ANA国内線がルール変更！ANAカードファミリーマイル利用時の変更・払い戻しがWebから可能に！
ANAは国内線システムの刷新を予定しています。これに伴いANA国内線のルール変更が多数発表になっています。ANAプレミアムクラスへのアップグレードがマイルで可能になるほか、ANAカードファミリーマイル利用時の変更・払い戻しがWebから可能になります。ユーザーにとっては利便性が高まるものもあって楽しみです。以下で詳しく確認していきたいと思います。
pipinobu
目次
ANA国内線がルール変更を発表
2026年5月19日から新しい搭乗・予約がスタート
ANAは国内線システムの刷新を予定しています。
従来のオンプレミスのシステムである「able-D」からスペインのAmadeus IT Group（アマデウスITグループ）が提供するクラウドベースの「Altea」に移行するというものです。
国際線は既に「Altea」に移行していますので国内線と国際線で内部統合するという意味合いもあります。
れにに伴い、ANA国内線では2026年5月19日からルール変更を多数実施することを発表しました。
発表内容からメリットと感じられる点をまとめると以下になります。
＜メリットと感じられる点＞
- ANAカードファミリーマイル利用時の変更・払い戻しの手続きがWebで可能に
- ANA国内線特典航空券で乗り継ぎ旅程が新設
- ANA国内線特典航空券でエコノミーからプレミアムクラスへのアップグレード特典の導入
- ステータスメンバー向けのANA国内線特典航空券の優先が復活
- ANA株主優待の有効期限が1.5年に（これまでは1年）
逆にデメリットと感じられる点は以下になります。
＜デメリットと感じられる点＞
- 幼児の対象年齢が「0から2歳」から「0から1歳」までに引き下げに（2歳から運賃がかかる）
以下では順番に内容を確認していきたいと思います。
ANA国内線特典航空券のルール変更
ANA国内線特典航空券で予定されているルール変更は以下になります。個人的に影響が大きいと思われるものから順に並べています。
＜ANA国内線特典航空券のルール変更＞
- ANAカードファミリーマイルご利用時の変更・払い戻しのお手続き
- 幼児・小児の適用年齢の変更
- 乗り継ぎ旅程の設定
- 有効期間の変更
- 発券手数料について
ANAカードファミリーマイルご利用時の変更・払い戻しのお手続き
ANA国内線特典航空券の予約にANAカードファミリーマイルを使った場合、これまではANAウェブサイトから予約の変更および払い戻しをすることができませんでした。
そのため、変更および払い戻しをするにはコールセンターに電話する必要がありました。コールセンターはいつも混雑しているため、時間と労力を無駄に消費する苦痛な作業となっていました。
これが2026年5月19日搭乗分から、遂にANAウェブサイトから予約の変更および払い戻しが可能となります。
ANAカードファミリーマイルを使ってANA国内線特典航空券を予約する頻度の高い方にとっては待ちに待った変更で朗報と言えますね。
個人的にもストレスから解放される嬉しい改善と感じます。
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幼児・小児の適用年齢の変更
ANA国内線ではこれまで、大人の膝上で搭乗する場合の幼児は航空券が不要でした。しかしながら、2026年5月19日以降はその場合でも航空券が必要になります。
そして、その幼児の対象年齢が「0から2歳」から「0から1歳」までに引き下げになります。
膝上で搭乗する幼児は大人が有償でも特典でも運賃は「無償」です。これは変わりませんが、2026年5月19日以降は2歳から「小児」にあたるため運賃（有償もしくはマイル）が発生する形になります。
小さい子供を抱えるファミリー層には痛手と言えますね。
一方で、膝上搭乗に隣接する座席を利用するユーザーからすれば快適度が若干上がる結果になるかもしれません。
乗り継ぎ旅程の設定
ANA国内線で発券できるのは、これまでは「片道（1区間）」もしくは「2区間」のどちらかとなっていました。2区間については往復でも連続していてもしなくても大丈夫というルールになっています。
