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ミラノ・マルペンサ空港での免税手続き方法!通常とちょっと異なる手順を解説<イタリア旅行記>

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ミラノ・マルペンサ空港での免税手続き方法!通常とちょっと異なる手順を解説<イタリア旅行記>

今回は、ミラノ・マルペンサ空港での免税手続き(デタックス、タックス・フリー)方法をご紹介したいと思います。空港での免税手続きには、通常、税関でのスタンプが必要ですが、ミラノ・マルペンサ空港では、イタリア国内で購入した商品に限っては、税関でのスタンプは必要ありません。通常の手順とは異なるので、実際、私も現地でうろうろ迷ってしまいました・・。今回は、このあたりの手順を実体験をもとにレポートしたいと思います。

マルペンサ空港(ミラノ)の概要

マルペンサ空港は、イタリア第2の都市ミラノに位置する国際空港です。ミラノには、マルペンサ空港とリテーナ空港の2つがあり、時々混乱します。

マルペンサ空港が国際路線中心、リテーナ空港が国内線中心なっており、東京における成田と羽田のような関係と理解するとわかりやすいと思います。

以下、ウィキペディアからの引用になります。

ミラノ市の北西48kmのソンマ・ロンバルドにある。ローマ・フィウミチーノ空港と肩を並べるイタリア最大の国際空港の一つ。イタリアのフラッグキャリアアリタリア航空の本拠地の1つ。マルペンサ2000計画により従来のマルペンサ空港はターミナル2、新規に構築された現在のメインターミナルをターミナル1となり北部イタリア最大の空港となる。マルペンサ第一ターミナルの設計者はレンゾ・ピアノ(関空設計者)。

なおミラノには他に、ミラノ市に隣接した地域にミラノ・リナーテ国際空港があり、主に近距離国際線と国内線が発着している。

ミラノ・マルペンサ空港 – Wikipedia

 

EU加盟国で免税を受けるには?

イタリアを含むEU加盟国において免税対象になるのは、1店舗あたり154.9ユーロ以上の買い物に対してです。商品は1つでも複数でも構いません。その店舗での購入が154.9ユーロ以上になればOKということになります。

ただし、その購入店舗が免税手続きに対応している必要があります。免税手続きに対応していれば、「タックスフリー?」という言うだけで、タックスフリー専用の免税申請書を用意、記入してくれます。

その際、その旅行者がEU以外に居住している旅行者なのかという点と、申請書にパスポート番号の記入が必要になるので、パスポートの提示を要求されます。

パスポートは店舗によって、コピーで可の場合もありますし、原本が必要な場合もあります。私は自身は、パスポート原本も持ち歩くのが怖いので、いつもコピーを提示していますが、断られた経験はいまだありません。

免税手続きが完了すると、税金分として、税込購入代金の13%から14%が後から戻ってくるという計算になります。

  • EU以外に居住の旅行者に対する免税制度
  • 免税手続き対応店舗での154.9ユーロ以上(税込)の購入が対象
  • パスポートの提示が必要
  • 手続き完了後に購入代金(税込)の13%から14%が返還される

 

免税手続きは、購入店舗での申請書記入だけでは完了しません。購入店舗での申請書の記入は、免税手続きの準備をしただけに過ぎません。空港での手続きを実施して、初めて完了になるので注意が必要です。

ちなみに、免税種類には、自分で記入する場所も何箇所かあるので、空港に行く前に記入を完了させておくことをお勧めします。(記入の仕方は免税書類に記載されています)

免税書類の記入方法等詳細は、免税手続き業者のGlobal BlueのHPでご確認ください。

日本 | Local Services – Global Blue

 

EU加盟国での空港での免税手続き

まずは、EU加盟国の空港での、一般的な免税手続き方法を記載したいと思います。

免税手続きを完了させるには、商品購入時に作成してもらった免税申請書に税関のスタンプを押してもらい、免税手続き業者に税金の払い戻しの申請を行う必要があります。

免税品を飛行機に持ち込むか、スーツケースに入れるかで若干手順が異なりますので、ここでは2パターンを記載します。

1. 免税品を飛行機に持ち込む場合

免税品を飛行機に持ち込む場合の手順は以下になります。シンプルな反面、手荷物が多くなるので、空港内での移動や、搭乗時の荷物管理が煩雑です。

  1. 航空会社でチェックイン手続き実施(免税品をスーツケースに入れないように注意)
  2. パスポートコントロール通過(免税品は手荷物として持っている状態)
  3. 税関で免税書類にスタンプをもらう(この際、免税品の提示を求められる場合あり)
  4. 免税手続き業者に免税書類を提示、税金の払い戻しを受ける

 

