【改悪】JAL国際線ファーストクラス特典航空券がシーズン制に移行!必要マイル数が増加に!
JAL国際線ファーストクラス特典航空券の必要マイル数に変更が入ります。これまでは日程によらず必要マイル数は一定でしたが、2023年10月1日からはシーズン制に移行します。ローシーズン以外は必要マイル数が増加となるため改悪という結果になっています。また、PLUSの最大必要マイル数も増加になります。こちらはエコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスが影響を受けます。以下で詳しくご紹介していきます。
目次
JAL国際線ファーストクラス特典航空券がシーズン制に移行
必要マイル数は増加で改悪に。2023年10月1日発券分から適用
JAL国際線の特典航空券は利用する日程によって必要マイル数が変動する「シーズン制」を採用しています。必要マイル数は「ローシーズン」なら少なく、「ハイシーズン」であれば多いといった具合です。
しかしながら、ファーストクラスだけは例外で、シーズンによらず必要マイル数が一定になっていました。ファーストクラスの特典航空券に求められるマイル数は元々多いため例外が適用されていたようなイメージです。
しかしながら、遂にこのJALファーストクラスの特典航空券にも2023年10月1日から「シーズン制」に移行することになりました。
結果から申し上げると、これまで固定レートに設定されていたマイル数は「ローシーズン」にシフトされ、それ以外の「レギュラーシーズン」と「ハイシーズン」では必要マイル数が増加しています。
つまりは「改悪」と言える結果になっています。
ファーストクラスの特典航空券はマイルの価値を最も高く利用できる方法であるだけに改悪となるのはとても残念ですね。
私も以前、東京発着のニューヨーク便でJAL国際線ファーストクラスを利用しましたが、その時のマイル単価は約15円でした。驚きのお得さでした。
シーズン制が適用となるのは2023年10月1日の発券分からとなります。可能であればこの期日までにJALファーストクラスの特典航空券を発券しておくのがオススメです。
JAL国際線ファーストクラス特典航空券の必要マイル数の比較一覧
ここでは、JALファーストクラス特典航空券の必要マイル数を、シーズン制に移行前(2023年9月30日まで)と、移行後(2023年10月1日から)で比較してまとめたいと思います。
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シーズンの設定期間
まずは各シーズンの設定期間を確認しておきたいと思います。具体的には以下のようになります。
<シーズンの設定期間>
シーズン | 期間 |
ローシーズン(L) | 2024年1月11日~2月29日、4月1日~4月26日、2025年1月11日~2月28日 |
レギュラーシーズン(R) | 2023年10月1日~12月13日、2024年3月1日~3月31日、5月10日~7月10日、8月26日~12月13日、2025年3月1日~3月31日 |
ハイシーズン(H) | 2023年12月14日~2024年1月10日、4月27日~5月9日、7月11日~8月25日、12月14日~2025年1月10日 |
会社勤めのサラリーマンの場合、長期休暇が取得できるのは「ゴールデンウィーク」「夏休み」「年末年始」とある程度決まってしまっています。
シーズンの設定期間を見てみると、これらのタイミングは全て「ハイシーズン」に分類されているのが確認できますね。
サラリーマンの場合は否応なしに今回の改悪の影響を受ける結果になりそうです。
東アジア 日本発着
東アジア日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると10,000マイルから14,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(東アジア)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
ソウル | 30,000 | 30,000 | 35,000 | 40,000 |
広州 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
上海 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
大連 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
天津 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
北京 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
香港 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
台北 | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
グアム 日本発着
グアム日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると14,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(グアム)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
グアム | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
東南アジア・南アジア 日本発着
東南アジア・南アジア日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると14,000マイルから15,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(東南アジア・南アジア)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
ハノイ | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
ホーチミンシティ | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
マニラ | 36,000 | 36,000 | 43,000 | 50,000 |
クアラルンプール | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
シンガポール | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
バンコク | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
ジャカルタ | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
デリー | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
ベンガルール | – | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
