「ANA JCB CARD FIRST」は新しく登場するANAカードです。申込みできるのは29歳以下と制限されていますが、その分お得な特典が用意されていて魅力あふれる一枚となっています。当記事では基本情報から特典、メリット、デメリット、注意点まで詳しくご紹介していきます。
目次
ANA JCB CARD FIRSTとは
2025年1月頃から受付開始となる新しいANAカード
「ANA JCB CARD FIRST」はJCBカードから新しく登場するANAカードです。2025年1月頃から受付開始になります。
申し込みできるのは18歳以上29歳以下と限られていますが、その分魅力的な特典が多く用意されています。若者に早い段階からANAのファンになってもらおうとする意気込みが伝わってくるものです。
ライバルのJALには20代限定のクレジットカードとして「JAL CLUB EST」がありこちらもかなり魅力的な特典が用意されています。
今回「ANA JCB CARD FIRST」が登場した背景にはこの「JAL CLUB EST」への対抗という意味合いもありそうですね。
ちなみにJCBカードからは同じく18歳から29歳までが入会できる「ANA JCBカード ZERO」が用意されていますが、この後継が「ANA JCB CARD FIRST」との位置付けです。
「ANA JCBカード ZERO」は2024年12月時点で申込み停止になっていますのでご注意いただければと思います。
ANA JCB CARD FIRSTの基本情報
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29歳以下が申込み可能で年会費無料
「ANA JCB CARD FIRST」の基本情報をまとめると以下のようになります。
<基本情報>
お申し込み対象 | 本会員:18歳以上(学生不可)29歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 家族会員:生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)の方。 |
---|---|
年会費 | 本会員:無料 家族会員:無料 |
ボーナスマイル | 入会・継続ボーナスマイル:3,000マイル 利用ボーナスマイル:5,000マイル 搭乗ボーナスマイル:10% |
付帯保険 | ショッピングガード保険 海外 最高100万円 |
「ANA JCB CARD FIRST」は年会費が無料となっています。18歳以上29歳以下が申し込むことができカード有効期限である5年間は無料という位置付けになっています。
学生は不可となっていますのでこの年齢の社会人がターゲットとなりますね。
ANAカードの中で年会費無料となっているのは「ANA学生カード」だけです。また、一番スタンダードな「ANA一般カード」の年会費は2,200円(税込)です。
この時点で一般カードに比べて2,200円分がお得とも言えますね。
以下では、「ANA JCB CARD FIRST」の特典とメリット、デメリット、注意点については確認していきたいと思います。
ANA JCB CARD FIRSTの特典
マイル還元率1.0%
「ANA JCB CARD FIRST」のマイル還元率は1.0%となっています。利用金額1,000円(税込)につき10マイルを貯めることができます。
「ANA一般カード」のデフォルトのマイル還元率は0.5%で、マイル還元率を1.0%に高めるにはオプション料金として年5,500円(税込)を支払う必要があります。
オプション料金なしで1.0%のマイル還元率を実現できるというのは驚きです。しかも先ほどご紹介したとおり年会費無料ですから至れり尽くせりです。
ボーナスマイル3,000マイル(入会&継続)
「ANA JCB CARD FIRST」は入会時と毎年の継続時にボーナスマイルとして3,000マイルをもらうことができます。マイルの価値は「1マイル2円以上」と言われてますからそれぞれ6,000円分の価値があります。
「ANA JCB CARD FIRST」は年会費無料ですから持っているだけで毎年6,000円分の価値を生み出してくれるというのは持っていないと損とも言えますね。
ちなみに、「ANA一般カード」の入会時と継続時のボーナスマイルはそれぞれ1,000マイルです。「ANA JCB CARD FIRST」は3倍の数字ということでいかに優遇されているかが理解できますね。
利用ボーナスマイル5,000マイル
「ANA JCB CARD FIRST」には利用ボーナスも用意されています。年間100万円(税込)以上の利用でもれなく5,000マイルがもらえるというものです。
