キンプトン新宿東京(Kimpton Shinjuku Tokyo)は2020年10月オープンのIHG系列のホテルです。「ラグジュアリーライフスタイルホテル」として、館内はモダンでスタリッシュなデザインとなっているのが特徴です。当記事では宿泊記として、ホテルの外観からロビー、客室の様子まで詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
キンプトン新宿東京(Kimpton Shinjuku Tokyo)とは
キンプトンはアメリカ発の「ラグジュアリーライフスタイルホテル」
「キンプトン」は、世界中でホテルを展開するIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)のブランドの一つです。
1981年にアメリカのサンフランシスコで「ビル・キンプトン」によって創業され、2015年にIHGによって買収されました。
現在はユニークで特徴的なデザインがコンセプトの「ラグジュアリーライフスタイルホテル」として、世界中で70以上の個性あふれるホテルを展開しています。
キンプトン新宿東京は2020年10月オープンの日本初のキンプトンのホテル
キンプトン新宿東京(Kimpton Shinjuku Tokyo)は、日本初の「キンプトン」ブランドのホテルとして2020年10月にオープンしました。東京の西新宿エリアに位置しています。
世界有数のデザイン会社「ロックウェル・グループ」が内装を手掛けており、「NY meets Shinjuku」のコンセプトのもとに、国内外からセレクトされたアートやスタイリッシュなインテリアが特徴となっています。
ホテルの公式サイトでは以下のように紹介されています。
最先端のアートやファッションの発信地NYロウアーマンハッタンが常に進化を続ける新宿に姿をあらわし、その景色を東京のクリエイティブシーンへと変える。「今」を見極める最高のキュレーターがいるギャラリーのように、アートインスタレーション、ポップアップストア、ローカルに愛されるレストランなど、いつも何かが新しく、誰かに教えたくなるようなコトが見つかるホテル。それがキンプトン新宿東京。新宿という街のあふれるエネルギーを映し出すようなライブ感のあるホテルなのに、中へと足を踏み入れれば、そこは別世界に。シームレスなサービスはもちろん、気負いない雰囲気とスタイルが両立したテラスバーやラグジュリアスなゲストルームなど、アップグレードされた日常と時を忘れてしまうような空間が、東京の最もアイコニックなエリアである新宿に。
キンプトン新宿東京の場所とアクセス
西新宿に位置し都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩8分
キンプトン新宿東京の最寄駅は都営大江戸線「都庁前駅」です。A4出口から徒歩8分ほどの距離となっています。
また、東京有数のターミナル駅であるJR「新宿駅」からも徒歩でアクセス可能です。こちらを利用する場合は徒歩12分ほどの距離になります。
<電車でのアクセス>
- 都営大江戸線都庁前駅:A4出口より徒歩8分
- JR新宿駅:南口より徒歩12分
キンプトン新宿東京の周辺地図はこちらになります。近隣にはハイアット系列の最高級ホテルである「パークハイアット東京」が位置しています。
また、新宿駅からはちょっと距離が離れている分、新宿中央公園や代々木公園など、大規模な公園に挟まれた緑豊かなエリアとなっています。
キンプトン新宿東京 ブログ宿泊記:全体の構成
キンプトン新宿東京のブログ宿泊記は全体で4分構成になっています。当記事ではプレミアムキングの客室の様子をご紹介します。
<ブログ宿泊記の構成>
- 客室のレポート<=当記事
- 「イブニングソーシャルアワー」と「モーニングキックスタート」のレポート
- 朝食のレポート
- アフタヌーンティーのレポート
たくさんの写真を用いてどこよりも詳しくご紹介していますので、ぜひ順番にご参照ください。
キンプトン新宿東京 ブログ宿泊記:プレミアムキングの客室をブログレポート!
