【2025年3月最新】ポイントサイトの入会特典ランキング!ここからの登録で最大1万円以上お得!

JAL国際線特典航空券が改悪!ファーストクラスで最大40,000マイルの大幅増に!

JAL国際線特典航空券で必要マイル数改定の発表がありました。エコノミークラスからビジネスクラスまではまだ許容範囲といった感じですが、ファーストクラスでは最大40,000マイルの大幅増で強めの改悪となっています。インフレの世の中とは言えど厳しいですね。以下では影響度を確認していきたいと思います。

【改悪】JAL国際線特典航空券の必要マイル数がアップ

スポンサーリンク

必要マイル数アップとなったのは「基本マイル」のみで「PLUS」は現状維持

JAL国際線特典航空券で必要マイル数改定の発表がありました。

JAL国際線特典航空券「必要マイル数改定」

JAL国際線特典航空券必要マイル数

 

JAL国際線特典航空券では必要マイル数を一律に定めた「基本マイル」と、空席状況によって変動する「PLUS」の2種類があります。

 

今回必要マイル数のアップが発表されたのは「基本マイル」の方です。「PLUS」の方には変更はなく現状維持となっています。

 

エコノミークラスからビジネスクラスは許容範囲

JAL国際線特典航空券の「基本マイル」では、必要マイル数を「路線ごと」に定義しています。

そして、エコノミークラスからビジネスクラスまではシーズンの設定はなく必要マイル数は一定となっています。

改定後の必要マイル数を表でまとめると以下のようになります。いずれも「片道」で必要となるマイル数です。カッコ()内の数字が改定前と比較した増減になります。

まずこちらは「東アジア(日本発着)」です。

台北路線で一部減額もありますが1,000マイルから2,000マイルの増加になっているところが多いですね。

<東アジア(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
ソウル 7,500 18,000
広州 10,000 24,000
上海(虹橋)便 11,000(+1,000) 16,000(+1,000) 26,000(+2,000)
上海(浦東)便 10,000 15,000 24,000
大連 10,000 24,000
天津 10,000 24,000
北京 10,000 24,000
香港 11,000(+1,000) 16,000 26,000(+2,000)
台北-東京(成田) 9,000(-1,000) 24,000
台北-大阪(関西) 9,000(+1,500) 24,000
台北-名古屋(中部)便 9,000(+1,500) 24,000
台北-東京(羽田)便 11,000(+2,000) 26,000(+2,000)

 

続いてこちらは「グアム(日本発着)」です。ビジネスクラスで500マイル増加になっています。

<グアム(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
グアム 10,000 23,000(+500)

 

続いてこちらは「東南アジア・南アジア(日本発着)」です。

ハノイとホーチミンで5,000マイルから10,000マイルと大きな減額となっているのが印象的です。その他の部分はまちまちといった印象ですね。

<東南アジア・南アジア(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
クアラルンプール 15,000(+500) 25,000 40,000
ジャカルタ 15,000(+500) 25,000 40,000
シンガポール 13,000(+1,000) 25,000 40,000
デリー 17,500 25,000 40,000
ベンガルール 17,500 25,000 40,000
ハノイ 13,000 20,000(-5,000) 30,000(-10,000)
ホーチミンシティ 13,000 20,000(-5,000) 30,000(-10,000)
バンコク-東京(羽田・成田)便※JL031/JL034便以外 13,500 25,000 40,000
バンコク JL031/JL034便 17,500 30,000(+5,000) 45,000(+5,000)
バンコク-大阪(関西)、名古屋(中部)便 12,500 20,000(-5,000) 37,500(-2,500)
マニラ 10,000 15,000 24,000

 

続いてこちらは「オセアニア(日本発着)」です。ここは満遍なく5,000マイルから10,000マイルの増加となっています。

影響は大きめです。

<オセアニア(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
シドニー 23,000(+5,000) 31,000(+6,000) 45,000(+5,000)
メルボルン 25,000(+5,000) 35,000(+10,000) 45,000(+5,000)

 

続いてこちらは「ヨーロッパ(日本発着)」です。ここは1,000マイルから5,000マイルほどの増加になっています。オセアニアに比べると影響は少なめな印象です。

<ヨーロッパ(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
パリ 27,000(+1,000) 40,000(+5,000) 57,000(+2,000)
フランクフルト 23,000 38,000(+3,000) 55,000
ヘルシンキ 23,000(+500) 38,000(+3,000) 55,000
ロンドン※JL043/JL044便以外 27,000(+4,500) 40,000(+5,000) 57,000(+2,000)
ロンドン JL043/JL044便 27,000(+1,000) 40,000(+5,000) 57,000(+2,000)

