【ハワイ】ANAファーストクラス搭乗記:機内食から座席、アメニティーまでレポート!成田-ホノルル(NH184便)
今回は、ANAファーストクラス搭乗記として、2019年の年末に搭乗した「成田-ホノルル(NH184便)」のフライトの様子をご紹介していきたいと思います。こちらのフライトはANAがハワイ (ホノルル)路線に新たに導入したエアバス社の大型機A380を機材として利用したものになります。このA380はフライングホヌ(Flying Honu)と呼ばれており、ANAハワイ路線の起爆剤ともなっているものです。当記事では、そんなフライングホヌ(A380)ファーストクラスの、機内食から座席、アメニティーまで徹底レポートしていきます。
更新履歴(2024年8月):7月に搭乗した様子を追記しました。
目次
ANAファーストクラス:ハワイ(ホノルル)便のフライトスケジュールとコスト(費用)
フライトスケジュール
今回利用した「ANAファーストクラス」のフライトスケジュールは以下になります。
ハワイ ホノルル路線に2019年に新しく就航したエアバス社の大型機である「A380」を機材として利用したフライトになります。
この路線のA380は通称「フライングホヌ(Flying Honu)」と呼ばれており、私にとっては「ANAファーストクラス」も「フライングホヌ」も初めての経験となります。
発券してから約1年間、待ちに待ったフライトとなりました。
<ANAファーストクラスのフライトスケジュール>
- 往路(NH184便)<=今回ご紹介
- 成田空港(2025発)-ホノルル空港(0825着)
- 復路(NH183便)
- ホノルル空港(1130発)-成田空港(1555着)
当記事では、往路となる「NH184便」のフライトの様子をご紹介していきます!
コスト(費用)
今回の「ANAファーストクラス」のチケットは、陸マイラー活動で貯めたマイルを利用して、特典航空券として発券しました。
この特典航空券の発券に必要だったマイル数とコスト(費用)は以下になります。夫婦2名分を発券しましたので、以下は夫婦2名分の合計となります。
<必要なマイル数とコスト(費用)>
- 必要マイル数:258,000マイル(2名分)
- コスト(費用):54,560円(2名分)
私が、ANAファーストクラス特典航空券を発券したのと同日で、有償のチケット価格を調べてみると以下のようになっていました。運賃は2名往復で「180万円」となっているのがわかります。
<ANAファーストクラス有償での参考価格>
飛行機のチケット代として「180万円」なんて自腹ではとても支払えるはずがなく、そういう意味では、マイルを使った「マイル旅」だからこそ実現できる贅沢と言えますね。
この、ANAハワイ(ホノルル)路線のA380の仕様、および、ファーストクラスのチケット発券した経緯についての詳細は、それぞれ以下の記事もご参照ください。
ANAファーストクラス:優先チェックイン&専用保安検査場(ANA SUITE CHECK-IN)
さて、それではここからは、私が実際に「ANAファーストクラス」を利用した際の経験したことを、レポートとして順番にご紹介していきたいと思います。
まずは、「優先チェックイン」と「専用保安検査場」です。
成田空港の場合、ANA運行便の「ファーストクラス搭乗者」と「ANAダイヤモンドメンバー」のみが利用できる「Zカウンター」と呼ばれる施設があります。
この「Zカウンター」は個別の建物として用意されているため、通称「Z屋敷」とも呼ばれているものです。
中身は、羽田空港などにも用意されている「ANA SUITE CHECK-IN」なのですが、個別の建物として用意されているという、ここだけの「特別感」が醸し出されています。
「Zカウンター(ANA SUITE CHECK-IN)」の利用資格としてのハードルは非常に高いため、年末年始という超繁忙期であっても中はガラガラです。一瞬でチェックインと保安検査を終了することができました。
この「Zカウンター(ANA SUITE CHECK-IN)」については別記事としてまとめております。詳細は以下も合わせてご参照ください。
