+航空券)は対象外です。
- 事業再開時に発表される適用条件にあてはまるご予約に限ります。
- 再開後の補助内容や適用条件などは過去の内容と異なる場合がございます。
- 事業が再開されない場合、割引の適用はありません。またその場合にご予約をキャンセルされる際は、規定のキャンセル料が適用されます。
- お手続きの関係上、一部のご旅行対象期間には割引の適用が間に合わない可能性がございます。
- 「Go To トラベルクーポン」を後から適用させる場合、チェックイン日前日正午までにお客様ご自身でのお手続きが必要です。
詳細はこちら「Yahoo!トラベル」の公式サイトをご確認ください。
一休
「一休」でも、事前に確保した予約にも「Go To トラベルクーポン」を後から適用させることができる方針を発表しています。
「Yahoo!トラベル」とは違い、大きな注意点は現時点ではなさそうです。
<注意事項>
- 「Go To Travel クーポン」を後から適用する場合、ご予約前に一休.comへの会員登録が必要です。
- Go To トラベル事業の再開は、観光庁・Go To トラベル事務局より発表されます(2月16日現在、再開時期未定)。
- 再開後の補助内容や適用条件は、2020年12月末までの内容と異なる場合がございます。
例)割引率、割引上限額、地域共通クーポンの配布枚数、対象地域・施設、旅行者の参加条件等 - お手続きの関係上、一部のご旅行対象期間には割引の適用が間に合わない可能性がございます。
- ご宿泊日時点でGo To トラベル事業が再開されていない場合、キャンペーンによる補助(「Go To Travel クーポン」の割引)は適用されません。
詳細はこちら「一休」の公式サイトをご確認ください。
じゃらん
「じゃらん」は、調査時点で事後適用に関する方針は「未定」となっていました。ここまでご紹介してきたオンライン旅行会社(OTA)の中では一番保守的な対応となりますね。
発表内容は以下になります。
現時点では、Go To トラベル事業の再開時期や、再開時の適用ルールが公表されていないため、じゃらんnet予約における、Go To トラベルの適用については未定です。
Go To トラベル事業の再開が正式決定され、適用ルールが明確になりましたら、最新のルールを考慮し、適用について検討を進めてまいります。
キャンペーンの最新情報は、Go To トラベル事業の再開が決まり次第、じゃゃらんnet上でご案内をいたします。
また、再開に伴い、すでに成立済みの予約に対して割引が適用されるかどうかや、適用が可能な場合の対応方法などについては、詳細が決まり次第、じゃらんnet上あるいは、対象のお客様へメール等でご案内をさせていただきます。
引き続き、じゃらんnetをよろしくお願い申し上げます。
ただし、「再開に伴い、すでに成立済みの予約に対して割引が適用されるかどうかや、適用が可能な場合の対応方法などについては、詳細が決まり次第、じゃらんnet上あるいは、対象のお客様へメール等でご案内をさせていただきます。」
と記載があることから「事後適用」が100%NGなわけではなさそうですね。キャンセル料無料の予約であればチャレンジしても良さそうではあります。
まとめ
当記事では、GoToトラベル再開後の割引率やクーポン額、お得な旅行代金(宿泊料金)、および、事後適用可能な旅行会社(OTA)についてまとめました。
GoToトラベル2.0では、割引率や割引率が引き下げられている一方で、地域クーポンが定額になっているのが特徴です。
特に、平日に地域クーポンの金額が高くなっていますので、平日にリーズナブルなホテルに宿泊するのが一番お得度が高くなっています。
また、オンライン旅行会社(OTA)の中では以下3社で「事後適用」可能とする方針が発表になっています。
再開後のGoToトラベルのスケジュールや仕様が明確になる前に、これらを利用して予約を確保しておくのが良さそうですね。
<オススメのオンライン旅行会社(OTA)>
それでは、また!