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ベネチア 水上タクシーの料金と乗り方!駅からホテル、空港への体験レポート!

ベネチア「水上タクシー」のイメージ

ベネチア 水上タクシーの料金と乗り方!駅からホテル、空港への体験レポート!

ベネチア(ヴェネチア)は「水の都」と言われており、運河が通常の都市でいうところの道路の役割を果たしています。そのため、主な交通手段は「徒歩」と「水上バス」「水上タクシー」に限られていますが、「水上タクシー」は高額と言われているため、利用するのに若干の勇気が必要になります。今回のベネチア旅行では、サンタルチア駅からベネチア本島のホテル(ダニエリ )間、および、ホテルからマルコポーロ国際空港間のルートで「水上タクシー」を利用することができましたので、その料金と乗り方の体験レポートをお送りしたいと思います。

ベネチアの交通手段

ベネチアは「水の都」と言われており、アドリア海の干潟を埋め立てる形で島が形成されています。狭い陸地の間を無数の運河が入り組んでいるため、主な交通手段は「徒歩」と「水上バス」「水上タクシー」に限られています。

水上バス(ヴァポレット)

水上バスは「ヴァポレット」と呼ばれ、ベネチア本島のカナル・グランデ(メインとなる太い運河)を中心に運行しています。

運河沿いの各所に停留所があり、主要路線では10分ほどの間隔で運行されています。また、島間を結ぶルートも存在しています。

「ヴァポレット」は市民の足になっているため、料金は比較的安価に設定されていますが、大きな荷物がある場合や停留所から離れた場所にアクセスしたい場合、時間がない場合などは不便です。

「ヴァポレット」の料金は以下のようになっています。

<ヴァポレットの料金>

  • 75分間券:7.5ユーロ
  • 24時間券:20ユーロ
  • 48時間券:30ユーロ
  • 72時間券:40ユーロ
  • 1週間券:60ユーロ

 

水上タクシー

一方、「水上タクシー」は、基本的には自分の行きたいところに直接アクセスできるため利便性が高く、時間の節約にもなります。

一方でその分、料金は高めに設定されています。

「水上タクシー」の料金は、固定料金制とメーター制が採用されています。駅や空港からホテルなどへの主要なルートは、固定料金制が採用されています。

メーター制の場合の料金体系は以下のようになっています。初乗りは15ユーロで、その後は1分ごとに2ユーロが追加されるというシステムになっています。20分乗船すると55ユーロが必要という感じですね。

<メーター制の料金体系>

  • 初乗り:15ユーロ
  • 1分ごと:2ユーロ
  • ※タクシースタンド以外に電話で呼ぶ場合が5ユーロ追加
  • ※22時から6時までは深夜加算として10ユーロ追加

 

ガイドブックなどよると、以下のルートについては固定料金制が採用されています。必要な料金の目安は以下になります。固定料金といいながら、料金に若干の幅があるのがちょっと謎なところですよね。

<固定料金制が採用されているルートと費用感>

  1. サンタルチア駅およびローマ広場からベネチア本島のホテル:40ユーロから70ユーロ程度
  2. マルコポーロ国際空港からベネチア本島のホテル:110ユーロから130ユーロ程度

 

今回のベネチア旅行では、以下2つのルートで「水上タクシー」を利用することができましたので、実際に必要となった料金と体験レポートをお送りしたいと思います。

<当記事でご紹介するルート>

  1. サンタルチア駅からベネチア本島のホテル(ダニエリ)
  2. ベネチア本島のホテル(ダニエリ )からマルコポーロ国際空港

 

駅からホテルへ水上タクシーで移動した場合の料金と乗り方、体験レポート

まずは、「駅からホテルへ水上タクシーで移動した場合の料金と体験レポートをお送りしたいと思います。

今回のベネチア旅行で利用したホテルは「ダニエリ 」になりますので、「サンタルチア駅からベネチア本島のホテル(ダニエリ)への行程ということになります。

サンタルチア駅の出口付近では白タクに注意

こちらは、ベネチア本島へのアクセス口である「サンタルチア駅」の出口です。

ベネチア「サンタルチア駅」の出口1

 

MEMO

今回、フィレンツェからベネチアへの移動は、イタリア高速鉄道である「イタロ(Italo)」を利用しました。イタロ(Italo)の体験レポートはこちらご参照ください。

 

この出口を抜けると、「水の都ベネチア」の風景が広がっています。一気にテンションがあがりますね。

ベネチア「サンタルチア駅」の出口2

 

出口付近には、「タクシー?タクシー?」と声をかけてくる人がたくさんいますので注意しましょう。

世界中で共通ですが、向こうから声をかけてくるタクシーは往々にして無許可の「白タク」です。利用すると法外な料金を請求される場合があります。

 