ANAファーストクラス:ANAファーストクラスラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)
「ANAファーストクラス」を利用する場合、ラウンジも特別な場所が用意されています。それは「ANA SUITE LOUNGE」です。
この「ANA SUITE LOUNGE」は、一般的には「ファーストクラスラウンジ」と呼ばれているものです。
基本的には、ANAおよびスターアライアンス運行便の「ファーストクラス搭乗者」と「ANAダイヤモンドメンバー」のみが利用することができます。
あるTV番組では「神の領域」として紹介されている、限られたもののみが利用できる施設となっています。
「ANA SUITE LOUNGE」の中に入ると、スタッフの方のエスコートで席に座り、シャンパンなどのウェルカムドリンクが提供されます。至れり尽せりです。
また、ラウンジの中で提供されるドリンクやフードは、一般の「ANAラウンジ(ビジネスクラスラウンジ)」よりも1レベル上のグレードとなっており、搭乗までの待ち時間を優雅に過ごすことができました。
この「ANAファーストクラスラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)」については別記事としてまとめております。詳細は以下も合わせてご参照ください。
ANAファーストクラス:優先搭乗
さて、搭乗開始時間ギリギリまで「ANA SUITE LOUNGE」で楽しんだ後は、搭乗ゲートまで移動しました。
といっても、「ANA SUITE LOUNGE」とこの日利用した45番ゲートは目と鼻の先なので、移動時間は一瞬だったりします(笑)。
この日お世話になる機体(A380)はこちらにあります。フライングホヌ(Flying Honu)には、それぞれの機体ごとにニックネームが付けられています。
こちらは、A380としては2号機となる「カイ(Kai)」君ですね。エメラルドグリーンの機体が特徴です(写真だとちょっとブルーっぽくなっていますね・・)。
ファーストクラス搭乗者の場合は、搭乗の順番としては一番優先度の高い「Group1」に割り振られます。他のレーンが混みあっている場合でも、スルスルと搭乗できるのは嬉しいですね。
「Zカウンター(ANA SUITE CHECK-IN)」を含め、空港に到着してから行列に並ぶ必要がないというのは、ノンストレスで本当に快適でした。
A380(フライングホヌ)は2階建てになっているのですが、1階が「エコノミークラス」、2階が「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミークラス」という配置になっています。
ということで、我々は2階席の方に進みます。
しばらくタラップを歩いていくと、機内への入り口が現れました。いよいよ、初めてとなる「ANAファーストクラス」そして「フライングホヌ(Flying Honu)」への搭乗となります。ドキドキです。
ANAファーストクラス搭乗記:成田-ホノルル(NH184便)
入り口のところでチケットを提示すると、CAさんのエスコートで席まで移動します。ファーストクラスのエリアは、2階の最前方に配置されています。
座席シート
「フライングホヌ(A380)」の場合、ファーストクラスは「1-2-1」の座席配置が2列用意されています。つまり、ファーストクラスの座席は機体全体で「8席」のみということになります。
「フライングホヌ(A380)」全体では520席が用意されていますので、本当に限られたエリアであることがわかりますね。
また、同じ広さのエリアにエコノミークラスの場合は「48席」が配置されています。
逆算すると、ファーストクラス1席につきエコノミークラス6席が配置できるということで、とても贅沢な造りとなっています。
こちらは窓側の座席(シート)。パーティションで区切られており、かつ、扉も閉められるようになっています。
パーティションは胸元ぐらいの高さになっていますので、完全に目隠しされる訳ではありませんが、機内でプライバシーを確保するには十分な空間となっています。
我々は夫婦2名での利用でしたので、中央の2席を並びで予約していました。2席の間は電動のパーティションが用意されていますので、必要に応じて開閉することができます。