さて、それではここからは、実際に「キンプトン新宿東京」に宿泊してみた様子をご紹介していきたいと思います。2021年8月に利用しました。
ホテルの外観
キンプトン新宿東京の外観はこんな感じです。モダンでスタイリッシュな外観です。
全体としては17階建てのビルになっており、1階にカフェとレセプション、2階にレストラン、3階から13階に客室、14階から17階にチャペルや宴会場が配置されています。
キンプトン新宿東京のエントランスはこんな感じです。「KIMPTON」のロゴマークが印象的ですね。早速中に入ってみましょう。
ホテルのロビー
エントランスからロビーに足を踏み入れると、正面には大きなアート作品が展示されています。また、そこからシームレスにカフェ「The Jones」へと繋がっています。とてもおしゃれな空間です。
エントランスを入ってすぐのところにレセプションが用意されており、そちらで名前を告げることでチェックインを行います。
チェックイン
レセプションの脇にはソファー席が設けられており、こちらで座りながらチェックインを行うことができます。
また、チェックインの際にはウェルカムドリンクの提供もあります。この日は暑い夏の日ということもあり、冷えた日本茶が提供されました。
座ってお茶を飲みながらゆっくりとチェックインできるのは、なかなか優雅で良いですね。
今回はこちら「キンプトン新宿東京」で一番スタンダードな「プレミアキング」の客室を予約していました。
IHGでは私は特にステータスを保有していませんでしたので、特段のアップグレードはなく予約どおりの客室のアサインになりました。
<客室のグレード>
- プレミアム(キング/ツイン)<=今回利用
- プレミアムコーナーキング
- エグゼクティブキング
- ジュニアスイート(キング/ツイン)
- プレミアスート(キング/ツイン)
- ザ・シンジュクスイート
ちなみに、こちらが「キンプトン新宿東京」のキーカードです。カラフルで新宿っぽい雰囲気をうまく表現していますね。
IHGの会員プログラム「IHG One Rewards(IHGワンリワーズ)」の詳細はこちらの記事をご参照ください。
客室(プレミアムキング)
今回は12階の客室をアサインいただきました。こちらのホテルでは3階から13階に客室が配置されていますので、なかなかの高層階にアサインいただけたということになりますね。ありがたいことです。
全体像と雰囲気
客室の扉を開けるとこんな感じになっています。左手にバスルーム&トイレが、正面奥に寝室が配置されています。全体の広さは28平米となります。
寝室はこんな感じです。今回はベッドタイプとして「キング」を選択していますので、部屋の中央にベッドがどどんと置かれています。窓際にはソファー&テーブルも配置されています。
ベッドサイドのランプが真空管のようで、ブラックのヘッドボートに映えておしゃれですね。マットレスはやわらかくも堅くもないちょうど良い感じの寝心地、枕はふかふかです。
ベッドサイドにはこんな感じのクマのオブジェも置かれていました。用意されていた書籍も英語でおしゃれ感抜群です。
窓側から入り口側を見てみるとこんな感じです。ベッドの正面にはキャビネットが用意されており、TVとクローゼットが配置されています。TVは写真だと小さく見えますが、実際は55インチの大型TVとなっています。
客室内は全体的にホワイトをベースにブラックの建具でまとめられており、モダンでスタイリッシュな雰囲気です。
また、こちらのホテルは2020年10月オープンということで、まだまだどこも新しくピカピカです。清掃も行き届いておりフレッシュで快適な気分を味わうことができます。
眺望
窓側にはソファー&テーブルが配置されており、軽食やドリンクを楽しめるようになっています。また、窓のシェードは電動になっており、ボタン一つで開閉できるようになっていました。
シェードを開けるとこんな感じです。この日はあいくの雨模様でしたが、窓からは明治神宮&代々木公園の豊かな緑の眺望を楽しむことができました。
ただ、ホテルの周辺には同じぐらいのビルが立ち並んでいるため、階数や方角によっては眺望があまり楽しめないということもあるかもしれません。この辺りはちょっと注意ですね。
