エミレーツ航空ビジネスクラス搭乗記!A380の座席シートとアメニティー、機内食をブログレポート!
韓国ソウルからドバイまでのフライトにエミレーツ航空ビジネスクラスを利用しました。深夜便でしたが美味しい機内食の後、フルフラットになるシートでぐっすりと眠ることができました。当記事では、座席からアメニティー、パジャマ、ドリンク&フードまで詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
エミレーツ航空ビジネスクラス:フライトスケジュール
仁川発ドバイ着のEK323便
2024年のゴールデンウィーク(GW)にドバイ旅行に行ってきました。利用したのは、往復ともにエミレーツ航空のビジネスクラスです。
復路はドバイから日本への直行便でしたが、復路は韓国ソウルの仁川国際空港を経由することになりました。
今回は往路便の様子をご紹介したいと思います。
フライトスケジュールは以下になります。仁川を23:55に出発し、ドバイに翌日の4:25に到着するという深夜便となります。
<フライトスケジュール>
- 便名;EK323便
- 発着:仁川23:55発、ドバイ翌04:25着
- 飛行時間:9時間30分
ドバイ到着後は朝からアクティブに活動できるのがメリットになりますね。
エミレーツ航空ビジネスクラス搭乗記(A380):空港サービス
さて、それではここからはエミレーツ航空ビジネスクラスのサービス内容をご紹介していきたいと思います。
エミレーツ航空ビジネスクラスのサービスは搭乗前から既にスタートしています。まずは空港サービスをご紹介していきたと思います。
専用チェックインカウンター
今回は仁川空港の第1ターミナルからの出発でした。
出発時刻の3時間半前にカウンターに到着したところ、チェックインを待つ多くの人で行列になっていました。特にエコノミークラスは何重にも列ができていて混雑しています。
ちょうどチェックインがスタートしたタイミングということもあり、ビジネスクラスも行列ができていました。しかしながら、エコノミークラスと比べると並んでいる人は格段に少なくなっています。
このようにビジネスクラス(およびファーストクラス)には「専用チェックインカウンター」が用意されていて、行列による待ち時間を大きく回避できるのは大きなメリットになりますね。
優先保安検査場
チェックイン後は保安検査場へと向かいます。
ビジネスクラスの場合、空港によっては「優先保安検査場」が用意されている場合があります。しかしながら、仁川空港の場合、優先保安検査場を使えるのはファーストクラスのみとなっていました。
これは残念ですね。
そのため、通常の列に並び保安検査場へと向かいました。ただ、それほど長い列にはなっていませんでしたので、出国審査を含めて25分ほどで抜けることができました。
ラウンジサービス
出国審査を経た後の制限エリアでは「ラウンジサービス」を受けることができます。
エミレーツ航空は仁川空港に自社ラウンジを備えていないため、「アシアナラウンジ(ビジネス)」が指定されていました。
アシアナラウンジ(ビジネス)は、食事がビュッフェ形式で提供されています。種類豊富なフードに加えてアルコールを含むドリンクを無料で楽しむことができます。
また、シャワーも備えており、搭乗前に気分をリフレッシュすることができました。
仁川空港 アシアナラウンジ(ビジネス)の詳細はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
また、今回は時間があったため仁川空港のプライオリティパスラウンジにもハシゴしてみました。併せてご参照ください。
優先搭乗
ラウンジで搭乗時間までゆっくりと休憩した後はゲートへと向かいます。
ゲートに到着したタイミングでは、既にビジネスクラスの「優先搭乗」がスタートしていました。待ち時間なくそのまま機内へと移動することができました。
今回利用する飛行機はA380です。エミレーツ航空の場合、1階にエコノミークラス、2階にファーストクラス&ビジネスクラスが配置されています。
ファーストクラス&ビジネスの方に進めるのはなんとなく優雅な気分です。
優先搭乗しても出発時刻まで機内で待機する形にはなりますが、席に座ってゆったりと寛げるのはやっぱり嬉しいですね。
エミレーツ航空ビジネスクラス搭乗記(A380):機内サービス
続いては、飛行機に搭乗後の機内サービスをご紹介していきたいと思います。
座席シート
A380のビジネスクラスの座席配列は「1-2-1」となっています。今回は夫婦2人での利用したので、中央の2席を予約していました。
中央2席に関しても、席の間にサイドテーブルを挟むタイプとシートが隣接するタイプがあります。今回は会話がしやすいようにシートが隣接するタイプを選択しました。
シートの間の仕切りを下げることでより一体感を高めて利用することができます。