これは、年間100万円利用でマイル還元率が0.5%(=5,000マイル/100万円)底上げされることを意味します。
「ANA JCB CARD FIRST」のデフォルトのマイル還元率は1.0%でしたから年間100万円利用ではマイル還元率は1.5%(1.0%+0.5%)という計算になりますね。
マイル還元率1.5%というのは年会費が77,000円(税込)となる「ANA JCB カード プレミアム」を凌駕する数字です。
年会費無料でこのマイル還元率と実現できるというのは驚異的です。
ちなみに、ボーナスマイルは「マイル口座グループ4:航空関連サービス・期間限定マイル」に分類されます。グループ1の通常マイルとは異なりますが有効期限は36ヶ月と長めに設定されていて安心です。
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ANA JCB CARD FIRSTのメリット
年会費無料ながら条件クリアで毎年18,000マイルを獲得できる
「ANA JCB CARD FIRST」のメリットは年会費無料ながら条件クリアで毎年18,000マイルを貯められるという点です。
この18,000マイルという数字は、マイル還元率1.0%と入会・継続ボーナスマイル、利用ボーナスマイルを合計した数字です。具体的には以下のようになります。
<毎年18,000マイル>
- 通常マイル:10,000マイル(100万円利用時、マイル還元率1.0%)
- 利用ボーナスマイル:5,000マイル(100万円利用時)
- 入会・継続ボーナスマイル:3,000マイル(継続時)
- 合計:18,000マイル
18,000マイルあれば「東京-札幌」間を往復できる数字です(レギュラーシーズン)。ローシーズンであれば「東京-沖縄」間も往復できます。
クレジットカードの利用特典としてはかなり魅力的な内容と言えますね。
ANA JCB CARD FIRSTのデメリットと注意点
29歳以下しか申込みできない
「ANA JCB CARD FIRST」の最大のデメリットは29歳以下しか申込みできないという点です。
カードの有効期限は5年間となりますので、29歳の時に申込みをすれば最大で34歳までは利用できます。それ以降は自動的にANA一般カードに切替になります。
私が29歳以下であった時代はこのような魅力的なANAカードはなかったわけで、申込みが開始される2025年1月の時点で29歳以下の方が羨ましいです。
学生は申込み不可
「ANA JCB CARD FIRST」は29歳以下であっても学生は申込み不可となっています。在学中は「ANA学生カード」を利用しておき、卒業後に「ANA JCB CARD FIRST」に切り替えるという流れになりますね。
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SFCカードの設定なし
「ANA JCB CARD FIRST」にはSFCカードの設定はありません。
SFC修行する際はプラチナ到達後に審査落ちするリスクを避けるために、あらかじめ目標とするグレードや国際ブランドのANAカードを保有(もしくは切替)しておくのがオススメです。
ANA JCB CARD FIRSTのお得な入会方法
ポイントサイトによる募集は今のところなし
「ANA JCB CARD FIRST」は2025年1月頃から申込み開始となっています。そのため、2024年12月時点でポイントサイトでの募集は行われていません。
今後の案件募集や入会キャンペーンの開始に期待ですね。
ポイントサイトの入会は様々なポイントサイトと協業している当ブログ経由がお得です。詳細はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
当記事では、「ANA JCB CARD FIRST」を基本情報から特典、メリット、デメリット、注意点まで詳しくご紹介していきました。
メリットとデメリットをまとめると以下のようになります。
<メリットとデメリット>
- メリット
- 年会費無料ながら条件クリアで毎年18,000マイルを貯められる
- デメリット
- 29歳以下しか申込みできない(かつ学生不可)
- SFCカードの設定がない
「ANA JCB CARD FIRST」は申込みできるのは29歳以下と制限されています。
一方で、その分お得な特典が用意されていて魅力あふれる一枚となっています。社会人になって初めてのANAカードにピッタリです。
29歳以下の方はぜひご検討いただければと思います。
それでは、また!