ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)は、ホテルの敷地から湧き上がる天然温泉を活用したスパエリアがあります。当記事では、宿泊者が無料で利用可能な「サーマルスプリングSPA」と有料施設となる「プライベート温泉」の両方をご紹介したいと思います。こちらのホテルにプールはありませんが、その代わりに温泉でゆったりと旅の疲れを癒すことができる施設になっていました。
目次
ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)とは
「三井総領家」の邸宅の跡地に位置する高級ホテル
「ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)」は、三井不動産グループが運営する高級ホテルです。
二条城の至近という由緒正しき地に250年以上にわたって存在した「三井総領家」の邸宅の跡地に位置しており、2020年11月に新しくオープンしました。
ブランドコンセプトは「日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」となっており、選びぬかれた天然の素材と工藝技術によってつくり上げられた161室の客室が配置されています。
マリオット「ラグジュアリーコレクション」ブランドのホテル
「ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)」は、世界最大級のホテルチェーンであるマリオットとも提携しており、「ラグジュアリーコレクション」ブランドのホテルともなっています。
「ラグジュアリーコレクション」は、各ホテルが有する歴史性や地域特有の文化など、その土地に根差した独自の魅力を体現するホテルを世界中で展開しています。
マリオットの会員プログラムである「マリオットボンヴォイ」にも参加しており、マリオット公式サイトからの予約で会員特典の利用の他、ポイントを貯めたり利用したりするこもできるようになっています。
「マリオットボンヴォイ」の詳細はこちらの記事をご参照ください。
ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)の温泉&スパ施設
「サーマルスプリングSPA」は水着着用の天然温泉プール
「ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)」では、ホテルの敷地内から天然温泉を汲み上げています。そして、宿泊者がこの温泉を楽しむことができる施設が「サーマルスプリングSPA」です。
「サーマルスプリングSPA」は、水着を着用して入る天然温泉プールです。カップルや夫婦、ファミリーなどみんなで一緒に楽しめるのが特徴で、宿泊者は無料で利用することができます。
施設としては男女共用となるホットバスとジャクジー、ミストサウナを備えています。また、男女別の更衣室とヒーリングエリアも用意されています。
利用時間は「7:00 – 23:00」で対象年齢は16歳以上となっていますが、「10:00-16:00」の間は4歳以上であれば保護者の方の付き添いがあれば利用することができます。
<利用時間と対象年齢7:00 – 23:00(最終受付 22:00)>
- 利用時間:7:00 – 23:00(最終受付 22:30)
- 対象年齢:16歳以上
- 備考:10:00-16:00は4歳以上16歳未満も利用可能
ファミリーで利用したい場合は「10:00-16:00」がよく、大人だけで静かに利用したい場合は17時以降が狙い目ということになりますね。
「プライベート温泉」は貸切で温泉を楽しめるラグジュアリーな施設
「サーマルスプリングSPA」は水着着用が必須ですが、昔ながらの入浴体験を提供するのが「プライベート温泉」です。こちらは貸切温泉となっており、身内だけの閉鎖された空間で温泉を楽しむことができます。
こちらの「プライベート温泉」は100m² 超のスペースがあり、温泉に加えてゆっくりとくつろげるウェットリビングスペースも用意されています。
利用時間と料金は以下のようになります。60分19,500円からというなかなかの高額設定となっています。その代わりフルーツやスイーツがアメニティーギフトが提供される他、施設内のソフトドリンクも無料で利用することができます。
<利用時間と料金>
- 利用時間:
- 7:00 – 23:00(最終受付 22:00)
- 料金:
- 60分、¥19,500
- 90分、¥27,000
- 120分、¥34,500
ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)の宿泊記はこちらになります。ホテルの外観からロビー、客室(ニジョウルーム)、中庭までご紹介していますので合わせてご参照ください。
ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)の「サーマルスプリングSPA」と「プライベート温泉」をブログレポート
それではここからは、「サーマルスプリングSPA」と「プライベート温泉」の実際の様子をご紹介していきたいと思います。
サーマルスプリングSPA
アプローチとエントランス
「サーマルスプリングSPA」はホテルの地下1階に位置しています。ホテル内のエレベーターを利用して地下1階にアクセスします。
地下1階でエレベーターを降りると目の前に立派な「石」が出迎えてくれます。凛とした雰囲気を感じますね。
また、奥に進むと「水」が湛えられた空間に出ます。施設のコンセプトである「静謐を湛える」のとおり、上質な静けさを実現しています。
さらに奥にはこちらのような「回廊」があらわれ、非日常の別世界に誘われるような不思議な感覚に包まれます。
レセプション
施設の中央あたりまで進んでいくとこちらの施設のレセプションが用意されています。レセプションで部屋番号と名前を伝えて利用することができます。
レセプションでは、水着を無料でお借りすることができます。また、タオルや水などは施設内に豊富に用意されていますので、手ぶらで気楽にアクセスすることができます。
