マイルの貯めるならANAとJALどちらがおすすめ?陸マイラーが徹底比較!
日本国内には、ANAとJAL、2つ大手航空会社があります。そのため、マイルを貯めていこうとした際に最初に悩むのが「マイルを貯めるならANAとJALどっちがよいのか?」という点です。私も2016年から陸マイラー活動をスタートさせましたが、最初は悩みました(笑)。そこで当記事では、このお悩みに答えるべく「貯めやすさ(貯め方)」の観点で、ANAとJALをそれぞれ比較していきたいと思います。比較の観点としては、フライト、クレジットカード、ポイント交換(ポイントサイト)の3つを取り上げています。
目次
マイルを貯める基本:マイレージプログラム
マイルを貯めるにはマイレージプログラムに加入する必要あり
マイルを貯めるには、まずは航空会社がそれぞれ提供している「マイレージプログラム」に加入する必要があります。
ANAは「ANAマイレージクラブ(ANA Mileage Club)」、JALは「JALマイレージバンク(JAL Mileage Bank)」という名称で運営されています。
どちらも入会金や年会費など無料で利用することができますので、マイルを貯める準備として最初に入会しておきましょう。
「ANAマイレージクラブ(ANA Mileage Club)」および「JALマイレージバンク(JAL Mileage Bank)」の公式Webサイトは以下になります。
参考 ANAマイレージクラブ(ANA Mileage Club)ANA 参考 JALマイレージバンク(JAL Mileage Bank)JAL
マイルを貯めるならANAとJALどっち?比較の観点
貯めやすさの観点でANAとJALを比較
今回は、ANAとJALの違いを、マイルの「貯めやすさ」という観点で比較していきたいと思います。
比較の観点としては、「フライトで貯める」「クレジットカードで貯める」「ポイントサイトで貯める」、という、マイルを貯め方として代表的な3つの方法を取り上げたいと思います。
また、「フライトで貯める」方法については、自社グループ便のほか、提携アライアンスの違いについてもまとめたいと思います。
<マイルの貯めやすさの比較の観点>
- フライトで貯める
- 自社グループ便
- 提携アライアンス便
- クレジットカードで貯める
- ポイントサイトで貯める
マイルの貯め方の違い:フライトで貯める(自社グループ便)
積算マイルの計算式
フライトマイルは、ANAならANAグループ、JALならJALグループの自社便への搭乗で貯めることができます。
この際に積算されるマイル数は、以下の計算式によって求められます。この計算式自体は、ANAでもJALでも同じようになっています。
<積算マイルの計算式>
- フライトマイル = 搭乗の区間基本マイレージ × 運賃種別(もしくは予約クラス)ごとの積算率
実際獲得できるマイル数としては、ここからさらに、ANAカードやJALカードといったクレジットカードの有無や、マイレージプログラムのステータスの有無によって変動します。
しかしながら、計算式の中心は「区間基本マイレージ」であることがわかります。そのため以下では、「区間基本マイレージ」のANAとJALの違いを確認したいと思います。
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区画基本マイレージ
以下の表は、東京発着便の「区画基本マイレージ」を、ANAとJALで一覧にしてまとめたものです。傾向を把握するため、主要都市のもののみを抜粋しています。
<国内線の区画基本マイル数>
出発地 | 目的地 | ANA | JAL |
東京 | 札幌 | 510 | 510 |
仙台 | 177 | 177 | |
名古屋 | 193 | 193 | |
大阪 | 280 | 280 | |
福岡 | 567 | 567 | |
沖縄 | 984 | 984 |
<国際線の区画基本マイル数>
出発地 | 目的地 | ANA | JAL |
東京 | ソウル | 578 | 578 |
台北 | 1,330 | 1,330 | |
台湾 | 1,823 | 1,823 | |
バンコク | 2,869 | 2,869 | |
ホノルル | 3,831 | 3,831 | |
シドニー | 4,863 | 4,863 | |
ロンドン | 6,214 | 6,214 | |
ニューヨーク | 6,723 | 6,723 |
上記の表を見ていただくとわかるように、国内線、国際線ともに、ANAとJALで「区画基本マイル」に違いはないということがわかります。
「区画基本マイル」は、空港間の距離をベースに算出されているため、当たり前と言えば当たり前なのですが、綺麗に横並びの結果となっています。
路線数
自社グループ便のフライトで貯められるマイル数は、ANAでもJALでも、あまり変わりがないということがわかりましたが、路線数はどのようになっているのでしょうか?