座席(シート)には、あらかじめ枕と毛布が用意されています。
また、足下には、パジャマとカーディガン、スリッパも用意されています。パジャマについては、お土産として持ち帰ることもできるようになっています。さすがファーストクラス、太っ腹です(笑)。
座席の横には、座席コントロールのボタンとリモコンが用意されています。ボタン一つで座席のポジションやリクライニングを調整できるのはとても便利です。
小さくてわかりづらいですが、座席の脇には電源も用意されています。電源はユニバーサルタイプになっていて、各国の電源プラグの他、USBも接続できるようになっています。ハイテクです。
また、座席の脇の下部には、収納ボックスも用意されています。収納ボックスは2つ用意されており、また、それぞれかなりの収容能力があります。手元にこれだけの収納力があるのは、なかなか便利です。
さらに、座席の隣(顔に近いところ)には、メニュー入れが用意されています。ここにメニューを入れておくと、必要な時にさっと取り出せるため、とても役立ちました。
そして、このメニュー入れには下のところにボタンが付いています。このボタンを押すと、こんな感じで鏡が開くような仕組みになっています。
かなり大型の鏡で、女性の方には嬉しいかもしれませんね。いちいちトイレまで行く必要がありません。
座席扉の柱の中には、ジャケットなどをかけることができるクローゼット(およびハンガー)が収納されています。他の航空会社では、クローゼットは座席の外に用意されていることが多くなっていますので、これはなかなか斬新です。
リモコンについては、こんな感じで座席から引き出して利用します。上半分のフラットな部分がタッチパッドになっており、この上で指をクリクリすることで、画面上のカーソルを動かすことができます。
ちなみに、液晶ディスプレイは32インチの大型ワイドスクリーンです。また、ソニーのノイズキャンセリングヘッドフォンも用意されていますので、映画鑑賞も大迫力で楽しむことができます。
ファーストクラスの座席の操作は少々複雑です。座席の脇には「ANA SEAT GUIDE」も用意されていますので、初めての利用の場合は、これらを参照するのが良さそうです。
(もちろん、CAさんに聞いても教えてもらえると思いますが・・)。
アメニティー
続いては、アメニティーを確認していきましょう。
座席にはあらかじめ、イギリスの高級旅行鞄ブランドである「グローブトロッター」のポーチが用意されていました。
こちらのポーチは全部で6色ほど種類があるそうですが、このフライトで用意されていたのは「紺」がベースのものでした。男性でも利用できそうな配色でなかなか良いですね。
ポーチを開けるとこんな感じになっています。中には資生堂の高級ブランド「The Ginza」のアメニティーが収納されてます。中身は、洗顔料と美容液が2種類(昼用と夜用)となっていました。
完全に女性用ですね。奥さんがとても喜んでいました(笑)。また、ANAのアイマスクや耳栓など、通常のアメニティーも収納されていました。
2024年7月に利用したタイミングではアメニティーは「ETTINGER(エッティンガー)」でした。
ポーチの中には「SENSAI(センサイ)」のスキンケアセットなどが入っていました。
その他、離陸前のちょっとした時間には、CAさんが山盛りのアメニティーを持って席を巡回しています。
歯ブラシやクシ、アイマスク、オリジナルアロマなど、ポーチに入りきらない分のアメニティーはこちらから調達することもできます。
リップを配っているのが珍しかったので、私もいただいてみました。資生堂の「フェルゼア」ということで、さすがファーストクラス、なかなか良いものを配っていますね。
また、機内WiFiの無料クーポンを配っていたので、こちらも合わせていただきました。最長プラン(確か24時間)を無料で利用できるので、かなりお得です。
2024年7月に利用したタイミングでは、リップは「L’OCCITANE(ロクシタン)」になっていました。
トイレ
続いては、トイレをご紹介したいと思います。A380のファーストクラスの場合、トイレは機体前方に2つ用意されています。8席に対して2箇所ということで、かなり余裕のある配置です。
