SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)を徹底解説!ラグジュアリーカードからステータスマッチ可能!
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)は独立系ラグジュアリーホテルが加盟する会員組織で「INVITED(インバイテッド)」というロイヤリティプログラムを運営しています。INVITEDに入会することでSLH加盟のホテル宿泊時に様々な特典を受けることができるようになります。当記事では、会員レベルとエリート特典、ステータスマッチまで詳しくご紹介していきたいと思います。
更新履歴(2024年9月20日):最新情報に更新しました。
目次
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)とは
独立系ラグジュアリーホテルが加盟する会員組織
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)は、世界90カ国以上、520を超える独立系ラグジュアリーホテルが加盟する会員組織です
正式名称は「Small Luxury Hotels of the World」となっています。
SLHの会員プログラムは「INVITED(インバイテッド)」
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)は他のホテルグループと同様に会員プログラム(ロイヤリティプログラム)を保有しています。
「INVITED(インバイテッド)」という名前で運営されています。
INVITED(インバイテッド)は入会金・年会費など無料で利用することができます。SLHの公式サイトから誰でも簡単に登録することができます。
INVITED(インバイテッド)に入会後にSLH加盟ホテルに宿泊すると会員特典を受けることができます。また、宿泊実績を積むことで会員レベルがアップし、エリート特典を利用できるようになります。
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)の会員特典
会員レベルは宿泊数でステータスアップ
INVITED(インバイテッド)の会員レベルは3段階です。SLH加盟ホテルでの宿泊数によってステータスが上がる仕組みになっています。いたってシンプルです。
具体的には以下になります。
<INVITEDの会員レベル>
会員レベル | 宿泊数 |
Intrigued(イントゥリーグド) | 0から3泊 |
Inspired(インスパイアッド) | 4泊から12泊 |
Indulged(インダルジッド) | 13泊以上 |
すての会員レベルの頭文字が「I」になっていて、日本人はちょっと覚えにくい名称となっていますね。
エリート特典は無料朝食や客室アップグレードなど充実
INVITED(インバイテッド)の主な会員特典を表でまとめると以下のようになります。
<INVITEDの会員特典>
Intrigued | Inspired | Indulged | |
宿泊数 | 0から3泊 | 4泊から12泊 | 13泊以上 |
予約毎に10%のディスカウント | ◯ | ◯ | ◯ |
無料WiFi | ◯ | ◯ | ◯ |
アーリーチェックイン | ◯ | ◯ | ◯ |
レイトチェックアウト | ◯ | ◯ | ◯ |
無料朝食 | ◯ | ◯ | |
客室アップグレード | ◯ | ◯ | |
イベント招待 | ◯ | ||
300ドルの特典宿泊券 | ◯ |
0泊でもなれる「Intrigued(イントゥリーグド)」から特典を受けることができます。SLH加盟ホテルに宿泊するならとりあえず登録しておくのが良いですね。
「Intrigued(イントゥリーグド)」でもアーリーチェックイン&レイトチェックアウトの特典を受けられるのは嬉しいところです。
4泊以上でなれる「Inspired(インスパイアッド)」では無料朝食の特典を受けることができます。規約では「Continental Breakfast」となっていますがホテルでの朝食は高額になりがちなの魅力的です。
また、客室アップグレードも「Inspired(インスパイアッド)」から適用になります。
13泊以上でなれる「Indulged(インダルジッド)」になるとイベント招待や300ドル相当の宿泊券など特別な特典が用意されます。
必要な宿泊数と提供される特典内容のバランスから考えると真ん中の「Inspired(インスパイアッド)」をまずは目指すのが良さそうです。
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)のステータスマッチ
ラグジュアリーカードからのステータスマッチで無宿泊でエリート会員に
ラグジュアリーカードではその特典としてSLHの会員プログラムである「INVITED(インバイテッド)」へのステータスマッチを提供しています。
