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ANA国内線特典航空券の予約開始日が355日前の午前9時30分からに変更!改善か改悪かを解説!

ANA国内線特典航空券の予約開始日が355日前の午前9時30分からに変更になります。これまでは年2回の一斉開放だったものが前倒しになるため一見すると改善と言えます。一方で一部ユーザーから改悪との声も聞こえてきます。当記事では、メリットとデメリットの両面で解説していきたいと思います。

ANA国内線特典航空券の予約開始日が変更

年2回の一斉解放から355日前の午前9時30分からに変更

ANA国内線特典航空券の予約開始日が変更になることが発表されました。

これまでは夏ダイヤと冬ダイヤを年2回のタイミングで一斉解放していましたが、これを

355日前の午前9時30分からに変更するというものです。

<ANA国内線特典航空券の予約開始日>

変更前(2025年2月2日まで) 変更後(2025年2月3日から)
運航ダイヤ期間ごとの一斉販売
搭乗日前日まで
搭乗355日前の午前9時30分
搭乗日前日まで

ANA「ANA国内線特典航空券・いっしょにマイル割」予約期間の変更・先行予約サービスの終了について」

 

これまでは、夏ダイヤ(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日)の予約は1月下旬、冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日)の予約は8月下旬にそれぞれ解放されるというサイクルでした。

この場合、ANA国内線特典航空券の予約は2ヶ月から最長で8ヶ月先ぐらいの予定を見越して計画していた形になります。

これが変更後は約一年先となる355日前に計画する形になりますね。早めにフライトを確保したい方には朗報となります。

ちなみに、2025年夏ダイヤ搭乗分は2025年1月下旬頃の発売が予定されています。これが年2回の一斉解放としては最後のスケジュールになります。

2025年2月3日には、夏ダイヤ以降の2025年11月から2026年1月下旬までの国内線特典航空券の枠が一斉解放されると予想されますので、この時期に国内旅行する方は狙ってみるのがオススメです。

MEMO

いっしょにマイル割の予約開始日も年2回の一斉解放から355日前の午前9時30分に変更になります。

 

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ANA国内線特典航空券の予約開始からは30分のタイムラグあり

ANA国際線特典航空券の予約開始日は355日前の午前9時です。355日前というのは同じですが、午前9時と午前9時30分というように30分の開きがあります。

<ANA国際線と国内線の特典航空券の予約開始日>

  変更前(2025年2月2日まで) 変更後(2025年2月3日から)
ANA国内線特典航空券 運航ダイヤ期間ごとの一斉販売 搭乗355日前の午前9時30分
ANA国際線特典航空券 搭乗355日前の午前9時 搭乗355日前の午前9時

 

なぜ30分のタイムラグを設けたのか謎ですね。コールセンターやWebサイトの負荷を分散させるような意図があるのかもしれません。

どうせならJALのように国際線と国内線で統一した方がわかりやすかったようにも思います。

 

先行予約サービスの終了

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ステータス会員も355日午前9時30分から予約開始に

ANA国内線特典航空券の予約開始日の変更に合わせて「先行予約サービスの終了」も発表されました。

先行予約サービスというのは、プレミアムメンバーやスーパーフライヤーズ会員といったステータス会員向けの特典で、一般ユーザーに先駆けてANA国内線特典航空券を予約できるようにするものです。

例えば、2024年冬ダイヤの場合、一般ユーザーの予約開始日は2024年8月27日の15時からとなっていました。一方で、ステータス会員の予約開始日は以下のようになっています。

ANAカード会員、モバイルプラス会員で約1日前、ステータス会員の場合は約2日前から予約開始となります。

<先行予約サービス例(2024年冬ダイヤ)>

先行予約サービス例(2024年冬ダイヤ)

 

ステータスに応じて2日以上前から予約することができたため、ステータス会員はANA国内線特典航空券の確保を優位に進めることができました。

2025年2月3日以降はこの先行予約サービスが終了になりますので、今後はステータス会員も一般ユーザーと同じ土俵でANA国内線特典航空券の確保に臨むという形になります。

この特典の恩恵に預かっていたステータス会員にとっては改悪とも言えますね。

 

予約開始日の変更は改善か改悪か

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改善となるのは先の日程を確保したい一般ユーザー

今回のANA国内線特典航空券の予約日変更は、立場によって改善となるか改悪となるかが異なります。

まず改善となるのは先の日程を確保したい一般ユーザーです。

これまでは年2回の一斉解放でしたので約1年先のフライトを確保したくてもタイミングを待つ必要がありました。それが今後は355日前から確保できるようになります。

特に地方の方で海外旅行の前後で国内旅行を挟みたいというような方にとってはスケジューリングがしやすく朗報と言えるのではないかと思います。

先行予約サービスが終了したことでステータス会員との差がなくなるという点もメリットになりますね。

 

改悪となるのはステータス会員とUAマイルユーザー

改悪となるのは先行予約サービスが終了するステータス会員ですね。国内線特典航空券の確保という観点では一般ユーザーと比べた優位性が消滅してしまいます。

開放枠の優先はあるかもしれませんが、先行予約できなくなるのは痛いですね・・。

また、UAマイルのメリットとしてANA便の国内線特典航空券をANAよりも先である335日前に予約できるというものがありました。

これは、本社を米国に持つUAからするとANA国内線も国際線の扱いとなることから起因するものでした。

これが2025年2月3日からは本家であるANAで335日前の午前9時30分から予約できるようになるわけですから、こちらも優位性を失う形になりますね。

UAマイルのメリットについてはこちらの記事を合わせてご参照ください。

 

まとめ

今回はANA国内線特典航空券の予約開始日が変更になるというニュースをご紹介しました。これまでは年2回の一斉開放でしたが2025年2月3日から355日前の午前9時30分から予約開始となります。

この予約開始日の変更については改善と改悪の両方の側面があります。それぞれまとめると以下のようになります。

  • 改善:先の日程を確保したい一般ユーザー
    • 355日前から予約可能に
    • 誰でも同条件でステータス会員との差がなくなる
  • 改悪:ステータス会員とUAマイルユーザー
    • 先行予約サービスの終了
    • UAマイルでの335日前予約の優位性消滅

 

私の場合、現状まずは海外旅行の特典航空券を一通り確保してから国内旅行のスケジューリングを進めています。

正直355日前から国内旅行を計画する気にはならないので、個人的にはANA国内線特典航空券を確保する難易度が上がる結果になりそうです。

また、私はSFC修行をしてSFC会員になっていますので、その特典の一つであった先行予約サービスが終了してしまうのはちょっと残念な気もします。

 

ANAでは、2024年10月27日から国内線特典航空券の必要マイル数アップも予定しています。

 

特典航空券についていろいろと変更を進めるのは悪くはないと思いますが、ぜひ特典航空券の「枠」自体を増やして確保しやすくして欲しいところです。

MEMO

陸マイラーの基本となる「ANAマイルの貯め方」はこちらの記事で解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

それでは、また!