JALファーストクラス搭乗記:成田-ニューヨーク(JL4便)の機内食からシート、アメニティまで徹底レポート!
今回は、JALファーストクラス搭乗記「成田-ニューヨーク(JL4便)」をお送りします。2018年の夏休み、ニューヨーク旅行の往路のフライトとして利用しました。こちらのフライト、お金を出して購入しようとすると、片道で一人100万円を超えてきます。恐ろしいですね(笑)。100万円を超えるフライトのサービスとはどのようなものなのでしょうか?日系の航空会社のファーストクラスの利用は今回が初めての経験のため、嫌が応にも期待が高まります。当記事では、そんな「JALファーストクラス」に搭乗する前の空港での過ごし方から、搭乗後の機内食、シート、アメニティまで、徹底レポートしていきます。
目次
JALファーストクラス:フライトスケジュール
今回利用したフライトは以下になります。東京(成田)から、ニューヨーク(JFK)までの直行便となります。
東京(成田)を18:10に出発し、ニューヨーク(JFK)には18:20に到着するというスケジュールで、所要時間は13時間10分となっていました。
<フライトの詳細(往路)>
- スケジュール:東京(成田)18:10発=>ニューヨーク(JFK)18:20着
- 便名:JL4
- 所要時間:13時間10分
JALファーストクラス:使用したマイルとコスト(費用)
今回のニューヨーク行きのファーストクラスのチケットには、貯めたJALマイルを利用して、特典航空券を発券しました。
JALの場合、「東京=ニューヨーク」間のファーストクラス発券に必要なマイル数は「140,000マイル」となっています。
これは、ひとりあたりの往復の数字となります。東京側は、羽田でも成田でも変化はありません。
<北米エリアの特典航空券を発券する場合に必要となるマイル数>
JAL国際線特典航空券 マイル早見表 – JALマイレージバンク
今回我々は、夫婦2名で、往復ともにファーストクラスを利用しましたので、合計で28万マイルを消費したということになります。
特典航空券を利用した場合でも、空港利用代や燃油代の支払いは必要となります。それらは、夫婦合計で「76,360円」となっていました。
よって、利用したマイルとコストをまとめると、以下のようになりました。
<利用したマイルとコスト(夫婦二人)>
- 運賃:280,000マイル(=140,000マイル x2名)
- 諸税:76,360円
ちなみに、私が特典航空券を発券した当日のチケット価格を調べてみると以下のようになっていました。ひとりあたり片道で「1,063,000円」ということで、驚きの100万円超えです。
従いまして、夫婦2名で往復で利用した場合の総額は、なんと約425万円にもなります。恐ろしいですね。
マイルを利用しなければ、ファーストクラスのチケットなんて、とても購入できません・・。陸マイラーの本領発揮といったところですね。
今回利用したチケットの詳細については、こちらの記事もご参照ください。
JALファーストクラス:優先チェックイン
「JALファーストクラス」の利用体験は、飛行機に搭乗する前から始まっています。まずは「優先チェックイン」です。
JALの発着便が集中する、成田空港の第2ターミナルには「ファーストクラスカウンター」が用意されており、「JALファーストクラス」の搭乗者は、こちらのカウンターを利用することができます。
「ファーストクラスカウンター」はこんな感じで、専用のエリアとして、周りからは隔離されています。「JAL FIRST CLASS」と書かれた赤絨毯が眩しいですね。
こちらの「ファーストクラスカウンター」の中には、専用のソファーも用意されています。混雑時はこちらで待つこともできるようですが、実際はガラガラなので、誰も使っている方はいませんね・・。
そんなこんなで、ちょっぴりドキドキしながら、「ファーストクラスカウンター」でチェックインを行いました。心なしか、スタッフの方の対応も、とても丁寧に感じます。
