中禅寺金谷ホテルは奥日光、中禅寺湖畔にたたずむリゾートホテルです。金谷ホテル伝統のフランス料理や温泉露天風呂を楽しめるのが特徴となっています。日光旅行の1軒目のホテルとして利用しました。当記事では、ホテルへのアクセスから外観、ロビー、客室(デラックスルーム)、価格まで詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
中禅寺金谷ホテルとは
奥日光の中禅寺湖畔に位置する金谷ホテル系列のリゾートホテル
「中禅寺金谷ホテル」は日光国立公園内に位置するリゾートホテルです。歴史ある「日光金谷ホテル」系列のホテルとなっています。
建物はカナダ人建築家J・スタージェス氏の設計で、カナダ産の銘木をふんだんに使ったログハウス風洋式ホテルです。中禅寺湖畔の森の中にたたずむように建てられており、都会の喧噪を逃れリラックスした時間を過ごすことができます。
また、併設のレストランでは金谷ホテル伝統のフランス料理を、「空ぶろ」と呼ばれる温泉棟では奥日光・湯元からなる天然温泉の露天風呂を楽しむことができるのが特徴となっています。
中禅寺金谷ホテルの場所とアクセス
東武日光駅からは送迎バスで所要時間は約50分
「中禅寺金谷ホテル」は奥日光、中禅寺湖畔に位置しています。
JRおよび東武の「日光駅」からはバスでのアクセスが便利です。「湯元温泉行き」のバスで約1時間、「中禅寺金谷ホテル前」バス停で下車し、バス停からは徒歩5分ほどのの距離となっています。
また、ホテルには送迎バスも用意されています。送迎バスは「東武日光駅」発となっており、こちらの所要時間は約50分となっています。
送迎バスは1日3本ほどの運行となっています。時刻表はホテルの公式サイトをご参照ください。
「中禅寺金谷ホテル」の周辺地図はこちらになります。
中禅寺金谷ホテル ブログ宿泊記の構成
「中禅寺金谷ホテル」のブログ宿泊記は全部で3部構成になっています。
たくさんの写真を用いてどこよりも詳しくご紹介しています。ぜひ順番にご参照ください。
<宿泊記の構成>
- ホテルへのアクセスから外観、ロビー、客室(デラックスルーム)<=当記事
- 温泉棟「空ぶろ」と宿泊者用ラウンジ、ギフトショップ
- ダイニングルーム「みずなら」での朝食とディナー
中禅寺金谷ホテル ブログ宿泊記:デラックスルーム(中禅寺湖ビュー)
さて、それではここからは「中禅寺金谷ホテル」の宿泊記として、実際に宿泊した様子をご紹介していきたいと思います。
利用したのは2022年2月下旬となります。
ホテルへのアクセス
今回、「中禅寺金谷ホテル」へのアクセスには送迎バスを利用しました。
送迎バスは東武日光駅横の「東武バス バスターミナル内、日光定期観光バス乗り場」から出ています。近くまで行くとドライバーさんが待機しており案内をいただくことができます。
送迎バスの実物はこんな感じです。中型のマイクロバスといった感じでしょうか。バスの側面に「金谷ホテル」と記載がありわかりやすいです。
所定時刻になるとバスは出発しました。東武日光駅の次は「日光金谷ホテル」に停車します。「日光金谷ホテル」までは所要時間10分ほどです。
そしてその後は一路「中禅寺金谷ホテル」に向かいます。途中、観光地として有名な「いろは坂」を通りますので窓からの景色を楽しむことができます。私が利用した時期は雪景色となっており、とても綺麗でした。
日光金谷ホテルからは40分ほどで「中禅寺金谷ホテル」に到着しました。いろは坂や道がくねっていますのでバスに酔わないか心配でしたが、車窓を楽しんでいるとあっという間の時間でした。
ちなみに、東武日光駅から日光金谷ホテルまではバスの中は満席でしたが、日光金谷ホテルで半分ぐらいの方が下車され、数人の方が乗り込みました。
そのため、日光金谷ホテルから中禅寺金谷ホテルまでの乗車率は6割ほどといった感じでした。時期にもよると思いますが混みすぎていなかったもの良かったです。
ホテルの外観
