マリオットポイントの価値と使い方!マイル交換とホテル宿泊はどちらがお得?
今回は、マリオットポイント(Marriott Bonvoyポイント)の価値と使い方を解説したいと思います。ポイントの代表的な使い道としては、航空会社のマイルへの交換と、ホテル宿泊、キャッシュ&ポイント宿泊、トラベルパッケージ、イベントでの利用(Marriott Moments)、ギフト券への交換、などがあります。選択肢が多い反面、どれがお得(=価値が高い)のか、迷ってしまう方も多いのではないかと思います。当記事では、これらマリオットポイントの使う方法を網羅的にまとめ、価値を高めるオススメをご紹介していきたいと思います。
目次
マリオットポイントの価値と基礎知識
マリオットポイント(Marriott Bonvoyポイント)の使い方を具体的にご紹介していく前に、まずはマリオットポイントの価値と基礎知識を整理しておきたいと思います。
マリオットポイントは「マリオットボンヴォイ」に入会することで貯められる
「マリオットボンヴォイ」というのは、世界最大のホテルグループである「マリオットホテル」の会員プログラムの名称です。
マリオットポイントは、この「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」に入会し、マリオットのホテルに宿泊したりレストラン利用したりすることで貯めることができます。
貯められらるのは「1ドルにつき10ポイント」が基本になりますが、会員レベルが高くなるとボーナスポイントが加算され、効率良く貯めることができるようになります。
マリオットのホテルプログラムである「マリオットボンヴォイ」の詳細はこちらの記事をご参照ください。
「マリオットボンヴォイ」には登録料・年会費など無料で利用することができます。まだ入会していない方はこちら公式サイトから新規登録しましょう。
マリオットポイントは「マリオットアメックス」の利用で効率良く貯められる
マリオットポイントは、マリオットのサービス利用で貯めるのが基本とはなりますが、「マリオットアメックス」というクレジットカードを発行し決済に利用することでも貯めることができます。
貯めらるのは「100円につき3ポイント」が基本となりますが、マリオットのホテルで利用した場合は、マリオットアメックスの特典として、「100円につき6ポイント」を貯めることができます。
通常でポイント還元率3%。マリオットホテルでポイント還元率6%ということで、マリオットアメックスはマリオットポイントを効率良く貯められるクレジットカードとなっています。
マリオットアメックスには2つのグレードがあり、上記のポイント還元率6%となるのは「プレミアムカード」になります。これ以降、マリオットアメックスといった場合、プレミアムカードのことを指します。マリオットアメックスの特典からメリット、デメリットまでの詳細はこちらの記事をご参照ください。
マリオットポイントは購入することも可能で定価は「約1.4円」
マリオットポイントは購入することも可能です。マリオットの公式HPから、1,000ポイント単位で好きなポイント数を選んで購入することができるようになっています。
ポイントの価格は「1,000ポイントあたり12.5ドル」となっています。これは、購入するポイント数によって変動せず、一定となっています。
「1ドル=110円」とすると、1ポイントあたりのコストは「約1.4円」という計算になります。そのため、この「1ポイント=約1.4円」というのが、ある意味ポイント「定価」ということになります。
マリオットのポイント購入は「ドル建て」であるため、円高になるとポイント単価は下がります。「1ドル=100円」になると、「1ポイント=1.25円」となります。
ポイント購入セールを利用すればポイントの価値は「約1円」
マリオットは定期的に「ポイント購入セール」を開催しています。割引率はタイミングによって異なりますが、概ね「30%から35%ほど」となっています。
この「30%から35%ほど」という割引率を加味すると、ポイント単価は「約1円」ほどになります。
そのため、ポイントを利用する際にはこの「1円」を基準として、これより高い価値で利用できれば「お得」、下回ると「損」だという判断となります。
これは重要な数字となりますので覚えておいていただければと思います。「1円」が基準というのはわかりやすいのではないかと思います。
マリオットポイントの使い方:概要
マリオットポイントの代表的な使い方は8つ
さて、マリオットポイントの基礎知識が整理できたところで、「ポイントの使い方」について解説していきたいと思います。
マリオットポイントの使い方(使い道)として代表的なものは以下になります。全部で7つほど挙げられます。
<ポイントの使い方(使い道)>
- 航空会社のマイルに交換する
- ホテルの無料宿泊に利用する
- ホテルのキャッシュ&ポイント宿泊に利用する
- トラベルパッケージに交換する
- イベントに利用する(Marriott Moments)
- ポイントをシェアする
- ホテルでの支払いに利用する(インスタント特典交換)
- ギフトカードへ交換する
これらマリオットポイントの使い方と、その方法を選択した場合の価値について、順番に詳しくご説明していきたいと思います。
マリオットポイントの使い方:詳細