また、こちらの地下1階のエリアは、客室に用意されているバスローブやスリッパで利用することができます。リラックスした状態で利用できるのは良いですね。
ロッカーエリア
受付を済ませると、男女別のロッカーへと案内されます。受付ではリストバンド式の「電子キー」が提供され、こちらでロッカーの鍵をかけることができます。
ロッカールームはモダンかつ清潔な空間となっています。シャワーブースも複数用意されていますので、スパエリアの利用前後に体を清めることができるようになっています。
また、エリアの一角には冷えた水などが用意された「ヒーリングエリア」も用意されていますので、スパで火照った体をクールダウンすることができるようになっています。
スパエリア
スパエリアの中は照明が落とされた幻想的な雰囲気になっています。中央部分にはホットバスが3つほど用意されており、温泉にゆっくりとつかれるようになっています。
ホットバスといっても温度設定は低めで、どちらかというと温水プールといったイメージとなっています。
また、ホットバスの周辺にはジャクジーが2つ用意されています。ジャクジーはホットバスよりも高めの温度設定となっており、しばらく浸かっていると汗をかくほどです。
バスの周辺には、エリアをぐるっと囲むようにソファー席が用意されています。温泉に浸かって体が温まったら、ゆっくりとリラックスできるようになっているのは良いですね。
また、天井からは15分おきにミストシャワーが噴出するような設定になっています。こちらは5分ほど続くのですが、温まった体を程よく冷やすことができてとても気持ちが良いです。
ホットバス付近のソファー席からは、ミストシャワーを眼前に楽しむことができますのでぜひ一度お試しされることをオススメします。
京都観光で疲れた気持ちと心が癒されること間違いなしです。
ちなみに、スパエリアの一角にはミストサウナも用意されています。ドライサウナや水風呂の用意がないのはちょっと残念ですが、リラックス感を高めるには良いですね。
プライベート温泉
外観
「プライベート温泉」はレセプションをさらに奥に進んだところになります。今回、運良く見学させていただく機会を得ましたので、中の様子をご紹介したいと思います。
「プライベート温泉」は2室用意されており、今回は「HARU」という客室を見学させていただきました。
玄関
玄関扉を開けるとこんな感じになっています。ちょっとした玄関スペースが用意されており、スリッパがあらかじめ用意されています。
靴棚も用意されていますので、こちらで靴を脱いで利用する形になります。
ダイニング
中に進むとダイニングエリアに出くわします。大きなテーブルが中央に置かれておりゆとりのスペースがあります。実際の利用時には、こちらにフルーツやスイーツ(チョコレートや和菓子)が用意されるそうです。
また、キャビネットの中には冷蔵庫も用意されており、中のソフトドリンクも無料(利用料金に含まれている)でいただくことができます。
リビング
ダイニングエリアの奥にはリビングエリアがあります。こちらには大きなソファーやチェアが用意されており、ゆったりとくつろぐことができるようになっています。
窓からは坪庭を鑑賞できるようになっているのも「和」を感じることができて良いですね。
スパ
リビングエリアをさらに奥に進むとスパエリアがあります。こちらには、温泉を湛える「浴槽」と「ミストサウナ」が用意されています。
浴槽はこんな感じです。通常の客室の浴槽に比べると5-6倍ぐらいの大きさがありそうです。4人ぐらいでまとめて入っても余裕がありそうな広さです。
また、浴槽の脇には洗い場も用意されています。木製の桶や椅子が温泉旅館っぽくて良いですね。
脱衣所
客室内には、「脱衣所」や「グルーミングエリア」も用意されています。脱衣所にはタオルやバスローブも豊富に用意されていますので、手ぶらで伺っても安心です。
また、グルーミングエリアには洗面台が2つ用意されていますので、家族で利用する場合でも取り合いにならずに済みそうですね。
100平米を超える広々としたラグジュアリーなスペースで周りを気にせず温泉を楽しむことができるというのは良いですね。
ただ、フルーツやスイーツが提供され、ミストサウナも用意されていることを考えると、60分ではちょっと足りなさそうです。
最低でも90分、できれば120分あると嬉しいところです。ただ、利用時間が長くなると料金も高くなってしまうため悩みどころですね。
現在の価格設定は「60分、¥19,500」となっていますが、90分もしくは120分で同じぐらいの価格だったら一度利用してみたいと感じました。
ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)の宿泊料金
マリオットボンヴォイのポイントを利用して無料宿泊
今回こちらの「ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)」には、マリオットボンヴォイのポイントを利用して無料宿泊しました。
こちらのホテルはマリオットボンヴォイの中でも最高グレードである「カテゴリー8」に位置付けられています。
そのため、ポイントを利用した宿泊の場合に必要なポイント数は「70,000ポイントから100,000ポイント」となっています。
<ポイント宿泊に必要なポイント数>
カテゴリー
|
スタンダード
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オフピーク
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ピーク
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1
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7,500
|
5,000
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10,000
|
2
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12,500
|
10,000
|
15,000
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3
