アメックス「スカイトラベラーカード」の特典とメリット、デメリットを徹底解説!
アメックス社の「スカイトラベラーカード」は、対象航空会社のチケット代や旅行会社を経由したホテル宿泊代・JRのチケット代でポイント3倍となるクレジットカードです。ポイントは無期限で貯めることができ、100%の交換レートで航空会社のマイルに交換することができます。「空」でも「陸」でもマイルを貯めることができる、非常に優秀なクレジットカードとなっています。それでいて、年会費も10,000円(税抜)と割安で、アメックスならではの保険関係も充実している、コストパフォーマンスの高いクレジットカードでもあります。当記事では、そんな「スカイトラベラーカード」の基本情報から、特典、メリット、デメリット、グレードの違い、お得な入会方法まで、詳しくご紹介していきます。
更新履歴(2020年4月1日):ポイント3倍の対象航空会社にPeachが追加になりました。
目次
アメックス「スカイトラベラーカード」とは
アメックス「スカイトラベラーカード」は、アメリカン・エキスプレス・カード社(アメックス)が発行するクレジットカードです。
いわゆる「プロパーカード」と呼ばれているもので、アメックス社本体が発行しています。
「スカイトラベラーカード」の正式名称は「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」といます。ちょっと長い名称となっているため、「スカイトラベラーカード」と呼ばれています。
スカイトラベラーカードの基本情報
アメックス「スカイトラベラーカード」の基本情報は以下になります。年会費は税抜きで「10,000円」、ポイント還元率は「1.0%」が基本になります。国際ブランドは、アメックスのプロパーカードのため、自動的に「AMEX」となります。
<「スカイトラベラーカード」の基本情報>
年会費(税抜) | 10,000円 |
家族カード年会費(税抜) | 5,000円 |
ポイント還元率 | 基本1.0% |
国際ブランド | AMEX |
この基本情報だけみると、至って普通のクレジットカードのように見えます。しかしながら、アメックス「スカイトラベラーカード」には、基本情報だけでは見えてこない、豊富な特典とメリットが備わっています。
この豊富な特典とメリットについて、以下で詳しく解説していきたいと思います。
スカイトラベラーカードの特典とメリット
アメックス「スカイトラベラーカード」は、「スカイトラベラーカード」ならではの独自の特典と、「アメックスカード」としての共通の特典の、両方を兼ね備えたクレジットカードです。
「スカイトラベラーカード」独自の特典は以下になります。航空会社(26社)や旅行会社(2社)での利用でポイント3倍となるため、旅行関連の費用でポイントをザクザクと貯めることができます。
<「スカイトラベラーカード」独自の特典>
- 航空会社での利用でポイント3倍
- 旅行会社での利用でポイント3倍
- 有効期限なしにポイントが貯まる
- 貯めたポイントは100%の交換レートでマイルに交換
- 継続ボーナスを獲得
旅行会社経由でJRのチケットを購入することができるため、「飛行機」と「新幹線」の両方でマイルを貯めれる貴重なクレジットカードとなります。
また、ポイントには有効期限がないため期限を気にせずゆっくりと貯めることができ、貯めたポイントは100%の交換レートで15社の航空会社のマイルに交換することができます。柔軟性が抜群です。
「アメックスカード」共通の特典は以下になります。「空港ラウンジ」や「手荷物無料宅配サービス」で旅を快適にし、「旅行傷害保険」や「航空便遅延費用補償」でもしもの事態でアメックスならではの手厚い補償を受けることができます。
<「アメックスカード」共通の特典>
- 空港ラウンジ
- 手荷物無料宅配サービス
- 旅行傷害保険(海外旅行・国内旅行)
- 航空便遅延費用補償(海外旅行)
- オンラインプロテクション&ショッピングプロテクション
年会費10,000円(税抜)のクレジットカードで、これだけの豊富な特典を利用できるというのが、アメックス「スカイトラベラーカード」のメリットです。抜群のコストパフォーマンスと言えます。
それぞれの特典について、以下でそれぞれご説明していきたいと思います。
スカイトラベラーカード独自の特典
航空会社での利用でポイント3倍
アメックス「スカイトラベラーカード」の還元率は、基本は1.0%です。貯まるのはアメックス独自の「メンバーシップ・リワード」のポイントです。100円の決済につき1ポイントが貯まります。
還元率1.0%というのは、クレジットカードの中でも優秀な部類になりますが、「スカイトラベラーカード」がすごいのは、世界26社の航空会社におけるチケット購入で3倍のポイントが貯められるというところです。
ポイント3倍ということで、円建て100円につき3ポイントを貯めることができます。
