ANA国際線でミラノ、ストックホルム、イスタンブールの3路線が新規就航になります。就航開始の時期はそれぞれ異なりますが、7月22日10時から一斉に発売開始になります。また、同じタイミングで特典航空券も開放になると思われ期待が高まります。以下で詳しくご紹介していきます。
目次
ANA国際線でミラノ、ストックホルム、イスタンブールの3路線が新規就航
コロナ禍で延期になっていたものが2024年に再始動
ANA国際線でミラノ、ストックホルム、イスタンブールの3路線が新規就航になります。
もともとは2020年に計画されていたものですが、コロナ禍で白紙の状態に。それがコロナ禍を経た2024年になって復活したという位置付けになりますね。
しかも3路線ともに利便性の高い「羽田空港」からの発着となります。ANAユーザーにとっては朗報と言えます。
ちなみに、ANAおよび提携航空会社によるヨーロッパ方面のネットワークは以下のようになっています。
ANA運行としては、ロンドン、ブリュッセル、パリ、フランクフルト、ウィーンに直行便がありました。これに3路線が追加になることでネットワークがますます強化される結果になりますね。
<ANAおよび提携航空会社のネットワーク(ヨーロッパ)>
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ミラノ線は2024年12月3日から週3便就航
ミラノ線は2024年12月3日より週3便で就航します。具体的なスケジュールは以下になります。
羽田からは深夜に出発し、同日の午前中にミラノに到着するという流れになります。会社での仕事を終えて機内で就寝すれば、朝からフルに観光に出かけられるというなかなか良いスケジュールですね。
一方でミラノからは午前中に出発ということで最終日はホテルで朝食ぐらいしか時間がなさそうではあります。
<ミラノ線のスケジュール>
区間 | 便名 | 期間 | 就航曜日 | 出発時間 | 到着時間 |
---|---|---|---|---|---|
東京(羽田) – ミラノ | NH207 |
2024年12月3日- |
火・木・日 | 1:05 | 8:30 |
ミラノ – 東京(羽田) | NH208 |
2024年12月3日- |
火・木・日 | 10:30 | 7:30+1 |
使用される機材は「ボーイング787-9」です。全215席で以下のクラス編成になります。ファーストクラスの設定がないのはちょっと残念ですね。
<ミラノ線のクラス編成>
- ビジネスクラス 48席
- プレミアムエコノミー 21席
- エコノミークラス 146席
運賃はエコノミークラスが185,000円から、プレミアムエコノミーが365,000円から、ビジネスクラスが580,000円からとなっています(それぞれ往復で燃油サーチャージ含む)。
ストックホルム線は2025年1月31日から週3便就航
ストックホルム線は2025年1月31日より週3便で就航します。具体的なスケジュールは以下になります。
こちらも羽田からは深夜に出発し、同日の午前中にストックホルムに到着するという流れになります。現地の到着が早朝になるので初日の過ごし方が鍵になりそうです。
いずれにしても、初日からアクティブに活動できる良いスケジュールと言えそうです。
ストックホルムからはこちらも午前中に出発ということで最終日はあまり時間がないですね。
<ストックホルム線のスケジュール>
区間 | 便名 | 期間 | 就航曜日 | 出発時間 | 到着時間 |
---|---|---|---|---|---|
東京(羽田) – ストックホルム | NH221 |
2025年1月31日- |
火・金・日 | 0:30 | 6:20 |
ストックホルム – 東京(羽田) | NH222 |
2025年1月31日- |
火・金・日 | 9:35 | 7:20+1 |
使用される機材は「ボーイング787-8」です。全184席で以下のクラス編成になります。需要を反映しているのか、ミラノ線よりも一回り小さな機体となっていますね。
<ストックホルム線のクラス編成>
- ビジネスクラス 32席
- プレミアムエコノミー 14席
- エコノミークラス 138
運賃はエコノミークラスが185,000円から、プレミアムエコノミーが365,000円から、ビジネスクラスが580,000円からとなっています(それぞれ往復で燃油サーチャージ含む)。
インスタンブール線は2025年2月12日から週3便就航
インスタンブール線は2025年2月12日より週3便で就航します。具体的なスケジュールは以下になります。
羽田からは午前中に出発し、同日の午後にインスタンブールに到着するという流れになります。
関東圏のユーザーであれば当日の早朝に空港に行けるかもしれませんが、地方民の場合は前泊が必要になるスケジュールですね。ちょっと不便かもしれません。
一方でインスタンブール発は夕方になりますので、最終日も十分に観光ができそうです。
<イスタンブール線のスケジュール>
区間 | 便名 | 期間 | 就航曜日 | 出発時間 | 到着時間 |
---|---|---|---|---|---|
東京(羽田) – イスタンブール | NH219 |
2025年2月12日- |
月・水・土 | 8:15 | 15:55 |
イスタンブール – 東京(羽田) | NH220 |
2025年2月12日- |
月・水・土 | 18:10 | 11:20+1 |
使用される機材はストックホルム線と同じ「ボーイング787-8」です。全184席で以下のクラス編成になります。
<イスタンブール線のクラス編成>
- ビジネスクラス 32席