2. 免税品をスーツケースに入れる場合

免税品をスーツケースに入れる場合の手順は以下になります。免税品を手荷物として持ち込む場合と比べ、以下手順2と5が追加になります。

手順が増えるので面倒くさいですが、手荷物が減るので、身軽に飛行機に搭乗することができ、後々楽になります。私はいつもこちらの手順を実施し、免税品はスーツケースに入れています。

  1. 航空会社でチェックイン手続き実施(免税品はスーツケースに入れておく)
  2. チェックインカウンターで免税手続きをする旨を伝え、ボーディングパスを入手した状態かつスーツケース持参で、一旦チェックインカウンターを離れる
  3. 税関で免税書類にスタンプをもらう(この際、免税品の提示を求められる場合あり)
  4. 免税手続き業者に免税書類を提示、税金の払い戻しを受ける
  5. 再び航空会社のチェックインカウンターに戻り、スーツケースを預ける(免税品はスーツケースに入っている状態)
  6. パスポートコントロール通過

 

ミラノ・マルペンサ空港での免税手続き

ミラノ・マルペンサ空港では、上記の免税手続きが一部簡略化されています。イタリア国内で購入した商品だけが免税の対象の場合、税関で免税書類にスタンプをもらう手順をスキップできます。

一方で、イタリア以外のEU圏で購入した商品も持っている場合は、通常通りの手順が必要になります。

イタリア国内で購入した商品だけが免税の対象の場合の、免税品をスーツケースに入れる場合の手順は以下になります。手順3がまるまる省略できる形になります。

通常、税関の窓口数は少なく、長蛇の列になっている場合が多いので、とっても便利な制度です。

  1. 航空会社でチェックイン手続き実施(免税品はスーツケースに入れておく)
  2. チェックインカウンターで免税手続きをする旨を伝え、ボーディングパスを入手した状態かつスーツケース持参で、一旦チェックインカウンターを離れる
  3. 税関で免税書類にスタンプをもらう(この際、免税品の提示を求められる場合あり)
  4. 免税手続き業者に免税書類を提示、税金の払い戻しを受ける
  5. 再び航空会社のチェックインカウンターに戻り、スーツケースを預ける(免税品はスーツケースに入っている状態)
  6. パスポートコントロール通過

 

ミラノ・マルペンサ空港での免税手続きをレポート

ここからは、私がミラノ・マルペンサ空港で行った免税手続きをレポートしたいと思います。

ミラノ・マルペンサ空港の様子はこちら。近代的で綺麗な空港です。

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電子掲示板でチェックインカウンターの場所を確認。今回は、アリタリア航空のAZ786便に搭乗します。確認すると、5番カウンターでチェックイン開始されているようです。

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こちらが、5番カウンターですね。自動チェックイン機もありますが、免税手続きもあるので、有人のカウンターに直接向かいます。

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こちらが有人カウンターです。チェクインが開始されていたので、エコノミーのラインはそこそこ人が並んでいました。ですが、「SKY PRIORITY」のラインはガラガラです。

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我々は、「デルタアメックスゴールドカード」を保有していることで、アリタリア航空もメンバーになっている「スカイチーム」の上級会員資格(スカイチームエリート)を有していました。

ですので、ガラガラの「SKY PRIORITY」のレーンで、悠々とチェックインできました。

デルタアメックスゴールドカードの特典についてはこちらもご参照ください。

 

さて、そんなこんなでチェックインを完了させました。

チェックイン時に「免税手続きしたいんだけど」と伝えると、チェックイン済みの搭乗券と、アリタリア航空のシールを貼ったスーツケースを渡されて、「12番カウンターの方に行って、手続きしてからまた戻ってきてね」、と言われました。

なので、スーツケースをガラガラしながら、今度は12番カウンターに向かいます。

12番カウンターの近くには、税関(Customs)と免税手続き業者(Global Blue)が隣接して設置されていました。結構親切です。

こちらが、税関です。「Customs」と掲示されています。

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税関の前には、こんな掲示板があり、「イタリア以外のEU圏で購入した免税商品を持っている場合のみ、税関を利用してね」、というようなことが記載されています。(超意訳)

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事前に調べてあったのでやっぱりそうかと思ったのですが、ちょっと心配、かつ税関がガラガラだったので、口頭でも確認してみました。

結果はやっぱり同じで、「イタリア国内の商品だけなら、Global Blue(免税手続き業者)で手続きしてね」、ということでした。

ということで、今後はGlobal Blue(免税手続き業者)に向かいます。向かいますといっても、斜め後ろぐらいのすぐのところにあります。

税関がスカスカだった反面、Global Blue(免税手続き業者)の方は長蛇の列ができていました。

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ただし、全体をよく見てみると、列の長さにばらつきがあるのがわかります。向かって左のカウンターは長蛇の列、向かって右のカウンターはガラガラです。

