ECナビのANAマイルとJALマイルの交換ルートを徹底解説!
ECナビは大手ポイントサイトの一角です。魅力的なキャンペーンなどで人気があります。陸マイラーの中にはマイルを貯める目的で利用されている方も多いのではないでしょうか。そこで当記事では、貯めたポイントをANAマイルとJALマイルに交換するルートとともに、レートを高める方法をご紹介していきたいと思います。
更新履歴(2024年4月26日):新Vポイント対応に最新化しました。
ECナビとは
ECナビはPeXと同じ企業が運営するポイントサイト
「ECナビ」は「株式会社DEGITALIO」が運営するポイントサイトです。株式会社DEGITALIOは東証プライム市場に上場の「CARTA HOLDINGS」のグループ企業になっています。
ポイントサイトの運営会社は比較的小規模なところが多い中、東証プライム市場に上場のグループ企業というのは安心感がありますね。
また、ポイント中継サイトとして有名な「PeX」の運営会社でもあります。ECナビはPeXとの連携でポイント交換先が柔軟なのも特徴になっています。
ECナビの特徴
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ECナビは陸マイラーにもメリットが多い
ECナビの特徴は、ポイントサイト界における最高ポイント還元となる案件を多く提供していること、陸マイラーにメリットが大きいキャンペーンを連発していることです。
また、ANAマイルやJALマイルに高レートで交換するレートにも対応しています。
これにより、陸マイラー界でECナビの存在感が日に日に高まりつつあります。
<ECナビの特徴>
- ポイントサイト界における最高ポイント還元となる案件の提供をしている
- 陸マイラーにメリットが大きいキャンペーンを連発している
- ANAマイルに高効率で交換するルートに対応
ちなみに、ECナビとPeXは同じグループということで、ECナビのポイント交換先はPeXのみで、PeXからポイント交換してポイントを利用するシステムになっています。
PeXはポイント中継サイトということもあり、ポイント交換先は非常に豊富になっています。ポイント利用できなくて困ったという事態にはならない安心感があります。
ECナビからANAマイルへの交換ルート
陸マイラーの中にはマイルを貯める目的でECナビを利用されている方も多いのではないかと思います。
ここでは、ECナビからANAマイルに交換するルートとレートをまとめていきたいと思います。代表的なルートは5つでレートはそれぞれ以下になります。
<ECナビからANAマイルへの交換レート>
- 直接交換:30%
- 新Vポイントルート:約50%
- JQみずほルート:約70%
- ニモカルート:70%
- nanacoポイントルート:最大70%
選択するルートによって交換レートが30%から70%まで大きく変化します。事前にどのルートを利用するのかの選択が重要になりますね。
以下では、それぞれのルートの内容とレートを順番に確認していきたいと思います。
ちなみに、ECナビはポイントシステムとしてはPeXとほぼ一体化していますので以下ではECナビ(PeX)という書き方をしています。
2024年4月22日にTポイントとVポイントは統合し「新Vポイント」が誕生しました。当記事は新Vポイント対応版にアップデートしています。陸マイラーへの新Vポイントの影響と交換ルート、メリットの詳細はこちらの記事をご参照ください。
ANAマイル1:直接交換(交換レート30%)
ECナビ(PeX)からはANAマイルに直接交換することができます。
最低で1,000ポイントから交換することができ、1,000ポイントは30マイルに交換することができます。
PeXのポイントは「10ポイント=1円」の価値となりますので、100円分のポイントが30マイルに交換できるという訳です。
この場合、交換レートは「30%」という計算になりますね。交換手数料は「無料」となっています。
<PeXからANAマイルへの交換>
交換レート | 1,000P=>30マイル |
交換手数料 | 無料 |
交換単位 | 1,000P |
最小交換額 | 1,000P |
最大交換額 | 1,000,000P |
交換予定日 | 2日前後 |
一般的なマイルの価値は「1マイル=2円」と言われています。このことから考えると「30%」という交換レートは決してお得ではありません。
ECナビで貯めたポイントを直接ANAマイルに交換することは避けるようにしましょう。
ANAマイル2:新Vポイントルート(交換レート約50%)
共通ポイントとして有名な「新Vポイント(旧Tポイント)」からはANAマイルにレート「50%」で交換することができます。
一般的なマイルの価値である「1マイル=2円」からすると50%という交換レートはある意味で「等価交換」を意味します。
ANAマイルへの交換ルートとしては「まずまず」と言えますね。