「中禅寺金谷ホテル」の外観はこんな感じです。低層3階建てのログハウス風洋式ホテルとなっており、中禅寺湖のほとりの森の中にひっそりと佇んでいます。周りの景観に溶け込むようでいい感じです。
ホテルの正面円エントランス側はこんな感じです。クラシックかつレトロな趣ですね。
それでは早速中に入ってみましょう。
ホテルのロビー
「中禅寺金谷ホテル」のロビーはこんな感じです。ロビーは3階分が吹き抜けになっており開放感があります。中央には本物の暖炉が用意されており、それを取り囲むようにソファー席が配置されています。
外観と同じく内観も木をふんだんに使った温かみのある雰囲気になっています。ソファーのファブリックも昔ながらのデザインでレトロな内装ですね。
ロビーを奥に進むとリビングスペースがあります。こちらは半円形のドーム状の建物となっており、一面が窓が配置されています。
窓に沿うようにソファーが配置されていますので、ゆったりと座りながら外の景色を楽しむことができます。素晴らしい雰囲気です。
また、暖炉のすぐそばにもソファー席が配置されています。
夕方以降になると暖炉には「火」が入ります。ゆらめく炎と薪が燃える独特の香りで気分がリラックスできます。暖炉前のソファー席は特等席ですね。
3階からロビーを見下ろすとこんな感じです。暖炉を中心にした吹き抜け構造になっているのがよくわかりますね。
チェックイン
ロビーの一角にレセプションが用意されており、そちらでチェックインを行いました。予約していたのは「デラックスツイン」で、アップグレード等は特になく、予約のままの客室アサインとなりました。
ちなみに、こちら「中禅寺金谷ホテル」のルームキーはこんな感じです。今時のカードキーではなく、昔ながらの物理キーになっていました。
こういうホテルでこういうタイプの鍵を利用するのは久々でなんだか新鮮な気分になりました。
客室(デラックスルーム、中禅寺湖ビュー)
さて、チェックイン後は客室に向かいます。
アサインされたのは3階の客室になります。ホテルは3階建てになりますので、一番の上層階ということになりますね。
ホテルの内廊下はこんな感じです。こちらのホテルは低層ですが横に長い作りになっていますので、遠く見えないぐらいに廊下が続いています。
ちなみに私がアサインされたのはエレベーターに比較的近い客室だったため、ロビーやレストランへのアクセスに困ることはありませんでした。
全体像と雰囲気
客室の全体像はこんな感じです。デラックスルームということで全体では33平米の広さがあります。
長方形のつくりとなっており、半分がベッドが置かれた寝室スペース、半分がソファーが置かれたリビングスペースといった感じですね。
ベッドはこんな感じです。今回は「ツイン」を選択していましたのでシングルベッドが2台配置されています。デラックスルームの場合、2台のベッドがくっついた「ハリウッド」も用意されています。
ヘッド部分の明かりがレトロな雰囲気ですね。
リビングスペースはこんな感じです。2人掛けのソファーにチェアが2つとテーブルということで3-4人でも利用できそうなセットになっています。
リビングスペースの一角にはTVも配置されています。TVは32インチほどと思われ、今時からするとちょっと小さめですね。
窓側から入り口側を見てみるとこんな感じです。右手にはデスク、その隣にはミニバー、左端にはクオーゼットという配置になっています。機能的にまとまっているという印象です。
デスクはこんな感じです。意外と広々としていますのでパソコン仕事にも利用できそうです(リゾートホテルで仕事するかどうはは不明ですが)。
ただ、デスクの上には鏡やドライヤー、アメニティーが配置されていることを考えると、ドレッサーとしての利用を想定しているものと思われます。
ドライヤーは安心安全の「Panasonic」製ですね。アメニティーは、歯ブラシ、コットン、髭剃りなど、一般的なものが一通り用意されています。
また、アメニティーの中には「スキンケアセット」もあらかじめ用意されていました。中身はこんな感じで、化粧落としと洗顔料、化粧水、乳液の4点セットとなっていました。