ステータスマッチ先はラグジュアリーカードのグレード依存します。具体的には以下のようになっています。
<ラグジュアリーカードからのステータスマッチ先>
ラグジュアリーカードのグレード | INVITEDのステータスマッチ先 |
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) | Indulged(インダルジッド) |
Gold Card(ゴールドカード) | Indulged(インダルジッド) |
Black Card(ブラックカード) | Inspired(インスパイアッド) |
Titanium Card(チタニウムカード) | Inspired(インスパイアッド) |
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)とGold Card(ゴールドカード)からは最上位となる「Indulged(インダルジッド)」にステータスマッチされます。
また、Black Card(ブラックカード)とTitanium Card(チタニウムカード)からは真ん中となる「Inspired(インスパイアッド)」にステータスマッチされます。
ラグジュアリーカードからのステータスマッチを利用すれば無宿泊でエリート会員になれてしまいます。
Indulged(インダルジッド)で13泊、Inspired(インスパイアッド)で4泊分の宿泊費用と時間を節約できます。
SLH加盟のホテルは高級なところが多いため1泊費用は数万円になります。ステータスマッチするコスト効果はかなり大きいと言えます。
ラグジュアリーカードからのステータスマッチ方法と注意点
ラグジュアリーカードからのステータスマッチは、LC会員専用サイトにログインし専用登録フォームから申請します。
このSLHへのステータスマッチは、「INVITED(インバイテッド)」に新規入会する方が対象になります。すでにINVITED会員の方はステータスマッチの対象外となるため注意が必要です。
ちなみに、INVITED(インバイテッド)のエリート特典はSLH公式サイト(英語)から予約した場合のみ適用されます。他予約経路を利用した場合はエリート特典の適用外になりますので注意が必要です。
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)の加盟ホテル
SLH加盟の日本国内のホテル一覧
日本国内のSLH加盟ホテルはこちらになります。個性的で魅力あるホテルが揃っています。
ステータスマッチを活用してエリート会員になることこで、これらラグジュアリーホテルでエリート特典が受けられるというのは嬉しいですね。
<SLH加盟(日本国内)>
- シャレ―アイビー定山渓
- カサラ・ニセコビレッジ・タウンハウス
- ヒノデヒルズ ニセコ ビレッジ
- 東京ステーションホテル
- ホテル雅叙園東京
- ホテルラ・スイート神戸ハーバーランド
- 軽井沢プリンスホテル イースト
- ザ タワーホテル ナゴヤ
- 名古屋観光ホテル、エスパシオ
- 志摩観光ホテル ザ ベイスイート
- そわか
- Sankara Hotel & Spa 屋久島
- ザ シギラ
- シギラベイサイドスイート アラマンダ
- ホテルシギラミラージュ
- ザ テラスクラブ アットブセナ
この中では私は「ホテル雅叙園東京」と「東京ステーションホテル」に宿泊したことがありますが、どちらも素晴らしホテルでした。
SLHは「ヒルトンオナーズ」に参加しているが予約方法に注意
SLHは世界的なホテルグループであるヒルトンのホテルプログラムである「ヒルトンオナーズ」にも参加しています。
そのため、2024年7月以降は、SLH加盟ホテルは「ヒルトンオナーズ」経由でも予約することが可能になっています。
ただし、「ヒルトンオナーズ」経由で予約した場合はヒルトンオナーズ側の特典が適用されます。SLHの会員特典は適用されませんので注意が必要です。
ヒルトンオナーズ経由で適用される特典の例は以下になります(ゴールド&プラチナ会員の場合)。
<ヒルトンオナーズ経由の特典(主なゴールド&プラチナ会員)>
- お部屋のアップグレード
- 無料朝食サービス(コンチネンタル)
- レイトチェックアウト
- スタンダードルーム特典で5泊目無料
- ボトルウォーター2本無料
- ポイント利用時のリゾート料金無料
ゴールド会員でも「無料朝食サービス」を受けられるのがヒルトンオナーズの特徴でありメリットとなっています。「ヒルトンオナーズ」の詳細はこちら。
ヒルトンとSLH提携の詳細についてはこちらの記事をそれぞれご参照ください。
ラグジュアリーカードとは
ラグジュアリーカードはMastercardの最上位カード
ラグジュアリーカードは2008年にアメリカで設立されました。設立以来、世界クラスのプレミアムクレジットカードを提供しています。