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オセアニア 日本発着
オセアニア日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると15,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(オセアニア)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
シドニー | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
メルボルン | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
ヨーロッパ・ロシア 日本発着
ヨーロッパ・ロシア日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると10,000マイルから30,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(ヨーロッパ・ロシア)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
ウラジオストク | 30,000 | 30,000 | 35,000 | 40,000 |
モスクワ | 50,000 | 50,000 | 57,500 | 65,000 |
パリ | 80,000 | 80,000 | 95,000 | 110,000 |
フランクフルト | 80,000 | 80,000 | 95,000 | 110,000 |
ヘルシンキ | 80,000 | 80,000 | 95,000 | 110,000 |
ロンドン | 80,000 | 80,000 | 95,000 | 110,000 |
ハワイ 日本発着
ハワイ日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると20,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(ハワイ)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
ホノルル | 50,000 | 50,000 | 60,000 | 70,000 |
コナ | 50,000 | 50,000 | 60,000 | 70,000 |
北米 日本発着
北米 日本発着便におけるファーストクラス特典航空券の必要マイル数は以下になります。
ハイシーズンと比較すると30,000マイルほど必要マイル数が増加しています。
<ファーストクラス特典航空券の必要マイル数(北米)>
路線 | 移行前 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|---|
サンディエゴ | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
サンフランシスコ | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
シアトル | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
シカゴ | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
ダラス・フォートワース | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
ニューヨーク | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
ボストン | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
ロサンゼルス | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
バンクーバー | 70,000 | 70,000 | 85,000 | 100,000 |
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JAL国際線特典航空券PLUSの最大マイル数が変更
エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネスクラスではPLUSが導入済み
JAL国際線特典航空券では「PLUS」という制度を導入しています。
これは、シーズン制で定義されている固定マイルに「追加マイル」を支払うことでキャンセル待ちをすることなく特典航空券を確保できるというものです。
特典航空券の発券に必要となるマイル数が増加する一方で、特典航空券を確保できる機会が増えるというメリットもあります。
この「PLUS」が導入されているのは「エコノミークラス」「プレミアムエコノミークラス」「ビジネスクラス」の3つになっています。
「ファーストクラス」は対象外になっています。
PLUSにおける最大マイル数が増加でファーストクラス以外も改悪に
JALファーストクラスの特典航空券がシーズン制に移行することに合わせて、この「PLUS」の最大マイル数が変更になるという発表もありました。
変更といっても減ることはなく増加する結果になっていますのでこちらも「改悪」となっています。
つまりは「エコノミークラス」「プレミアムエコノミークラス」「ビジネスクラス」の必要マイル数も改悪となるというわけですね。
こちらも変更が適用になるのは2023年10月1日発券分からとなります。
ただし、こちらはシーズン制における固定マイルの変更ではなく、影響を受けるのはPLUSのみとなります。PLUS利用時には最大マイル数が増えるというわけですね。
詳細についてはJALの公式サイトで公開されていますのでここでは割愛します。全体的に5%から10%ほど、最大で20%ほどの増加となっています。
まとめ
当記事では、JAL国際線特典航空券の必要マイル数の改悪についてご紹介しました。
まず、JAL国際線ファーストクラスの特典航空券は、これまでは日程によらず必要マイル数は一定でしたが、2023年10月1日からはシーズン制に移行します。
ローシーズン以外は必要マイル数が増加となるため改悪という結果になっています。ファーストクラスは聖域となっていましたが遂にメスが入ることになってしました。
また、PLUSの最大必要マイル数も増加になります。こちらは、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスが影響を受けます。
全体的に必要マイル数が増加になっており、陸マイラーのみならずJALユーザーによっては悲しいニュースとなっていました。
「マイルは貯めるものではなく使うもの」という格言?のとおり、マイルは大量に溜め込まず早めに使うのが良さそうですね。
陸マイラー的なJALマイルの貯め方はこちらの記事にまとめています。
また、2023年7月はPontaポイントと永久不滅ポイントでJALマイルへの交換レートアップキャンペーンを実施しています。JALマイルを貯めるには良いタイミングと言えますね。
それでは、また!