そんなこんなで、今回のチケットはこちらになります。ファーストクラスを意味する「F」の印が燦然と輝いていますね(笑)。
JALファーストクラス:優先保安検査場
チケットを確保した後は、保安検査場に向かいます。「JALファーストクラス」の場合は、専用の保安検査場(JALファストセキュリティレーン)が用意されていますので、そちらに進みます。
こちらが、「JALファストセキュリティレーン」の外観です。部屋として完全に独立しており、特別感がありますね。
中に入ってみると、専用の手荷物検査用のレーンが設けられており、人もまばらの状態です。スムーズに保管検査を終了することができました。実に快適です。
JALファーストクラス:航空会社ラウンジ
保安検査と出国審査を終了した後は、お待ちかねのラウンジタイムです。
成田空港の第2ターミナルには、JALが加盟するアライアンスである「ワンワールド」の航空会社ラウンジが5箇所あります。具体的には、以下のようになっています。
<「ワンワールド」に加盟の航空会社ラウンジ>
- キャセイパシフィック:ファーストアンドビジネスクラスラウンジ
- アメリカン航空:アドミラルズラウンジ
- カンタス航空:カンタスビジネスラウンジ
- JAL:サクララウンジ
- JAL:ファーストクラスラウンジ
「JALファーストクラス」のチケットを持っている場合は、上記全てのラウンジを利用する資格がありますので、ラウンジのはしごを楽しむことができます。
実際、私は上記5箇所のラウンジを制覇しました(笑)。
ただ、上記ラウンジの中で、一番素晴らしいラウンジは、間違いなく「JALファーストクラスラウンジ」です。
ですので、私のように物好きな方以外は、直接「JALファーストクラスラウンジ」に向かうことをオススメします。
各ラウンジの詳細については、以下の記事をご参照ください。
JALファーストクラス:優先搭乗
さて、そんなこんなで航空会社ラウンジを楽しんだ後は、飛行機への搭乗を開始します。
「JALファーストクラス」の場合は、優先搭乗が可能となっていますので、いの一番で搭乗することが可能です(実際は、JAL上級会員とも同じタイミングなので、その方々との戦いですが・・)。
搭乗デッキの途中からは、ファーストクラスとその他クラスとは別のルートになります。ですので、ここから左に進めるのは、ファーストクラス搭乗者のみということになります。ドキドキですね。
飛行機の入り口まで進むと、CAさんがにこやかにお出迎えしてくれます。遂に、「JALファーストクラス」に搭乗です。
JALファーストクラス搭乗記:成田-ニューヨーク(JL4便)
成田-ニューヨーク(JL4便):雰囲気と全体像
「JALファーストクラス」の機内はこんな感じです。茶色の革張りで高級感のあるシートが「ででん」と配置されています。各シートはパーティションで仕切られており、プライベートが確保できるようになっています。
今回利用した機種は「B777-300」ですが、ファーストクラスは「1-2-1」の座席配列で、2列のみの構成です。ですので、飛行機全体で、ファーストクラスは「8席」のみということになります。
この飛行機全体では「244席」ありますので、ファーストクラスの設定を割合でいうと「3.2%」ということになります。
一方、以下の図では「ファーストクラス」のエリアは、なかなかの広さがあるのがわかります。縮尺は正確ではないかもしれませんが、40席ある「プレミアムエコノミークラス」のエリアと同じぐらいにも見えます。
「ファーストクラス」が、いかに贅沢なエリアかということがわかりますね。
ちなみに、我々は夫婦2名での利用でしたので、中央の2席のシートを利用しました。
中央の2席は、席の間に可動式のパーティションが設けられており、これを下げることで、コミュニケーションが取りやすくなっています。(写真はパーティションを下げた状態です)。
成田-ニューヨーク(JL4便):ウェルカムドリンク
席に着くと、すぐに担当のCAさんのご挨拶と、ウェルカムドリンクの提供があります。ウェルカムドリンクには、それっぽく「シャンパン」をお願いしました。