2016年から日本でも発行を開始しており、日本初のMastercard最上位カードとなっています。そして、カード保有でもれなく「World Elite(ワールドエリート)」のステータスを獲得できます。
クラフトマンシップにこだわり抜いた⾦属製の縦型クレジットカードが特徴で、表⾯はステンレス、裏⾯はカーボン素材となっています。
プラスチック不使⽤のカードは圧倒的な耐久性と存在感が魅力で、世界中のセレブリティに愛用されています。
ラグジュアリーカードの年会費と還元率
ラグジュアリーカードのカード券面と年会費、ポイント還元率など基本情報を表でまとめると以下のようになります。
ラグジュアリーカードの場合はゴールドカードが最上位となっているのが特徴です。ゴールドカードには本物の「金」が使われていることもこの並びに影響していそうですね。
<ラグジュアリーカードの基本情報>
ゴールド | ブラック | チタン | |
年会費(本会員) | 220,000円(税込) | 110,000円(税込) | 55,000円(税込) |
追加カード | 55,000円(税込) | 27,500円(税込) | 16,500円(税込) |
券面 | 24金仕上げのイエローゴールド / 個性と品位を表す魅力的なローズゴールド | マットブラック金属製カード | ブラッシュド加工金属製カード |
ポイント還元率 | 1.5% | 1.25% | 1.00% |
マイル還元率 | 0.9% | 0.75% | 0.6% |
厳密にはゴールドよりもさらに上位にあたる「ブラックダイヤモンド(Black Diamond)」も存在しますが招待制になっているためここでは割愛しています。
券種(グレード)によってポイント還元率が異なっており、最上位のゴールドの場合1.5%という非常に高いポイント還元率を実現できます。
これは、モバイルSuicaやQUICPay、経費や税金の支払いでも変わらない還元率となっています。
他社の場合、還元率が下がることの多いこれらの決済で高いポイント還元率を維持しているのは大きな特徴と言えます。
(注:2024年4月6日から税金払いのポイント付与は条件制に移行します。詳細はこちら)
ラグジュアリーカードは入会キャンペーンで最大50,000円分のポイントを獲得できます。年会費負担を大きく軽減できますね!
- 紹介コード「LCAMB22272」
ラグジュアリーカードの特典一覧
ラグジュアリーカードには、非常に多くの特典が用意されています。
ラグジュアリーカードには3つの券種(グレード)がありますが、特典内容に若干の違いがあります。表でまとめると以下のようになります。
「青字」は券種(グレード)によらず特典内容が基本的に同じものです。共通の特典も非常に充実していることがわかりますね。
<ラグジュアリーカードの特典一覧>
ゴールド | ブラック | チタン | |
コンシェルジュ | メール・電話・LINEチャット | メール・電話・LINEチャット | メール・電話 |
全国映画館優待 | 毎月最大3回 | 毎月最大2回 | 毎月最大1回 |
カフェ優待(ストリーマーコーヒーカンパニー) | いつでも(1日1回無料) | 月1回無料 | 四半期に1回無料 |
カフェ優待(VILLA FOCH GINZA) | 月2回無料 | 月1回無料 | 期間中1回無料 |
国立美術館(所蔵作品展) | 同伴者1名様まで何度でも無料鑑賞可能 | 同伴者1名様まで何度でも無料鑑賞可能 | 同伴者1名様まで何度でも無料鑑賞可能 |
国立美術館(企画展) | 会期中いつでも同伴者1名様まで無料 | 会期中の金曜日限定で同伴者1名様まで無料 | – |
ホテル優待 | ◯ | ◯ | ◯ |
東急ホテルズ ステータスマッチ |
ダイヤモンド | プラチナ | プラチナ |
アイプリファー ステータスマッチ | タイタニウム | タイタニウム | タイタニウム |
SLHステータスマッチ | インダルジッド | インスパイアッド | インスパイアッド |
MSCクルーズステータスマッチ | ゴールド | シルバー | クラシック |
空港ラウンジ(国内) | ◯ | ◯ | ◯ |
プライオリティパス | ◯ | ◯ | ◯ |
国際線手荷物宅配無料 | ◯ | ◯ | ◯ |
ハワイアン航空 | Pualani Platinum | Pualani Gold | – |
ラウンジアワー | サービス対象の毎日(ドリンクやフードを選択可) | サービス対象の毎日 | 利用日制限あり |
ラグジュアリーダイニング | ◯ | ◯ | ◯ |
ラグジュアリーリムジン | 往路、復路いずれか片道送迎 | 往路の片道送迎 | – |
ラグジュアリーアップグレード | ◯ | ◯ | ◯ |
ラグジュアリーデリバリー | ◯ | ◯ | ◯ |
ラグジュアリーアイコン | 優先予約 | – | – |
旅行傷害保険(国内) | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1億円 |
