ANAプレミアムカードのオススメは?マイル還元率と年会費、付帯保険を比較!
ANAカードの中でも最高峰のグレードに位置づけられるのが「プレミムカード(プラチナカード)」です。年会費が高額な反面、マイル還元率が高く、豊富な特典も用意されています。ANAプレミアムカードには4つの国際ブランドが用意されていますが、どれを選択するのがオススメなのか、年会費とマイル還元率、付帯保険の観点で比較してみたいと思います。
更新履歴(2022年7月4日):最新情報に更新しました。
目次
ANAプレミアムカードとは
ANAカードで最高グレードのクレジットカード
ANAカードは、国内大手航空会社である全日本空輸(ANA)がクレジットカード会社と提携して発行しているクレジットカードです。
ANAカードは、普段のショッピングやANAサービスの利用などでANAマイルが貯まる仕組みを提供しています。
ANAカードには、4つのグレードが用意されています。具体的には、「一般カード」「ワイドカード」「ゴールドカード(ワイドゴールドカード)」「プレミアムカード(プラチナカード)」の4つとなります。
この中でも、最高峰のグレードとなるのが当記事のテーマである「プレミアムカード(プラチナカード)」です。
ANAプレミアムカードの特典
ANAプレミアムカードは他グレードと比較して特典が素晴らしく充実
ANAカードの主な特典は以下になります。
「プレミアムカード(プラチナカード)」は、他のグレードと比較すると、1段も2段も上の、充実した特典内容になっていることがわかります。
<ANAカードの主要な特典比較>
|
一般カード
|
ワイドカード
|
ゴールド(ワイドゴールド)
|
プレミアム(プラチナ)
|
入会・継続マイル
|
1,000マイル
|
2,000マイル
|
2,000マイル
|
10,000マイル
|
搭乗ボーナスマイル
|
フライトマイルの10%プラス
|
フライトマイルの25%プラス
|
フライトマイルの25%プラス
|
フライトマイルの50%プラス
|
ANAスカイコイン交換率
|
1マイル最大1.5倍
|
1マイル最大1.5倍
|
1マイル最大1.6倍
|
1マイル最大1.6倍
|
ビジネスクラスチェックインカウンターの利用
|
–
|
◯
|
◯
|
◯
|
空港ラウンジ利用
|
△*1
|
–
|
◯
|
◯
|
ANAラウンジ(国内線)利用
|
–
|
–
|
–
|
◯
|
プライオリティパス発行
|
–
|
–
|
–
|
◯
|
ANA機内販売での割引
|
10%
|
10%
|
10%
|
10%
|
ANA空港免税店での割引
|
5%
|
10%
|
10%
|
10%
|
ANA FESTAでの割引
|
5%
|
5%
|
5%
|
5%
|
*1 ANAアメリカン・エキスプレスカード
ANAプレミアムカードは「国内線ANAラウンジ」と「プライオリティパス」が特に優れた特典
これら中でも、国内線ANAラウンジ利用と、プライオリティパス発行が、「プレミアムカード(プラチナカード)」特有の特典になっています。
<プレミアムカード(プラチナカード)特有の特典>
- ANAラウンジが利用できる(国内線のみ)
- プライオリティパスが発行できる(本会員のみ)
ANAラウンジは、通常であれば、ANAの上級会員もしくはANAプレミアムクラスなどグレードの高い座席を利用した場合のみに利用できるものです。
SFC修行等の飛行機修行をした場合は50万円ほどのコストがかかりますので、これがカードを保有するだけで利用できるというのは、かなり魅力的な特典と言えますね(国内線のみではありますが・・)。
また、「プレミアムカード(プラチナカード)」で発行できる「プライオリティパス」は、年間の利用回数がなく、「プレステージ」に該当するものです。通常であれば「429ドル」の年会費が必要となりますので、日本円では約47,000の価値になります。
「プライオリティパス」を発行できるのは本会員のみとなりますが、こちらも魅力的な特典であることは間違いありません。
ANAプレミアムカードの年会費を比較
スポンサーリンク
同じ「ANAプレミアムカード」でも国際ブランドによって年会費が異なる
さて、そんな「ANAプレミアムカード」ですが、国際ブランドの違いによる4種類が用意されています。
具体的には、「VISA」「JCB」「アメリカンエキスプレス」「ダイナースクラブ」の4つです。Mastercardの用意はありません。それぞれの年会費は以下になります。
<ANAプレミアムカードの年会費>
本会員(税込) | 家族会員(税込) | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 88,000円 | 4,400円 |
ANA JCB カードプレミアム | 77,000円 | 4,400円 |
ANAダイナース プレミアムカード | 170,500円 | 無料 |
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 165,000円 | 家族会員無料(4枚まで) |
「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANA JCB カードプレミアム」は年会費が比較的リーズナブル
年会費としては、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANA JCB カードプレミアム」が比較的リーズナブルとなっています。
一方で「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は2倍近くの高額設定になっていることがわかります。
「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は家族会員が無料となっていますが、それを差し引いても割高感が拭えませんね。