 

続いてこちらは「中東(日本発着)」です。ここは影響ありません。

<中東(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
ドーハ 20,000 30,000 50,000

 

続いてこちらは「ハワイ(日本発着)」です。

ここはコナで一律5,000マイルの増加になっています。人気のホノルルはビジネスクラスでも3,000マイル増加と影響は少なめです。

<ハワイ(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
コナ 25,000(+5,000) 35,000(+5,000) 45,000(+5,000)
ホノルル 20,000 30,000 43,000(+3,000)

続いてこちらは「北米(日本発着)」です。

そちらはエコノミークラスで2,500マイル、プレミアムエコノミークラスで7,500マイル、ビジネスクラスで5,000マイルが一律増加になっています。

オセアニアと並んで影響の大きな地域となっていますね。

<北米(日本発着)片道>

路線 エコノミー プレエコ ビジネス
サンディエゴ 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
サンフランシスコ 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
シアトル 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
シカゴ 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
ダラス・フォートワース 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
ニューヨーク 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
ボストン 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
ロサンゼルス 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)
バンクーバー 27,000(+2,000) 40,000(+7,500) 55,000(+5,000)

 

全体感では、アジアは増減まちまち、ヨーロッパは増加が多いけれど割合的にはそれほど大きくなく影響は少なめといった印象でした。

一方で、オセアニアと北米は全ての路線で必要マイル数が増加しており影響は大きめになっています。この方面への旅行を計画している人はショックですね。

個人的にはハワイ路線のホノルルが影響少なめだったのがせめてもの救いになっています。

ただし、このエコノミークラスからビジネスクラスのマイル数増加は序章に過ぎません。ファーストクラスの増加数を見てしまうと可愛く見えてきます(笑)。

 

ファーストクラスは最大40,000マイルの大幅改悪

続いてはANA国際線特典航空券ファーストクラスを確認していきたいと思います。

ファーストクラスについては2023年10月からシーズン制に移行しており、そのタイミングでレギュラーシーズンとハイシーズンで必要マイル数も増加していました。

今回の必要マイル数の改定はこれに続くものになりますね。比較的短期間に2回目のマイル増となっています。

 

直近でのシーズナリティは以下のように定義されています。

<シーズナリティ>

ローシーズン(L)

2025年4月1日~4月24日、2026年1月14日~2月28日、4月1日~4月23日、2027年1月13日~2月28日

レギュラーシーズン(R)

2025年3月1日~3月31日、5月13日~7月10日、8月26日~12月11日、2026年3月1日~3月31日、5月12日~7月8日、8月26日~12月12日、2027年3月1日~3月31日

ハイシーズン(H)

2025年4月25日~5月12日、7月11日~8月25日、12月12日~2026年1月13日、4月24日~5月11日、7月9日~8月25日、12月13日~2027年1月12日

 

まずはこちらは「東アジア(日本発着)」です。ここは影響ありません。

<東アジア(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
ソウル
広州
上海(虹橋)便 36,000 43,000 50,000
上海(浦東)便 36,000 43,000 50,000
大連
天津
北京
香港 36,000 43,000 50,000
台北-東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)便
台北-東京(羽田)便

 

続いてこちらは「グアム(日本発着)」です。ここも影響ありません。

<グアム(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
グアム

 

続いてこちらは「東南アジア・南アジア(日本発着)」です。

ここは一律17,500マイルの増加になっています。増加率としては23%から27%ほどとなっています。

<東南アジア・南アジア(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
クアラルンプール
ジャカルタ
シンガポール 67,500(+17,500) 75,000(+17,500) 82,500(+17,500)
デリー
ベンガルール
ハノイ
ホーチミンシティ
バンコク-東京(羽田・成田)便 ※JL031/JL034便以外 67,500(+17,500) 75,000(+17,500) 82,500(+17,500)
バンコク JL031/JL034便 67,500(+17,500) 75,000(+17,500) 82,500(+17,500)
バンコク-大阪(関西)、名古屋(中部)便 67,500(+17,500) 75,000(+17,500) 82,500(+17,500)
マニラ

 

続いてこちらは「オセアニア(日本発着)」です。

ここは一律40,000マイルの増加になっています。増加率としては62%から80%ほどとなっています。エグ過ぎますね。

ちょっと信じられないレベルです。

<オセアニア(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
シドニー 90,000(+40,000) 97,500(+40,000) 105,000(+40,000)
メルボルン