以下は、2024年1月時点のデータを元にした、ANAとJALの路線数です。国内線の場合はコードシェア便を含む、国際線の場合はコードシェア便を除いています。
<路線数>
ANA | JAL | |
国内線路線数(コードシェア便含む) | 143 | 133 |
国際線路線数(コードシェア便除く) | 49 | 66 |
上記表の結果を見ると、国内線においてはANAの方が、国際線においてはJALの方が、それぞれ若干強いということがわかります。
ただし、路線に関しては、単純な数よりも自分が使うものがどちらに含まれているかの方が重要になります。ですので、路線数についても、ANAとJALで大きな差はないということが言えそうです。
ANAとJALで、それぞれのみが就航している代表的な都市は以下になります。ご自身がよく利用する都市がどちらに含まれているかを事前に把握しておきましょう。
- ANAのみ:稚内、オホーツク紋別、仙台、新潟、八丈島、鳥取、米子、佐賀、など
- JALのみ:青森、山形、南紀白浜、奄美大島、など
マイルの貯め方の違い:フライトで貯める(提携アライアンス便)
提携アライアンス
フライトマイルは、自社グループ便だけではなく、提携アライアンス便でも貯めることができます。
アライアンスとしては、ANAは「スターアライアンス」、JALは「ワンワールド」にそれぞれ加盟していますので、その違いということになります。
ANA | JAL | |
アライアンス | スターアライアンス | ワンワールド |
就航国数 | 195 | 152 |
加盟航空会社数 | 26 | 14 |
以下でそれぞれ詳しくご紹介していますが、規模の面では「スターアライアンス」に加盟しているANAが一歩リードということが言えそうです。
スターアライアンス
ANAが加盟している「スターアライアンス」は、1997年に設立された、世界で一番歴史のあるアライアンスです。加盟航空会社は26社、就航国数は195カ国と、規模の面でも世界一となっています。
規模的に正解最大ということで、全体的に隙のない布陣になっています。世界中、どこへフライトするのにも、困ることはなさそうです。
<スターアライアンス加盟の航空会社の一覧>
- エーゲ航空
- エア・カナダ
- 中国国際航空
- エア・インディア
- ニュージーランド航空
- 全日本空輸(ANA)
- アシアナ航空
- オーストリア航空
- アビアンカ航空
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空
- LOTポーランド航空
- ルフトハンザドイツ航空
- スカンジナビア航空
- 深圳航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- TAPポルトガル航空
- タイ国際航空
- ターキッシュ エアラインズ
- ユナイテッド航空
- 吉祥航空(コネクティングパートナー)
ワンワールド
JALが加盟している「ワンワールド」は、「スターアライアンス」に続き、1999年に設立されました。
加盟航空会社数は14社、就航国数は152ヶ国ということで、規模の面では、3大アライアンス中、一番小さくなっています。
全体的には、アジア方面とヨーロッパ方面が手薄な印象があります。一方で、中東御三家のカタール航空が参加しているため、貯めたマイルで豪華なフライトを楽しむことができます。
<ワンワールド加盟の航空会社の一覧>
- アラスカ航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- キャセイパシフィック航空
- フィンエアー
- イベリア航空
- 日本航空(JAL)
- マレーシア航空
- カンタス航空
- カタール航空
- ロイヤル・エア・モロッコ
- ロイヤル・ヨルダン航空
- S7航空(会員資格一時停止中)
- スリランカ航空
- フィジー・エアウェイズ(コネクティングパートナー)
マイルの貯め方の違い:クレジットカードで貯める
基本的なカード仕様
マイルは、フライトだけでなく、クレジットカード決済でも貯めることができます。
ここでは、マイルを貯めるクレジットカードの代表として、「ANAカード」と「JALカード」で比較したいと思います。
ただ、一口にANAカード、JALカードとっても、たくさんの種類があるのが現状です。そこでここでは、それぞれの中で一番標準的である「一般カード」で比較してみたいと思います。
ANAカードとJALカードの仕様の違いを表でまとめると以下のようになります。
<カード仕様>
ANAカード | JALカード | |
グレード | 普通カード | 普通カード |
年会費 |
初年度無料 2年目以降2,200円 |
初年度無料 2年目以降2,200円 |
マイル還元率 |