年会費だけを基準にすると、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANA JCB カードプレミアム」の2択ということになりそうです。
ANAカードの場合、ゴールドカードまでであれば年会費の割引特典を利用することができます。しなしながら、プレミアムカードの場合は年会費割引特典の対象外になっています。残念・・。
ANAプレミアムカードのマイル還元率を比較
「ANAプレミアムカード」のマイル還元率は、カードの種類によって異なります。以下で順番に確認していきたいと思います。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードのマイル還元率
基本のANAマイル還元率は1.5%
「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」の利用で貯められるポイントは「Vポイント」です。
「200円につき1ポイント」を貯めることができ、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」の場合は「1ポイント=3マイル」に交換することができます。
そのため、「200円=1ポイント=3マイル」という図式が成り立つため、ANAマイル還元率としては「1.5%」になります。
リボ払い手数料を発生させることでマイル還元率は最大1.8%(+0.3%)
こちらの「マイペイすリボ」の利用特典は2022年8月10日請求分をもって終了しました。そのため2022年9月以降の「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」のANAマイル還元率は最大1.5%になっています。
三井住友カードの場合、「マイペイすリボ」でリボ払い手数料を発生させることで、「1,000円につき1ポイント」のボーナスポイントを獲得することができます。
ただし、このボーナスポイントは「1ポイント=3マイル」にしか交換することができません。
そのため、「1,000円=1ポイント=3マイル」という図式となり、ANAマイル還元率として「0.3%」を底上げする効果があります。
「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」のANAマイル還元率をまとめると以下のようになります。
<ANA VISAプラチナ プレミアムカードのANAマイル還元率>
通常:1.5%(=15マイル/1,000円)リボ払い手数料あり:1.8%(=1.5%+0.3%)
「マイペイすリボ」は、リボ払いの設定金額を自分でコントロールすることができるため、リスクを抑えながら手数料を発生させる(=ボーナスポイントを獲得する)ことができます。
「マイペイすリボ」で手数料を抑える方法は以下で解説しております。合わせてご参照ください。
ANA JCB カードプレミアムのマイル還元率
基本のANAマイル還元率は1.3%
「ANA JCBカードプレミアム」の利用で貯められるポイントは「Oki Dokiポイント」です。
「1,000円につき1ポイント」を貯めることができますが、「ANA JCBカードプレミアム」の場合は、「通常獲得ポイント」と「ボーナスポイント」を「W」で獲得することができます。
「通常獲得ポイント」は「1ポイント=10マイル」、「ボーナスポイント」は「1ポイント=3マイル」に交換することができるため、「ANAマイル還元率としては合計で「1.3%」となります。
<基本のANAマイル還元率>
- 通常ポイント:1.0%(1,000円=1ポイント=10マイル)
- ボーナスポイント:0.3%(1,000円=1ポイント=3マイル)
- 合計:1.3%(=1.0%+0.3%)
年間の利用金額でマイル還元率は最大1.375%(+0.075%)
また、JCBカードは「JCBスターメンバーズ」という年間の利用金額により「ボーナスポイント」を獲得できるサービスを提供しています。利用金額ごとのボーナスアップ率は以下になります。
<利用金額とボーナスアップ率>
利用金額 | メンバーランク名称 | ボーナスアップ率 | マイル還元アップ率 |
300万円以上 | ロイヤルα | +25% | +0.075% |
100万円以上 | スターα | +20% | +0.06% |
50万円以上 | スターβ | +10% | +0.03% |
年間に300万円以上を利用することで、ボーナスアップ率が最大で「+25%」になります。このボーナスアップ率は「通常獲得ポイント」に積算され、「ボーナスポイント」として加算されます。
「ボーナスポイント」は「1ポイント=3マイル」に交換することができましたので、ANAマイル還元率として最大で「0.075%」を底上げする効果があります。
リボ払い手数料を発生させることでマイル還元率は最大1.675%(+0.3%)
加えて、JCBカードの場合、「スマリボ」でリボ払い手数料を発生させることで、「1,000円につき1ポイント」のボーナスポイントを獲得することができます。
そのため、「1,000円=1ポイント=3マイル」という図式となり、ANAマイル還元率として「0.3%」を底上げする効果があります。
以上から、「ANA JCBカードプレミアム」のANAマイル還元率をまとめると以下のようになります。「スマリボ」のリボ払い手数料を発生させることで、ANAマイル還元率は最大で「1.675%」になります。
<ANAマイル還元率一覧(ANA JCBワイドゴールドカード)>
利用金額 | メンバーランク名称 | リボ払い手数料なし | リボ払い手数料あり |
300万円以上 | ロイヤルα | 1.375% | 1.675% |
100万円以上 | スターα | 1.36% | 1.66% |
