クレジットカードに追加・上乗せできる海外旅行保険はどれがおすすめ?治療費用無制限が安心!
海外旅行する際に万が一の事態に備えて準備しておきたいのが海外旅行保険です。クレジットカードに付帯するものもありますが補償金額が十分でないケースも少なくありません。特に医療費の高いアメリカに旅行する際は不安になりますよね。そこで当記事では、クレジットカードに追加・上乗せできる海外旅行保険の中から治療費用を「無制限」に設定できるものをいくつかご紹介していきたいと思います。
クレジットカードに追加・上乗せできる海外旅行保険
治療費用を「無制限」に設定できる3つをご紹介
クレジットカードに追加・上乗せできる海外旅行保険は様々なクレジットカード会社で用意されています。ここでは、
ここでは治療費用を「無制限」に設定できる以下3つをピックアップしてご紹介したいと思います。
<クレジットカードに追加・上乗せできる海外旅行保険>
保険名称 | 保険会社 | 加入対象 |
クレカプラス | ジェイアイ傷害火災保険 | ・MUFGカード、DCカード、UCカード、UCSカード、ニコスカード、セゾンカード、オリコカードを保有 ・海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを保有 |
マイセレクトONE | 損保ジャパン | アメリカン・エキスプレスカードを保有 |
明日へのつばさ | 東京海上日動 | ANAマイレージクラブ会員 |
クレカプラス
治療・救援費用が無制限で一番リーズナブルな保険料が魅力
クレカプラスは「ジェイアイ傷害火災火災保険」が提供するクレジットカード上乗せ専用の海外旅行保険プランです。
クレカプラスは治療・救援費用を「無制限」に設定することに特化しています。その代わり、通常の海外旅行保険よりもリーズナブルな価格設定になっているのが特徴です。
クレカプラスの基本的な補償内容は以下になります。治療・救援費用は「無制限」ですが、あとは緊急歯科治療費用が10万円となっているだけで、その他の補償は提供されていません。
とてもシンプルな内容となっています。
クレカプラスの保険料は以下になります。18歳から49歳までの大人1名での例です。驚くほどリーズナブルなのが確認できますね。
これであれば気軽に加入できそうです。
<保険料の例(クレカプラス)>
旅行先と期間 | 保険料 |
台湾3日間 | 220円 |
ハワイ6日間 | 1,410円 |
ヨーロッパ8日間 | 1,260円 |
ちなみに、クレカプラスでは補償内容を自分でカスタマイズすることができます。補償を充実させればその分、保険料は高くなりますが柔軟性が高いのは嬉しいですね。
航空機遅延や旅行キャンセル費用などの補償も追加できますので、LCCなどを利用する場合はお守りに用意しておくと良いかもしれません。
海外旅行保険が付帯のクレジットカードを持っていない場合は対象外
クレカプラスの取り扱いカードブランドは以下になります。これ以外のカードブランドの場合は加入できないため注意が必要です。
また、クレカプラスは海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを保有していることが条件となります。
そのため、上記対象ブランドのクレジットカードを保有していても、海外旅行保険が付帯してない場合は対象外となるため注意が必要です。
その上で、海外旅行保険が適用されている状態である必要があります。「自動付帯」の場合は心配ありませんが、「利用付帯」の場合は保険適用の条件を確認しておきましょう。
加えて、同行する家族をクレカプラスの補償に加える場合は、その家族も海外旅行保険が適用されている状態である必要があります。
具体的には、家族カードや家族特約で海外旅行保険が適用されている必要があります。
ここは見落としがちのため注意しましょう。
同行する家族にクレジットカードの海外旅行保険を適用できない場合は、家族分に関しては「t@biho(タビホ)」などクレジットカード保有が前提とならない海外旅行保険への加入がおすすめです。
「クレカプラス」および「t@biho(タビホ)」の詳細は以下公式サイトをご参照ください。
【補足】保険適用条件に関するQ&A
クレカプラスの規約には以下のような文言があり、クレジットカードを保有できない18歳未満の家族は保険適用されないように見えます。
クレカプラスをお申込みの場合は、被保険者(補償の対象となる方全て)が海外旅行(傷害)保険の付帯されている有効なクレジットカードを持っています。(*)
また、保険金請求時にはクレジットカードの発行会社(JCB、三井住友、DC、UFJ等)の情報ならびに日本を出国した日付がわかる書類(パスポートコピー等)を提出します。
*クレジットカードを契約する権利を持たない方(18歳未満の方など)や、家族特約がセットされた海外旅行(傷害)保険が付帯されたクレジットカード(一部のゴールドカードなど)をお持ちの場合のご家族の方は対象外とします。
ただし、以前問い合わせ窓口に質問してみたところ、家族特約で保険適用となっていれば補償対象となる旨の回答を得ました。
ここではその問い合わせ結果を共有したいと思います。
<QA結果>
- Q1:同行する家族がクレジットカードを保有していなくても「家族特約」で海外旅行保険が適用になっていればクレカプラスの補償対象になるか?