5マイルコース:0.5%(1,000円=5マイル) 10マイルコース:1.0%(1,000円=10マイル) |
標準:0.5%(200円=1マイル) JALカードショッピングマイルプレミアム加入(3,3000円/年):1.0%(100円=1マイル) |
マイル移行手数料 |
5マイルコース:無料 10マイルコース:6,600円/年 |
無料 |
マイル交換タイミング | 自動 or 手動 | 自動のみ |
ポイント有効期限 | 2年 | – |
搭乗ボーナスマイル | 10% | 10% |
継続ボーナス | 1,000マイル | なし |
初回搭乗ボーナス | なし | 1,000マイル |
特約店 | イトーヨーカドー、セブンイレブン、マツモトキヨシ、阪急、ヤマダ電機、ラオックス、など | イトーヨーカドー、セブンイレブン、マツモトキヨシ、阪急、ヤマダ電機、ラオックス、など |
基本的な部分は、ANAカードでもJALカードでも同じになっていますが、異なっている点がいくつかあることがわかります。以下でもう少し詳しく見ていきたいと思います。
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マイル交換タイミングとポイント有効期限
ANAカードの場合、クレジットカードの決済で、一旦クレジットカードのポイントが貯まり、そのポイントをマイルに交換するというシステムを採用しています。
そして、このマイル交換へのタイミングは、自動と手動から選択することができます。
自動の場合はポイント交換の手間が省ける一方で、マイルの有効期限は基本3年間のため、マイルの有効期限が五月雨的に発生してしまうというデメリットがあります。
一方で、手動を選択した場合はポイント交換の手間が発生しますが、ポイントの有効期限が2年間あるため、ポイントを十分に貯めてからまとめてマイルに交換することができます。
こうすると、実質的にはポイントの有効期限2年間と、マイルの有効期限3年間の、合計5年間で有効期限をコントロールできるというメリットがあります。
JALカードの場合はマイルへの交換は自動的に行われてしまいますので、マイルの有効期限をコントロールするのが難しくなります。
そういう意味では、マイルへの移行タイミングとマイルの有効期限を自由にコントロールできるANAカードの方が有利ということが言えます。
ANAマイルとJALマイルの有効期限の考え方、および、有効期限の延長方法については、以下の記事を合わせてご参照ください。
マイル還元率
ANAカードの場合、マイル還元率はマイルを貯めるコースを選択することで変化します。
5マイルコースを選択すると「0.5%」、10マイルコースを選択すると「1.0%」となります。
こうやって書くと誰もが「10マイルコース」を選択しそうですが、「10マイルコース」の場合、ポイントからマイルへ交換するタイミングで6,480円/年の交換手数料が必要となってしまいます。
ただ、前述のとおりポイントの有効期限は2年間であるため、2年に一度にマイルへの交換タイミングをまとめることで、交換手数料が発生するのを2年に1回に抑えることができます。
一方でJALカードの場合、通常のマイル還元率は「0.5%」ですが、オプションである「JALカードショッピングマイルプレミア」というサービスに加入することで、マイル還元率が「1.0%」にアップします。
この「JALカードショッピングマイルプレミア」の年会費は3,240円となっています。ですので、2年で考えると、ANAカードの交換手数料である6,480円と同等なります。
以上から、単年度で考えるとANAカードの方が交換手数料が高額である分、不利にはなりますが、2年間で考えると、ANAカードでもJALカードでも必要コストはあまり変わりがないということになります。
オススメのANAカードとJALカードの選び方は以下の記事で詳しく解説しております。合わせてご参照ください。
ボーナスマイル
ANAカードの場合、クレジットカードの継続で「カード継続ボーナス」を獲得できます。これは飛行機に乗る、乗らないに関係なく、自動的に獲得できます。
一方で、JALカードの場合は「カード継続ボーナス」がない代わりに「初回搭乗ボーナス」を用意しています。このボーナスマイルは、毎年の最初のフライトで獲得できるというものになります。
ただ、逆を言えば、1年に1回も搭乗しない場合は「初回搭乗ボーナス」を獲得できないということになりますので注意が必要です。
飛行機を頻繁に利用する空マイラーの場合は大きな違いはありませんが、飛行機に乗らずにマイルをためる「陸マイラー」の場合は特に、ANAマイルの方が有利な結果ということになります。
特約店
ANAカードやJALカードには、クレジットカード決済時の利用でポイント(もしくはマイル)が2倍付与されるような特約店を設けています。