- プレミアムエコノミー 14席
- エコノミークラス 138席
運賃はエコノミークラスが178,000円から、プレミアムエコノミーが365,000円から、ビジネスクラスが660,000円からとなっています(それぞれ往復で燃油サーチャージ含む)。
ミラノ、ストックホルム、イスタンブールの3路線は7月22日10時から発売開始
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ANA国際線新規就航3路線の発売は同時
新規就航するミラノ、ストックホルム、イスタンブールの3路線は2024年7月22日10時から発売開始になります。就航時期はそれぞれ異なりますが、一斉発売となっています。
<新規就航3路線の発売タイミング>
就航日 | 発売日 | |
ミラノ線 | 2024年12月3日 | 2024年7月22日10時 |
ストックホルム線 | 2025年1月31日 | 2024年7月22日10時 |
イスタンブール線 | 2025年2月12日 | 2024年7月22日10時 |
ちなみに、今回発売開始になるのは2025年3月29日搭乗分までです。2025年3月30日以降搭乗分の販売はまた別途発表となっています。
特典航空券も同じタイミングでの開放が予想
新規就航の3路線については、2024年7月22日10時からの発売開始に合わせて特典航空券の開放も同じタイミングでなされることが予想されます。
ANA国際線特典航空券といえば取りにくいことで悪い意味で定評があります。
通常であれば355日前の午前9時に開放されるものを往路と復路を同日で確保して、復路の日程を後で変更するというテクニックを活用する必要があります。
今回のように新規就航に合わせた一斉開放ともなればこのテクニックを活用せずとも比較的楽に空席が確保できるはずです。
この新規就航の3路線にご興味の方は「2024年7月22日10時」に正座待機必須ですね。
ちなみに、ANA国際線特典航空券では2024年4月18日から、ビジネスクラスとファーストクラスの必要マイル数がアップする改悪が適用されています。
日本発着のヨーロッパ便の必要マイル数は以下のようになっています(改定後)。
<ヨーロッパ便の必要マイル数>
対象クラス | ローシーズン (L) | レギュラーシーズン (R) | ハイシーズン (H) |
---|---|---|---|
エコノミー(Y) |
45,000 |
55,000 |
60,000 |
プレミアムエコノミー(PY) | 67,000 | 77,000 | 82,000 |
ビジネスクラス(C) |
110,000 |
115,000 |
120,000 |
ファーストクラス(F) | 165,000 |
190,000 |
220,000 |
シーズンチャートは以下になります。
<シーズンチャート>
年度 | ローシーズン (L) | レギュラーシーズン (R) | ハイシーズン (H) |
---|---|---|---|
2024年 |
1/4~2/29 |
3/1~3/31 |
1/1~1/3 |
2025年 |
1/4~2/28 |
3/1~3/31 |
1/1~1/3 |
7月22日10時から特典航空券の開放を確認
実際に2024年7月22日10時にANA国際線特典航空券を検索してみたところ、新規就航の3路線ともに一斉開放になっていたのを確認できました。
画面キャプチャはビジネスクラスのそれぞれ一人分ですが、最大5人で確保できる日程もありました(SFC会員)。一斉開放の威力は大きいですね。
こちらはミラノ線での確認結果。
<ANA国際線特典航空券(ミラノ線)>
こちらはストックホルム線での確認結果。
<ANA国際線特典航空券(ストックホルム線)>
こちらはイスタンブール線での確認結果です。
<ANA国際線特典航空券(イスタンブール線)>
改めて見てみると燃油サーチャージの高さが際立ちますね。いずれも往復で約80,000円です。2人なら2倍、3人なら3倍と増えていきます。
家族で旅行する際は負担が倍々で大きくなっていきます。物価高&円安の影響は大きいと言えますね。
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次のチャンスは2025年3月30日以降搭乗分の発売日
2024年7月22日10時に開放になっていたのは2025年3月29日搭乗分までです。今回の一斉開放のタイミングで参加できなかった方も、次のチャンスがありますね。
ただし、2025年3月30日以降搭乗分の発売日はまだ明らかになっていません。ANAからの発表を待ちましょう!
まとめ
今回は、ANA国際線でミラノ、ストックホルム、イスタンブールの3路線が新規就航になるというニュースをご紹介しました。
ANAおよび提携航空会社のネットワークが強化されるということでユーザーにとっては朗報となりますね。
就航開始の時期はそれぞれ異なりますが、7月22日10時から一斉に発売開始になります。また、同じタイミングで特典航空券も開放になっていました。
一斉開放だと取りにくいと言われるANA国際線特典航空券でも空席を容易に見つけることができます。この3路線に興味のある方にとってはまたとないチャンスと言えますね。
今回開放されていたのは2025年3月29日搭乗分までです。2025年3月30日以降の搭乗分の発売日はまだ未定となっています。
今回のタイミングで参加できなかった方は次のチャンスを生かすようにしましょう!
それでは、また!
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