トイレを利用したくて行列するなんてことにはなりそうにありませんね。
トイレの中はこんな感じです。特徴としては、トイレの中に座れるスペース(黒いベンチ)が用意されていることです。着替え用の台(茶色い体重計みたいなもの)も用意されています。
エミレーツ航空のファーストクラスのように、シャワー付きというわけではありませんが、かなり余裕のあるスペースとなっています。また、当然ながらトイレはウォシュレット付きなので安心です。
アメニティーとしては、こちらにも「The Ginza」の化粧水と乳液が用意されていました。かなり大きなボトルタイプのものが用意されていますので、たっぷり使うことができますね(笑)。
2024年7月に利用したタイミングでは、「The Ginza」の化粧水と乳液はありませんでした。ここはちょっと残念。
また、歯ブラシやフェイス&ボディシート、洗口剤も用意されています。生花が飾られているのも華やかで良いですね。
トイレでは、座席(シート)に用意してあったパジャマに着替えてみることにしました。パジャマはこんな感じで、上下セパレートのスウェットになっています。
生地は薄手で、なかなか肌触りの良いものでした。男性のシートには「L」、女性のシートには「M」サイズがあらかじめ用意されるようです。
実際に着用してみるとこんな感じになります。意外とサイズはピッタリです。これで機内でゆったりと寛ぐことができますね。
安全ビデオ
ここで、ちょっと小ネタとして「安全ビデオ」をご紹介したいと思います。
最近は各航空会社とも、安全ビデオには工夫を凝らしているようですが、「フライングホヌ」の場合は安全ビデオに「ホヌ」くん達が登場します。とても可愛い作りになっていますので、これは必見ですよ。
機内食メニュー
さて、そんなこんなで成田空港を離陸し、機体が安定航行に移行すると、機内食のサービスがスタートします。機内食のメニューはこんな感じで、ドリンクメニューとフードメニューで別冊になっています。
まずこちらはドリンクメニューです。ファーストクラスのドリンクといえばやっぱりシャンパンですよね。こちらのフライトでは「クリュッグ」が用意されていました。
クリュッグは市販ではボトル30,000円ほどする高級シャンパンです。さすがファーストクラスといった感じですね。
その他、日本酒では大吟醸がずらずらっと並べられています。焼酎では入手困難と言われる「村尾」が用意されています。洋酒、日本酒とも、高級なものばかりで、御酒好きにはたまりませんね。
続いてこちらはフードメニューです。フードについては、「和食」と「洋食」のコースの他、アラカルトメニューも用意されています。
和食メニューは、ミシュランで1つ星を獲得した「乃木坂しん」の監修となっており、これが特徴となっているようです。
ファーストクラスの場合、食事のタイミングは好きに選択することができます。また、料理の構成についても、コースとアラカルトを組み合わせたりと、自由度が高いのが特徴となっています。
機内食(ドリンク)
さて、そんなこんなで、ここからは機内食としていただいたものをご紹介していきたいと思います。まずはシャンパンで乾杯ということで、「クリュッグ」をいただきました。
いついただいても最高のお味です。ボトルもオーラを放っていますね。
お酒がちょっと苦手な奥さんは、シャルドネ(ぶどう)のジュースをいただいていました。ボトルで提供されるのがとってもおしゃれで高級感がありますね。
機内食(和食)
続いては、フードをご紹介していきたいと思います。まずこちらは「アミューズ」です。アミューズは「和食」と「洋食」で共通となっています。
<アミューズ>
- ANA オリジナルスティック、オリーブとリコッタクリームのディップソース
- オマール海老のピンチョス
- 宮崎県小林市産宮崎牛生ハムとレッドオニオンのマリネ
見た目もさることながら、味もなかなか。生ハムが特に絶品でした。
続いて、ここから「和食」のコースがスタートします。まず最初に、「先附」と「前菜」がセットでやってきました。
<先附>
- 車海老と林檎の辛子酢味噌餡掛け
<前菜>
- 蒸し鮑と大根の肝だれ掛け
- 唐墨卵黄
- 鳥丸