サンタルチア駅前の水上タクシー乗り場は水上バス(ヴァポレット)の隣

駅の正面から左にちょっと進むと、ベネチアの水上バスである「ヴァポレット」の乗り場があります。

ベネチア「水上バス(ヴァポレット)」の乗り場1

 

ここからさらに左に進んでいくと、目指す「水上タクシー」のタクシースタンド(タクシー乗り場)があります。「WATER TAXI」と書かれた黄色い看板が目印です。

ベネチア「水上タクシー」のタクシー乗り場

 

水上タクシーの乗り場では料金表を確認

こちらの建物の壁には、料金表が掲示されていますので、まずは内容を確認しましょう。

ベネチア「水上タクシー」の料金表1

 

「サンタルチア駅」から固定料金制が採用されているルートは以下のようになっています。

今回私が宿泊予定であった「ダニエリ」はサン・マルコ広場近くのホテルになりますので、「60ユーロ」という固定料金が該当する形になります。

ベネチア「水上タクシー」の料金表2

 

MEMO

こちらの固定料金はボート1隻単位の料金になります。4人までの利用および4個までの荷物が料金に含まれています。5人以上で利用する場合はひとり10ユーロ追加、5個以上の荷物を乗せる場合はひとつ3ユーロが加算されます。

 

水上タクシーの船内は豪華で広々

そんなこんなで料金を確認することができたため、行き先が「ダニエリ 」であることを伝えて「水上タクシー」に乗り込みます。今回お世話になる「水上タクシー」はこちらです。白くてカッコ良いです。

ベネチア「水上タクシー」の外観1

 

「水上タクシー」の中はこんな感じです。シートが白の革張りになっていて高級感がありますね。木目を感じる内装も素敵です。

ベネチア「水上タクシー」の内観1

 

奥のシートから正面を見るとこんな感じになっています。かなり広さに余裕があるのがわかります。「水上タクシー」は最大で10人乗りということらしく、2人で利用するには若干のもったいなさを感じます。

ベネチア「水上タクシー」の内観2

 

水上タクシーからの眺望は最高で爽快な乗船体験

そんなこんなで内部を物色していると、「水上タクシー」は目的地に向けて出発しました。

「水上タクシー」は屋根の一部がオープンするようになっていて、立ち上がりながら乗船できるようになっています。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望1

 

立ちあがると、360度見渡せるようになるため、とても爽快です。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望2

 

その後も、ベネチアの素晴らしい景色を眺めながら、ぐいぐい進んで行きます。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望3

 

まだベネチアに到着したばかりですが、ベネチア感を120%堪能することができます。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望4

 

しばらく乗船していると、「サン・マルコ広場」周辺までやってきました。「大鐘楼」が目印です。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望5

 

ベネチア本島のホテル「ダニエリ 」に到着

こちらが、今回お世話になる「ダニエリ 」です。「ダニエリ 」はベネチアを代表する老舗の高級ホテルで、写真に写っている3棟の建物すべてが「ダニエリ 」になります。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望6

 

「ダニエリ 」の場合、ホテルに「水上タクシー」用の桟橋を保有しているため、ホテルに直接乗り付けることができます。

ベネチア「水上タクシー」の船上からの眺望7

 

こちらが、「ダニエリ 」の「水上タクシー」用の入り口になります。ベネチアの高級ホテルのなかでも、「水上タクシー」用の桟橋を保有しているホテルは少ないそうで、これはなかなかの贅沢です。

ちょっとしたセレブ気分です(笑)。

ベネチア「ダニエリ 」の桟橋1

 

駅からベネチア本島のホテルまでの料金

料金は「水上タクシー」の運転手さんに乗船後に直接手渡しします。クレジットカードは利用できませんので注意しましょう。

料金は事前に確認してあったとおり「60ユーロ」となりました。

乗船時間については、30分弱ぐらいであったと思いますが、あまりにも楽しい乗船で、あっという間の時間でした。

これだけ楽しくベネチアの景色を豪華に堪能することができ、荷物を運ぶ労力と時間を節約できるなら、この「60ユーロ」は決して高くないな、と思いました。

 

ホテルから空港まで水上タクシーで移動した場合の料金と乗り方、体験レポート

続いては、「ホテルから空港まで水上タクシーで移動した場合の料金と体験レポート」をお送りしたいと思います。ホテルは前半と同じ「ダニエリ 」になります。

ホテルから水上タクシーを利用する場合はポーターに依頼

ホテルから「水上タクシー」を利用する場合は、ホテルのスタッフの方(ポーター)に手配いただきます。

ベネチア「ダニエリ 」の桟橋2

 