特約店を利用すれば、日々の生活で、マイルをより効率的に貯めることができます。この特約店については、ANAカードとJALカードで住み分けが図られているのが現状です。
ANAカードあれば、イトーヨーカドーやセブンイレブン、JALカードであれば、イオンやファミリーマート、といった具合です。
一概に、どちらの特約店の方が優れているということはありませんので、自身の生活圏で利用することが多い店舗がどちらの特約店になっているかを確認しておくことが重要となりますね。
クレジットカード決済で「ANAマイルをJALマイルも両方貯めたい」という方には「マリオットアメックス」がオススメです。マイル還元率は最大1.25%となっており、マイルを貯める上で非常に優秀なクレジットカードです。しかも、ANAやJALを始めとした世界40以上の航空会社のマイルに交換できるため、柔軟性も非常に高くなっています。
マイルの貯め方の違い:ポイントサイトで貯める
ポイントからマイルへの交換レート
ANAの場合は、「JQみずほルート」というルートを利用することで、70%という高いレートでANAマイルに交換することができます。
一方、JALの場合も、「モッピールート」というルートを利用することで、80%という高いレートでJALマイルに交換することができます。
ただし、この「モッピールート」は「モッピー」というポイントサイトで実施しているキャンペーン適用が前提となります。
そのため、その他多くのポイントサイトのポイントをJALマイルに交換するための一般的なルートは、「ドットマネールート」になります。この場合の交換レートは50%になります。
まとめると以下のようになります。
<マイルを貯める交換レート>
- ANAマイル:
- JQみずほルート:70%
- JALマイル:
- モッピールート:80%(ただしキャンペーン適用が必要)
- ドットマネールート:50%
以上から、定常的に高いレートで交換できるルートが存在しているANAマイルの方が貯めやすい、というのが現状となります。
以下では、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
ANAマイルを貯めるルート
JQみずほルート
「JQみずほルート」を利用することで、ポイントサイトのポイントを、70%という高いレートでANAマイルに交換することができます。
具体的なルート図は以下のようになります。
各ポイントサイトで貯めたポイントを「Tポイント」もしくは「Gポイント」に集約し、「JRキューポ」と「永久不滅ポイント」を経由して、最終的に「ANAマイル」に交換するというステップになります。
<JQみずほルートの全体像>
「各ポイントサイト」から「永久不滅ポイント」までは等価交換可能で、「永久不滅ポイント」から「ANAマイル」への交換レートが70%となっています。
そのため、ルート全体のANAマイル交換レートは「70%」なっています。
<JQみずほルート>
- ルート:各ポイントサイト => Tポイント/Gポイント => JRキューポ =>>永久不滅ポイント => ANAマイル
- ANAマイルへの交換レート:70%
- ANAマイルまでの中継数:3
陸マイラーは、各ポイントサイトでポイントを貯め、これをJQみずほルートに載せるという作業を、継続的に実施しています。これにより、月15,000 ANAマイル、年180,000 ANAマイルという大量ANAマイルを獲得しています。
月15,000 ANAマイルというマイル数は、前述の「フライトで貯める方法」「クレジットカードで貯める方法」では到底実現できないマイル数です。
そのため、大量マイルを貯めることが目標であれば、「ポイントサイトで貯める方法」が最も効率的が良いということになります。
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JALマイルを貯めるルート
ドットマネールート
JALマイルを貯めるルートで、最初にご紹介するのは「ドットマネールート」です。
「ドットマネールート」を利用すると、ポイントサイトで貯めたポイントを50%という交換レートでJALマイルに交換することができます。
具体的なルート図は以下のようになります。各ポイントサイトで貯めたポイントをポイント中継サイトである「ドットマネー」を経由してから、JALマイルに交換するというステップになります。
<ドットマネールートの概要図>
ANAマイルを貯めるルートとしてご紹介した「JQみずほルート」に比べて、ステップがシンプルであるところが特徴です。
中継数が1つだけということでとてもわかりやすくなっています。
<ドットマネールート>
- ルート:各ポイントサイト => ドットマネー => JALマイル
- JALマイルへの交換レート:50%
- JALマイルまでの中継数:1
