オリエンタルランド株のクロス取引で株主優待(東京ディズニーリゾートの1Dayパスポート)の獲得に挑戦!②:決済編
前回から引き続き、オリエンタルランド株のクロス取引で東京ディズニーリゾートの1Dayパスポートを取得する方法と手順を解説していきます。第2回目である今回は「決済編」ということで、クロス取引の決済を実施するところの手順を詳しくご紹介します。
目次
オリエンタルランド株のクロス取引:これまでの経緯
クロス取引は、ほぼノーリスクで株主優待を獲得できることで知られています。前回の記事はこちらになります。すでにオリエンタルランド株の買いと売りを同時に仕込んだ状態になっています。
オリエンタルランド株のクロス取引:決済を実施する日は?
2016年は3月28日が権利付き最終日、29日が権利落ち日になります。
したがって、28日の市場が閉まれば株主優待の権利獲得です!なので、この作業は28日の夜に実施し、29日の朝に決済されるようにします。
オリエンタルランド株のクロス取引:決済の実施手順
まずは現状を確認
まずは、3月28日夜の状態を確認してみます。
ポートフォリオを確認してみると、オリエンタルランド株を、現物で100株、信用の売り建てで100株保有していることがわかります。
売り建ては前回説明したとおり、一般信用の5日という種類になっています。
現渡しを実施
信用売りの決済の仕方は2種類あります。返済の買いを行うか、現渡しを行うかです。
通常の信用売りの場合は反対売買、つまり返済の買いを行うことになりますが、クロス取引の場合は現物株を同数持っているので、現渡しを行います。
なぜなら、この方が一度で処理が行え手数料が安いからです(返済買いをした場合、現物の売りも実施する必要があり、取引回数が2回になってしまいます)。
手順としては、以下のように「信用建玉」のタブを選択して、対象となる株式(この場合はオリエンタルランド株)の「現渡」をクリックします。
すると、以下のような「注文入力(現渡)」画面が表示されます。
ここでは現物渡しをする株数を指定します。100株しかもってないので、100株を指定して実行します。
注文確認画面は以下になります。内容を確認して発注します。
すると、翌営業日分、つまり、3月29日の発注分としてスタンバイになります。
実行結果の確認
翌日、つまり3月29日の朝に注文状況を確認しました。
ちゃんと、全部約定されていますね。ひと安心。 (^_^)
以上で、クロス取引の決済処理は終了になります。
まとめ
今回、オリエンタルランド株を題材に、はじめてクロス取引を使った株主優待の獲得にチャンレンジしてみました。
終わってみれば、意外と簡単だった、というのが正直な感想です。
やる前は、信用売りを行うことになるので、ちょっとドキドキしていましたが、実際は買いも同時に実施しているわけで、リスクなく株主優待を獲得できる、非常に効率的な方法であることが実感できました。
事実、本日(3月29日)のオリエンタルランド株の寄付き時の値段は8033円なので、クロス取引を実施した3月25日の買値の8180円に比べて147円下落していることがわかります。
100株保有していたので14700円の損失ですね。
1Dayパスポートの値段が6900円ですので、この値段を大きく上回る値下がり方です。つまり、株主優待欲しさに、もし現物株だけ買っていたら、8000円近く損をしていたことになります。
こわいですね。 (^_^;)
というわけで、今回何事もなく上手く行ったので、調子にのってまた別の株で、クロス取引を利用した株主優待取りに挑戦してみたいと思ったりしています。
次の記事
次の記事はこちらになります。待ちに待った、株主優待券が到着しましたので、その現物確認を行っています。
最後に
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それでは、また!