50万円以上 | スターβ | 1.33% | 1.63% |
しかしながら、「スマリボ」はリボ払いの設定金額を自分でコントロールすることができないため、リボ払い手数料が高額になるというリスクがあります。そのため、「ボーナスポイント」目当てに利用することはオススメできません。
そのため、「ANA JCBカードプレミアム」のANAマイル還元率は、現実的には、最大で「1.375%」となるというように理解していただければと思います。
「スマリボ」の詳細については以下の記事もご参照ください。
スポンサーリンク
ANAダイナース プレミアムカードのマイル還元率
基本のANAマイル還元率は1.5%
「ANAダイナース プレミアムカード」の場合、「100円につき1.5ポイント」を獲得することができます。このダイナースのポイントは、「1ポイントにつき1マイル」に交換することができます。
そのため、「100円=1.5ポイント=1.5マイル」という図式が成り立つため、ANAマイル還元率としては「1.5%」となります。
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのマイル還元率
「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の場合、「100円につき1ポイント」を獲得することができます。このアメックスのポイントは、「1ポイントにつき1マイル」に交換することができます。
そのため、「100円=1ポイント=1マイル」という図式が成り立つため、ANAマイル還元率としては「1.0%」となります。
ANAマイル還元率の比較結果
各カードのANAマイル還元率を表でまとめると以下のようになります。通常のクレジットカード決済だけで実現できるANAマイル還元率(基本)で最も優秀なのは「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」となります。
この「1.5%」という数字は、他のクレジットカードと比べても最高レベルのANAマイル還元率となります。さずが「プレミアムカード(プラチナカード)」といった感じです。
<ANAプレミアムカードのマイル還元率>
基本 | 年間利用額特典 | リボ払い特典 | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 1.5% | – | (終了) |
ANA JCB カードプレミアム | 1.3% | 1.375%(+0.075%) | 1.675%(+0.3%) |
ANAダイナース プレミアムカード | 1.5% | – | – |
ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 1.0% | – | – |
また、「年間利用特典」を考慮してもなお「ANA JCB カードプレミアム」よりも「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」のほうが優れいていることが確認できます。
「リボ払い特典」については、利用するには手間がかかるため、実施するかどうかは個人の判断になりますが、この分を考慮すると、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」のANAマイル還元率は最大で「1.8%」にもなります。
ANAマイル還元率としては、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」が優れているという結果になりますね。
ANAプレミアムカードの付帯保険を比較
最後に、付帯保険を比較したいと思います。ここでは、「旅行傷害保険」と「航空機遅延費用保険」の内容を確認していきたいと思います。
海外旅行保険
海外旅行保険の補償内容はそれぞれ以下になります。海外旅行保険に関しては、どのカードも「自動付帯」になっており安心して利用できます。
補償金額もほぼ横並びとなっていますが、「ANA JCB カードプレミアム」と「ANAダイナース プレミアムカード」が若干ですが優れた内容になっているのがわかります。
<海外旅行保険の比較>
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | ANA JCB カードプレミアム | ANAダイナース プレミアムカード | ANA アメックス・プレミアム | |
適用種別 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高5,000万円(利用付帯で1億円) |
傷害治療費用保険金 | 最高500万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
疾病治療費用保険金 | 最高500万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
賠償責任保険金 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
携行品損害保険金 | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高100万円 |
救援者費用保険金 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高500万円 | 最高1,000万円 |
国内旅行保険
国内旅行保険の補償内容はそれぞれ以下になります。「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は「利用付帯」になっているため注意が必要です。