同じ新宿エリアで眺望にこだわりたい方は「パークハイアット東京」がオススメです。超高層からの素晴らしい眺望を堪能することができます。
ウェルカムギフト
客室にはウェルカムギフトが用意されていました。用意されていたのは、お水とミニケーキ、ジャーキー、ドライフルーツになります。
また、手書きのメッセージカードも用意されていました。暖かい心遣いに感謝感謝です。
バスルーム
続いては、気になるバスルームをご紹介したいと思います。バスルームはこちらの写真のように、オープンカウンター式で客室の一角に用意されています。
洗面台は大理石調の石造のものでシングルボウル。ちょっと小さ目ですがおしゃれで良いですね。
洗面台の脇には、ハンドタオルとハンドソープが用意されていました。ハンドソープは「Atelier Bloem(アトリエブルーム)」というブランドのものになっていました。
この「Atelier Bloem」というのはキンプトンオリジナルのブランドのようです。ハンドソープだけでなく、バスアメニティーは全てこちらのブランドのもになっていました。
マンダリンやシトラス、ゼラニウムなど、ハーブ系なナチュラルな香りで使い心地も良いものでした。
その他アメニティーはこんな感じです。引き出しの中に、歯ブラシ、ボディータオル、石鹸、乳液などが用意されていました。
同じく引き出しの中にはドライヤーも用意されています。写真のように「TESCOM(テスコム)」のものですが、風量も多めでなかなか良かったです。
浴室はこんな感じです。壁は石張りになっておりモダンな雰囲気です。バスタブも成人男性が利用してもゆとりを感じる広々としたもので深さも十分でした。リラックスできます。
シャワーはハンドシャワーとレインシャワーの2種類が用意されています。湯量もたっぷりでストレスなく利用することができます。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはボトルでの用意となります。ブランドは先ほどご紹介した「Atelier Bloem」ですね。
バスソルトもちゃんと用意されていました。
トレイはこんな感じで浴室とはセパレートされた個室タイプになっています。シンプルで良いですね。
ちなみに、こちらのホテルのタオルやバスローブなどのリネン類は、フランスの「GARNIER THIEBAUT(ガルニエ・ティエボー)」のものになっていました。
とてもやわらかく上質な肌触りで幸せな気分になります。
クローゼット
こちらの客室にはクローゼットが2箇所になります。こちらは入り口から入ってすぐのところにあるオープンタイプのクローゼットです。
こちらは、どちらかというとディスプレイとしての役割も担っており、和風の「浴衣」が綺麗に飾られています。売り物のような趣ですが、もちろん普通に利用することができます。
右端のところには「ヨガマット」も収納されていますね。
また、同じ棚の中には「扇子」も用意されています。外国からのゲストにはとりわけ喜ばれそうです。
また、こちらのディプレイの下段には、スリッパと傘、靴べらなども収納されています。
スリッパは使い捨てタイプで、こちらの写真のように「黒」のものになっていました。部屋のテイストと合わせられていて良いですね。
一般的な、扉が閉まるタイプのクローゼットは、TV横のキャビネットの中に用意されています。中はこんな感じで、ハンガーの他バスローブも収納されていました。
また、金庫の他、パジャマも用意されていました。パジャマはホテルによくある感じのワンピースタイプになっていました。
ミニバー
ミニバーはTV下のキャビネットに収納されています。コーヒーはホテルでは定番となっている「NESPRESSO(ネスプレッソ)」、ポットは「BALUMUDA(バルミューダ)」が用意されていました。どちらもおしゃれですね。
お茶としては、「SAYURI(サユリ)」の煎茶が用意されていました。ホテルの場合、紅茶が用意されているのが定番と思いますが、紅茶の用意はありませんでした。珍しいですね。
引き出しの中はこんな感じです。ネスプレッソのカプセルの他、スナックや洋酒などが用意されています。ネスプレッソはもちろん無料で利用できますが、その他は有料となりますので注意しましょう。