機内とはいえ、ちゃんとガラス製のグラスで提供されており、高級感がありますね。一気にテンションが上がります。
成田-ニューヨーク(JL4便):シート(通常時)
続いては、気になるシート(座席)の様子を確認していきたいと思います。
シートに座ってみると、正面はこんな感じになっています。正面にはテーブルがあり、その上には液晶テレビが配置されています。このテーブルは可動式になっており、食事の時は手前に引き出すことができます。
また、下段にはオットマン(足置き)が見えますね。オットマン(足置き)まではかなりの距離があるので、シートをリクライニングしないと、足が届かないぐらいです。
シートのサイドには、シートの位置(前後)やリクライニング(傾斜)を細かく調整できるコントローラーが用意されています。
プリセットのポジションも用意されているので、めんどくさい方は、ボタン1つでも調整することができます。
サイドテーブルは、小物入れの他、電話機や、機内エンターテイメントのコントローラーなども格納されています。コントローラーは今時のスマホタイプですね。
また、シートには、室内用のスリッパとヘッドフォンもあらかじめ用意されています。
スリッパはこんな感じです。まあ、普通でしょうか。
ヘッドフォンは「BOSE」のノイズキャンセリングヘッドフォンですね。これはなかなか良いものです。私も実際に利用してみましたが、周囲のノイズが驚くほど軽減され、映画に集中することができました。
また、シートには、「F」のマークが輝くバインダーが用意されています。
こちらの中には、機内食のメニュー(フードメニューとワインリスト)があらかじめ用意されていました。
また、同じバインダーの中には、アメリカ入国時に必要となる「税関申告書」と、「国際線機内インターネットサービス」の無料クーポンも用意されていました。
こちらの無料クーポンを利用すると、フライトの間中、無料で「国際線機内インターネットサービス」を利用することができます。
通常ですと、24時間利用可能なフライトプランは「16.80ドルから18.80ドル」が必要ですので、嬉しい気遣いです。
成田-ニューヨーク(JL4便):アメニティー
続いては、アメニティーを確認していきましょう。アメニティーは、男女で別々のものが用意されています。
こちらは女性用のアメニティーです。資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ」のものです。
私はよく知りませんでしたが、「クレ・ド・ポー ボーテ」というのは、資生堂の最高級ブランドだそうです。奥さんがとても喜んでいました。中身はスペシャルパックセットです。
こちらは男性用のアメニティーです。同じく資生堂の「SHISEIDO MEN」のものです。化粧水、乳液の他、洗顔フォームまでセットになっています。
そしてこちらは、男女兼用のアメニティーポーチ。イタリアの高級ブランドである「ETRO(エトロ)」のものです。
中はこんな感じで、リップとハンドクリーム、コロン、などなどです。写真には写していませんが、他にもJALオリジナルの保湿マスクや歯ブラシセットなどなどが入っていました。
成田-ニューヨーク(JL4便):機内エンターテイメント
機内エンターテイメントは、先ほどの液晶テレビとコントローラーで利用します。液晶テレビは23インチということで、個人利用には十分すぎる大きさがあります。
私が利用した時は、まだDVD発売前であった「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が配信されていました。他にも最新のプログラムが日本語で用意されており、このあたり、日系のエアラインは安心できますね。
成田-ニューヨーク(JL4便):メニュー
続いては、機内食のメニューを確認していきましょう。「JALファーストクラス」の機内食は、「BEDD」というブランドで展開されています。メニューとしては、「フードメニュー」と「ワインリスト」に分かれています。
ワインリスト