航空会社のマイルに交換する
世界約40の航空会社のマイルに交換可能
マリオットポイントは、世界約40の航空会社のマイルに交換することが可能となっています。
ANAカードやJALカードの場合、獲得できるのは自社のマイルのみとなりますので、マイル交換の柔軟性が高いというのもマリオットポイントの特徴となっています。
マイルに交換可能な航空会社と交換レートは以下のようになっています。
日系の全日空(ANA)と日本航空(JAL)をはじめ、ブリティッシュエアウェイズ(BA)やユナイテッド航空(UA)、シンガポール航空(SQ)など、日本人に人気の高い海外の大手航空会社が網羅されていることが確認できますね。
<マイルに交換可能な航空会社と交換レート一覧>
マイレージプログラム | ポイントとマイルの比率 |
---|---|
エーゲ航空 Miles+Bonus | 3:1 |
エアリンガスAerClub | 3:1 |
エアロメヒコ クラブ プレミエ | 3:1 |
エア・カナダ アエロプラン | 3:1 |
エールフランス/KLM フライング・ブルー | 3:1 |
ニュージーランド航空 Airpoints | 200:1 |
アラスカ航空 Mileage Plan™ | 3:1 |
アメリカン航空 AAdvantage®** | 3:1 |
ANAマイレージクラブ | 3:1 |
アシアナ航空アシアナクラブ | 3:1 |
アビアンカ航空 LifeMiles** | 3:1 |
ブリティッシュ・エアウェイズ Executive Club | 3:1 |
キャセイパシフィック航空アジア・マイル | 3:1 |
コパ航空 ConnectMiles | 3:1 |
デルタスカイマイル®** | 3:1 |
エミレーツ・スカイワーズ | 3:1 |
Etihad Guest | 3:1 |
FRONTIER Miles | 3:1 |
海南航空 Fortune Wings Club | 3:1 |
ハワイアン航空 HawaiianMiles® | 3:1 |
Iberia Plus | 3:1 |
InterMiles | 3:1 |
日本航空 JALマイレージバンク | 3:1 |
大韓航空スカイパス** | 3:1 |
LATAM航空 LATAMPASS | 3:1 |
Multiplus Fidelidade LATAM Pass | 3:1 |
カンタス・フリークエントフライヤー | 3:1 |
カタール航空プリビレッジクラブ | 3:1 |
サウディア Alfursan | 3:1 |
シンガポール航空クリスフライヤー | 3:1 |
サウスウェスト航空 Rapid Rewards® | 3:1 |
TAPポルトガル航空 Miles&Go | 3:1 |
タイ国際航空ロイヤルオーキッドプラス | 3:1 |
ターキッシュ エアラインズ Miles&Smiles | 3:1 |
ユナイテッド航空マイレージプラス | 3:1 |
ヴァージンアトランティック航空 Flying Club | 3:1 |
ヴァージンオーストラリア Velocity Frequent Flyer | 3:1 |
Vueling Club | 3:1 |
マイル還元率は1%から最大1.25%
ポイントからマイルへの交換レートとしては、基本的には「3:1」となっています。マリオットの3ポイントが各航空会社1マイルに交換できるという形です。
マリオットアメックスの決済で獲得できるポイントは、100円につき3ポイントでしたので、「100円決済=>3ポイント=>1マイル」を獲得できるという図式になります。
つまり、この場合のマリオットアメックスの決済におけるマイル還元率は「1%」ということが言えます。
マイル還元率が「1%」というのは、ANAカードやJALカードなど、マイルを貯める専用のクレジットカードと同等となりますので、とても優秀ということが言えます。
<マリオットアメックスのマイル還元率(通常)>
- 1マイル / 100円 = 1%
そして、マリオットポイントがさらに素晴らしいのは、60,000ポイントまで貯めてからまとめてマイルに交換することで、5,000マイルのボーナスを獲得できるという点です。
つまり、60,000ポイントを25,000マイルに交換できるということになります。
60,000ポイントを獲得するには200万円のクレジットカード決済が必要となりますので、「200万円決済=>60,000ポイント=>20,000マイル+5,000マイル(ボーナス)」という図式が成り立ちます。
この場合のマリオットアメックスの決済におけるマイル還元率は「1.25%」となります。マイル還元率が「1.25%」というのは、ANAカードやJALカードを凌駕する驚くべきものです。
<マリオットアメックスのマイル還元率(最大)>
- 25,000マイル / 200万円 = 1.25%
アメリカン航空やデルタ航空、大韓航空などはボーナスマイル対象外
お得なボーナスマイル特典ですが、2022年後半になりいくつかの航空会社が対象外になりました。具体的には以下になります。
<ボーナスマイル対象外の航空会社>
- アメリカン航空 AAdvantage
- アビアンカ航空 LifeMiles
- デルタスカイマイル
- 大韓航空スカイパス