それ以外の3つについては「自動付帯」になっており、補償金額もほぼ横並びですが、ここでも「ANA JCB カードプレミアム」が若干ですが優れた内容になっているのがわかります。
<国内旅行保険の比較>
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | ANA JCB カードプレミアム | ANAダイナース プレミアムカード | ANA アメックス・プレミアム | |
適用種別 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 |
死亡後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
入院日額 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
手術 | 20万円 | 5,000円×(10~40倍) | 手術の種類に応じて5万円・10万円・20万円 | 20万円 |
通院日額 | 2,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 2,000円 |
海外航空機遅延費用保険
「海外航空機遅延費用保険」の補償内容はそれぞれ以下になります。海外航空機遅延費用保険に関しては、どのカードも「自動付帯」になっており安心して利用できます。
補償金額もほぼ横並びとなっていますが、「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が若干ですが優れた内容になっているのがわかります。
<海外航空機遅延費用保険の比較>
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | ANA JCB カードプレミアム | ANAダイナース プレミアムカード | ANA アメックス・プレミアム | |
適用種別 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 2万円限度 | 2万円限度 | 2万円限度 | 3万円限度 |
出航遅延費用等保険金(食事代) | 2万円限度 | 2万円限度 | 2万円限度 | 3万円限度 |
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等) | 2万円限度 | 2万円限度 | 2万円限度 | 3万円限度 |
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等) | 4万円限度 | 4万円限度 | 4万円限度 | 6万円限度 |
国内航空機遅延費用保険
「国内航空機遅延費用保険」の補償内容はそれぞれ以下になります。国内航空機遅延費用保険はカードによって保証内容が大きく異なっています。
まず、「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」では補償を受けることができないため注意が必要です。
続いて「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」は「利用付帯」になっています。
「自動付帯」は「ANA JCB カードプレミアム」だけであり、国内航空機遅延費用保険に関しては、「ANA JCB カードプレミアム」の圧勝となりますね。
<国内航空機遅延費用保険の比較>
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | ANA JCB カードプレミアム | ANAダイナース プレミアムカード | ANA アメックス・プレミアム | |
適用種別 | 利用付帯 | 自動付帯 | なし | なし |
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 2万円限度 | 2万円限度 | – | – |
出航遅延費用等保険金(食事代) | 2万円限度 | 2万円限度 | – | – |
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等) | 2万円限度 | 2万円限度 | – | – |
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等) | 4万円限度 | 4万円限度 | – | – |
スポンサーリンク
付帯保険の比較結果
付帯保険の比較結果をまとめると以下のようになります。確認した4つの保険すべてで「自動付帯」となる「ANA JCB カードプレミアム」が頭ひとつ抜けている結果となりました。
2番手は「国内航空機遅延費用保険」が「利用付帯」になっているものの、バランスの良い「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」といったところでしょうか。
<付帯保険の比較結果>
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | ANA JCB カードプレミアム | ANAダイナース プレミアムカード | ANA アメックス・プレミアム | |
海外旅行保険 | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◎ | 自動付帯:◎ | 自動付帯:◯ |
国内旅行保険 | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◎ | 自動付帯:◯ | 利用付帯:△ |
海外航空機遅延費用保険 | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◎ |
国内航空機遅延費用保険 | 利用付帯:△ | 自動付帯:◯ | なし:X | なし:X |
ANAプレミアムカードのオススメは?