旅行傷害保険(海外) | 最高1.2億円 | 最高1.2億円 | 最高1.2億円 |
航空機遅延費⽤(国内) | ◯ | ◯ | ◯ |
航空機遅延費⽤(海外) | ◯ | ◯ | ◯ |
個人賠償責任保険 | 最大1億円 | – | – |
新生プラチナ | ◯ | ◯ | ◯ |
LUXURY MAGAZINE | ◯ | ◯ | ◯ |
MastercardのWorld Elite特典 | ◯ | ◯ | ◯ |
ラグジュアリーカードの特典からメリット、デメリットの詳細はこちらの記事も併せてご参照ください。
ラグジュアリーカードの入会キャンペーン
アンバサダーからの紹介で最大50,000円分のポイント獲得
さて、そんなラグジュアリーカード(LUXURY CARD)では、「ラグジュアリーカードアンバサダー」限定で紹介プログラムを提供しています。
アンバサダーからの紹介でラグジュアリーカードに入会し、利用条件をクリアいただくことで最大50,000円分のポイントを獲得できるというものです。
入会キャンペーンは法人用ラグジュアリーカードも対象
こちらの入会キャンペーンは個人用でも法人用でも利用可能となっています。
獲得できるポイント数は券種(グレード)によって異なります。ゴールドカードで50,000円相当、ブラックカードで30,000円相当、チタニウムカードで15,000円相当のポイントとなっています。
券種と年会費、入会キャンペーンの特典の関係を表でまとめると以下のようになります。
<入会キャンペーンの特典>
券種 | 年会費(税込) | 入会特典 |
ゴールドカード | 220,000円 | 50,000ポイント(=50,000円相当) |
ブラックカード | 110,000円 | 30,000ポイント(=30,000円相当) |
チタニウムカード | 55,000円 | 15,000ポイント(=15,000円相当) |
ラグジュアリーカードは特典が非常に充実している代わりに、それに比例するように年会費も高額設定になっています。しかながら、
入会キャンペーンを利用すれば年会費負担を大幅に軽減することができますね。
最大50,000円分もの特典を獲得できるというのは驚異的なお得さです!
利用条件は共通で「入会後カード入会月を含む4ヶ月間に合計30万円(税込)以上のカードショッピング」となっています。
この条件をクリアしないと入会特典は獲得できませんのでご注意いただければと思います。
<入会キャンペーンの利用条件>
- 入会後カード入会月を含む4ヶ月間に合計30万円(税込)以上のカードショッピング
- ポイント進呈は入会月の6ヶ月後を予定。ポイント進呈時期は予告なく変更となる場合あり。
入会キャンペーンの適用には紹介コードの入力が必要
入会キャンペーンの適用方法は以下になります。シンプルな簡単2ステップになっています。
<入会キャンペーンの適用方法>
- ステップ1:「キャンペーンページ」にアクセス
- ステップ2:紹介コード「LCAMB22272」を入力して申し込み
ちなみに、本キャンペーンページは「ラグジュアリーカード(LUXURY CARD)」にご用意いただいているものです。安心してご利用いただければと思います。
ラグジュアリーカードの入会キャンペーンの詳細はこちらの記事も併せてご参照ください。
まとめ
今回は、「INVITED(インバイテッド)」の会員レベルとエリート特典、ステータスマッチまで詳しくご紹介していきました。
SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ)は独立系ラグジュアリーホテルが加盟する会員組織で「INVITED(インバイテッド)」というロイヤリティプログラムを運営しています。
INVITEDに入会することでSLH加盟のホテル宿泊時に様々な特典を受けることができるようになります。
特に上から2番目の「Inspired(インスパイアッド)」に到達すれば、以下のような主要なエリート特典を受けることができます。
<Inspiredのエリート特典>
- 予約毎に10%のディスカウント
- 無料WiFi
- アーリーチェックイン
- レイトチェックアウト
- 無料朝食
- 客室アップグレード
エリートステータスを獲得するには、通常であればSLH加盟ホテルで宿泊実績を重ねる必要があります。
一方でラグジュアリーカードからのステータスマッチを利用すれば無宿泊でも一足飛びでエリート会員になることができます。
ステータスマッチを利用すれば宿泊費用と時間を大きく節約することができますね。ホテル宿泊好きな方はぜひチャレンジしてみていただければと思います。
ラグジュアリーカードからはプリファード ホテルズ&リゾーツ「アイプリファー」と東急ホテルズ「コンフォートメンバーズ」、のステータスも獲得できます。
また、マスターカード「ワールドエリート」としてHoteLux」と「GHA Discovery」にステータスマッチできます。合わせてご参照ください。
それでは、また!
ラグジュアリーカード関連記事