ECナビ(PeX)からは新Vポイント(旧Tポイント)に直接交換することができます。ただし交換手数料が必要なため注意が必要です。交換手数料は1回あたり「500ポイント(=50円分)」です。
<PeXから新Vポイント(旧Tポイント)への交換>
交換レート | 1,000P=>100マイル |
交換手数料 | 500P |
交換単位 | 1,000P |
最小交換額 | 1,000P+手数料 |
最大交換額 | 1,000,000P |
交換予定日 | 2日前後 |
交換手数料は1回あたりで定額ですので、一度にできるだけたくさんのポイントを交換した方が効率的と言えます。
そのため例えば、最大交換額で1,000,000ポイント(=100,000円分)」を交換した場合、新Vポイント(旧Tポイント)への交換レートは「99.95%」となります。
ほぼ100%という数字になり手数料は微々たるものであることがわかりますね。
ここから50%のレートでANAマイルに交換しますので、ルート全体の交換レートは「49.975%」という計算になります。
ルートにおけるステップと交換レートをまとめると以下のようになります。
<新Vポイント(旧Tポイント)ルート(ECナビ起点)>
- ステップ:ECナビ(PeX)=>新Vポイント(旧Tポイント)=>ANAマイル
- 交換レート:最大49.975%
ECナビでは、月に1回のサービス利用でPeXからの交換手数料を1回無料にするキャンペーンを継続的に実施しています。これを利用すれば月に1回分は手数料が無料でポイント交換することができます。
ANAマイル3:JQみずほルート(交換レート約70%)
続いてご紹介するのが「JQみずほルート」です。ECナビ(PeX)のポイントをANAマイルに交換するルートとしては本命となるものです。
交換レートはANAマイルまでのエンドツーエンドでほぼ「70%」という高い値を実現できるのが特徴です。
マイルの価値を「1マイル=2円」とすると、もともとの価値が約1.4倍にもアップすることを意味しています。等価交換以上にお得というわけですね。
一方で、「JQみずほルート」はルートが若干複雑になります。
先ほどの新Vポイント(旧Tポイント)ルートでご紹介した「新Vポイント(旧Tポイント)」から、さらに「JRキューポ」と「永久不滅ポイント」を経由します。
また、ルートを開通させるためには「JQ CARDセゾン」と「みずほマイレージクラブ/ANA」という2枚のクレジットカードが必要になります。
JQみずほルートの概要図は以下になります。
<JQみずほルート>
交換レートが優秀な分、交換ステップが若干複雑で事前準備も必要になるという感じですね。
<JQみずほルート(ECナビ起点)>
- ステップ:ECナビ(PeX)=>新Vポイント(旧Tポイント)=>JRキューポ=>永久不滅ポイント=>ANAマイル
- 交換レート:最大69.965%
ただし、ANAマイルへの交換レートが約70%というのは非常に優秀な数字であり、陸マイラーには必須のルートとなっています。
慣れてしまえば決して難しいことはありませんので、ルートが開通するように準備を進めましょう。
ANAマイル4:ニモカルート(交換レート70%)
「JQみずほルート」はちょっと大変そう、という方には「ニモカルート」もあります。交換レートはANAマイルへのエンドツーエンドで「70%」とJQみずほルートと同等となっています。
ただし、こちらのニモカルートを実現するには、九州や北海道に設置されている物理的な「交換機」を利用する必要があります。
九州や北海道(函館)に住んでいる方で交換機まで行くのが苦でない方は良いのですが、それ以外の方にとってはハードルが高くなります。
また、「ANA VISA nimocaカード」の保有も必要になります。ニモカルートの概要図は以下になります。
PeXからは「nimoca」には等価交換かつ交換手数料が無料となっています。そのため、ECナビからはエンドツーエンドでANAマイルへ「70%」の交換レートを実現できます。
<PeXからnimocaへの交換>
交換レート | 1,000P=>100マイル |
交換手数料 | 無料 |
交換単位 | 500P |
最小交換額 | 1,000P |
最大交換額 | 1,000,000P |
交換予定日 | 翌月15日前後 |
ルートにおけるステップと交換レートをまとめると以下のようになります。
<ニモカルート(ECナビ起点)>
- ステップ:ECナビ(PeX)=>nimoca=>ANAマイル
- 交換レート:70%
JQみずほルートとニモカルートを比較して表でまとめたものが以下になります。九州と北海道(函館)に在住の方以外は、Webで完結できる「JQみずほルート」がオススメになります。
<ルート比較(JQみずほルートvsニモカルート>
JQみずほルート | ニモカルート | |
交換レート | 約70% | 70% |