ポイント3倍となる航空会社は以下になります。わかりやすく、アライアンス別に並べています。注目すべき点は、世界3大アライアンス すべてが網羅されているという点と、日系の航空会社である「ANA」と「JAL」の両方が含まれているということです。
主要な航空会社がほぼほぼ網羅されていますので、とりこぼしが少なく、チケット購入でポイント3倍を獲得することができますね。
<ポイント3倍となる航空会社一覧>
アライアンス | 航空会社 |
スターアライアンス | ANA(全日空) アシアナ航空 エバー航空 オーストラリア航空 シンガポール航空 スイス インターナショル エアラインズ スカンジナビア航空 タイ国際航空 ルフトハンザ ドイツ航空 |
スカイチーム | アリタリア-イタリア航空 エア タヒチ ヌイ エールフランス航空 ガルーダ・インドネシア航空 KLMオランダ航空 大韓航空 チャイナエアライン デルタ航空 |
ワンワールド | JAL(日本航空) カンタス航空 キャセイパシフィック航空 フィンランド航空 ブリティッシュ・エアウェイズ |
その他 | エティハド航空 エミレーツ航空 スターフライヤー フィリピン航空 Peach(2020年4月1日から) |
チケット購入であれば、「ANAカード」や「JALカード」を利用しても、マイルがたくさん貯まるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、チケット購入時に「ANAカード」および「JALカード」を利用した場合に貯めれるマイル数は以下のようになっています。
<ANAカードとJALカードでチケット購入時に貯められるマイル数>
貯められるマイル数 | マイル還元率 | |
ANA一般カード(10マイルコース) | 100円につき1.5マイル | 1.5% |
ANAゴールドカード(10マイルコース) | 100円につき2マイル | 2% |
JALカード(ショッピングマイルプレミアムなし) | 200円につき2マイル | 1% |
JALカード(ショッピングマイルプレミアムあり) | 100円につき2マイル | 2% |
いずれも、「スカイトラベラーカード」の「100円につき3マイル」よりも少ないマイル還元率となっています。しかも、ANAカードやJALカードの場合、自社のチケット購入時にしか優遇レートは適用されません。
そのため、「スカイトラベラーカード」の方がマイル還元率が高く、かつ、柔軟性・汎用性が高いということが言えますね。
旅行会社での利用でポイント3倍
アメックス「スカイトラベラーカード」の3倍ポイントの対象は航空会社だけではありません。以下2つの旅行会社での利用でもポイント3倍となります。
<ポイント3倍となる旅行会社>
- 日本旅行(ウェブサイトおよび日本旅行の全店舗)
- ポイント3倍となる航空会社の航空券、パッケージツアー、前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金、JR・バスのチケットのご購入
- アップルワールド
- 前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金
注目すべきは「日本旅行」が対象となっており、この中には「ホテルなどの宿泊代金、JR・バスのチケットのご購入」が含まれているという点です。
旅行に必要なものは飛行機のチケットだけではありません。ホテル代も当然ながら必要になりますし、国内旅行であれば、新幹線やバスなどを利用する機会もあるはずです。
このホテル代や新幹線、バスのチケットも「日本旅行」を利用することでポイント3倍の特典を受けることができるようになります。
「スカイトラベラーカード」というと、飛行機代だけがお得になりそうなイメージがありますが、実はそうではなく、新幹線やバスを利用した旅行もお得にすることができます。
「空」でも「陸」でも特典を受けられるというには、「スカイトラベラーカード」の大きな特徴となります。
「スカイトラベラーカード」の3倍ポイントは、通常ポイントと合わせて年間(1月まら12月まで)60,000ポイントが獲得の上限となりますので注意が必要です。だだし、これはカード利用額で「200万円」までとなりますので、かなり余裕がある金額と言えます。
有効期限なしにポイントが貯まる
アメックス「スカイトラベラーカード」の利用で貯められるのは、アメックス独自の「メンバーシップ・リワード」のポイントです。通常であれば、このポイントの有効期限は「3年間」となっています。
しかしながら、「スカイトラベラーカード」の場合、このポイントの有効期限が「無期限」に設定されています。
貯めたポイントをマイルに交換すると考えた場合、比較的多くのポイントを貯める必要があります。「スカイトラベラーカード」であればポイントの有効期限を気にすることなく、じっくりとポイントを貯めていくことができますね。