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17,500
|
15,000
|
20,000
|
4
|
25,000
|
20,000
|
30,000
|
5
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35,000
|
30,000
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40,000
|
6
|
50,000
|
40,000
|
60,000
|
7
|
60,000
|
50,000
|
70,000
|
8
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85,000
|
70,000
|
100,000
|
私の場合は、運良く「カテゴリー8」にアップする前の「カテゴリー7」の時期に予約できたため「60,000ポイント」の消費で宿泊することができました。
宿泊料金は1泊80,000円前後から
私が宿泊したタイミングでは、一番スタンダードな「デラックスルーム」で1泊80,000円前後から、今回宿泊した「二城ルーム」で1泊100,000円前後からとなっていました(ともに税サ込の価格)。
三井不動産グループのフラッグシップ、そして、マリオットボンヴォイの最高級グレードのホテルということで、なかなかの高額設定となっていますね。
ただし、実際に宿泊してみるとその価値が十分にある素晴らしいホテルと感じました。
宿泊料金の最新情報はこちらマリオット公式サイトからご確認ください。
マリオットの上級会員(ゴールド&プラチナ)に簡単になる方法
マリオットアメックス(プレミアム)保有でゴールド会員資格をもれなく獲得
マリオットの上級会員資格である「ゴールドエリート」を簡単に獲得する方法があります。それは「マリオットアメックス(プレミアム)」を保有することです。
マリオットアメックス(プレミアム)は、年会費は「49,500円(税込)」と高額ながらも、その費用を上回る豊富な特典によりホテル好き必携のクレジットカードになっています。
マリオットアメックス(プレミアム)の主な特徴は以下になります。無料宿泊特典(5万円相当)だけでも年会費負担を相殺することができてしまいます。
また、ポイント還元率やマイル還元率の高さから陸マイラーからも絶大な人気を誇っています。
<マリオットアメックス(プレミアム)の主な特長>
- マリオット の「ゴールド会員資格」を自動的に獲得
- カード決済でポイント還元率3%&マイル還元率1.25%を実現
- マリオットのホテル利用でポイント還元率6%を実現
- ポイント有効期限は実質無期限
- 貯めたポイントはホテルの無料宿泊や世界40以上の航空マイルに交換可能
- 年15泊分の宿泊実績を獲得
- 年150万円以上の決済で無料宿泊特典を獲得(5万円相当)
- 年400万円以上の決済で「プラチナ会員資格」を獲得
マリオットアメックス(プレミアム)の特典からメリット、デメリットの詳細はこちらの記事をご参照ください。
プラチナチャレンジでプラチナ会員へのステップアップも容易
私の場合は、マリオットの「ゴールドエリート」となった後に「プラチナチャレンジ」を実施することで、マリオットの「プラチナエリート」も獲得しました。
また、年400万円以上の決済が可能な方であれば、マリオットアメックス(プレミアム)の特典で「プラチナエリート」を獲得できるのもメリットですね。
プラチナ会員になるとマリオットのホテルでクラブラウンジや無料朝食の特典などが利用できるようになります。
加えて、スイートルームへのアップグレードの可能性も高まりレイチェックアウトも午後4時まで可能になるなど、マリオットのホテル宿泊を最大限に満喫することができます。
ゴールドエリートとプラチナエリートの主なステータス特典は以下になります。
<ステータス特典(ゴールド&プラチナ)>
ゴールド | プラチナ | |
ポイントボーナス | ◯(25%) | ◯(50%) |
レイトチェックアウト | ◯(14時) | ◯(16時) |
ウェルカムギフト | ◯(250 or 500ポイント) | ◯(500 or 1,000ポイント、無料朝食、アメニティから選択) |
客室のアップグレード | ◯ | ◯(スイート含む) |
ラウンジへのアクセス | ◯ |
入会キャンペーンで年会費負担も軽減可能
マリオットアメックス(プレミアム)では、条件クリアで大量ポイントを獲得できる入会キャンペーンを実施中です。
初年度の年会費負担をほぼ相殺できるというお得さになっています。
マリオットアメックス(プレミアム)に興味のある方にとっては大チャンスと言えますね。
マリオットアメックスの入会キャンペーンの詳細はこちらの記事をご参照ください。
まとめ
今回は「ホテルザ三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)」の温浴施設である「サーマルスプリングSPA」と「プライベート温泉」をご紹介しました。
「サーマルスプリングSPA」は水着着用の施設ということで、カップルや夫婦だけでなく家族でも楽しむことができるのが良いですね。宿泊者は無料というのも嬉しいポイントです。
一方で「プライベート温泉」は有料施設とはなりますが、隔離された空間で裸でゆったりと温泉を楽しむことができます。
16時以降は16歳未満は「サーマルスプリングSPA」が利用できなくなりますので、その代わりとして夜間に家族で利用すると特に満足度が高くなるかもしれません。
いずれにしても、二条城の正面という京都中心の絶好のロケーションで天然温泉を楽しむことができるというのは貴重ですね。
京都観光で疲れた心と体をリフレッシュすることができました。
次の記事では、ラウンジ「THE GARDEN BAR(ザガーデンバー)」でいただいたアフタヌーンティーの様子をご紹介したいと思います。
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それでは、また!
京都のホテル宿泊記