チャンギ空港からシンガポール市内へのタクシーとGrabの料金を解説!
チャンギ空港から市内への移動は2人以上ならタクシーかGrabの利用がオススメです。シンガポールは日本に比べて料金が安いため3,000円前後でホテルまで行くことができます。ただしタクシー料金はピーク時間や深夜帯で割増、および空港サーチャージの加算もあります。またGrabの場合は混雑状況によって料金が1.5倍や2倍になることもあるため注意が必要です。以下では実際の料金を比較しながら解説していきたいと思います。
目次
チャンギ空港からシンガポール市内への移動手段
主な移動手段はMRT、バス、エアポート・シャトル、タクシー、Grabの5種類
シンガポールに位置する国際空港が「チャンギ空港」です。日本からの国際線を利用した場合はこちらチャンギ空港に発着します。
チャンギ空港はシンガポール中心部から北東に20kmの距離に位置しています。
空港から市内への主な移動手段は以下5種類あります。料金と所要時間を表でまとめると以下のようになります。
<空港から市内への移動手段>
移動手段 | 料金目安 | 所要時間 |
MRT | 3SGD前後 | 1時間前後 |
バス | 3SGD前後 | 1時間前後 |
エアポート・シャトル | 10SGD | 40分前後 |
タクシー | 20から40SGD | 30分前後 |
Grab(グラブ) | 20から40SGD | 30分前後 |
料金がもっとも安いのがMRTとバスです。ただし所要時間は1時前間前後と最も長くなっています。
バスは路線が多く観光客にとってハードルは高くなりますが、シンガポールのMRTは表示がとてもわかりやすく初心者でも使いやすくなっています。
エアポート・シャトルは定額料金でホテルまで行くことができるため安心です。ただし乗合のため出発までに時間がかかる場合があります。
タクシーとGrabは所要時間が最も短くホテルの玄関まで送ってもらえるため快適かつ安心です。一方で料金は最も高くなります。
1人の場合はMRTかエアポート・シャトル、複数人の場合はタクシーかGrabがオススメ
空港から市内への移動が一人の場合はMRTかエアポート・シャトルがオススメです。
料金を重視する場合や荷物が少なく身軽な場合はMRT、荷物が多くホテルまで直行したい場合はエアポート・シャトルがそれぞれ選択肢になると思います。
もちろん、1人であっても料金よりも時間や体力を優先する場合はタクシーかGrabを利用するのも良いですね。
移動するのが2人以上の場合はタクシーかGrabが圧倒的にオススメです。
料金が一番高いとは言え、タクシーやGrabの料金は日本に比べて割安です。30分ほどの乗車時間で日本円で3,000円前後でホテルまで連れて行ってもらえるのは嬉しいですね。
<空港からタクシーまでの移動手段のオススメ>
- 1人で身軽・料金を重視=>MRT
- 1人で荷物が多い=>エアポート・シャトル
- 2人以上=>タクシーかGrab
チャンギ空港からシンガポール市内へのタクシーとGrabの料金
シンガポールのタクシー料金はメーター制。時間帯や場所によって割増あり
シンガポールのタクシーはメーター制でチップも必要ありません。日本と同じくぼったくられることがほぼないため安心して利用することができます。
シンガポールのメーター料金の仕組み以下のようになっています(2023年9月調査時点)。
<タクシーのメーター料金>
種別 | 料金 |
初乗り | 3.00から3.40SGD |
10kmまで400mごと | 0.22SGD |
10km以上350mごと | 0.22SGD |
待ち時間45秒ごと | 0.22SGD |
ピーク時間の場合は25%、深夜の場合は50%の割り増し料金が加算されます。
<タクシーの割増料金>
種別 | 料金 |
ピーク時間:月-金: 6時00分から9時30分まで | 25%割増 |
ピーク時間:月-日、祝日: 18時00分から0時まで | 25%割増 |
夜時間:午前0時から5時59分まで | 50%割増 |
また、乗車地によってサーチャージ(特別料金)が加算される場合があります。チャンギ空港の場合は時間帯によって3から5シンガポールドルが加算されます。
<タクシーのサーチャージ>
種別 | 料金 |
チャンギ空港:金-日: 17時00分から0時まで | 5SGD |
チャンギ空港:上記以外 | 3SGD |
セレター空港 | 3SGD |
マリーナベイサンズ、リゾートワールドセントーサ、シンガポールエキスポセンター | 3SGD |
チャンギ空港からシンガポール市内までのタクシー料金の目安を時間帯ごとにまとめると以下のようになります。
<タクシー料金の目安(チャンギ空港から市内まで)>
- 通常時間帯:20から25SGD
- ピーク帯:25から32SGD
- 深夜帯:30から38SGD
目的地がセントーサ島のホテルの場合、シンガポール市内よりも乗車距離が長くなります。そのため、上記料金よりも5から10シンガポールドルほど高くなります。
また、セントーサ島のホテルの場合は、ホテルの予約票などを提示しないと入島税としてベット6シンガポールドルを徴収されます。
セントーサ島のホテルに移動する場合は必要書類を提示できるように準備しておきましょう。
Grabは料金が事前確定するが混雑具合によって変動
「Grab(グラブ)」はシンガポールやマレーシア、ベトナム、タイ、インドネシアなど東南アジアを中心に普及しているライドシェアおよびタクシー配車アプリです。