「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は年会費の観点から除外
ここまでの比較結果を見てみると、年会費が高い「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が、ANAマイル還元率と付帯保険の観点で、必ずしも優れているわけではない、ということがわかります。
そのため、年会費の高い「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は、まず候補から外すことができます。
この2つを選ぶとすれば、カード会社独自の特典で「ダイナース」や「アメックス」を選択したいといった場合になりますね。
ただ、「アメックス」を選ぶのであればメタル製カードで非常に豊富な特典を用意している、本家の「アメックスプラチナ」の方がオススメとなります。
「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANA JCB カードプレミアム」はANAマイル還元率と年会費、年間の決済額で判断
残る「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANA JCB カードプレミアム」の比較結果をまとめると以下のようになります。
ANAマイル還元率を取るなら「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」、年会費と付帯保険を取るなら「ANA JCB カードプレミアム」、という結果になることがわかります。
<ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCB カードプレミアムの比較>
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | ANA JCB カードプレミアム | |
年会費(税込) | 88,000円 | 77,000円 |
マイル還元率(基本) | 1.5% | 1.3% |
マイル還元率(年間利用特典込) | – | 1.375%(+0.075%) |
マイル還元率(リボ払い特典込) | (終了) | 1.675%(+0.3%) |
海外旅行保険 | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◎ |
国内旅行保険 | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◎ |
海外航空機遅延費用保険 | 自動付帯:◯ | 自動付帯:◯ |
国内航空機遅延費用保険 | 利用付帯:△ | 自動付帯:◯ |
「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」と「ANA JCB カードプレミアム」のANAマイル還元率の違いは「0.2%」であり、年会費の違いは「11,000円」です。
1マイル=2円の価値で換算すると、年会費の差額が埋まる(つまり、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」の方が年会費が高額であってもお得になる)のは275万円以上を決済した場合になります。
そのため、ANAマイル還元率を重視する場合も、年間の決済額が275万円以内であれば「ANA JCB カードプレミアム」、275万円以上であれば「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」を選択するのが合理的ということになります。
メインカードとして安心して使える「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」が一番のオススメ
オススメのANAプレミアムカードの選び方をまとめると以下のようになります。
<オススメのANAプレミアムカードの選び方>
- 年会費負担の大きい「ANAダイナース プレミアムカード」と「ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」を候補から外す(どうしても選びたい独自の特典がある場合は別)
- 付帯保険を重視する場合=>
- 「ANA JCB カードプレミアム」を選択
- ANAマイル還元率を重視する場合
- 年間の決済額が275万円以上=>「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」
- 年間の決済額が275万円以下=>「ANA JCB カードプレミアム」
ただ、国際ブランドとしての「JCB」は、海外での利用がどうしても弱くなってしまいます。
また、小細工なしに、ANAマイル還元率「1.5%」を叩き出せるのは、「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」だけの特長です。
「プレミアムカード(プラチナカード)」を選ぶような方は年間の決済額も大きいでしょうから、個人的には、世界中どこでもメインで使える「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」が一番のオススメです。
ちなみに、付帯保険を重視する場合は、ひとつ下のグレードである「ANA JCBワイドゴールド」もかなりの充実度になっています。
そのため、「ANA JCB カードプレミアム」の代わりに「ANA JCBワイドゴールド」と「マリオットアメックス(プレミアム)」との2枚持ちにするのもオススメです。
ホテル特典をぐっと強化することが可能になります。
まとめ
今回は、ANAカードの中でも最高峰のグレードに位置づけられる「プレミムカード(プラチナカード)」の4種類を、年会費とマイル還元率、付帯保険の観点で比較していきました。
同じグレードである「プレミムカード(プラチナカード)」でも、横軸で比較してみると違いが見えてくることがわかりますね。
ANAマイル還元率を取るなら「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」、年会費と付帯保険を取るなら「ANA JCB カードプレミアム」というのが基本的な結論になります。
しかしながら、せっかく「プレミムカード(プラチナカード)」を選ぶのであれば、「1.5%」という最高レベルのANAマイル還元率を常に実現可能で、世界中どこでもメインとして利用できる「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」が一番のオススメとなります。
陸マイラーの基本である「ANAマイルの貯め方」は以下の記事をご参照ください。初心者でも20万マイル以上を貯められるようになります。
それでは、また!
ANAカード関連記事
ANAカードのおすすめと選び方はこちら。
ANAカードの入会キャンペーンはこちらにまとめています。ぜひ合わせてご参照ください。