アルガンオイルを使用した自然派のもののようで、女性には嬉しい心遣いですね。
眺望
続いては客室からの眺望です。こちらのデラックスルームの場合、大きな掃き出し窓と小窓の2つから外の眺望が楽しめるようになっています。
特に、掃き出し窓の外にはバルコニーが用意されていて外に出ることができるようになっています。
バルコニーはこんな感じです。チェアが2つ用意されており、座りながら新鮮な空気と美しい景色を堪能できるようになっています。
眺望はこんな感じです。こちらの「中禅寺金谷ホテル」は全室が中禅寺湖側を向いており、中禅寺湖ビューを楽しめるようになっています。
正面には森が広がっているため、中禅寺湖はその隙間を縫って楽しむという形になりますね。ただ、中禅寺湖までの距離は近いため、風で水が揺らめく様子などを捉えることができます。
朝の時間帯は湖面がキラキラと輝いていてとても綺麗でした。
夜になると、ホテル周辺がところどころライトラップされてていました。雪化粧と相まって幻想的でした。
ちなみに、隣の客室との間には目隠しがちゃんと施されていますので、バルコニーでくつろいでいても視線が気になるということはありませんでした。
ミニバー
さて、続いてはミニバーです。
カウンターの上には、無料のお水2本、ポット、ティーセットなどが用意されていました。
無料のお水はこんな感じです。「KANAYA HOTEL」のロゴが入っているのがかわいいですね。
ちなみに、こちらのホテルの水道水は「飲用」となっているため、ボトルのお水でなくても飲んで大丈夫だそうです。
ティーセットに併せてお茶菓子としてクッキーも用意されていました。こちらも「KANAYA HOTEL」のロゴ入りで、後で頂いてみましたが味も良かったです。
冷蔵庫の中はこんな感じです。ドリンクが下半分に収納されており、有料で利用することができます。
ドリンクの価格はこちらです。ホテルのミニバーとしては比較的良心的な価格でしょうか。
ちなみに、温泉棟の入り口のところに自動販売機が設置されており、そちらはさらにリーズナブルな価格設定になっていました。
ビールや酎ハイなどアルコールを調達したい場合は、自動販売機を利用した方がお得です。
バスルーム
続いては気になるバスルームです。バスルームは客室の奥に独立したスペースとして用意されています。
全体像はこんな感じです。シャワーとバスタブに加えて洗面台が用意されています。また、写真の左手部分にトイレも用意されています。全部が一室にまとめられた感じですね。
トイレはこんな感じです。ウォシュレット付きで窓も用意されています。
ブラインドを上げると窓からは中禅寺湖の眺望を楽しむことができます。
バスタブはこんな感じです。タイル張りで十分な広さがあります。
バスアメニティーがこちらになります。「VEDA ROSSO(ヴェーダロッソ)」のBOTANICAL(ボタニカル)という天然由来成分配合のラインの製品となっていました。良い香りで使い心地もなかなかでした。
クローゼット
クローゼットはこちらになります。
中はこんな感じでシンプルな作りです。棚の丈夫には予備のバスタオルとハンドタオルが用意されています。こちらは温泉棟に向かう際に持参する用になっています。
使い捨てのスリッパはこんな感じです。ホテルによくあるペラペラなタイプでした。
その他設備
最後にその他気になる設備をご紹介していきたいと思います。
TV下のキャビネットには収納袋と浴衣が用意されていました。
浴衣はこんな感じです。パジャマの用意はなくこちらの浴衣は寝巻きも兼ねている形になっています。また、浴衣に加えて「甚平」も用意されており、これらを着用して温泉棟を利用することができます。
加湿空気清浄機はあらかじめ客室に設置されていました。冬場は乾燥しやすいので助かりますね。
こちらはベッド横のサイドデスクです。レトロでシンプルです。今時のUSB電源の用意はありませんのでアダブターなどを持参するようにしましょう。