欧米を中心に普及している「Uber(ウーバー)」の東南アジア版を理解いただければと思います。日本人でも携帯電話の番号があれば会員登録して利用することができます。
Grab(グラブ)は出発地と目的地を自分な好きなところに設定できます。クレジットカードで決済できるためキャッシュレスで現金いらずなのが便利です。
また、Uber(ウーバー)や一般的なタクシーとは異なり、料金が配車時点で確定するのが特徴です。道が混んでいたりルートを間違えたりしてもイライラしなくて済みます。
料金はタクシーと同等、もしくは少しリーズナブルに設定されています。
ただし、混雑時(利用者からのリクエストが多いタイミング)には料金が1.5倍や2倍に跳ね上がります。そのような場合にはタクシーよりもかなり割高になります。
タクシーとの使い分けが重要になりますね。
こちらはチャンギ空港からシンガポール市内(ラッフルズホテル)までのルートで検索してみたものです。料金は約20シンガポールドルとなっています。
続いてこちらは、同じくチャンギ空港からセントーサ島(Wシンガポール)までルートで検索してみたものです。料金は約27シンガポールドルとなっています。
シンガポールではGrabはかなり普及しており、空港やホテル、テーマパークなどでも利用することができます。ただ、タクシー乗り場ではなく、一般車のピックアップポイントを利用する必要があります。
チャンギ空港の場合は、各ターミナルにピックアップポイントが用意されています。タクシー乗り場よりも若干離れていることがあります。
乗車場所の詳細についてはこちらGrabの公式サイトから確認することができます。
また、Grabの使い方とシンガポールでの料金はこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。
チャンギ空港からシンガポール市内への移動にタクシーを利用した体験レポート
チャンギ空港の第2ターミナルからタクシー利用
今回は夫婦2人でのシンガポール旅行でした。羽田空港を深夜に出発するSQ635便を利用し、早朝にチャンギ空港に到着しました。
頭がまだ朦朧としている状態でしたので一番手軽に利用できて安全なタクシーを利用することにしました。
チャンギ空港では第2ターミナルに到着しました。
第2ターミナルでは、手荷物のピックアップエリアを抜けたすぐ正面のところにタクシー乗り場が用意されています。迷うことなく直行できるためとても便利です。
この時はまだ朝の5時台という早朝であったため誰もタクシー待ちの列には並んでない様な状況でした。
タクシー乗り場に近づくとスタッフが声をかけてくれます。
スタッフの方に支払い方法として「Cash or Credicard?」と聞かれますので「Creditcard」と答えるとカード決済可能なタクシーをアサインしてくれました。
タクシーは常に何台かスタンバイしておりそのまますぐに乗車することができました。
タクシー料金は深夜割増も含めて約31シンガポールドルとリーズナブル
この日はシンガポール市内の中心部に位置する「ラッフルズホテル」まで乗車しました。早朝で道が空いていたこともああり、所要時間は15分ほどとあっという間でした。
こちらがタクシーのレシートになります。
初乗りが3SGD、空港サーチャージが6SGD、メーター料金が16.35SGD、深夜割増が50%で5.25SGD、合計で30.58SGDとなっていました。
道が空いていたからなのか事前の想定よりも少し安くまとまりました。
この時は「1SGD=107円」ほどで日本円に直すと約3,300円ほどとなります。空港のターミナルからホテルまでドアツードアでこの価格であればリーズナブルに感じますね。
MRTやバス、エアポート・シャトルに比べても時間と体力の節約に繋がるのではないかと思います。
まとめ
今回はシンガポールのチャンギ空港から市内までの移動手段と、タクシーとGrabの料金をご紹介しました。
まず移動手段としては1人で身軽かつ料金を重視するのであればMRT、荷物が多い場合はエアポート・シャトルがオススメです。
一方で2人以上の場合は時間も体力も節約できるタクシーかGrabを利用するのがオススメになります。
<空港からタクシーまでの移動手段のオススメ>
- 1人で身軽・料金を重視=>MRT
- 1人で荷物が多い=>エアポート・シャトル
- 2人以上=>タクシーかGrab
タクシーかGrabについては、街中で利用する場合は好きな場所に呼んで乗車できるGrabの方が圧倒的に利便性が高いです。
一方で空港の場合は、タクシー乗り場にタクシーが待機していてすぐに乗車できるため、タクシーの方が便利です。
チャンギ空港からシンガポール市内までのタクシー料金の目安を時間帯ごとにまとめると以下のようになります。
<タクシー料金の目安(チャンギ空港から市内まで)>
- 通常時間帯:20から25SGD
- ピーク帯:25から32SGD
- 深夜帯:30から38SGD
もちろん、Gurbの方がいくぶんか料金が安い場合もあるため、ルート検索してみて料金が安くてすぐに到着するようであればGrabを選択するのも良いと思います。
いずれにしても、タクシーとGrabはうまく使い分けるのが重要ですね。
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それでは、また!