「JALファーストクラス」の「ワインリスト」は非常に充実しており、ビジネスクラスなどと比べても、ワンランク上の品揃えとなっています。
まず、注目すべきは、シャンパンの「ルイ・ロデレール クリスタル 2009」。高級シャンパンとして有名な「ルイ・ロデレール」の中でも、最高級のブランドです。市価では1本あたり30,000円前後となります。
1776年に創設された老舗シャンパーニュメゾン「ルイ・ロデレール」が誇るトップキュベです。洋梨に柑橘類の風味と食パンの様なイーストのアロマが優しく、そして複雑に香ります。泡のキメがとても細かく、繊細かつ柔らかで、終始滑らかな口当たりが印象的です。心地よい果実感とフレッシュでバランスの良い酸味と共に、長く残る余韻をどうぞお楽しみください。
続いてこちらは、シャンパンの「ボランジェ・ラ・グランダネ 2007」。映画「007」の主人公である「ジェームズ・ボンド」が劇中で飲むシャンパンとして有名です。市価では1本あたり20,000円前後となります。
フランス・シャンパーニュ地方で1829年に創業。伝統的な醸造法によって支えられた製品の品質の高さにより、現在は世界的な名声を確立しています。また1884年からは英国王室御用達を拝命する希少なメゾンの一つでもあります。偉大な年と言う名前“グランダネ”と言う名の通り良い年にしか生産されず、力強い香りにデリケートな口当たり、複雑な洋梨やキャラメルのフレーヴァーを併せ持つ余韻の長い辛口で、終始お食事とともに楽しめるタイプのシャンパーニュです。
「JALファーストクラス」には、幻と言われる焼酎である「森伊蔵」もラインナップされています。
しかもこちらは「森伊蔵」の中でもワンランク上のラインである「極上」がつけられたものです。市価では1本あたり20,000円前後となります。
厳選された有機栽培のさつまいもを、昔ながらのかめ壷を使い発酵させ、人工洞窟で三年以上かけ熟成させてできあがった焼酎がこの森伊蔵です。独特のやさしい香りとまろやかな口当たりをご賞味ください。
日本酒党の方には、「大吟醸 飛露喜」も用意されています。「洞爺湖サミット」で採用されたことでも有名になりました。市価では1本あたり10,000円前後となります。
福島県の蔵元・廣木酒造本店が醸す「飛露喜」は、洞爺湖サミット(2008年)のワーキングランチで振る舞われたお酒としても有名です。杜氏兼社長の廣木氏は従来の業界常識に囚われない独自の醸造理念を持ち、その技術で造られたお酒は瞬く間に地酒ファンの間で人気となり、現在では最も入手困難なお酒の一つに数えられています。淡麗なお酒の多い東北地方では珍しく華やかで力強い香味を持ち、銘醸白ワインを彷彿させる味わいです。
アルコールが飲めない方には「ロイヤルブルーティー クィーン・オブ・ブルー」が用意されています。
中国茶の一種である高級青茶を厳選し、時間をかけて抽出したものが、ワインボトルにボトリングされています。市価では1本あたり5,000円前後となります。
中国茶の一種である高級青茶。その選び抜かれた手摘み茶葉を厳選し、3~7日間かけて抽出したお茶をワインボトルにボトリング。ロイヤルブルーティーの「QUEEN OF BLUE」は、お酒が飲めない方の食中ドリンクとしてご提供いたします。
「JALファーストクラス」の「ワインリスト」は季節によって異なります。詳細はJALの公式HPで公開されていますので、以下をご参照ください。
フードメニュー
続いては、「フードメニュー」です。
「JALファーストクラス」の「フードメニュー」は、大きく以下の3つに分かれています。
<「JALファーストクラス」の「フードメニュー」>
- 和食
- 洋食
- アラカルト
「和食」と「洋食」はコースメニューとなっており、決められた時間に提供されます(もちろん、リクエストにより時間をずらすことも可能です)。
「アラカルト」は、コースメニューの提供後などに、オーダーできる単品メニューです。基本、好きな時間に、好きなだけいただくことができます。
我々が利用したタイミングでは、以下のメニュー構成となっていました。
<和食>