引き出しの中には、グラスやカップ、急須なども用意されています。グラス類は薄作りで口当たりが軽い仕上がりになっていたのが印象的でしした。どれもグレードの高いものが用意されていますね。
ちなみに、冷蔵庫の中はこんな感じです。ドリンクがぎっしりと詰められていますがこちらも有料となりますのでご注意ください。
その他設備
最後に、その他気になった設備についてご紹介したいと思います。
こちらはベッド横のカウンターです。照明の集中コントロールの他、窓のシェードやカーテンをボタン一つでコントロールできるようになっています。
また、通常の電源プラグの他、USB電源も用意されています。この辺りはさすが最新ホテルの仕様となっていますね。機能的です。
また、客室内には「パッド」が用意されておりホテル情報や宿泊案内の他、ルームサービスや備品のオーダーもできるようになっていました。
先ほど、ヨガマットが用意されているのをご紹介しましたが、こちらのパッドにはヨガのイントレーション動画も収録されており、そちらの動画を見ながらトレーニングすることができるようになっています。なかなかのハイテクです。
また、反対側のベッドサイドには、Blutoothで接続可能なスピーカーも用意されていました。こちらは「Vifa(ヴィーファ)」というメーカーのもので、家具に溶け込むようなデザインが良いですね。
TVは55インチの大型テレビでネット対応となっています。アプリもインストールされており、アカウントがあれば「Netflix」や「PrimeVideo」「Hulu」など動画配信サービスも楽しむことができます。
AmazonStickを持ち運ばなくても良いのは楽ちんです。
キンプトン新宿東京の宿泊費用
「一休」経由で特典豊富なプランを利用
今回こちらの「キンプトン新宿東京」の宿泊には、ホテル予約サイトの「一休」を利用しました。
利用したのはこちらの「キンプトン・サマースペシャル」で、最大36時間ステイに1万円分のダイニングクレジットとブランチ付きという欲張りなプランです。
ブランチの様子はまた別の記事でご紹介したいと思いますが、土日でひとり7,000円もします。2人で利用すると14,000円ですね。
1万円のダイニングクレジット分も差し引くと、客室料金は16,000円ほどと考えることもできます。かなりお得なプランでした。
「キンプトン新宿東京」の宿泊料金の最新価格は以下リンクからご確認ください。複数のサイトを比較するのがオススメです。
IHG One Rewards会員の方はベストプラス保証がありステータス特典が適用可能な公式サイトからの予約がオススメです。詳細はこちら。
ちなみに、1万円のダイニングクレジットは前回の記事でご紹介したアフタヌーンティーで利用しました。詳細はこちらの記事でまとめています。合わせてご確認ください。
キンプトン新宿東京の宿泊記はYouTubeでも公開中
「キンプトン新宿東京」の宿泊記は動画にまとめてYouTubeでも公開しています。ホテルの空気感は動画の方が感じやすいと思いますので、こちらのぜひご鑑賞ください。
まとめ
当記事は「キンプトン新宿東京」の宿泊記として、ホテルの外観からロビー、客室、ジムの様子まで詳しくご紹介していきました。
こちら「キンプトン新宿東京」は「ラグジュアリーライフスタイルホテル」として、モダンでスタリッシュなデザインとなっているのが特徴です。
館内はどこも写真映えするようなスポットで溢れておりテンションが高まります。また、2020年10月開業ということでオープンから日も浅く、施設は最新かつ綺麗でとても快適です。
スタッフのサービスも丁寧かつフレンドリーで、リラックスした気持ちの良い滞在となりました。
価格的にはちょっと高めの設定になっていますが、ダイニングクレジットなどお得な特典がセットになったプランも豊富に用意されていますので、これらも活用してお得に利用したいですね。
次の記事では「キンプトン」ブランドのホテルの特徴ともなっている「イブニングソーシャルアワー」や「モーニングキックスタート」といった宿泊者向けサービスをご紹介したいと思います。
==>次の記事
それでは、また!
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