メリット | ・Webで完結 | ・ルートがシンプル ・カードは1枚でOK |
デメリット | ・ルートが複雑 ・カードが2枚必要 |
・交換機が必要(九州と函館) |
総評 | 居住地に依存しないため万人向け。メインにオススメ。 | 九州や北海道に居住、もしくは年1回程度遠征できる方にオススメ。 |
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ANAマイル5:nanacoポイントルート(交換レート約70%)
最後にご紹介するのが「nanacoポイントルート」です。
「nanacoポイント」では、年1回のペースでANAマイル(およびANA SKYコイン)への交換でレートアップを実現するキャンペーンを実施しています。これを利用しようというものです。
nanacoポイントからANAマイルへの交換レートは通常では50%です。これがキャンペーン期間中は通常の1.4倍となる「70%」にアップします(2022年の実績)
<キャンペーン時の交換レート>
- ANAマイル
- 500 nanacoポイント=>350 ANAマイル
- 交換レート:70%(=50% x 1.4)
- 500 nanacoポイント=>350 ANAマイル
- ANA SKY コイン
- 500 nanacoポイント=>750 ANA SKY コイン
- 交換レート:150%(=100% x 1.5)
- 500 nanacoポイント=>750 ANA SKY コイン
ECナビ(PeX)からはnanacoポイントに直接交換することができます。ただし交換手数料が必要なため注意が必要です。交換手数料は1回あたり「500ポイント(=50円分)」です。
<PeXからnanacoポイントへの交換>
交換レート | 1,000P=>100ポイント |
交換手数料 | 500P |
交換単位 | 1,000P |
最小交換額 | 1,000P+手数料 |
最大交換額 | 1,000,000P |
交換予定日 | 8日程度 |
ルートにおけるステップと交換レートをまとめると以下のようになります。
<nanacoポイントルート(ECナビ起点)>
- ステップ:ECナビ(PeX)=>nanacoポイント=>ANAマイル
- 交換レート:通常時最大49.975%、キャンペーン時最大69.965%
JQみずほルートよりもルート的にシンプルで同等の交換レートを実現できるというのは嬉しいところです。特別なクレジットカードが必要ないのもメリットですね。
ただし、こちらのルートは年1回のキャンペーンをベースにしたものですので、今後も同様のキャンペーンが開催されるかを保証することはできません。
そのためやはり、ANA陸マイラーとしての本命は「JQみずほルート」でこちらをメインとして準備しつつ、サブ的に「ニモカルート」や「nanacoポイントルート」を併用するというのが良いと思います。
「nanacoポイント」に似たものに「nanacoギフト」があります。「nanacoギフト」からはANAマイルに交換できませんのでご注意ください。
nanacoポイントルートの詳細はこちらの記事で解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。
ECナビからJALマイルへの交換ルート
続いては、ECナビ(PeX)からJALマイルに交換するルートとレートをまとめていきたいと思います。代表的なルートは5つでレートはそれぞれ以下になります。
<ECナビからJALマイルへの交換レート>
- 直接交換:25%
- dポイントルート:55%
- 永久不滅ポイントルート:約60%
選択するルートによって交換レートが25%から60%まで大きく変化することがわかりますね。
こちらもANAマイルと同じく、選択をミスすると大きな損になる一方で工夫することでレートを上げることができます。
それぞれのルートの内容を以下で詳しく確認していきましょう。
JALマイル1:直接交換(交換レート25%)
ECナビ(PeX)からはJALマイルに直接交換することができます。
最低で4,000ポイントから交換することができ、4,000ポイントは100マイルに交換することができます。
ECナビのポイントは「10ポイント=1円」の価値となりますので、400円分のポイントが100マイルに交換できるというわけです。
交換レートは「25%」という計算になりますね。
<PeXからJALマイルへの交換>
交換レート | 4,000P=>100マイル |
交換手数料 | 無料 |
交換単位 | 400P |
最小交換額 | 4,000P |
最大交換額 | 1,000,000P |
交換予定日 | 翌月中旬 |
一般的なマイルの価値は「1マイル=2円」と言われています。このことから考えると「25%」という交換レートはお得とは言えません。
ECナビで貯めたポイントを直接JALマイルに交換するのはもったいないですね。利用しないようにしましょう。
