芝パークホテル ブログ宿泊記!リニューアルされたライブラリーホテルをレポート!
「芝パークホテル」は創業から70年を越える歴史ある老舗ホテルです。2022年にリニューアルしライブラリーホテルに生まれ変わっています。所蔵する本は1,500冊以上と充実の品揃えで読書三昧の時間を過ごすことができます。当記事では、ホテルの外観からロビー、客室、ライブラリーまで詳しくご紹介していきます。
目次
芝パークホテルとは
1948年創業の老舗ホテル
芝パークホテルは1948年創業の老舗ホテルです。
ホテル開業前は進駐軍の女性兵士の宿舎として、その後は外国貿易使節団ホテル(バイヤーズホテル)として利用されてきた歴史があります。
独自のおもてなしと新しいサービスを提供し、受け継がれてきた伝統にあふれたホテルとなっていました。
2020年にライブラリーホテルとしてリニューアル
そして、創業から72年の2020年に「人、街、歴史をつなぐLibrary Hotel」をコンセプトに芝パークホテルはリニューアルされました。
銀座 蔦屋書店ディレクションの下で約1500冊の本を所蔵する「ライブラリーホテル」が誕生しています。
ホテル館内の至るところに本が展示されており、居心地の良いライブリースペースや、客室で心ゆくまで読書を楽しむことができるようになっています。
芝パークホテルの基本情報
チェックアウト時間は長めの12時に設定
芝パークホテルの基本情報は以下になります。チェックアウト時間が通常よりも長めな12時設定されいるのが嬉しいポイントです。
朝食後も客室でゆったりと寛ぐことができます。
<ホテルの基本情報>
ホテル名 | 芝パークホテル |
住所 | 〒105-0011 東京都港区芝公園1-5-10 |
電話 | 03-3433-4141 |
チェックイン時間 | 15:00 |
チェックアウト時間 | 12:00 |
客室数 | 199室 |
施設 | レストラン ”ザ ダイニング”、4宴会場 |
公式サイト | https://www.shibaparkhotel.com |
芝パークホテルの場所とアクセス
3駅にアクセス可能で東京タワーや芝公園までは徒歩数分の距離
芝パークホテルは、浜松町駅、大門駅、御成門駅という3つの駅から徒歩でアクセス可能と、ビジネスに便利な立地になっています。
また、東京タワーや芝公園までは徒歩数分の距離で観光にも最適なホテルになっています。
<駅からのアクセス>
- JR・モノレール浜松町駅より徒歩:約8分
- 都営地下鉄浅草線/大江戸線大門駅より徒歩:約4分
- 都営地下鉄三田線御成門駅より徒歩:約2分
芝パークホテルの周辺地図はこちらになります。芝公園からの距離の近さを感じることができますね。
芝パークホテル ブログ宿泊記:リニューアルされたライブラリーホテルをレポート
さて、それではここからは「芝パークホテル」に実際に宿泊してみた様子をご紹介したいと思います。利用したのは2022年の12月上旬になります。
外観
ホテルの外観はこちらになります。手前の低層の建物と、奥の高層の建物の2棟で構成されています。創業から70年以上が経過しているということでレトロな趣ですね。
リニューアルによってどのように生まれ変わっているのか楽しみですね。早速中に入ってみましょう。
ロビー
ホテルのロビーはこちらになります。石張りの床と一部煉瓦が使われた柱と壁がモダンでシックな空間になっています。
ロビーの中央部分には吹き抜けの階段スペースが設けられており、その壁の沿うようにしてたくさんの本が展示されています。
写真表紙は印象的な洋書が中心の品揃えになっていて華やかな雰囲気です。ロビーから既にライブラリーホテルの本領を発揮していますね。
ホワイエ
吹き抜け階段を上に上がるとホワイエというスペースが用意されています。こちらのスペースにもたくさんの本が用意されており、チェアに腰掛けて読書できるようになっています。
こちらのホワイエのスペースには天窓が設けられおり明るく開放感の高い雰囲気です。
また、こちらのホワイエには展示スペースも設けられており、アート作品も鑑賞できるようになっています。どこか図書館や美術館のような落ち着いた佇まいを感じますね。
ライブラリーラウンジ
さて、1階に戻って奥に進むとライブラリーラウンジが設けられています。
こちらのスペースには、中央にソファー席、両サイドに本棚が用意されており、ゆったりと寛ぎながら読書を楽しめるようになっています。
この時間はチェックイン前のため利用者はいませんでしたが、夕方には読書に耽る多くの方の姿を確認することができました。
落ち着いたとても良い雰囲気ですね。
この時はクリスマスシーズンということもあり、スペースの一角にはクリスマスツリーも用意されていました。
クリスマスツリーをよく見てみると、本を積み上げて作られていることに気づきました。本へのこだわりを感じますね。
レセプション