これら航空航空会社へのマイル交換ではボーナスマイルはつきませんので、60,000ポイントを獲得しても獲得できるのは20,000マイルだけという形になりますね。
マリオットアメックスのマイル還元率もこれらの虚空会社では最大1.0%という計算になります。
ユナイテッド航空(UA)のマイル還元率は最大1.5%
そして実は、ユナイテッド航空(UA)だけは60,000ポイント交換時のボーナスマイルが優遇されています。10,000ボーナスマイル獲得と、他の航空会社の2倍となっています。
そのため、60,000ポイントをまとめて交換することで30,000マイルを獲得することができます。
この場合のマリオットアメックスの決済におけるマイル還元率は「1.5%」となります。マイル還元率が1.5%というのはマイルを貯めるクレジットカードとして最高レベルの数字になっています。
<マリオットアメックスのマイル還元率(最大)>
- 30,000マイル / 200万円 = 1.5%
マリオットアメックスはUAマイルを貯める上で最強のクレジットカードとも言えますね。
マリオットポイントからUAマイルへの交換は増量キャンペーンを年1回ほどの頻度で実施しています。このタイミングまで待てばさらにお得になりますね。
UAマイルの貯め方と使い方についてはこちらの記事で解説しています。併せてご参照ください。
交換したマイルは国際線特典航空券に利用するのがお得
一般的にマイルの価値は「1マイル=2円以上」と言われています。ただ、この「1マイル=2円以上」というのは、国内線特典航空券に利用した場合を想定しています。
国際線特典航空券、特にビジネスクラス、ファーストクラスに利用した場合は、さらに価値が高くなります。
<1マイルの価値一覧>
- 国内線特典航空券:2円から3円程度
- 国際線特典航空券(エコノミークラス):5円程度
- 国際線特典航空券(ビジネスクラス):10円程度
- 国際線特典航空券(ファーストクラス):15円程度
これに当てはめると、マリオットポイントをマイルに交換した場合の、1ポイントあたりの価値は以下のようになります。
<ポイントをマイルに交換した場合の価値>
マイル還元率1%(60,000ポイント未満で交換)の場合 | マイル還元率1.25%(60, |
|
国内線特典航空券 | 0.7円から1円 | 0.8円から1.3円 |
国際線特典航空券(エコノミークラス) | 1.7円 | 2.1円 |
国際線特典航空券(ビジネスクラス) | 3.3円 | 4.2円 |
国際線特典航空券(ファーストクラス) | 5円 | 6.3円 |
マリオットポイントは、セール時に「1ポイント=1円」程度で購入できることを考えると、国際線航空券(特にビジネスクラスやファーストクラス)に交換できるのであれば、マイルに交換するというのはお得な使い方、ということが言えます。
逆に言えば、国内線航空券に利用するぐらいであれば、次にご紹介するホテル宿泊に利用した方がお得ということが言えます。
ホテルの無料宿泊に利用する
スタンダードルームにポイントで宿泊
マリオットポイントは、マリオット系列のホテルの無料宿泊に利用することができます。宿泊できるのは、各ホテルが定義する「スタンダードルーム」になります。
このポイントを利用した無料宿泊には、特定のブラックアウト日は設定されていません。
そのため、たとえ繁忙期であっても、スタンダードルームに空室がある限り、利用することができます。これがこのポイントでの無料宿泊の素晴らしい点です。
また、ポイントでの無料宿泊の場合、サービス料金や税金も必要ありませんので、基本的には完全無料で利用することができます(一部のホテルで入湯税やリゾートフィーが別途必要になります)。
必要ポイント数はカテゴリーとシーズンによって変動
この無料宿泊に必要なポイント数は以下のように定められています。ホテルのランクをあわらす「カテゴリー」と、「スタンダード」「オフピーク」「ピーク」といったシーズンにより変動するシステムになっています。
<無料宿泊に必要なポイント数>
カテゴリー
|
スタンダード
|
オフピーク
|
ピーク
|
1
|
7,500
|
5,000
|
10,000
|
2
|
12,500
|
10,000
|
15,000
|
3
|
17,500
|
15,000
|
20,000
|
4
|
25,000
|
20,000
|
30,000
|
5
|
35,000
|
30,000
|
40,000
|
6
|
50,000
|
40,000
|
60,000
|
7
|
60,000
|
50,000
|
70,000
|
8
|
85,000
|
70,000
|
100,000
|
日本におけるマリオットのホテル一覧は以下のようになっています。マリオットポイントを貯めていくことで、これらのホテルに無料宿泊できるいうことになりますね。
<日本におけるマリオットのホテル一覧(2022年1月1日時点)>
- カテゴリー3
- フォーポイントバイシェラトン函館
- フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜郡上
- フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜清流里山公園
- フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜美濃
- フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜高山荘川
- フェアフィールド・バイ・マリオット・京都宮津
- フェアフィールド・バイ・マリオット・京都京丹波
- フェアフィールド・バイ・マリオット・京都天橋立
- フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ
- フェアフィールド・バイ・マリオット・三重御浜
- フェアフィールド・バイ・マリオット・三重おおだい
- フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎ
- フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木宇都宮
- フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木日光
- フェアフィールド・バイ・マリオット札幌
- フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波
- フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本
- フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山すさみ
- カテゴリー4
- コートヤード・バイ・マリオット白馬
- シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート
- フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港
- モクシー大阪本町
- 神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
- モクシー大阪新梅田
- カテゴリー5
- シェラトン都ホテル東京
- モクシー東京錦糸町
- コートヤード銀座東武ホテル
- 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ
- ACホテル東京銀座
- アロフト東京銀座
- コートヤード新大阪ステーション
- コートヤード ・バイ・マリオット 大阪本町
- 神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ
- 富士マリオットホテル山中湖
- 伊豆マリオットホテル修善寺
- 琵琶湖マリオットホテル
- 名古屋マリオットアソシエホテル
- 南紀白浜マリオットホテル
- ルネッサンス鳴門リゾート
- シェラトン都ホテル大阪
- ウェスティンホテル仙台
- モクシー京都二条
- カテゴリー6
- コートヤード東京ステーション
- ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフコレクション
- 東京マリオットホテル
- 大阪マリオット都ホテル
- ウェスティン都ホテル京都
- 軽井沢マリオットホテル
- JWマリオット・ホテル奈良
- W大阪
- シェラトングランドホテル広島
- シェラトン北海道キロロリゾート
- キロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道
- HIYORIチャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
- ウェスティンホテル大阪
- カテゴリー7
- メズム東京、オートグラフ コレクション
- シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
- ウェスティンホテル東京
- ルネッサンス沖縄リゾート
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- セントレジス 大阪
- ザ・リッツ・カールトン日光
- ウェスティン ルスツリゾート
- シェラトン沖縄サンマリーナリゾート
- カテゴリー8
ホテル宿泊時のポイント単価は、私の経験では概ね「1ポイント=0.5円から2円程度」となります。
基本的に、閑散期にはポイント価値が下がり、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどの繁忙期になるとポイント価値が上がる傾向にあります。
また、マリオットのエリート特典でアップグレードを受けられた場合には、この単価がジャンプアップします。
マリオットポイントは、セールで「1ポイント=1円」程度で購入できることを考えると、「1ポイント=1円」以上の価値でポイントを使えるようであれば、ポイントでの無料宿泊を選択し、それ以下の場合は現金で支払うというのがオススメです。
ポイント宿泊の場合、5連泊すると1泊分が無料になるという特典があります。つまり、4泊分のポイント数で5連泊できるというわけです。そのため、5連泊以上する場合は有償よりもポイント宿泊の方がお得になる可能性が高くなります。お得技として覚えておきましょう!