貯めたポイントは100%の交換レートでマイルに交換
アメックス「スカイトラベラーカード」で貯めたポイントは、100%の交換レートでマイルに交換することができます。交換できるのは、世界15の航空会社のマイルです。
マイル移行先の柔軟性が高いのも、「スカイトラベラーカード」の大きな特徴となっています。
<マイル交換先の航空会社>
- アリタリア-イタリア航空 「クラブ・ミッレミリア」
- ヴァージン アトランティック航空 「フライングクラブ」
- ANA 「ANAマイレージクラブ」
- エティハド航空 「エティハド ゲスト
- エミレーツ航空 「エミレーツ・スカイワーズ」
- エールフランス/KLM航空 「フライングブルー」
- カタール航空「プリビレッジクラブ」
- キャセイパシフィック航空 「アジア・マイル」
- シンガポール航空 「クリスフライヤー」
- スカンジナビア航空 「SAS ユーロボーナス」
- タイ国際航空 「ロイヤルオーキッドプラス」
- チャイナエアライン 「ダイナスティ・フライヤー・プログラム」
- デルタ航空 「スカイマイル」
- フィンランド航空 「フィンエアー・プラス」
- ブリティッシュ・エアウェイズ 「エグゼクティブ・クラブ」
日系の航空会社としては「ANA」がマイル交換対象になっています。しかしながら、ANAマイルに交換するには、以下2つの注意点があります。そのため、ANAマイルへのポイント移行は若干お得度が下がってしまいます。
<ANAマイルに交換するための注意点>
- 年間の移行上限が40,000マイル(=40,000ポイント)まで
- メンバーシップリワードANAコース(=年額5,000円(税抜))への参加が必要
ANA以外の航空会社の場合、マイルへの移行上限も、マイル移行のための参加料も必要ありません。私のオススメの航空会社は、「ブリティッシュエアウェイズ」「シンガポール航空」「エミレーツ航空」の3社です。
「ブリティッシュエアウェイズ(BA)」は、JALと同じワンワールドに加盟しているため、BAマイルでJALの特典航空券を発券することができます。しかも、国内線においては、本家であるJALマイルよりも少ないマイル数で発券できるというメリットまであります。私も、JAL国内線はBAマイルでちょくちょく発券しています。
「シンガポール航空」と「エミレーツ航空」は、日系航空会社をしのぐ豪華なファーストクラスを提供していることで有名な航空会社です。これらファーストクラスの特典航空券の多くは、自社の会員のみに提供されています。そのため、「スカイトラベラーカード」で貯めたポイントをこれらの航空会社のマイルに交換することのメリットが高くなります。
「シンガポール航空」および「エミレーツ航空」のファーストクラスの搭乗記は以下になります。非日常な別世界を楽しむことができます。
継続ボーナスを獲得
アメックス「スカイトラベラーカード」は、毎年の継続で「1,000ポイント」を獲得することができます。この1,000ポイントは1,000マイルに交換することができます。
マイルの価値を「1マイル=2円以上」と仮定すると、1,000マイルは2,000円以上の価値があるということになります。
アメックス「スカイトラベラーカード」の年会費は10,000円(税抜)でしたので、実質的な維持コストは「8,000円」ほどということも言えますね。
マイルの価値は利用方法によって変化します。「1マイル=2円」というのは国内線特典航空券に交換した場合で、国際線特典航空券に交換すると、その価値は5円から15円ほどにジャンプアップします。
アメックスカード共通の特典
空港ラウンジ
アメックス「スカイトラベラーカード」には、「空港ラウンジ」の利用特典がついています。利用できるのは、国内28か所海外1か所の空港ラウンジです。これは、一般的に「ゴールドカードラウンジ」と呼ばれているものです。
通常のゴールドカードの場合、この空港ラウンジを利用できるのは「カード1枚につき1名まで」となっています。
しかしながら、「スカイトラベラーカード」の場合「カード1枚につき2名まで」利用することができるため、カード1枚で夫婦やカップルで揃って利用できるというメリットがあります。
空港ラウンジの一覧は以下からご確認いただくことができます。
参考 空港ラウンジ一覧アメリカン・エキスプレス・カード
私がよく利用するのは、羽田空港の「パワーラウンジ」です。新しくおしゃれでモダンなラウンジです。航空会社ラウンジに匹敵するような快適さとなっています。
手荷物無料宅配サービス
アメックス「スカイトラベラーカード」には、「手荷物無料宅配サービス」の利用特典がついています。
利用できるのは、海外旅行の帰国時で、空港(成田国際空港、、羽田空港(第3ターミナル)、中部国際空港、関西国際空港)から自宅までスーツケースを無料で配送してもらえます。
