「中禅寺金谷ホテル」での朝食とディナーをダイニングルーム「みずなら」でいただきました。こちらのレストランは中禅寺湖に面するように位置しており、森や野鳥といった自然の眺望を楽しみながら食事をいただくことができます。また、金谷ホテル名物の「黄金鱒のソテー」など伝統のフランス料理を味わえるのが特徴となっています。当記事では、レストランの雰囲気からメニュー、価格、実際の提供内容まで、詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
中禅寺金谷ホテルとは
奥日光の中禅寺湖畔に位置する金谷ホテル系列のリゾートホテル
「中禅寺金谷ホテル」は日光国立公園内に位置するリゾートホテルです。歴史ある「日光金谷ホテル」系列のホテルとなっています。
建物はカナダ人建築家J・スタージェス氏の設計で、カナダ産の銘木をふんだんに使ったログハウス風洋式ホテルです。中禅寺湖畔の森の中にたたずむように建てられており、都会の喧噪を逃れリラックスした時間を過ごすことができます。
また、併設のレストランでは金谷ホテル伝統のフランス料理を、「空ぶろ」と呼ばれる温泉棟では奥日光・湯元からなる天然温泉の露天風呂を楽しむことができるのが特徴となっています。
中禅寺金谷ホテルの朝食とディナー会場の選択肢
中禅寺金谷ホテルには2つのダイニング施設があり。ただしコーヒーハウス「ユーコン」は夏季のみの営業
「中禅寺金谷ホテル」には、以下2つのダイニング施設が用意されています。このうち、コーヒーハウス「ユーコン」は夏季のみの営業となっています。
<ダイニング施設>
- ダイニングルーム「みずなら」
- コーヒーハウス「ユーコン」<=夏季のみの営業
今回私は2022年2月下旬に利用しましたが、そのタイミングではコーヒーハウス「ユーコン」はクローズしていましたので、選択肢としてはダイニングルーム「みずなら」のみということになっていました。
ダイニングルーム「みずなら」で朝食とディナーを利用
今回私は朝夕食付きのプランを利用して宿泊していましたが、朝食、ディナーともにダイニングルーム「みずなら」での提供となりました。
ダイニングルーム「みずなら」の営業時間は以下になります。
<営業時間>
- 朝食 / 7:30〜9:30(L.O.)<=今回利用
- ランチ/ 12:00〜14:00(L.O.)
- 喫茶 / 12:00〜14:30(L.O.)
- ディナー/18:00〜20:00(L.O.)<=今回利用
- ※営業時間は季節により変わることがあります。
以下では、この朝食とディナーの様子を順番にご紹介していきたいと思います。
ちなみに、こちら「中禅寺金谷ホテル」のアクセスや外観、ロビー、客室などはこちらの宿泊記でご紹介しています。合わせてご参照ください。
中禅寺金谷ホテルの朝食をブログレポート:ダイニングルーム「みずなら」
さて、それではまずは、朝食の様子をご紹介していきたいと思います。
レストランへのアクセスと外観
こちらは1階ロビーの写真です。ダイニングルーム「みずなら」には、レセプション横の通路を奥に進んでアクセスします。
ダイニングルーム「みずなら」のエントランスはこんな感じです。木目を利用したロッジ調の外観ですね。ホテル全体のの雰囲気とマッチしていて良いですね。
それでは早速中に入ってみましょう。
レストランの全体像と雰囲気(朝食)
ダイニングルーム「みずなら」の全体像はこんな感じです。全体としては中禅寺湖畔側に面するように位置しており、横に長い構造になっています。
中禅寺湖畔側には大きな窓がいくつも配置されており、朝は外からの光が差し込む明るい雰囲気です。
窓からの眺望はこんな感じです。木々の間から中禅寺湖の姿を捉えることができますね。この日は雪景色となっていましたが、またそれが絵画のようで素晴らしい美しさでした。
窓際には、野鳥用の餌台も用意されています。運がよければシジュウカラやカワセミ、モズといった野鳥の姿を捉えることができるかもしれません。
また、奥には半円形のダイニングエリアを用意されています。180度が窓になっていてとても優雅な雰囲気ですね。全体的にクラシックかつレトロな内装となっており、タイムスリップしたかのようです。
朝食メニューと価格
テーブルに着くと朝食メニューの説明があります。
朝食メニューはこちらになります。こちらはフレンチレストランとなりますので「洋食」での提供となります。
メニューを転記すると以下のようになります。
内容としては、一般的にはアメリカンブレックファーストと呼ばれるもので、価格はセットで「2,640円」となります。卵料理と付け合わせは選択式になってます。
私は朝食付きの宿泊プランを利用していましたので追加料金なしで利用することができました。
<洋朝食>
- ハーブウォーター
- ジュース
- オレンジ、トマト、パイナップル、グレープフルーツジュース、又は ミルク