 

続いてこちらは「ヨーロッパ(日本発着)」です。

ここは一律30,000マイルの増加になっています。増加率としては27%から38%ほどとなっています。

<ヨーロッパ(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
パリ 110,000(+30,000) 125,000(+30,000) 140,000(+30,000)
フランクフルト
ヘルシンキ 110,000(+30,000) 125,000(+30,000) 140,000(+30,000)
ロンドン 110,000(+30,000) 125,000(+30,000) 140,000(+30,000)

 

続いてこちらは「中東(日本発着)」です。ここは影響ありません。

<中東(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
ドーハ 70,000 80,000 90,000

 

続いてこちらは「ハワイ(日本発着)」です。

ここは一律40,000マイルの増加になっています。増加率としては57%から80%ほどとなっています。

オセアニアと同レベルの非常に高い値となっています。

<ハワイ(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
コナ 90,000(+40,000) 100,000(+40,000) 110,000(+40,000)
ホノルル 90,000(+40,000) 100,000(+40,000) 110,000(+40,000)

 

続いてこちらは「北米(日本発着)」です。

ここも一律40,000マイルの増加になっています。増加率としては40%から57%ほどとなっています。オセアニアとハワイほどではありませんが、こちらも高い値になっています。

<北米(日本発着)片道>

路線 ロー(L) レギュラー(R) ハイ(H)
サンディエゴ
サンフランシスコ 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)
シアトル 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)
シカゴ 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)
ダラス・フォートワース 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)
ニューヨーク 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)
ボストン
ロサンゼルス 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)
バンクーバー 110,000(+40,000) 125,000(+40,000) 140,000(+40,000)

 

全体感では、ファーストクラスに関してはどこも満遍なく増加している印象です。

影響度としては「アジア<ヨーロッパ<北米<ハワイ<オセアニア」といった感じになりますね。

このマイル数の増加は片道ですので、例えば40,000マイル増加の路線では往復ではトータル80,000マイルが追加になるということを意味しています。

80,000マイルを追加するのであればビジネスクラスの方が良いと考える人が増えそうですね。「マイルでファーストクラス」はこれまで以上に高値の花になりそうです。

 

スポンサーリンク

必要マイル数アップは2025年6月10日発券分から

必要マイル数の改定が適用になるのは2025年6月10日発券分からとなります。

JAL国際線特典航空券は「360日前の午前0時」から予約開始となっています。予定が決まっている分は6月9日までに発券しておくのが良いですね。

 

ただし、JAL国際線特典航空券では予約変更が「不可」となっています。あわてて予約してキャンセルすることがないように注意しましょう。

 

特典航空券の必要マイル数アップは国内線でも

特典航空券の必要マイル数アップは国内線でも同じタイミングで実施されます。

ただし国内線の方は「普通席」と「クラスJ」で一律500マイル増となっています。改悪であることは間違いありませんが、国際線に比べると影響は軽めとなっています。

JAL国内線特典航空券が改悪の詳細はこちらの記事からご確認ください。

 

スポンサーリンク

まとめ

今回はJAL国際線線特典航空券の必要マイル数改定をご紹介しました。まとめると以下のようになります。

<今回のポイント>

  • マイル数がアップするのは「基本マイル」のみ。「PLUS」は影響なし
  • 一部で必要マイル数の減額はあるものの、ほとんどは増加している
  • エコノミーからビジネスクラスまでは500マイルから10,000マイルの増加
  • ファーストクラスは17,500マイルから40,000マイルの増加
  • 全体的にオセアニアと北米・ハワイ、およびファーストクラスの増加率が高い

 

インフレでものの値段が上がっている中ではJAL国際線特典航空券の必要マイル数がアップするのはある程度はしょうがないのかもしれません。

しかしながら、今回のファーストクラスの増加率の高さはちょっと驚きです。それだけお得度が高かったというだけなのかもしれませんが残念すぎますね。

私はコロナ禍前にJALファーストクラスでニューヨークを実現しましたが、この時は往復で1人14万マイルでした。改定後は片道でこのレベルのマイル数が必要になってしまいます。

 

「マイルでファーストクラス」を実現するためにはこれまで以上の努力が求めらる時代になりそうです。

MEMO

陸マイラー的なJALマイルの貯め方はこちらの記事で解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。

 

それでは、また!

 

JALマイル関連記事