東京神楽坂「石かわ」店主石川秀樹氏と、「虎白こはく」店主小泉瑚佑慈氏監修による献立となっています。
- 先付五種
- お 椀
- 〈石かわ〉すっぽんの澄まし出汁 千切り野菜色々 玉子豆腐
- お造り
- 〈石かわ〉伊勢海老炙り 雲丹 生湯葉 山葵 醤油
- 〈虎 白〉太刀魚燻し 香味ゼリーかけ
- 煮物
- 〈石かわ〉鰻 冬瓜 椎茸 玉葱 茗荷 新取菜
- 飯 物
- 〈石かわ〉万願寺唐辛子ご飯(梅)又は
- 白ご飯「雪蔵今摺り米」(新潟奥阿賀産コシヒカリを使用し、機内で炊きたてをご用意)
- 留め椀
- 〈石かわ〉汁物(生海苔 葱)
- 香の物
- 〈石かわ〉水茄子 昆布 胡瓜
- 甘味
- 〈石かわ〉水ようかん
- 〈虎 白〉マンゴーソース 最中 シェリームース グレープフルーツ2種
- 〈虎 白〉トリュフチョコレート
<洋食>
- アミューズ・ブーシュ
- 北海道産毛ガニとアボカド、フルーツトマトのカクテル
- アペタイザー(お選び下さい)
- キャビア 卵黄のクリームをあしらいサクサクの最中で 又は
- スペイン産マグロのオイル漬けと赤ピーマンのタルティーヌ 又は
- 魚介とフヌイユ、グレープフルーツのサラダ
- メインディッシュ(お選び下さい)
- 和牛フィレ肉 夏野菜を添えあっさりとしたシェリービネガーのソースで 又は
- 仔羊のナヴァラン クミンを効かせた人参のエチュベとクスクスを添えて 又は
- 鮑の蒸し煮 ジャガイモのニョッキとともにその肝のソースで和えて
- ブレッド
- チャバタ
- パン オ ルヴァン ビオ
- オーガニックかぼちゃロール
- ライロール
- デザート
- ルビーに輝く“ピーチメルバ”
<アラカルト>
- 空のお取り寄せ
- 石かわ創業の味「 天然 蒸し鯛の胡麻茶漬け」
- お酒のお供に
- 比叡ゆば本舗ゆば八 比叡本ゆばさし
- 串盛り合わせ(和牛サーロイン串、豚バラロール串、ねぎま串)
- 軽いお食事
- ソイミートと夏野菜サラダ
- 宮崎のカレーの名門 味のガンジス『 宮崎和牛カレー』
- ブイヤベース
- 麺 類
- JAL特製『 Japanese Soba Noodles蔦』 醤油ラーメン
- 山菜うどん
- サンドイッチ
- シュリンプサンド
- 三元豚のカツサンド
- チーズセレクション
- 各種チーズの盛り合わせ 〜ワインと共に〜
- リフレッシュメント
- 季節のフルーツ盛り合わせ
- プチデザートのトレイ(フロマージュブランムース、チョコレートエクレア)
- マカロン
- フミコの和食
- 台の物
- 地鶏(阿波尾鶏)の味噌焼き
- きざみ生胡椒
- れんこんのカレー風味ポテトサラダ
- お椀
- トマトのお吸い物
- ご飯
- 柴漬け、大根、胡瓜
- 台の物
- フミコの洋食
- メインディッシュ
- 海老のフレンチココナッツカレー
- 茄子のソテー
- ローストアスパラガスのサラダ
- メゾンカイザー特製ブレッド
- コンプレのプチパン
- エクメックセザム
- メインディッシュ
「JALファーストクラス」の「フードメニュー」は季節によって異なります。詳細はJALの公式HPで公開されていますので、以下をご参照ください。
成田-ニューヨーク(JL4便):機内食(夕食)
そんなこんなで、お待ちかねの機内食の様子をご紹介します。我々が利用したフライトは成田18:10発でしたので、夕食という位置付けになります。
我々は夫婦2名で搭乗していましたので、私が「洋食」、妻が「和食」を選択しました。
機内食:洋食
「JALファーストクラス」の機内食、まずは、「洋食」の様子です。
食事に合わせるドリンクは、もちろんこちらの「ルイ・ロデレール クリスタル」。ボトルが金色に輝いています。神々しいですね。
憧れの「ルイ・ロデレール クリスタル」をアミューズと一緒にいただきます。幸せです。
「ルイ・ロデレール クリスタル」を堪能していると、テーブルセッティングが進んでいきます。
こちらは、パン用の、エシレバターとトリュフ塩、オリーブオイル。
パンは、こんな感じでお籠に乗ってやってきますので、好きなものをチョイスします。どれも美味しそうですね。