- 卵料理
- フライド、スクランブル、ボイルド 又は プレーンオムレツ
- ハム 又は ベーコン 又は 辛口ソーセージ
- トースト
- バター・ジャム添え
- お飲み物
- コーヒー 又は 紅茶
ちなみに、前日の夜までにリクエストすることで「和食(松花堂弁当)」をいただくことができます。この場合は別途追加料金が必要になります。
洋食と和食のどちらにしようか迷いましたが、ダイニングルーム「みずなら」自体がフレンチレストランであること、金谷ホテルはパンが有名なことから、今回は夫婦二人ともに「洋食」をいただくことにしました。
朝食の提供内容
さて、それではここからは朝食の提供内容をご紹介していきたいと思います。
まずこちらは「コーヒー」と「オレンジジュース」です。
コーヒーは紅茶も選択できます。また、ジュースはオレンジジュースの他、グレープフルーツ、トマト、ミルクからも選択することができます。
こちらは「ハーブウォーター」と「ミニサラダ」です。
ハーブウォーターはカモミールとビネガーが入っていてさわやかで目が覚めます。ミニサラダは小さいながらも野菜は新鮮です。
こちらは「トースト」です。メニューには記載がありませんでしたがロールパンもセットになっています。また、バターと「とちおとめ」の手作りジャムも添えられています。
ロールパンはふわふわの食感でほんのりと甘さを感じました。トーストもパリっとしていて美味しいです。このあたりはパンで有名な「金谷ホテル」の本領発揮といった感じですね。
そしてこちらが卵料理として選択した「プレーンオムレツ」です。卵料理は他に「スクランブルエッグ」「フライドエッグ」「ボイルドエッグ」からも選択することができます。
付け合わせとしてベーコンとポテトも添えられていますね。
プレーンオムレツは、木目も細かく中身がトロトロに仕上がって火加減も最高でした。シンプルなだけに素材の良さをダイレクトに感じることができました。
提供内容としては以上で、これぞ「アメリカンブレックファースト」といった教科書のような内容ですね。
豪華さはありませんが、サラダや卵料理は素材の良さを大切にする程よい味付けになっており、またパンも美味しくいただきました。
量の方も満腹になりすぎないボリューム感でちょうど良かったですね。
なにより、クラシック&レトロな空間で外の景色を楽しみながらいただく朝食は、優雅で満足度の高いものでした。ごちそうさまでした。
中禅寺金谷ホテルのディナー(夕食)をブログレポート:ダイニングルーム「みずなら」
続いては、同じくダイニングルーム「みずなら」でいただいたディナーの様子をご紹介したいと思います。
レストランの全体像と雰囲気(ディナー)
ディナーも朝食と同じ場所になりますが、ディナーの時間帯になると照明がちょっと暗めに落とされて大人な雰囲気になります。
朝食に比べるとディナーは高級感が高まりますね。
ディナー(夕食)メニューと価格
テーブルセッティングはこんな感じです。とても綺麗に整えられていますね。
テーブルにつくとメニューの説明があります。今回は朝夕食付きプランにしており、付帯していたのは「ライトディナー」というものでした。
ライトディナーはオードブル、ポタージュ、メイン、サラダ、デザートというシンプルな構成のもので、価格は7,500円となっています。
メニューを転記すると以下のようになります。メインは4品から選択可能ですが、うち2品は追加料金が必要となっていました。
<ライトディナー>
- 本日のオードブル
- 季節のポタージュ
- メイン (下記4品より1品お選びください)
- A)米ぬか玉ネギと真鯒のオーブン焼き ぜいたくトマトと生姜のソース
- B)とちぎゆめポークのソテー 粒マスタード風味
- C)黄金鱒のソテー金谷風 ~金谷ホテルクラシックスタイル~ (プラス1,400円)
- D)とちぎ霧降高原牛フィレ肉のポワレ 赤ワインと栃木の茄子ごろごろソース (プラス2,200円)
- 生野菜サラダ
- 本日のデザート
- コーヒー 又は 紅茶
今回は夫婦2名で利用しましたので、私は「B」を、妻は「C」を選択しました。Cの「黄金鱒のソテー金谷風」は、金谷ホテルの名物と言われるものですので、せっかくなので選択してみることにしました。
ちなみに、こちらのレストランは野菜に特に力を入れているようで、コースに使用されている野菜の産地の説明が別紙して用意されていました。
こうやって一つ一つ説明いただけると期待が高まりますね。こだわりを感じます。
ディナー(夕食)の提供内容
さて、それではここからはディナー(夕食)の提供内容をご紹介していきたいと思います。
まずこちらは本日のオードブルです。この日はサーモンのマリネとなっていました。
国産のサーモンが使われているということで臭みがなく淡白な味わい。シンプルながら野菜とマッチしています。