＜2区画の扱い＞
- 往復2区間：東京⇒大阪、大阪⇒東京
- 連続する2区間：札幌⇒東京、東京⇒鹿児島
- 連続しない2区間：東京⇒大阪、名古屋⇒鹿児島
- 連続しない2区間：東京⇒大阪、東京⇒大阪
これに2026年5月19日搭乗分から「乗り継ぎ」旅程が新しく追加になります。詳細はまだわかりませんが柔軟性が高くなるのは嬉しいですね。
また、これに合わせて2026年5月18日搭乗分を持って、沖縄離島路線専用の必要マイルチャートの終了が発表になっています。
有効期間の変更
ANA国内線特典航空券の有効期限はこれまで「発行日および発行日の翌日から起算して1年間」となっていました。これが、2026年5月19日搭乗分から以下のように変更になります。
＜新しい有効期限＞
- 新規発券から1年以内に旅行を開始し、ご旅行の第一区間以降の区間は旅行出発日から1年以内の利用が必要
これは「乗り継ぎ」旅程の追加による変更に見えますね。2区間での予約においても2区間目の有効期限が伸びる結果になりますので朗報と言えそうです。
発券手数料について
2026年5月19日搭乗分から、日本国外のANA予約・案内センターにて新規発券をする場合、1名・1特典ごとに発券手数料が発生します。
海外のANA予約・案内センターを利用する場合は注意が必要ですね（普通はあんまりなさそうだけど・・）。
ANAウェブサイトおよび日本国内のANA予約・案内センターで手続きの場合はこれまでどおり発券手数料はかかりません。
ANAアップグレード特典のルール変更
ANAアップグレード特典で予定されているルール変更は以下になります。
＜ANAアップグレード特典のルール変更＞
- ANA国内線アップグレード特典の導入
- ANA国際線アップグレード特典における日本国内区間
ANA国内線アップグレード特典の導入
2026年5月19日搭乗分から、ANA国内線航空券におけるエコノミークラスからプレミアムクラスへのマイルによるアップグレードが可能になります。
これまでは有償もしくはアップグレードポイントを使う必要がありましたが、これにマイルが加わる形ですね。マイルの利用用途が増えるのは嬉しいですね。
ただし、必要となるマイル数が発表になっていないため単純に朗報かどうかはわかりません。あまり多くないマイル数であることを期待したいですね。
ANA国際線アップグレード特典における日本国内区間
2026年5月19日搭乗分から、ANA国際線航空券における日本国内区間のエコノミークラスからプレミアムクラスへのマイルによるアップグレードが可能になります。
これは先ほどご紹介した「ANA国内線アップグレード特典の導入」に伴う変更ですね。
ちなみに、2026年5月19日搭乗分から、国内線の予約検索画面での表記を従来の「プレミアムクラス」・「普通席」から、「ファーストクラス（プレミアムクラス）」・「エコノミークラス」へ変更になります。
ただし、表記変更に伴うサービスの変更は予定していないとのことです。どうせならプレミアムクラスで「ANA SUITE LOUNGE」が利用できるようになれば面白いのですが。
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ANAプレミアムメンバーサービスのルール変更
ANAプレミアムメンバーサービスで予定されているルール変更は以下になります。
＜ANAプレミアムメンバーサービスのルール変更＞
- ANA国内線特典航空券・ANA国内線アップグレード特典の優先
- ANA国内線特典航空券の空席待ち
ANA国内線特典航空券・ANA国内線アップグレード特典の優先
ANA国内線特典航空券では予約開始日を年2回の一斉開放から355日前の午前9時30分からに変更しています（2025年2月3日から）。
また、これと同じタイミングでステータス会員の「先行予約サービス」も終了していました。ステータス会員にとっては当然ながら改悪になっていました。
そんな中、2026年5月19日搭乗分からステータス会員に向けて、ANA国内線特典航空券・ANA国内線アップグレード特典の優先サービスが開始になります。