- 赤蕪甘酢漬け
- 黒豆松葉
- 丸十茶巾
- 伊達焼玉子
彩鮮やかで圧倒されます。料亭での料理そのものといった感じです。味も間違いありません。
続いては「お碗」です。こちらは、コースから外れてアラカルトから追加でいただきました。
<お椀>
- 蟹進上 蕪のすり流し
お碗は体に染みますね。こちらも間違いのない美味しさです。
続いては「お造り」と「小付」です。こちらも、コースから外れてアラカルトから追加でいただきました。
<お造り>
- 鰆と鰤の滋味造り
<小付>
- 平目と長芋の洗いのり和へ
生の魚って飛行機の上でどうやって調理しているんでしょうね。冷たい(冷凍な)感じはなく、とろりとした仕上がりでした。こちらも絶品。
ここからは、再びコースに戻ります。「蒸し物」と「小鉢」「主菜」「御飯」がまとめてセットでやってきました。
<蒸し物>
- 雲丹の茶碗蒸し
<小鉢>
- 焼穴子の酢ゼリー掛け
<主菜>
- トマトすき焼き
<御飯>
- 御飯、味噌汁、香の物
どれも美味しかったのですが、すき焼きのお肉のやわらかさは驚異的でした。ここが飛行機だということを忘れてしまいます。
最後は、デザート(甘味)になります。チョコレートも一緒にいただきました。
<甘味>
- 錦玉と狭山抹茶アイスクリーム
デザートはどれも美味しかったのですが、それもさることながら、一緒にいただいたお茶が絶品でした。CAさんのスキルの高さが伺えます。
機内食(洋食)
さて、続いては「洋食」をご紹介したいと思います。まずは「前菜(アペタイザー)」。
<アペタイザー>
- コルネに詰めたキャビア スコティッシュサーモンマリネ、カリフラワーピューレと茸のコンソメジュレを添えて
ファーストクラスといえばやっぱりキャビアですよね。写真だとキャビアが見えませんが、この葉っぱの下にどっさりと仕込まれています。
2024年7月に利用したタイミングでは、キャビアは瓶まるごとで提供されていました。贅沢すぎますね。
続いては「メインディッシュ」。メインディッシュは肉(ビーフ)と魚を選ぶことができましたが、この時は魚を選択しました。
<メインディッシュ>
- ドーバーソールのムニエル バルサミックと焦がしバターソース
カリッとした焼き加減になっており、焦したバターソースとベストマッチ。
続いては、アラカルトからチーズの盛り合わせをいただいてみました。
<チーズプレート>
- ローヴデガリーグ、シャロップシャーブルー、マットネッラディカプラ、シュロスバーガー アルト
チーズだけでなく、パンやドライフルーツもセットとなっています。ワインにぴったり。
最後はコースに戻って「デザート」です。
<デザート>
- ショコラノワール
見た目もかわいく、ボリュームもたっぷり。濃厚なチョコレートが詰まっており、これまで機内でいただいたデザートの中でNo1の美味しさでした。
ベットメイキング(就寝)
機内食でドリンクとフードを満喫した後は、就寝の準備です。トイレで歯を磨いているちょっとした時間の間に、CAさんがベッドメイクしてくださいます。
寝具は「西川」のものが採用されているということで、シートをフルフラットにした後、まくらとシーツ、掛け布団、毛布がセッティングされます。とても鮮やかな手際です。
私は身長が170センチちょっとですが、ベッドは足を伸ばしてもぜんぜん奥まで届かないぐらいの奥行きがあります。左右の幅についても、中肉中背の男性で1.5人分ぐらいの幅があります。
寝返りを打ったりするのに苦労しないぐらいのゆとりがあるスペースとなっています。
通路側の扉と、シート間のセパレーションを上げることで、完全なるプライベート空間の出来上がりです。フルフラットの寝心地の良いベッドで、ハワイ到着までぐっすりと眠ることができました。
機内食(朝食)
実は、今回ご紹介した往路(成田空港=>ホノルル空港)の飛行時間って6時間しかないんですよね。このうち、最初に機内食でコースをいただいていると、終了するのは出発時刻から3時間後ぐらいになります。
そうなると、残された時間はあと3時間しかありません・・。
ハワイ旅行の場合、往路でいかに睡眠をとるかが、時差ぼけを回避しハワイ初日を満喫する上で重要になります。そのため、コースをいただいた後の3時間は、ひたすら睡眠の時間に充てることにしました。