こちらは、アミューズ(その2)の「北海道産毛ガニとアボカド、フルーツトマトのカクテル」。写真だとわかりづらいですが、カニの身がたっぷり入った贅沢な仕上がりでした。
この辺りで、シャンパンを「ボランジェ・ラ・グランダネ 2007」にチェンジ。高級シャンパンを飲み比べできるのは、とても贅沢な体験です。
前菜は、「キャビア 卵黄のクリームをあしらいサクサクの最中で 」を選択しました。キャビアは瓶ごとやってきます。キャビアをこんなにもまとめていただいたのは人生初めてです。
ファーストクラスならではですね。
メインは、「和牛フィレ肉 夏野菜を添えあっさりとしたシェリービネガーのソースで」を選択しました。
ナイフを入れてみると、こんな感じで、ミディアムレアな仕上がりです。いただいてみると、表面カリッと、中は半生ジューシーで完璧な火加減です。飛行機の上でどうやって調理しているのかと不思議になります。
最後はデザート「ルビーに輝く“ピーチメルバ”」です。金箔もあしらわれており、見た目も鮮やかですね。大満足です。
機内食:和食
続いては、「和食」の様子をご紹介します。
アルコールが苦手な妻は「ロイヤルブルーティー」を食事に合わせていただきます。ワインのような高級感がありますね。乾燥した機内だというのにとっても香り豊かで、飲むたびに華やかさが広がるそうです。
こちらは、「先付五種」
こちらにも、キャビアがふんだんに使われています。贅沢ですね。
5皿のどれも手が込んでいて、とても美味しいです。
こちらは、お碗の「すっぽんの澄まし出汁 千切り野菜色々 玉子豆腐」。しみじみとして、とても落ち着きます。
こちらは、お造りの「伊勢海老炙り 雲丹 生湯葉 山葵 醤油」と「太刀魚燻し 香味ゼリーかけ」。
ウニがごろっと乗せられています。とても贅沢です。
続いては、煮物と飯 物、留め椀、香の物、がお盆でまとめて提供されました。
特に、煮物の「鰻 冬瓜 椎茸 玉葱 茗荷 新取菜」が絶品。ふわふわです。
最後は、甘味の三品。「水ようかん」と「マンゴーソース 最中 シェリームース グレープフルーツ2種」、
「トリュフチョコレート」。紅茶とともに。こちらも大満足です。
今回、「洋食」と「和食」をそれぞれをいただいたわけですが、どちらも地上のレストランのフルコースと比べても遜色のないもので、「JALファーストクラス」のレベルの高さをひしひしと感じました。
まさに、空飛ぶ「高級」レストランですね。
成田-ニューヨーク(JL4便):シート(就寝時)
機内食をいただいた後は、就寝の準備です。「JALファーストクラス」では、パジャマをいただくことができますので、CAさんが着替え用に整えてくださったトイレでパジャマに着替えます。
パジャマの胸元には「JAL」のマークが入っていて、ちょっぴり嬉しいですね。ニューヨークのホテルにはパジャマの用意がありませんので、ニューヨーク滞在中にとても重宝しました。
前述したトイレで着替えをしている内に、CAさんがシートを就寝用にセットアップしてくださいます。何も言わなくても、先回りでサービスを提供してくださるので、とても感動してしまいます。
シートの上には、「Airweave(エアウィーヴ)」のマットレスと布団、枕などが用意されています。また、さりげなく、お水のボトルも置かれていたりします。至れり尽くせりです。
しかもマットレスは事前にソフト面かハード面のどちらが良いかを尋ねておいてくださいますので、好みに合わせられます。
ここまでセットアップされていると、シートというよりもベッドに近い感覚になります。いつもはあまり眠れないのですが、飛行機の上だということを忘れて、ぐっすりと眠ることができました。素晴らしいです。
成田-ニューヨーク(JL4便):トイレ
「JALファーストクラス」には、機体の前方2箇所にトイレが用意されています。8人に対して2箇所なので、混雑とは無縁ですね。
トイレの中には、こんな感じの着替え台と荷物台が用意されています。着替えの際にはCAさんがこのようにセットアップしてくださいます。