デスクの中には絵葉書とラゲッジタグが入っていました。お土産にちょうど良いですね。記念にいただいていきましょう。
貴重品ボックス
こちら「中禅寺金谷ホテル」の客室内には金庫(セーフティボックス)の用意がありません。そのため、貴重品はフロントに預けるか、ロビーの一角に用意されている「貴重品ボックス」を利用する必要があります。
貴重品ボックス(ロッカー)はこんな感じです。自分で4桁の暗号をセットするシンプルなものです。温泉棟を利用する際に、ルームキーや財布などを一時的に預けるのにも便利です。
温泉と宿泊者用ラウンジ
こちらの「中禅寺金谷ホテル」には、温泉と宿泊者用ラウンジが用意されています。
宿泊者用ラウンジでは、宿泊者はコーヒーや紅茶を無料でいただくことができます。ドリンクが提供されるのは日中の時間帯のみになりますが、景色も良くゆったり時間と楽しむことができました。
温泉は宿泊棟とは別の「温泉棟」として用意されています。こちらは天然かけ流し温泉で「空ぶろ」という名称で運営されています。
こちらの「空ぶろ」は宿泊者は無料で利用できますし、外来の方は「有料」で利用することもできます。外来の利用料金は大人「1,300円」となっています。
実際に利用しましたが、硫黄の匂いがする乳白色の温泉で、露天風呂も用意されておりとても気持ち良いものでした。
温泉と宿泊者用ラウンジについては、次の記事で詳しくご紹介したいたいと思います。
中禅寺金谷ホテルの宿泊料金
ホテル予約サイトの一休を利用でダイヤモンド会員特典もあり
今回こちらの「中禅寺金谷ホテル」には、ホテル予約サイトの一休を経由して利用しました。一休を利用すればポイントを貯めたり使ってたりできるためその分お得になります。
夕朝食付きのプランを選択していましたが、今回利用したでラックツインで3万円台後半からという価格設定になっていました。
コロナ禍ということもあると思いますが、レストランでの2食付きでこの価格はリーズナブルですね。
「中禅寺金谷ホテル」の最新価格は以下からそれぞれご確認ください。
ちなみに、「中禅寺金谷ホテル」では一休のダイヤモンド会員向け特典を用意しています。具体的には以下になります。
<一休ダイヤモンド特典>
- ホテルオリジナルエコバッグ(Lサイズ) (1室につき、お一つプレゼント)
私もダイヤモンド会員となっていましたので、この特典をいただくことができました。実物は以下になります。
「MOTTERU(モッテル)」という鞄ブランドとのコラボ商品で、売店では「3,080円」で販売されていました。チャック付きでコンパクトに折りたためる優れものです。
エコバッグと聞いてあまり期待していなかったのに予想外に良いものをいただいて感謝感謝です。
中禅寺金谷ホテルの宿泊記はYouTubeにも公開中
「中禅寺金谷ホテル」の宿泊記は動画にまとめてYouTubeにもアップしています。ホテルの空気感は動画の方が感じやすいと思いますのでぜひ合わせてご参照ください。
まとめ
今回は、「中禅寺金谷ホテル」の宿泊記として、ホテルへのアクセスから外観、ロビー、客室(デラックスルーム)、価格まで詳しくご紹介していきました。
記事の中でご紹介したとおり、こちら「中禅寺金谷ホテル」の魅力は、なんといってもそのクラシックなレトロ感です。
外資系の最新ホテルのようなラグジュアリー感はありませんが、ログハウス風ホテルならではの温かみとリラックスした雰囲気がありました。
特に、夕方以降になると暖炉に火が入ってグッと雰囲気が良くなりました。暖炉の前のソファーでゆったりと過ごすのはとても贅沢な時間でした。
また、温泉露天風呂や金谷ホテル伝統のフランス料理を堪能できるレストランもあり、宿泊全体の満足度を高めてくれます。
建物自体は古く設備も最新とはいきません。そのため好き嫌いはあると思いますが、私自身はとても楽しい時間を過ごすことができました。
次の記事では、温泉と宿泊者用ラウンジ、ギフトショップ(お土産)について詳しくご紹介したいと思います。
==>次の記事
それでは、また!