日本国内におけるマリオットボンヴォイのホテル一覧はこちらの記事も合わせてご参照ください。都道府県別やカテゴリー別などで、最新情報をわかりやすくまとめています。
マリオットのカテゴリー制は2022年3月から段階的に廃止され、それ以降はポイント変動制(フレキシブルポイント)に移行される予定です。詳細はこちらの記事をご参照ください。
ホテルのキャッシュ&ポイント宿泊に利用する
全額ポイントでカバーできない場合にキャッシュ(現金)を組み合わせ
「キャッシュ&ポイント宿泊」というのは、全額をポイントで支払うことができないような場合に、ポイントとキャッシュ(現金)を組み合わせて宿泊をする方法です。
ホテルのキャッシュ&ポイント宿泊で必要なポイント数およびキャッシュ(現金)は以下のようになっています。
<キャッシュ&ポイント宿泊に必要なポイント数およびキャッシュ(現金)>
カテゴリー
|
オフピーク
|
スタンダード
|
ピーク
|
1
|
55米ドル+1,500ポイント
|
55米ドル+3,500ポイント
|
55米ドル+4,500ポイント
|
2
|
65米ドル+4,000ポイント
|
65米ドル+6,000ポイント
|
65米ドル+7,000ポイント
|
3
|
80米ドル+6,000ポイント
|
80米ドル+8,500ポイント
|
80米ドル+9,500ポイント
|
4
|
105米ドル+8,000ポイント
|
105米ドル+12,000ポイント
|
105米ドル+15,000ポイント
|
5
|
140米ドル+13,500ポイント
|
140米ドル+17,000ポイント
|
140米ドル+21,000ポイント
|
6
|
190米ドル+19,000ポイント
|
190米ドル+25,000ポイント
|
190米ドル+30,000ポイント
|
7
|
250米ドル+25,000ポイント
|
250米ドル+30,000ポイント
|
250米ドル+40,000ポイント
|
8
|
440米ドル+27,500ポイント
|
440米ドル+42,500ポイント
|
440米ドル+57,500ポイント
|
ここで気になるのは、
結論から申し上げると、足りないポイントを購入するのであれば、キャッシュ&
ポイント購入よりもキャッシュ&ポイント宿泊がオススメ
例として、
1ドル=
<キャッシュ&ポイント宿泊を利用した場合のポイント単価>
カテゴリー
|
ポイント宿泊
|
キャッシュ&ポイント宿泊
|
実質ポイント購入分
|
ポイント単価
|
1
|
7,500ポイント
|
55米ドル+3,500ポイント
|
4,000ポイントを55 米ドル
|
1.51円
|
2
|
12,500ポイント
|
65米ドル+6,000ポイント
|
6,500ポイントを65 米ドル
|
1.1円
|
3
|
17,500ポイント
|
80米ドル+8,500ポイント
|
9,000 ポイントを80 米ドル
|
0.98円
|
4
|
25,000ポイント
|
105米ドル+12,000ポイント
|
13,000ポイントを105 米ドル
|
0.89円
|
5
|
35,000ポイント
|
140米ドル+17,000ポイント
|
18,000ポイントを140 米ドル
|
0.86円
|
6
|
50,000ポイント
|
190米ドル+25,000ポイント
|
25,000ポイントを190 米ドル
|
0.84円
|
7
|
60,000ポイント
|
250米ドル+30,000ポイント
|
30,000ポイントを250 米ドル
|
0.92円
|
8
|
85,000ポイント
|
440米ドル+42,500ポイント
|
42,500ポイントを440 米ドル
|
1.14円
|
このことから基本的に、ポイントでの無料宿泊にポイントが足りないような場合には、ポイント購入よりも、キャッシュ&ポイント宿泊を利用した方がお得であるということがわかりますね。
トラベルパッケージに交換する
トラベルパッケージの販売は2022年1月19日で終了することが発表になりました。交換済みのトラベルパッケージの予約・変更は2022年2月28日までとなっています。ご注意ください。
航空会社のマイルと7泊分の無料宿泊とをセットで交換
「トラベルパッケージ」は、ポイントを利用して、航空会社のマイルと7泊分の無料宿泊とをセットで交換するというものです。