- A1:年齢問わず、海外旅行保険付帯クレジットカードを持っていな
いが家族特約により補償対象となる方であればお申し込み可能でご ざいます。
- A1:年齢問わず、海外旅行保険付帯クレジットカードを持っていな
- Q2:海外旅行保険が「利用付帯」で保険適用条件を満たしていない場合でもクレカプラスの補償対象になるか?
- A2:利用付帯で条件を満たしていない場合はお申し込みできません。
QA結果を共有することが目的で内容を補償するものではありません。
マイセレクトONE
アメリカン・エキスプレスのカード会員が加入でき比較的リーズナブルな保険料
マイセレクトONEは「損保ジャパン」が提供するクレジットカード上乗せ専用の海外旅行保険プランです。アメリカン・エキスプレスのカード会員が加入できます。
治療・救援費用を「無制限」にすることに特化した「治療費しっかりプラン」と、それ以外の補償も追加した「充実補償プラン」の2つから選択することができます。
治療費しっかりプランの保険料は以下になります。18歳以上の大人1名での例です。
前述のクレカプラスよりは割高ですが、治療・救援費用が「無制限」にできると考えれば高くはありませんね。
<保険料の例(マイセレクトONE)>
旅行先と期間 | 保険料 |
台湾3日間 | 1,930円 |
ハワイ6日間 | 2,990円 |
ヨーロッパ8日間 | 3,490円 |
Webサイトから申し込みができるのはカード会員のみ
マイセレクトONEはアメリカン・エキスプレスのWebサイトから申し込みができます。ただし、Webサイトから申し込みできるのはカード会員のみとなっています。
同一の日程で同行する家族も加入できますが、その場合は電話で見積もりする必要があります。電話での見積もりをしてもWebに比べて割高になるということないため安心です。
ただし、電話での申し込みは「平日」かつ「9:00から17:00」までと時間が限られているため注意が必要です。
また、マイセレクトONEが申し込みできるのは「出発日の60日前から7日前まで」となっています。6日以内からは申し込みできないため早めに準備しておく必要があります。
<WEBで申込みできるケース>
- (1) ご出発日の60日前から7日前まで
- (2) 旅行期間が92日以内
- (3) 補償の対象者がカード会員本人
- (4) 日本国内からの申込
- (5) 日本在住
- (6) ケガや病気で医師の治療を受けていない
「マイセレクトONE」の詳細はこちら公式サイトをご参照ください。
明日へのつばさ
ANAマイレージクラブ(AMC)会員であればANAカードがなくても加入できる
明日へのつばさは「東京海上日動」が提供するANAマイレージクラブ(AMC)会員専用の海外旅行保険プランです。
AMC会員であればクレジットカード機能のついたANAカードを保有している必要はありませんが、ANAカードの補償内容に上乗せすることができます。
明日へのつばさは「充実プラン」「基本プラン」「お手頃プラン」の3つが用意されています。治療・救援費用が「無制限」となっているのは共通で、その他の補償金額が異なる形になっています。
補償金額を充実させれば、それだけ保険料が高くなります。治療・救援費用を無制限にすることが目的であれば、一番リーズナブルな「お手頃プラン」が良いですね。
保険内容が充実している分、保険料は割高に
明日へのつばさの保険料は保有しているANAカードのグレードによって異なります。
まず、クレジットカード機能のない「ANAマイレージクラブカード」保有、かつお手頃プランの保険料は以下になります。18歳から69歳までの大人1名での例です。
<保険料の例(ANAマイレージクラブカード)>
旅行先と期間 | 保険料 |
台湾3日間 | 3,760円 |
ハワイ6日間 | 5,970円 |
ヨーロッパ8日間 | 7,620円 |
続いて、「ANA JCBワイドゴールドカード」、かつお手頃プランの保険料は以下になります。通常のANAマイレージクラブカードに比べるといくから割安になっています。
<保険料の例(ANA JCBワイドゴールドカード)>
旅行先と期間 | 保険料 |
台湾3日間 | 2,980円 |
ハワイ6日間 | 4,750円 |
ヨーロッパ8日間 | 6,180円 |
いずれにしても、「明日へのつばさの」は、治療・救援費用以外の補償を付帯するという構成から、「クレカプラス」や「マイセレクトONE」に比べて保険料が高くなっています。