カード1枚につきスーツケース1個までという制限はありますが、手ぶらで帰宅できるため私もいつも利用させてもらっています。
旅行傷害保険(海外旅行・国内旅行)
アメックス「スカイトラベラーカード」は、「旅行傷害保険」が充実しています。「海外旅行」と「国内旅行」の両方で適用されますが、補償内容が異なっています。
海外旅行
海外旅行の場合の「旅行傷害保険」の内容は以下になります。飛行機や船舶のチケットなど旅行代金をカードで決済した場合に適用されます(つまり、利用付帯)。
傷害死亡・後遺障害保険金は「最高3,000万円」、傷害治療費用保険金や疾病治療費用保険金は共に「最高100万円」ということで、他のクレジットカードであればゴールドカードに匹敵する充実した内容になっています。
しかも、カード会員の家族も補償されるということで、これはアメックスカードならではの手厚い内容となっています。
<旅行傷害保険(海外旅行)>
保険金の種類 | カード会員 | カード会員の家族 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高3,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用保険金 | 最高100万円 | |
疾病治療費用保険金 | 最高100万円 | |
賠償責任保険金 | 最高3,000万円 | |
携行品損害保険金 (免責3千円/年間限度額100万円) |
1旅行中 最高30万円 | |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高200万円 |
国内旅行
国内旅行の場合の「旅行傷害保険」の内容は以下になります。国内旅行でも海外旅行同様に「利用付帯」となっています。
国内旅行の場合は傷害死亡・後遺障害保険金のみとなりますが、「最高2,000万円」の補償を受けることができます。他のクレジットカードの場合は、国内旅行は対象外となっているものが多いため、これもアメックスカードならではの充実した内容と言えます。
またこちらも、カード会員の家族も補償されるということで、これはアメックスカードならではの手厚い内容となっています。
<旅行傷害保険(国内旅行)>
保険金の種類 | カード会員 | カード会員の家族 |
傷害死亡・後遺障害保険金 | 最高2,000万円 | 最高1,000万円 |
航空便遅延費用補償(海外旅行)
アメックス「スカイトラベラーカード」では、「航空便遅延費用補償」を受けることができます。対象は「海外旅行」のみで「利用付帯」となります。
航空便の遅延により臨時に発生した宿泊料金や食事代を補償してもらうことができます。また、手荷物の到着遅延や紛失したことにより負担した衣類や生活必需品の購入費用も補償してもらうことができます。
それぞれ、20,000円から40,000円の補償を受けることができます。これは1回あたりの補償金額になりますので、十分な補償内容と言えます。こちらも、アメックスカードならではの手厚い内容と言えますね。
<航空便遅延費用補償(海外旅行)>
保険金の種類 | 保証内容 |
乗継遅延費用 | 1回の到着便の遅延について 最高20,000円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について 最高20,000円 |
受託手荷物遅延 | 1回の受託手荷物の遅延について 最高20,000円 |
受託手荷物紛失 | 1回の受託手荷物の紛失について 最高40,000円 |
オンラインプロテクション&ショッピングプロテクション
「オンラインプロテクション」および「ショッピングプロテクション」の内容は以下になります。「スカイトラベラーカード」では、オンラインでもオフラインでもショッピングが保護されますので、安心して利用していくことができます。
<オンラインプロテクション>
- オンライン・ショッピングで「カード番号を入力するのは少し不安」という方も、アメリカン・エキスプレスのカードなら心配はご無用です。万一、第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引については、原則としてご利用金額を負担いただくことはありません。安心してオンライン・ショッピングをお楽しみいただけます。
<ショッピングプロテクション>
- 国内、海外を問わずアメリカン・エキスプレスのカードでお求めのほとんどの商品について、破損・盗難などの損害をご購入日から90日間、1名様年間最高200万円まで補償いたします。
スカイトラベラーカードのグレード
「スカイトラベラーカード」には、実は2種類のグレードが存在します、「一般カード」と「プレミアカード」です。正式名称はそれぞれ以下となります。
<スカイトラベラーカードのグレード>