必要なポイント数は以下のようになります。ユナイテッドユナイテッド航空(UA)のみ、ポイントからマイルへの交換レートが10%優遇されていますので、ユナイテッドユナイテッド航空(UA)とそれ以外という形で、2パターンのチャートが用意されています。
<ユナイテッドユナイテッド航空(UA)の必要ポイント数>
カテゴリー
|
7泊 + 55,000マイル
|
7泊 + 110,000マイル |
カテゴリー1~4
|
255,000ポイント必要
|
330,000ポイント必要 |
カテゴリー5
|
315,000
|
390,000
|
カテゴリー6 | 435,000 | 510,000 |
カテゴリー7 | 495,000 | 570,000 |
カテゴリー8 | 675,000 | 750,000 |
<その他航空会社の必要ポイント数>
カテゴリー
|
7泊 + 55,000マイル
|
7泊 + 110,000マイル |
カテゴリー1~4
|
255,000ポイント必要
|
330,000ポイント必要 |
カテゴリー5
|
315,000
|
390,000
|
カテゴリー6 | 435,000 | 510,000 |
カテゴリー7 | 495,000 | 570,000 |
カテゴリー8 | 675,000 | 750,000 |
ここで気になるのは、「トラベルパッケージ」がお得なのかどうかという点になると思います。結論から申し上げると、「100,000マイルが必要な場合は少しだけお得だけど無理して利用する必要はない」という形になります。
トラベルパッケージは無理して利用する必要はない
まず、「トラベルパッケージ」は、7泊の連泊が前提になっています。同一のホテルで連泊する必要があるため、3泊と4泊で期間を分散させることや、途中でホテルを変えるといったことはできません。
また、5泊しか利用しなくても2泊分のポイントが返ってくることもありません。つまり、7泊きっちり利用できる方でないと損をする可能性が高いということになります。
実際に、「トラベルパッケージ」を利用しないで、マイル交換とポイントでのホテル宿泊を個別で手配した場合のポイント数を確認してみたいと思います。
マリオットのホテルの場合、5連泊すると1泊無料になるため、必要ポイント数は6泊分にしています。シーズンはスタンダードを想定しています。
以下は、50,000マイル必要な場合のケースです。トラベルパッケージの方がお得なのは、「カテゴリー4」と「カテゴリー5」のみという結果になりました。ただし、プラスになるのはともに「15,000ポイント」ということで、トラベルパッケージの制約から考えると、メリットはほとんど感じられません。
<個別手配とトラベルパッケージ利用の比較(50,
カテゴリー
|
ホテル宿泊(7泊分)
|
マイル(50,000マイル)
|
① 合計
|
② トラベルパッケージ
|
差分(①-②)
|
1
|
45,000
|
120,000
|
165,000
|
255,000
|
-90,000
|
2
|
75,000
|
120,000
|
195,000
|
255,000
|
-60,000
|
3
|
105,000
|
120,000
|
225,000
|
255,000
|
-30,000
|
4
|
150,000
|
120,000
|
270,000
|
255,000
|
+15,000
|
5
|
210,000
|
120,000
|
330,000
|
315,000
|
+15,000
|
6
|
300,000
|
120,000
|
420,000
|
435,000
|
-15,000
|
7
|
360,000
|
120,000
|
480,000
|
495,000
|
-15,000
|
8
|
510,000
|
120,000
|
630,000
|
675,000
|
-15,000
|
以下は、100,000マイル必要な場合のケースです。
特に、「
ただし、
<個別手配とトラベルパッケージ利用の比較(100,
カテゴリー
|
ホテル宿泊(7泊分)
|
マイル(50,000マイル)
|
①合計
|
②トラベルパッケージ
|
差分(①-②)
|
1
|
45,000
|
240,000
|
285,000
|
330,000
|
-45,000
|
2
|
75,000
|
240,000
|