シートの正面はこんな感じになっています。大型の液晶モニターを備えており、映画などを迫力あるサイズで楽しむことができます。
また、足元は2段になっていて、上段に自身の足を、下段に荷物を収納することができるようになっています。足元は広々しており窮屈な感じはまったくありません。
さすがビジネスクラスです。
サイドテーブルはこんな感じになっています。それぞれのシートに冷蔵庫を備えているのが特徴です。
冷蔵庫の中には、予めミネラルウォーター(エビアン2本、ペリエ1本)と炭酸飲料(ペプシやスプライト)が冷やされています。
好きなタイミングで冷えたドリンクをいただけるというのは嬉しいですね。
また、サイドテーブルには液晶パッドと電話型のリモコンを備えており、手元で液晶モニターを操作することができます。
加えて、USB電源、プラグ式電源、そしてHDMI端子まで備えています。至れり尽くせりです。
サイドテーブルにはシートリクライニング用のボタンも備えています。電動になっていますのでボタンを押すだけで好きなポジションおよび角度に調整することができます。
もちろん、フルフラットに対応しています。フルフラットにするのもボタン一つで楽ちんです。
ウェルカムドリンク
席に着くとすぐにウェルカムドリンクの提供があります。シャンパンとオレンジジュースから選択できるようになっていました。
この時はシャンパンをいただきました。キリッと冷えていて格別な味わいです。
アメニティー
続いてはアメニティーを確認していきたいと思います。
まず、毛布と枕はあらかじめシートの上に用意されています。着席後からすぐに使えるのは嬉しいですね。マットレスは食後ぐらいのタイミングで持ってきてもらえます。
サイドテーブルの上にはスリッパとアイマスク、ヘッドフォンが用意されています。
スリッパはこんな感じでかかと部分にゴムの入った足にフィットするタイプです。移動する際に脱げることがなく機能的です。
生地もふかふかで履き心地の良いものでした。
シートに座っているとアメニティーポーチの配布があります。
ブランドは驚くことに「BVLGARI(ブルガリ)」になっています。そして男女でデザインが異なるというこだわりようです。
こちらは男性用です。シックな色合いで高級感がありますね。
ポーチの中はこんな感じになっています。ボディーローションとアフターシェーブローション、リップ、香水がブルガリブランドとなっています。
ほかにも歯ブラシや髭剃り、ヘアブラシ、デオドラントローションなんかも入っています。充実していますね。
こちらは女性用です。エンブレム部分がピンクになっていてかわいいですね。
こちらもボディーローションとフェイスローション、リップ、香水がブルガリブランドとなっていました。
パジャマ(リラックスウェア)
離陸前のタイミングではパジャマ(リラックスウェア)が配布されました。
航空会社によっては、パジャマは回収される場合もありますが、エミレーツ航空の場合はそのまま持ち帰ることができます。太っ腹です。
中身は上下セパレートのスウェットになっています。「S/M」と「X/XL」の2サイズから選択することができます。
とてもやわらかく伸縮性のある生地となっていますので、ほとんどの方が「S/M」を選択(というかおすすすめされて)していました。
着心地がとても良かったので私も持ち帰ってドバイのホテルでもパジャマとして愛用していました(ドバイのホテルではパジャマがないことが多い)。
機内エンターテイメント
シートの正面に用意された液晶モニターでは機内エンターテイメントを楽しむことができます。楽しみはなんといっても最新映画ですね。
日本ではまだ配信されていないような作品がずらずらっと並んでいてテンションが高まります。
ただし、ニッチな作品は日本語字幕(もしくは吹替)が用意されていなかったりするので注意が必要です。メジャーな作品から鑑賞していくのが良さそうです。
ちなみに、備品として提供されるヘッドフォンにはノイズキャンセリング機能が搭載されています。機内でもクリアな音声で映画鑑賞することができます。
機内食(ドリンク)
離陸して飛行が安定すると機内食のサービスがスタートします。
こちらはワインリストです。
シャンパンは「Moët & Chandon Impérial Brut」となっていました。定番ですが良いシャンパンですね。
白ワインと赤ワインはそれぞれ2種類が用意されています。どれもフランス産となっていてこだわりを感じます。
その他のドリンクはフードメニューの方に記載があります。
こちらはモクテル(ノンアルコールのカクテル)、コーヒー、紅茶。モクテルの種類が多いのは嬉しいですね。
こちらはカクテルとビール、アペリティフやスピリッツ、などなど。
カクテルとモクテルをオーダーしてみましたが、見た目も可愛くて良いですね。機内とは思えないクオリティーです。