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何が違うんだろうと思い、カウンター前の説明文をよく読んでみると、向かって左のカウンターは現金払い戻しも可能なマルチパーパス、向かって右のカウンターで電子決済専用(=クレジットカード口座への返金)だということです。

我々にとっては、現金よりも、むしろクレジットカード口座への返金の方がありがたいので、空いている右のカウンターに、そそくさと並びました。

多分、混んでいる左の列に並んでいる人たちの中には、違いがわからず、なんとなく混んでいる方が安心だからと並んでいる人も多いと思われます。

実際、我々が空いている右のカウンターに並びだしたら、左がわの列に並んでいた人から、「列の違いは何なの?」と質問されました。(^_^;)

そんなこんなで、Global Blue(免税手続き業者)の空いているカウンターで手続きを実施できました。手続きには、免税書類とパスポート、ボーディングパスが必要になります。

免税品を見せてと言われる場合もありますが、今回は何も言われませんでした。(周りの人も言われていないようでした)

 

空いていたカウンターを利用したことで、待ち時間もほとんどなく手続きすることができてよかったです。ただし、実はここで一悶着ありました。

カウンター前には、アメックスカードのシールが貼ってあったので、「アメックスカードに払い戻ししてもらいたいんだけど」と伝えると、「アメックスカードは受け付けていない、VISAかMasterはあるか?」と言われました。

私はVISAカードも持っていたので、若干なんでアメックス使えないんだろう、と思いつつも、VISAカードを提示して、VISAカードに払い戻しの処理をしてもらいました。

窓口の人曰く、「1週間程度で入金されます」ということでした。「電子決済だとやっぱり早いんだねー」、なんて思いつつ、後ろに並んでいた妻に交代。

その後、妻も同じように、「アメックスカードに払い戻ししてもらいたいんだけど」と伝えると、「アメックスカードは受け付けていない、VISAかMasterはあるか?」と同じことを言われました。

妻はアメックスカードしか持っていなかったので、「アメックスカードしか持ってないんだけど・・」と伝えると、「じゃ、アメックスでもOK!」と言われ、アメックスカードに払い戻してもらいました。(^_^;)

「アメックスカードは受け付けていないというのはなんだったんだ!」と、ちょっとビックリ。後から、かなりもやもやしました・・。

アメックスカードが駄目だと言われても、粘れば大丈夫なようです。きっと、アメックスカードの方が、手数料が高いとか、そんな理由なのでしょうね。(^_^)

 

以上で免税手続きは、基本、完了です。あとは、航空会社のカウンターに再度戻って、スーツケースを預けるだけです。これで、免税品を手荷物にすることなく、身軽に飛行機に搭乗することができます。

 

後日、税金の払い戻し状況を確認

日本に帰ってきてから、税金の払い戻し状況を確認しました。空港での免税手続きをしたのが7月28日、クレジットカード口座に払い戻しが確認できたのが8月4日でした。

ですので、Global Blueの係りの人が言う通り、約1週間でクレジットカード口座に入金された形になります。

我々は、こちらの記事でご紹介していたとおり、ミラノのアウトレットモールである「セッラヴァッレ」で、そこそこ大きな買い物をしていたので、それらの商品の約14%、数万円分が払い戻しされて帰ってきました。

なかなか大きな額です。免税手続きは実際、面倒くさいですが、忘れず実施するのが大事ですね。

 

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イタリア旅行のスケジュールのおさらい

今回のイタリア旅行は5泊7日の日程になります。旅行日程は以下になります。

  • 1日目:成田からミラノへ移動<AZ787>、ミラノ着(ウェスティン・パレス・ミラノ泊)
  • 2日目:ミラノの観光Day①(ウェスティン・パレス・ミラノ泊)
  • 3日目:アウトレットショッピングDay(ヒルトン・ミラノ泊)
  • 4日目:ヴェローナ観光Day(ヒルトン・ミラノ泊)
  • 5日目:ミラノ観光Day②(ヒルトン・ミラノ泊)
  • 6日目:ミラノから成田へ移動<AZ786><== 今ココ
  • 7日目:成田着

 

イタリア旅行記の全体の目次、記事一覧はこちらになります。まとめ読みにぜひご利用ください。

 

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まとめ

今回はミラノ・マルペンサ空港での免税手続き(デタックス、タックス・フリー)方法をご紹介しました。

空港での免税手続きには、通常、税関でのスタンプが必要ですが、ミラノ・マルペンサ空港では、イタリア国内で購入した商品に限っては、税関でのスタンプは必要ありません。

通常の手順とは異なるので、最初は戸惑うかもしれません。私も半信半疑でちょっとバタバタしました。ですが、わかってしまえば、通常よりも手順が簡素化されていて、そんなに難しいことはありませんでした。

利用すればお得な免税手続き、有効に活用したいですね。

 

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それでは、また!