315,000
|
330,000
|
-15,000
|
3
|
105,000
|
240,000
|
345,000
|
330,000
|
+15,000
|
4
|
150,000
|
240,000
|
390,000
|
330,000
|
+60,000
|
5
|
210,000
|
240,000
|
450,000
|
390,000
|
+60,000
|
6
|
300,000
|
240,000
|
540,000
|
510,000
|
+30,000
|
7
|
360,000
|
240,000
|
600,000
|
570,000
|
+30,000
|
8
|
510,000
|
240,000
|
750,000
|
750,000
|
0
|
ピークシーズンに7連泊できる場合はトラベルパッケージの利用もお得
ただし、ここまでの試算の前提はシーズンは「スタンダード」
そのため、必要ポイント数が多くなる「ピーク」
よって、もしトラベルパッケージを使うのであれば、
ただ、トラベルパッケージを利用するには、
ちなみに、トラベルパッケージを利用するには、「
イベントに利用する(Marriott Moments)
Marriott Moments(マリオットモーメンツ)はオークション形式でイベント参加
マリオットポイントは、Marriott Moments(マリオットモーメンツ)
Marriott Momentsのイベントは、世界各地で、
これらのイベントに参加するには、
例えば、この記事を執筆している2019年11月時点で、
画面左のイベントは「25,000ポイント」、右のイベントは「
私の個人的な印象では、スタート時の入札価格(
ポイントの使い方としては効率的だが落札額の高騰に注意
ただし、ここをスタートとしてオークションが始まるため、
私は何度か参加させていただきましたが、
保有しているポイント数に余裕がある方は、
Marriott Momentsのイベントのイベントは、以下公式HPから検索することができます。
参考 Marriott MomentsMarriott Bonvoy
ポイントをシェアする
家族間でポイントを共有するのが基本
マリオットポイントは、
例えば、家族の間で「マリオットボンヴォイ」
また、マイルに交換する場合も60,000ポイントまとめてからの方がボーナスマイルが加算されるため有利になりますね。ポイントをシェアするというのは意外とメリットがありますね。
ポイントシェアをシェアするには、以前は「マリオットボンヴォイ」
しかしながら、2023年4月になりWebで申請できるようになりました。実際に試してみましたが数分で移行が完了し、スピーディーでとても簡単でした。
マリオットポイントの移行(ポイントシェア)の詳細はこちらの記事をご参照ください。
ホテルでの支払いに利用する(インスタント特典交換)
マリオットポイントは、ホテルでの支払いに利用することもできます。レストラン料金、スパ料金、ルームサービス、ミニバーなど、部屋付けにできるものは、なんでも利用することができます。
この利用方法のこと「インスタント特典交換(=インスタントリワード)」と呼んでいます。
利用方法としては、チェックアウトのタイミングでポイントで支払う旨を伝えるだけということで、とても簡単です。ただし、現金に換算した場合の交換レートがよくないため注意が必要です。具体的には以下のようになっています。
<インスタントリワードに利用する場合の交換レート>
ポイント | 米ドル |
---|---|
250 | $1 |
1.250 | $5 |
2.500 | $10 |
5.000 | $20 |
12.500 | $50 |
25.000 | $100 |
125.000 | $500 |
利用ポイント数によって交換レートが変わるということはなく、基本は「250ポイントあたり1ドル」となってます。1ドル=110円で計算すると「250ポイントあたり110円」ということになります。
ポイント単価は「0.44円」ということで、あまり良くないということが確認できますね。
そのため、ホテルでの支払い(=インスタンドリワード)に利用するというのは、あまりオススメではないということになります。
円安になるとポイント単価が有利になります。例えば、1ドル=130円で計算すると、ポイント単価は0.52円です。