JALマイル2:dポイントルート(交換レート55%)
dポイントからはJALマイルに「50%」のレートで交換することができます。
ただし、dポイントの場合は年1回のペースでJALマイルへの交換で増量キャンペーンを実施しており、交換レートが「55%」にアップします。
ECナビ(PeX)からは、dポイントに「等価」かつ「手数料無料」で交換することができます。
<PeXからdポイントへの交換>
交換レート | 100P=>10マイル |
交換手数料 | 無料 |
交換単位 | 100P |
最小交換額 | 100P |
最大交換額 | 1,000,000P |
交換予定日 | リアルタイム~数時間 |
また、dポイントでは、ポイントサイトなど企業ポイントからの交換で増量キャンペーンを年数回のタイミングで実施しています。増量割合は近年では10%から15%ほどとなっています。
JALマイルに交換できるのは「通常ポイント」のみで増量された「期間限定ポイント」が対象外です。しかしながら、dポイントは現金化する方法も用意されています。
両方のキャンペーンを活用すれば、55%のレートでJALマイルに交換しつつ、10%から15%分のポイントバック(現金化可能)まで受けらるという形になります。Wでお得になりますね。
ルートにおけるステップと交換レートをまとめると以下のようになります。
<dポイントールート(ECナビ起点)>
- ステップ:ECナビ(PeX)=>dポイント=>JALマイル
- 交換レート:通常時50%、キャンペーン時55%
JALマイル3:永久不滅ポイントルート(交換レート約60%)
永久不滅ポイントからJALマイルには「50%」のレートで交換することができます。これはdポイントルートと同じ交換レートですね。
ただし、永久不滅ポイントでも年数回のペースでJALマイルへの交換で増量キャンペーンを実施しており、交換レートが「60%」にアップします。
このキャンペーンのタイミングを狙えば、dポイントでも増量キャンペーンを実施していますが、あちらの交換レートは「55%」ですので、こちらの方が「5%」ほどお得と言えますね
一方で、永久不滅ポイントまではANAマイルのところでご紹介した「JQみずほルート」を利用するため、ルートは複雑です。
<永久不滅ポイントルート(ECナビ起点)>
- ステップ:ECナビ(PeX)=>新Vポイント(旧Tポイント)=>JRキューポ=>永久不滅ポイント=>JALマイル
- 交換レート:通常時最大49.957%、キャンペーン時最大59.97%
しかしながら、永久不滅ポイントさえ貯めておけば、ANAマイルに約70%、JALマイルに約60%(キャンペーン時)というように、どちらにも高レートで交換できるということを意味します。
永久不滅ポイントはマイルを貯めるという観点では汎用性が高く有用であると言えますね。
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他のブログからの入会の場合、100円相当のポイントしか獲得できないため、通常よりも250円分、つまり3.5倍もお得ということになります。
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まとめ
今回は、ECナビで貯めたポイントをANAマイルとJALマイルに交換するルートとレートをまとめました。
ANAマイルについては、本命は「JQみずほルート」です。ルートが複雑で2枚のクレジットカードが必要なものの、Webで完結できるため万人におすすめすることができます。
<ECナビからANAマイルへの交換レート>
- 直接交換:28.6%
- 新Vポイントルート:約50%
- JQみずほルート:約70%<=本命
- ニモカルート:70%<=サブ①
- nanacoポイントルート:約70%<=サブ②
サブ①は「ニモカルート」です。交換機が北海道(函館)と九州にしかありませんので、こちらに定期的に出向くことができる方にオススメです。ルートがシンプルで1枚のクレジットカードが必要になります。
サブ②は「nanacoポイントルート」です。年1回のキャンペーンをベースにしているため今後も同様の内容で実施されるかは不透明ですが、ルートがシンプルで高い交換レートを実現できるのは魅力的です。
JALマイルについては、本命は「永久不滅ルート」です。年数回のキャンペーン利用で交換レートを約60%まで高められるのは魅力的です。
<ECナビからJALマイルへの交換レート>
- 直接交換:25%
- dポイントルート:55%<=サブ
- 永久不滅ポイントルート:約60%<=本命
ECナビはこのように、ANAマイルへもJALマイルへも交換ルートの選択肢が豊富に用意されています。ポイントを貯めて効率的にマイルを貯めていきたいですね。
それでは、また!
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