通常であれば、着陸前にはアラカルトメニューから選択して朝食とすることができます。しかしながら、今回はそんな事情で朝食はパスすることにしました。
ファーストクラスのサービスを満喫するためには、もう少し飛行時間が欲しいところですね。
2024年7月に利用したタイミングでは、到着前に「お茶漬け」と「フルーツの盛り合わせ」をいただきました。どちらもとても美味しかったです。
専用車による送迎と優先入国審査
ANAファーストクラスのサービスは着陸までではありません。着陸後もサービスが続いています。ファーストクラス搭乗者は、専用車による送迎を利用することができます。
こんな感じのマイクロバスで、ファーストクラス搭乗者の8人だけで、ターミナルビルの方に移動します。
ファーストクラス搭乗者は、飛行機からの降車の順番も一番ですので、他の方達に先駆けて、ターミナルビルに移動することができるというわけです。
ターミナルビルに移動したあとは入国審査を行うわけですが、ここでも優遇措置がありました。
一般の方の並んでいる行列を尻目に、閉まっていたはずの一番端っこにあるカウンターが開けられて、そこですぐに入国審査を受けることができました。
ファーストクラス搭乗者8名のうち日本人は4名だったようで、4名だけでそのカウンターで入国審査を行いました。その間、ANAのスタッフの方もエスコートもあり、一瞬で入国審査を終えることができました。
この時は年末年始の超繁忙期であったため、入国審査にはかなりの行列ができていました。私も経験がありますが、いつもは30分以上の時間を費やすような場所です。
ここを瞬殺で終えることができたというのは、ちょっと感動してしまいました。
ANAファーストクラス搭乗記:ダイジェスト動画
さて、今回ご紹介した「ANAファーストクラス」の搭乗レポートは、YouTubeの方にダイジェスト動画も公開しております。より雰囲気を味わうことができると思いますので、よろしければ合わせてご鑑賞ください。
ハワイ旅行はANAマイルとマリオットポイントで格安に実現可能!
私は2017年から年1回のペースでハワイ旅行に出掛けています。
それも、ANAのビジネスクラスやファーストクラスを利用して、ロイヤルハワイアンやモアナサーフライダーといった高級ホテルを渡り歩くという豪華なプランです。
これを実現するための秘密はANAマイルとマリオットポイントです。
陸マイラー活動を通して貯めたANAマイルと、マリオットアメックスを活用して貯めたマリオットポイントをで、ほぼ無料(=燃油代の出費のみ)で実現することができています。
2022年のハワイ旅行の費用はこちらの記事でまとめています。
陸マイラーのANAマイルの貯め方、およびマリオットアメックスの詳細はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
今回は、フライングホヌ(A380)のファーストクラスを、機内食から座席、アメニティーまで徹底レポートしていきました。
機内でのサービスも当然ながら素晴らしかったのですが、搭乗前の「Zカウンター」と「ANA SUITE LOUNGE」、搭乗後の「専用車による送迎と優先入国審査」、というように、周辺のサービスを全てひっくるめて、ファーストクラスのサービスはやっぱりすごいな、と実感することになりました。
成田空港に到着してから、ホノルル空港で開放されるまで、ずっと行列知らずでノンストレスというのは、本当に驚くべきことですね。ハワイには何度も旅行していますが、一番快適な往路の行程となりました。
唯一、欠点を上げるとすれば、フライト時間が短すぎることですね。ハワイ便の往路では睡眠をとることが宿命づけられているため、機内のサービスを堪能できるのは3時間ほどしかありません。素晴らしい時間が、あっという間に過ぎ去ってしまいます。
まあ、名残惜しいぐらいが、ちょうど良いのかもしませんね(笑)。
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それでは、また!
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