上記図の中にあるように、仮に、各ポイントサイトでひと月に20,000円相当のポイントを稼いだ場合、そのポイントを「ドットマネールート」に乗せることで、10,000マイル獲得できます。これはひと月の値ですので、1年では12倍の120,000マイルを獲得できるという計算になります。
モッピールート
JALマイルへの交換ルートで、次にご紹介するのは「モッピールート 」です。
ポイントサイトの「モッピー」がキャンペーンとして用意しているルートで、JALマイルへの交換レートとしては、「JQみずほルート」を超える「80%」を実現しています。
開始当初(2017年6月からスタートした)は期間限定のキャンペーンとしてスタートしましたが、現在は終了時期が決まっていないキャンペーンとして、長期的に継続実施されています。
「モッピー ルート」のルート図は以下のようになります。「モッピー」で貯めたポイントを「JALマイル」に直接交換するというステップになります。
<モッピールートの概要図>
「モッピー ルート」が利用できるのは、ポイントサイトの「モッピー」だけという点と、キャンペーン適用には条件があるというのが特徴になっています。
ただ、中継を必要しない直接交換で、80%という高い交換レートというのは、非常に魅力的です。
<モッピールート>
- ルート:モッピー => JALマイル
- JALマイルへの交換レート:80%
- JALマイルへの中継数:0
上記図の中にあるように、モッピーでひと月に7,500円相当のポイントを稼いだ場合、そのポイントを「モッピールート」に乗せることで、6,000マイル獲得できます。これはひと月の値ですので、1年では12倍の72,000マイルを獲得できるという計算になります。
マイルを貯めるならANAとJALどちらがおすすめ?比較結果
貯めやすさの観点ではANAマイルが有利
マイルの「貯めやすさ」について、ここまで比較した結果を表でまとめると以下のようになります。同等レベル「=」、やや有利「◯」、有利「◎」、で表現しています。
また、ANAの方が有利な項目を「青」、JALの方が有利な項目を「赤」で色付けしています。
<貯めやすさの観点>
比較項目 | ANA | JAL |
フライトで貯める | ||
積算マイルの計算式 | = | = |
路線数(国内線) | ◯ | |
路線数(国際線) | ◯ | |
アライアンス | ◯ | |
クレジットカードで貯める | ||
年会費&手数料 | = | = |
マイル交換タイミング&有効期限 | ◯ | |
マイル還元率 | = | = |
ボーナスマイル | ◯ | |
特約店 | = | = |
ポイントサイトで貯める | ||
交換レート | ◎ |
これを見ると、貯めやすさの観点では、ANAの方が有利な項目が多いということがわかります。
中でも違いが大きいのが「ポイントサイトで貯める」場合です。
ポイントサイトからマイルに交換するレートについては、現状ANAの方が大幅に有利となっていますので、飛行機に乗らずにマイルを貯める「陸マイラー」の場合は、特にANAマイルを貯めるのがオススメになります。
まとめ
今回は、「マイルを貯めるならANAとJALどっちがよいのか?」というテーマに対して、「貯めやすさ」の観点で比較した結果をご紹介させていただきました。
フライトやクレジットカードでマイルを貯める「空マイラー」の場合は、ANAでもJALでもマイルの貯めやすさに大きな違いはありません。
一方で、飛行機に乗らずにマイルを貯める「陸マイラー」の場合は、現状ANAの方が断然有利な結果になっています。
ポイントサイトでマイルを貯める方法は、効率が大きく優れています。大量マイルを貯めるなら、この方法は必須となっています。
これから「陸マイラー」になろうという方は、ぜひ陸マイラー的なANAマイルの貯め方をマスターして、大量マイルを獲得していっていただきたいなと思います。
陸マイラーを基本から理解したという方はこちらの記事もオススメです。陸マイラーのメリットから始め方、ポイントの稼ぎ方まで初心者向けにやさしく解説しております。
陸マイラーの基本となる「ANAマイルの貯め方」については、以下の記事で詳しく解説しておりますので合わせてご参照ください。
ANAマイルの貯め方をマスターした後は「JALマイルの貯め方」もぜひ合わせてご参照ください。
大量マイルを貯めるために必須となるポイントサイトのオススメ、およびお得な入会方法については以下をご参照ください。ポイントサイトの入会は多くのサイトと協業させていただいている当ブログからの入会が絶対にお得です。
それでは、また!
次の記事では「マイルの使いやすさ、使い方」の観点でANAとJALを比較しております。合わせてご参照ください。
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