＜優先サービスの対象＞
この優先サービスが、以前行われてたような「先行予約サービス」が復活するのか、それとも国際線のような「解放枠の優遇」となるのかはわかりません。
詳細は将来的な発表を待つ必要があります。ANA国内線特典航空券の予約開始が355日前からであることを考えると、2025年5月までには発表があるものと思われます。
個人的には国際線と同様に「解放枠の優遇」になるのではないかと予想しています。こちらも発表が楽しみですね。
ANA国内線特典航空券の空席待ち
ダイヤモンドサービスメンバーは「ANA国内線特典航空券の空席待ち」が可能になっています。この預かり期間が以下のように変更になります。
＜預かり期間の変更＞
ANA国内線航空券の予約・購入ルールの変更
ANA国内線航空券の予約・購入ルールの変更は以下になります。個人的に影響が大きいと思われるものから順に並べています。
- 株主優待の有効期限の変更
- お手伝いが必要なお客様についての変更
- 予約時の変更
- オープンチケットの取り扱いを終了
- 確認番号の取り扱いを終了
株主優待の有効期限の変更
2025年5月発行分から「株主優待券（株主優待番号ご案内書）」の有効期間が1年から1年半に延長されます。単純に有効期限が半年長くなるのは嬉しいですね。
また、2026年5月19日以降の搭乗分から、航空券購入の際に、株主優待番号および登録用パスワードの登録が必要になります。
これまでは搭乗までに登録すればOKでしたのでちょっとルールが厳しくなった感じですね。
お手伝いが必要なお客様についての変更
ANAジュニアパイロットサービスの対象年齢はこれまでは「6歳から11歳まで」でしたが、2026年5月19日以降の搭乗分からは「5歳から11歳まで」に変更になります。
5歳から7歳までの子供が搭乗する場合、必ずしも大人の同伴者が必要ではありませんが、ANAジュニアパイロットサービスの利用が「必要」となります。
＜ANAジュニアパイロットサービスの対象年齢＞
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予約時の変更
搭乗者の名前は、2026年5月19日以降の搭乗分からは「ヘボン式ローマ字もしくはアルファベット」での登録になります。また、予約時に生年月日を登録する必要があります。
オープンチケットの取り扱いを終了
2026年5月19日以降の搭乗分から「オープンチケット」が利用できなくなります。持っている場合は2026年5月18日までに使い切る必要があります。
確認番号の取り扱いを終了
ANA国内線発券時に発行されていた「確認番号」が終了します。予約確認の際には、eチケットに記載される「予約番号（英数字6桁）」や「航空券番号（数字13桁）」を利用する形になります。
まとめ
今回は、2026年5月19日以降で予定している、ANA国内線のルール変更についてご紹介しました。
メリットと感じられる点をまとめると以下になります。
＜メリットと感じられる点＞
- ANAカードファミリーマイル利用時の変更・払い戻しの手続きがWebで可能に
- ANA国内線特典航空券で乗り継ぎ旅程が新設
- ANA国内線特典航空券でエコノミーからプレミアムクラスへのアップグレード特典の導入
- ステータスメンバー向けのANA国内線特典航空券の優先が復活
- ANA株主優待の有効期限が1.5年に（これまでは1年）
逆にデメリットと感じられる点は以下になります。
＜デメリットと感じられる点＞
- 幼児の対象年齢が「0から2歳」から「0から1歳」までに引き下げに（2歳から運賃がかかる）
小さい子供がいるファミリー層には改悪の面があるものの、ほとんどのユーザーにとっては改善となりそうです。
特に「ANAカードファミリーマイル利用時の変更・払い戻しの手続きがWebで可能に」なる点と「ANA国内線特典航空券でエコノミーからプレミアムクラスへのアップグレード特典の導入」は個人的に楽しみです。
今後発表になる詳細を楽しみにしたいと思います。
それでは、また！
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