ギフトカードへ交換する
ギフトカードは40以以上の交換先が用意
マリオットポイントは、
基本的には海外(特にアメリカ系)
Amazonギフト券への交換に必要なポイント数は以下のように
<Amazonギフト券の交換に必要なポイント数>
- 25ドル:10,000ポイント、ポイント単価=0.28円
- 50ドル:17,500ポイント、ポイント単価=0.31円
- 100ドル:30,000ポイント、ポイント単価=0.37円
ギフトカードへの交換は決してお得ではない
「1ドル=110円」として、それぞれのポイント単価を計算してみると、1ポイントあたり「0.28円から0.37円」となります。
他のポイントの使い方では「1ポイント=1円」以上の価値で利用することができていましたので、それを大きく下回ってしまっていることが確認できます。
つまりは、ギフトカードに交換するというのは、
マリオットホテルを堪能するなら「マリオットアメックス」がオススメ
マリオットアメックス(プレミアム)の発行でマリオットの「ゴールドステータス」他、豊富な特典を享受可能
マリオットのホテルに宿泊する機会が多い方なら「マリオットアメックス(プレミアム)」の発行がオススメです。
マリオットアメックス(プレミアム)を発行すると、マリオットボンヴォイの上級ステータスである「ゴールドステータス」をもれなく獲得できますので、ホテル宿泊時にエリート特典を満喫して快適に過ごすことができます。
マリオットアメックス(プレミアム)は年会費が「49,500円(税込)」となかなかに高額設定にはなっていますが、継続時に1泊分の無料宿泊特典(50,000円相当)を獲得できますので、年会費の負担を相殺することもできます。
<マリオットアメックス(プレミアム)の主な特長>
- マリオット の「ゴールド会員資格」を自動的に獲得
- カード決済でポイント還元率3%&マイル還元率1.25%を実現
- マリオットのホテル利用でポイント還元率6%を実現
- ポイント有効期限は実質無期限
- 貯めたポイントはホテルの無料宿泊や世界40以上の航空マイルに交換可能
- 年15泊分の宿泊実績を獲得
- 年150万円以上の決済で無料宿泊特典を獲得(5万円相当)
- 年400万円以上の決済で「プラチナ会員資格」を獲得
さらに、入会キャンペーンを活用することで大量ポイントを獲得することができますので、初年度の年会費負担もカバーすることができます。
マリオットアメックスの入会キャンペーンの詳細はこちら。
マリオットアメックスの特典からメリット、デメリットの詳細についてはこちらの記事をそれぞれご参照ください。
まとめ
今回は、マリオットポイントの使い方を解説していきました。ポイントの代表的な使い方をオススメの順にまとめると以下のようになります。
<オススメのポイントの使い方>
- 航空会社のマイルへの交換(国際線特典航空券)
- ホテル宿泊
- キャッシュ&ポイント宿泊
- イベントでの利用(Marriott Moments)
- 航空会社のマイルへの交換(国内線特典航空券)
- トラベルパッケージ
ポイントへの使い方で一番お得なのは「航空会社のマイルへの交換(国際線特典航空券)」となります。エファーストクラスやビジネスクラスなど、高価な座席であればあるほど、お得度は高くなります。
次いで「ホテル宿泊」「キャッシュ&ポイント宿泊」「イベントでの利用(Marriott Moments)」などへと続いていく形になります。
「トラベルパッケージ」については、お得度としては「航空会社のマイルへの交換(国内線特典航空券)」よりも上とも言えますが、大量のポイントが必要であり、かつ、制約も多いため順位を下げています。
ポイントを利用される際は、ポイントを購入する際のポイント単価である「1円」という数字と、上記のオススメの順番を意識していただければと思います。
一方で、マイルについては大量に貯める方法が確立されています。
ANAマイルやJALマイルを上記のような方法でためて、マリオットアメックスで貯めたポイントはホテル宿泊に特化するというのもオススメです。私自身はこの方法で、ほぼ無料で豪華は海外旅行を実現しています。
2022年も豪華なハワイ旅行をほぼ無料で実現しました。
マリオットアメックスと陸マイラー活動を活用すれば、豪華な海外旅行を実現するのも夢ではなくなりますね。
それでは、また!