また、歯磨きの際などに少し腰をかけたい時などにも重宝しました。何しろ、トイレ混雑がないのですから、自分のペースで過ごせます。本当にありがたいことです。
トイレはウォシュレット付きなので、お尻が弱めの方も安心です。
そして、特筆すべきがトイレ内のアメニティーです。先ほど機内の女性用のアメニティーとしてご紹介した、資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ」の美容液と乳液が、なんとボトルで置かれています。
奥さんいわく、1本あたり1万円以上する高級品だそうです。太っ腹ですね。
成田-ニューヨーク(JL4便):機内食(アラカルト)
「JALファーストクラス」のフルフラットシートでぐっすりと眠ったあとは、朝食をいただきます。
と言っても、朝食は決められたメニューがあるわけではなく、「アラカルト」メニューから、好きなものを好きなだけいただけるシステムになっています。
こちらは、「JAL特製『 Japanese Soba Noodles蔦』 醤油ラーメン」。行列ができるラーメン店として有名な「 Japanese Soba Noodles蔦」のラーメンを機内でいただくことができてしまいます。驚きです。
こちらは、「三元豚のカツサンド」。かなり肉厚でボリューミーです。
最後にデザート。こちらは、「季節のフルーツ盛り合わせ」と「チョコレートエクレア」。
こちらは「マカロン」と「フィナンシェ」。マカロンは「ピエール・エルメ」で、JALとのダブルネームの箱に入ってやってきます。最後までこだわりを感じさせますね。
ニューヨーク旅行2018のスケジュール
今回の記事は、2018年夏休みのニューヨーク旅行の一部としてご紹介しました。今回のニューヨーク旅行のスケジュールは以下になります。全体としては、5泊6日のスケジュールとなります。
<スケジュール概要>
- 1日目:東京(成田)からニューヨーク(JFK)に移動(JL4便)、シェラトン・ニューヨーク・タイムズスクエア宿泊 <=今ここ
- 2日目:ザ・リッツ・カールトン セントラルパーク宿泊
- 3日目:JWマリオット・エセックス・ハウス・ニューヨーク宿泊
- 4日目:セントレジス・ニューヨーク宿泊
- 5日目:ウェスティン・ニューヨーク・タイムズスクエア宿泊
- 6日目:ニューヨーク(JFK)から東京(羽田)に移動(JL5便)
今回のニューヨーク旅行は、陸マイラー活動で貯めたマイルとSPGアメックスのポイントを駆使して、ほぼほぼ無料で豪華な旅を実現しています。詳細はこちらの記事をご参照ください。
最近でも約182万円が必要となるハワイ旅行を18万円ほどの手出しだけで実現しています。ハワイ旅行の費用はこちらに公開しておりますのでぜひご参照ください。
まとめ
今回は、JALファーストクラス搭乗記をお送りしました。
今回、初めて「JALファーストクラス」を利用させていただいたわけですが、本当に夢のような体験でした。地上から機内まで、一貫して非日常の特別感を味わうことができました。
100万円の価値があるか?と聞かれるとちょっと疑問ですが、70,000マイルの価値があるか?と聞かれれば、間違いなく「Yes」と答えますね。
ビジネスクラス が50,000マイルですから、その差は20,000マイル。これぐらいの差であれば、たまには奮発してファーストクラスを選択したい!と思わされてしまいました。
これからも、またいつかファーストクラスを利用することを目標に、「JALマイル」を貯めていきたいと思います!
「JALマイル」の貯め方についてはこちらの記事でまとめております。
クレジットカードに決済に頼らず、年十万マイルを貯める方法をご紹介しています。私もこの方法で「JALマイル」を貯めて、今回のファーストクラス搭乗を実現しています。
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それでは、また!
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