ライブラリーラウンジを奥に進むとレセプションが設けられています。左手のカウンターで座った状態でチェックインすることができるようになっています。
カウンターの一角にはコーヒーと紅茶が用意されており、宿泊者は自由に利用することができます。こちらのドリンクは隣のライブラリーラウンジでも利用することができます。
コーヒーや紅茶を片手に読書ができるなんて、本好きにはたまらない体験ですね。
ちなみに、コーヒーは「NESPRESSO(ネスプレッソ)」、紅茶は「ART OT TEA(アートオブティー)」ということで上質なものが用意されているのも嬉しいところです。
チェックイン
今回はこちらのホテルでボトムとなる「スタンダートキング」を予約していました。特段のアップグレードはなく、予約通りの客室アサインとなりました。
<予約とアサイン結果>
- スタンダードツイン/キング(21平米)<=予約とアサイン結果
- スタンダードトリプル(21平米)
- デラックスツイン/キング(32平米)
- ジュニアスイート(44平米)
客室:スタンダードキング
チェックイン後はアサインされた客室へと向かいます。こちらは1階ロビーフロアのエレベーターホールです。
エレベーターもレトロな雰囲気で趣がありますね。古くて良いところを残したリニューアルは素敵です。
こちらの「芝パークホテル」では、4階から12階に客室が設置されています。
今回は中層階となる9階の客室がアサインされました。
全体像と雰囲気
客室の玄関扉を開けるとこちらのようになっています。右手にバスルーム、正面奥が寝室という配置です。
寝室の全体像はこちらになります。落ち着いた色調のモダンなデザインでまとめられていますね。
ベッド正面のキャビネットには壁掛けTVが収納されています。窓はちょっと小さめですが採光は十分で明るい雰囲気です。
窓側から見ていみるとこんな感じです。こちら「スタンダードキング」の客室の広さは21平米ということで機能的かつコンパクトにまとまっているという印象です。
リニューアルしたばかりということで、どこも綺麗で快適そのものです。
眺望
窓からの眺望はこんな感じです。都心の中の9階ということで、周りには同じような高さの建物があります。眺望は必ずしも良いとは言えませんね。
寝室
続いては寝室を詳しく見ていきたいと思います。ベッドのヘッドボードは木のモチーフになっていています。「襖絵」のようで和のテイストを感じますね。
サイドテーブルの上の間接照明もやわらかな雰囲気を演出しています。
サイドテーブルの上には、シンプルな目覚まし時計が用意されています。照明の集中コントロールボタンとUSB電源も用意されていて機能的です。
寝室の一角にはソファーとテーブルが用意されていまうs。ソファーは2人でも利用できるぐらいのスペースがあり、お茶やちょっとした軽食に活用できそうです。
また、読書スペースとしても良いですね。
TVの大きさは55インチほどでしょうか。客室の広さから考えると十分な大きさがあります。
ミニバー
寝室の一角のキャビネットの中にはミニバーが用意されています。
まずカウンターの上には水が用意されています。ミネラルウォーターでこちらは無料でいただくことができます。こちらの「HAVARY’S(ハバリーズ)」は高級ホテルでもよく見かけます。おしゃれなセレクションですね。
キャビネットの引き出しの中にはコーヒーと紅茶、日本茶のティーバッグが用意されています。
コーヒーは「KYE COFFE(キーコーヒー)」のドリップタイプ、紅茶と日本茶は「ART OF TEA(アートオブティー)」のもになっていました。
カウンターの中にはポットも用意されています。こちらのポットは「Russell Hobbs(ラッセルホブス)」もので、沸騰(100度)だけでなく90度や80度といった具合に細かく温度調整できる高機能のものでした。
お茶を美味しく飲めるような気遣いが嬉しいですね。
引き出しの中にはグラスやカップが用意されています。この価格帯のホテルとしては非常に充実した品揃えと言えます。
冷蔵庫の中は空になってました。自分で好きなものを保存できるので、個人的には空になっていた方が使い勝手が良いです。
サイドの引き出しの中には金庫(セーフティーボックス)も用意されています。
同じく引き出しの中にはパジャマも用意されていました。パジャマはワッフル状のやわらかい生地でワンピースタイプになっていました。
個人的にはセパレートタイプの方が好みですが、着心地は悪くありませんでした。
バスルーム
続いては気になるバスルームを確認したいと思います。
バスルームはトイレとバスが一体型のユニットバスになっていました。部屋の広さからするとしょうがないですね。
トイレ上部の飾り棚の上にはアメニティーが用意されています。歯ブラシ、ヘアブラシ、コットン、髭剃り、ヘアバンドなどなど。必要なものは一通り用意されています。
エコなプラスチックを使ったエコパッケージになっていておしゃれ感があります。