- 一般カード:アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
- プレミアカード:アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
名称としては、途中に「プレミア」が入るはどうかの違いになります。
「プレミアカード」の年会費は「35,000円(税抜)」と、一般カードの3倍以上となります。一方で、年会費が高額な分、対象航空会社の航空券や、対象旅行代理店の指定旅行商品の購入で、ポイントが通常の「5倍」となります。
一般カードが「3倍」でしたので、プレミアカードは「プラス2倍」ということになりますね。また、プレミアカードはの場合は、海外旅行保険がより充実した内容になります。
一般カードとプレミアカードの違いを一覧にまとめると以下のようになります。
<一般カードとプレミアカードの違い>
一般カード | プレミアカード | |
年会費(税抜) | 10,000円 | 35,000円 |
家族カード年会費(税抜) | 5,000円 | 17,500円 |
ポイント還元率 | 基本1.0% | 基本1.0% |
継続ボーナス | 1,000ポイント | 5,000ポイント |
ポイントボーナス(対象航空会社) | 3倍 | 5倍 |
ポイントボーナス(対象旅行会社) | 3倍 | 5倍 |
旅行傷害保険(海外旅行) | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 |
旅行傷害保険(国内旅行) | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 |
また、プレミアカードは毎年の継続ボーナスとして「5,000ポイント」を獲得することができます。そのため、プレミアカードの実質的な維持コストは「25,000円」ほどということも言えます(1マイル=2円の価値の場合)。
プレミアカードのポイントボーナスの「プラス2倍」分で、実質的な年会費の差額である「17,000円(25,000円 – 8,000円)」を埋めるには、「「85万円」以上の決済が必要となります。
そのため、ポイントボーナス対象の航空会社旅行代理店で年間「85万円」以上を利用する方であれば、初めから「プレムアカード」を選択しておくのもオススメです。
ただ、基本的には、年会費の安い「一般カード」で使い勝手の様子を見るというのが良いと思います。
スカイトラベラーカードのデメリット
ここまでご紹介させていただいたとおり、アメックスの「スカイトラベラーカード」は、特典が豊富でコストパフォーマンスの優れたクレジットカードです。ただし、デメリットもあります。
私が考える、アメックスの「スカイトラベラーカード」のデメリットは以下になります。
<「スカイトラベラーカード」のデメリット>
- ANAマイルへの交換には、移行上限(年間40,000マイルまで)があり、手数料(年間5,000円(税抜)が必要
- JALマイルへ交換できない
- 国際ブランドがAMEXのみ
「1」と「2」は既にご説明したとおりです。デメリットには違いがありませんが、「ブリティッシュ・エアウェイズ」や「シンガポール航空」「エミレーツ航空」をはじめとした15社の航空会社のマイルに交換できるというメリットの方が高いため、デメリットを相殺できると考えています。
「3」については、AMEXは高級店では利用できるところが多いのですが、庶民的なお店、特にアジア圏やヨーロッパ圏では利用できないところも多くあります。そのため、海外旅行の際には「VISA」や「Mastercard」などをサブカードとして組み合わせるのが安心です。
サブカードとしては「リクルートカード」や「REXカード」「楽天カード」などが、年会費が無料でありながら、ポイント還元率が高くてオススメとなります。
<年会費無料でオススメのクレジットカード>
AMEXは日本国内ではJCBと提携しており、JCBの決済網を利用しています。そのため、日本国内ではJCBが使えるお店でAMEXも利用することができます。
まとめ
今回は、「スカイトラベラーカード」の基本情報から、特典、メリット、デメリット、グレードの違い、お得な入会方法まで、詳しくご紹介していきました。
記事の中でご紹介させていただいたとおり、「スカイトラベラーカード」は、「空」でも「陸」でも、マイルをザクザクと貯めることができる、非常に優秀なクレジットカードです。
アメックスならではの保険関係も充実しており、それでいて、年会費も10,000円(税抜)と割安で、コストパフォーマンスも抜群ですね。
陸マイラーとして大量にマイルを貯めたい!という方はこちらの記事も合わせてご参照ください。初心者向けに「ANAマイルの貯め方」と「JALマイルの貯め方」を詳しく解説しております。
それでは、また!