海外旅行保険が付帯するクレジットカードがない、もしくは内容が充実していない場合に選択肢にするのが良さそうです。
「明日へのつばさ」の詳細はこちら公式サイトをご参照ください。
保険料の比較とおすすめ
最もリーズナブルな「クレカプラス」を軸に同行家族の有無などで検討を
「クレカプラス」と「マイセレクトONE」「明日へのつばさ」の保険料と加入条件、注意事項を表にまとめると以下のようになります。
<比較結果>
クレカプラス | マイセレクトONE | 明日へのつばさ※1 | |
台湾3日間 | 220円 | 1,930円 | 3,760円 |
ハワイ6日間 | 1,410円 | 2,990円 | 5,970円 |
ヨーロッパ8日間 | 1,260円 | 3,490円 | 7,620円 |
加入条件 | ・MUFGカード、DCカード、UCカード、UCSカード、ニコスカード、セゾンカード、オリコカードを保有 ・海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを保有 |
アメリカン・エキスプレスカードを保有 | ANAマイレージクラブ会員 |
注意事項 | ・被保険者全員がクレジットカードの海外旅行保険の補償対象になっている必要あり ・同行家族がいる場合は家族カードや家族特約でカバーできるか要確認 |
・WEBで申込できるのは会員本人のみ ・同行家族がいる場合は電話で個別見積り |
・保有カードによって保険料が異なる |
※1:ANAマイレージクラブカードのみ保有の場合の料金
治療・救援費用が「無制限」という条件の中でコストが最安になるのは「クレカプラス」です。そのため、まずはクレカプラスが第一案となりますね。
ただし、クレカプラスは海外旅行保険の補償対象になっていることが条件です。同行家族がいる場合は家族カードや家族特約でカバーできるか確認が必要です。
同行家族がいてクレジットカードの海外旅行保険の補償を受けられない場合は「マイセレクトONE」を検討するのが良さそうです。
「クレカプラス」よりは高額になりますが、治療・救援費用が「無制限」となることを考えると保険料は比較的リーズナブルです。
それ以外の場合は「明日へのつばさ」が候補になりますが、治療・救援費用以外も付帯するため保険料は高くなります。
この場合は、「t@biho(タビホ)」など誰でも加入できる海外旅行保険と料金や補償内容を比較しながら検討いただくのが良いと思います。
海外旅行保険が充実でおすすめのクレジットカード
「クレカプラス」に加入可能なセゾンカードの中で一番おすすめなのは「セゾンプラチナビジネス」です。
セゾンプラチナビジネス自体には家族特約はありませんが、不定期で実施しているキャンペーンでセゾンプラチナ(個人カード)を無料で発行することができます。
セゾンプラチナ(個人カード)の海外旅行保険は利用付帯ですが「家族特約」がありますので、条件を満たせば「クレカプラス」に加入することができます。
<セゾンプラチナ(個人カード)の海外旅行保険>
利用付帯で保険適用対象となるカード決済例は以下になります。ツアー料金や航空券以外にも、空港へのリムジンバスの支払いなども対象になります。
また、セゾンプラチナビジネスにはプライオリティパスも付帯します。
プライオリティパスは日本国内の対象施設が近年増加していてレストランなどでも利用できるようになっています。飛行機を利用する機会のある方でれば特にお得度が高くなっています。
セゾンプラチナビジネスは入会キャンペーンを実施しており初年度年会費無料、かつ条件クリアで12,000円分のAmazonギフト券をもらうことができます。
サービス内容を体験するにはちょうど良いですね。ぜひお試しいただければと思います。
セゾンゴールドの海外旅行保険にも家族特約がありますので同じようなスキームを利用できます。詳しくは各カードごとの規約をご確認いただければと思います。
まとめ
今回は、治療費用が無制限であることを条件に、クレジットカードに追加・上乗せできる海外旅行保険をご紹介しました。
保有するクレジットカードや同行家族の有無によって選択可能なものが異なります。ぜひご自身の条件で比較しながら適したものを選択いただければと思います。
今回の記事が楽しい海外旅行に少しでも貢献できれば幸いです。
セゾンカードとアメックスカードの入会キャンペーンの詳細は以下の記事でそれぞれご紹介しています。ぜひ合わせてご確認ください。
それでは、また!