また、アメニティーの中にはスキンケアセットも用意されていました。メイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液の4点セットになっています。あらかじめセットされているのは女性には嬉しいポイントですね。
ドライヤーは「SHARP(シャープ)」の最新式のもになっていました。大風量になっていてこちらも女性には嬉しいセレクションですね。
バスタブとシャワーはこんな感じです。バスタブは男性で窮屈に感じない広さが確保されています。シャワーはハンドシャワーのみですが使い勝手は良いですね。
バスアメティーはこちらになります。備え付けのボトルタイプで「MILLENNIUM ORGANICS(ミレニアムオーガニックス)」のもになっていました。
植物・ミネラル由来成分90%以上配合ということで、使い心地が良く良い香りがしました。
クローゼット
クローゼットは玄関スペースの一角に用意されています。オープン式でハンガーと荷物代のみのシンプルな作りになっています。
スリッパはビニール製で再利用可能なものになっていました。エコに配慮されていますが、硬い感触でリラックスできず、使い心地は良くありませんでした。個人的には普通の使い捨てのスリッパの方が好みですね。
また、衣類ブラシと靴べらのほか、衣類スチーマーも用意されていました。細かい心遣いは嬉しいですね。
その他設備
最後に気になった設備をご紹介したいと思います。
こちらは壁掛けTVですね。施設案内やルームサービスのメニューなどを確認することができます。
一方でアプリには対応していませんので、AmazonプライムやNetflixを鑑賞したい方は「FireTVStick」など外部接続用のデバイスを持参する必要がありますね。
イングルヌック(読書部屋)
続いては、前半でご紹介しきれなかった館内設備をご紹介していきたいと思います。
まずこちらは「イングルヌック」と呼ばれる設備です。「イングルヌック」とは「暖かく心地の良い小部屋」という意味で、客室フロアのエレベーター横に用意されています。
「イングルヌック」の中はこんな感じです。本とソファーのみというシンプルな構成になっています。言葉の意味どおり、「暖かく心地の良い小部屋」になっていますね。
各フロアによって異なるテーマの本が用意されています。9階のテーマは「Travel」ということで旅行関係の本が豊富に用意されていました。
旅ブログを運営している私にはピッタリのテーマと言えますね。1階のライブラリーラウンジまで行かなくて良いためとても便利でした。
ちなみに、ホテル内に用意されている本は客室に持っていって利用することができます。利用後は元ある場所に戻しておくか、チェックアウトのタイミングでレセプションまで返却するというシステムになっています。
お気に入りの本を客室でゆっくりと鑑賞できるのは嬉しいですね。
コインランドリー
ホテルの2階にはコインラインドリーも用意されています。
コインランドリーの中はこんな感じになっています。洗濯機と乾燥機が用意されていて、コインを投入して利用できるようになっています。
長期滞在する方にとっては嬉しい設備ですね。
芝パークホテルの宿泊料金
芝パークホテルの宿泊料金は、今回利用した「スタンダードキング」の1室2名朝食なしのプランの場合、平日で1万円台半ばから、週末で2万円前後となっていました。
充実した設備と客室のクオリティー、便利なロケーションから考えるとコストパフォーマンスに優れたホテルと言えますね。
最新の宿泊料金はそれぞれ以下のリンクからご確認ください。
まとめ
今回は、「芝パークホテル」のブログ宿泊記として、ホテルの外観からロビー、客室、ライブラリーまで詳しくご紹介していきました。
こちら「芝パークホテル」は、創業から70年を越える歴史ある老舗ホテルです。2022年にリニューアルし「ライブラリーホテル」に生まれ変わっています。
所蔵する本は1,500冊以上と充実の品揃えで、ライブラリーラウンジやホワイエ、イングルヌックというように読書を楽しめる施設も各種用意されていました。
また、お気に入りの本は客室に持ち帰って、美味しいコーヒーや紅茶とともに、じっくりと鑑賞することもできます。本好きな方にとっては夢のようなホテルになっていますね。
都内でも中心部である「芝」というロケーションを考えると、価格もリーズナブルな設定になっています。アクセスも抜群でコストパフォーマンスも優れていると感じました。
リニューアルしたばかりということで、共用施設はもちろんのこと、客室も含めてどこもピカピカで清潔なのも嬉しいですね。
東京観光にも出張にもオススメのホテルです。
次の記事では、レストラン「ザ・ダイニング」で体験したアフタヌーンティーの様子をご紹介したいと思います。
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それでは、また!