こちらはパンですね。バゲットとロールパンの2種類。ロールパンはとちおとめのペーストが練り込まれているということで、ほんのりといちごの香りと甘味を感じます。
どちらもほのかに温められており美味しいです。
こちらは季節のポタージュ。この日はかぼちゃのスープとなっていました。クリーミーで良い感じ。
そしてこちらが私がメインとして選択した「とちぎゆめポークのソテー 粒マスタード風味」です。生野菜サラダとセットで提供されました。
ポークソテーは焼き加減がよくやわらかく仕上げられていました。濃いめの味つけのソースとマッチしていて美味しいです。また、付け合わせのさつまいもや大根が甘さが凝縮していてとても美味しく感じました。
前菜でもそうでしたが、こちらのレストランでは野菜が魚や肉といった食材に負けず劣らずの良い働きをしていています。
そしてこちらが妻が選択したメインの「黄金鱒のソテー金谷風 ~金谷ホテルクラシックスタイル~」です。大小2匹が並べられておりボリュームのなかなかありますね。
料理のネーミングのとおり綺麗な「黄金色」に仕上げられれいますね。身はほろほろでやわらかく、甘めの味付けになっています。
味のイメージとしては「カレイの煮付け」に近い感じですね。醤油とバターの和洋折衷で日本人に親しみやすいフレンチといった仕上がりになっていました。
骨つきになっていますのでフォークとナイフでいただくのはなかなか大変でしたが、歴史ある名物料理をいただけるというのは嬉しいですね。感慨深いものがあります。
そして最後はデザートとコーヒーです。この日のデザートはいちご(とちおとめ)のシャーベットとさつまいも(紅はるか)のタルトになっていました。
どちらも素材の良さを感じるやさいい味付けで美味しくいただきました。
今回は「ライトディナー」ということでボリュームが少ないかと心配していましたが、我々夫婦にはちょうど良い分量でちょうどよく満腹になりました。
全体的に野菜が前面に押し出されており、野菜を美味しくいただけることに注力しているように感じました。野菜好きな方であれば満足度が高くなりそうです。
一方で、クラシックなフレンチということでバターたっぷり濃厚な感じをイメージしていると裏切られるかもしれません。
また、金谷ホテル名物である「黄金鱒のソテー」がいただけるのはやはり嬉しいですね。追加料金は必要になりましたが、その価値はあったかなと思います。
いずれにしても、クラシック&レトロな空間でディナーをいただくことができ、贅沢な時間を過ごすことができました。ごちそうさまでした。
中禅寺金谷ホテルの場所とアクセス
東武日光駅からは送迎バスで所要時間は約50分
「中禅寺金谷ホテル」は奥日光、中禅寺湖畔に位置しています。
JRおよび東武の「日光駅」からはバスでのアクセスが便利です。「湯元温泉行き」のバスで約1時間、「中禅寺金谷ホテル前」バス停で下車し、バス停からは徒歩5分ほどのの距離となっています。
また、ホテルには送迎バスも用意されています。送迎バスは「東武日光駅」発となっており、こちらの所要時間は約50分となっています。
送迎バスは1日3本ほどの運行となっています。時刻表はホテルの公式サイトをご参照ください。
「中禅寺金谷ホテル」の周辺地図はこちらになります。
中禅寺金谷ホテルの宿泊料金
ホテル予約サイトの一休を利用でダイヤモンド会員特典もあり
今回こちらの「中禅寺金谷ホテル」には、ホテル予約サイトの一休を経由して利用しました。一休を利用すればポイントを貯めたり使ってたりできるためその分お得になります。
夕朝食付きのプランを選択していましたが、今回利用したでラックツインで3万円台後半からという価格設定になっていました。
コロナ禍ということもあると思いますが、レストランでの2食付きでこの価格はリーズナブルですね。
「中禅寺金谷ホテル」の最新価格は以下からそれぞれご確認ください。
ちなみに、「中禅寺金谷ホテル」では一休のダイヤモンド会員向け特典を用意しています。具体的には以下になります。
<一休ダイヤモンド特典>
- ホテルオリジナルエコバッグ(Lサイズ) (1室につき、お一つプレゼント)
まとめ
今回は、「中禅寺金谷ホテル」での朝食とディナーの様子をご紹介しました。
どちらもダイニングルーム「みずなら」でいただきましたが、朝は森や野鳥といった自然の眺望を、夜はクラシック&レトロな雰囲気をそれぞれ堪能することができました。
金谷ホテル名物の「黄金鱒のソテー」がいただけるというのは嬉しいですね。名物料理を食べることができたということで、日光旅行の良い思い出になりました。
次の記事では、日光観光の2軒目のホテルとして利用した「ザ・リッツ・カールトン日光」に宿泊の様子をご紹介したいと思います。
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日系クラシックホテル宿泊記