機内食(フード)
今回のフライトは23:55発ということで深夜便になりますが、ディナーの提供がありました。
前菜、メイン、デザートの3コースで、それぞれ3種類から選べるようになっています。
時間が遅かったこともあり軽めなものということで、前菜には「Tuna tataki」を選択しました。
マグロのたたきにモロッコ風スパイスの効いた茄子とクミンマヨネーズが添えられています。なんだかオリエンタルな味付けでしたが、素材も新鮮で美味しくいただきました。
こちらはメインには「Wild mushroom ragoût」を選択しました。
天然キノコのラグーにバジルポレンタやパルメザンチーズが添えられています。濃厚な味わいでこちらも美味しくいただきました。
デザートは「Seasonal fruit」にしました。カットフルーツの盛り合わせになっていて上品です。食後のコーヒーにはチョコレートもセットになっていました。
機内食というとビジネスクラスでもがっかりすることが多いのですが、こちらエミレーツ航空の場合は素材が良いのか、期待以上にクオリティーが高く感じました。
ラウンジバー
エミレーツ航空A380の2階部分の最後方にはラウンジバーが用意されています。こちらはでは、ドリンクと軽食サービスが提供されています。
ビジネスクラスのエリアにありますが、ファーストクラス搭乗者ももちろん利用することができます。
ラウンジバーの中央には円形のカウンターが用意されていてスタッフが常駐しています。オーダーに応じてシャンパンやカクテルなどをいただくことができます。
ドリンクの品揃えはこちらになります。基本的にはビジネスクラスのワインリストに載っているものと同等クラスのものが並べられています。
カウンターの上にはチョコレートやミニケーキがならべられており、自由にいただくことができます。
時間帯によって、サンドイッチやスナックも用意されています。
ラウンジバーの一角には席も用意されていますので、こちらに座ってスタッフやゲストと談笑しながらドリンクやフードをいただくことができます。
機内といえども開放的な雰囲気は欧米ならではですね。
就寝
食事の後は消灯され就寝タイムになります。
シートはフルフラットになりますし、マットレスも配布されますので、腰が痛くなることもなくぐっすりと眠ることができました。
到着前の軽食(朝食)
目的地への到着が近づくと朝食サービスがスタートします。
朝食はメインを3種類から選択可能となっていました(左の画像が朝食メニュー)。
この時はなんとなく甘いものが食べたくなったので「Vanilla Waffles」を選択しました。生クリームたっぷりで美味しくいただきました。
トイレ
最後にビジネスクラスのトイレをご紹介しておきたいと思います。
機内と同じく木目調のインテリアで統一されています。棚の引き出しの中には歯ブラシなどアメニティーが用意されていて自由に利用することができます。
日系の航空会社とは異なりウォシュレットが付いていないのが残念なところです。
香水は男性用と女性用がそれぞれ用意されていました。
エミレーツ航空ビジネスクラス:利用したマイルとコスト
JALマイルを使っで国際線特典航空券を予約
今回のエミレーツ航空ビジネスクラスは、陸マイラーとして貯めたJALマイルを使って特典航空券を予約しました。
使用したのは2人で120,000万マイルで諸経費は27,240円でした。
<使用したマイルとコスト>
同じ日程を有償で予約した場合のチケット価格は2人分で約65万円となっていました。
マイル単価としては約5.4円(=65万円/12万マイル)ということで悪くない使い道と言えますね。
何より円高&物価高の折、現金の持ち出しを大きく抑えることができたのは嬉しいですね。約65万円というチケット価格は自腹では支払うのに勇気がいる金額です。
マイルであればビジネスクラスを利用した豪華な海外旅行もグッと現実的になります。
まとめ
当記事では、韓国ソウルからドバイまでのフライトの様子をご紹介しました。
利用したのはエミレーツ航空ビジネスクラスです。美味しい機内食の後、フルフラットになるシートでぐっすりと眠ることができました。
海外旅行の際は、何かと時差ボケが辛いところです。しかしながら、今回は機内で眠ることができるおかげで初日からアクティブに活動することができました。
深夜便の場合は機内食で食欲が湧きにくいというデメリットがあるものの、現地の朝に到着し初日から時間を有効活用できるのがメリットになりますね。
次の記事ではドバイ旅行1軒目のホテルである「アルマハ,ラグジュアリーコレクション・デザートリゾート&スパ」の様子をご紹介したいと思います。
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それでは、また!