ホテルの桟橋から水上タクシーに直接乗船

ホテルのロビーでしばらく待っていると、この日お世話になる「水上タクシー」がやってきました。

ダニエリの場合、ホテルの桟橋から直接「水上タクシー」に乗船することができます。この日はあいにくの雨模様ですが、濡れることがないため快適です。

水上タクシーの外観1

 

この日の「水上タクシー」の内部はこんな感じです。グレーの革張りになっており、落ち着いた雰囲気です。

水上タクシーの内観1

 

船内は、相変わらずの高級感です。

水上タクシーの内観2

 

後ろ髪を引かれる思いで、「ダニエリ 」およびベネチアの街を離れて行きます。ちょっと寂しいですね。

水上タクシーからの眺望1

 

この日はあいにくの雨模様で、屋根を開けられなかったのが残念・・。寂しい心情を表しているようでした。

水上タクシーからの眺望2

 

空港へのルートはスピード感満点

空港へと向かうルートは、海上を進んでいく形になります。ですので、景色としての見どころはそれほどありません。ただ、ベネチア本島内を進んでいく時と比べると、かなりスピードが出ています。

この時なぜか、近くを走る別の「水上タクシー」と抜きつ抜かれつのバトルをしており、ちょっとした「ジェームズ・ボンド」気分でした(笑)。

水上タクシーからの眺望3

 

ベネチア本島のホテルから空港までの料金

実は、今回の「水上タクシー」を利用するにあたり、事前に固定料金なのか、メーター制なのかを確認するのを忘れてしまっていました。そのため、最終的に料金がどのようになるのか、気が気ではありませんでした(笑)。

ただ、船内にはきちんとメーターが設置されており、スタート時が「120ユーロ」という表示で、下船時は「130ユーロ」という表示になりました。そして、最終的に要求された料金も「130ユーロ」でした。

ですので、固定料金制として「120ユーロ」が適用され、それにホテルまでの迎車料金(迎船料金?)が「10ユーロ」加算されたのかなあ、と考えています。

水上タクシーのメーター(料金)1

水上タクシーのメーター(料金)2

 

そんなこんなで、料金が心配なところもありましたが、無事に目的地である「マルコポーロ国際空港」に到着しました。

マルコポーロ国際空港の桟橋1

マルコポーロ国際空港の桟橋2

 

乗車時間は30分弱ということで、思ったよりも近いという印象でした。スピードがかなり出ていたのもあるのかもしれません。

ただ、30分弱の乗船で「130ユーロ」というのはちょっと割高感を感じますね。海上を移動するため、地上でいうところの高速料金みたいのもかかっているのかもしれませんが・・。

まあ、ガイドブックで事前に調べていた目安の価格の範囲内であったため、料金的には妥当なのだと思います。

 

ベネチア観光でオススメのツアー

ベネチアの人気オプショナルツアーは以下になります。ツアーを利用すれば時間を節約して効率的に観光できて便利です。

<ベネチア観光の人気ツアー>

 

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イタリア旅行2019のスケジュール

今回の記事は、2019年ゴールデンウィークの「イタリア旅行」の一部としてご紹介しました。「イタリア旅行2019」全体のスケジュールは以下のようになっています。

<イタリア旅行2019のスケジュール>

  • 1日目:東京(羽田)からイタリア(ローマ)に移動。セントレジス ローマに宿泊
  • 2日目:ローマ観光。セントレジス ローマに宿泊
  • 3日目:ローマからフィレンツェに移動。セントレジス フィレンツェに宿泊
  • 4日目フィレンツェからヴェネツィアに移動。ダニエリ(ヴェネツィア)に宿泊 <=今ここ
  • 5日目:ヴェネツィア観光。ダニエリ(ヴェネツィア)に宿泊
  • 6日目:イタリア(ヴェネツィア)から東京(成田)に移動
  • 7日目:東京(成田)に帰国

 

今回のイタリア旅行はビジネスクラスと高級ホテルを利用した豪華なものですが、貯めたANAマイルとSPGアメックスのポイントで、ほぼ無料で実現しています。

陸マイラー的なANAマイルの貯め方SPGアメックスの特典とメリット・デメリットは以下の記事をそれぞれご参照ください。

 

まとめ

今回は、サンタルチア駅からベネチア本島のホテル(ダニエリ )間、および、ホテルからマルコポーロ国際空港間のルートで「水上タクシー」を利用した体験レポートをお送りしました。

「水上タクシー」は利便性が高いのがメリットですが、料金体系が把握しづらく、利用者からすると最終的にどれくらいの価格になるのがわからないというのがデメリットになっています。

ただし「駅からホテル間」「ホテルから空港間」のように、固定料金制が採用されているルートであれば、事前に金額感を把握できるため、ある程度安心して利用することができました。

「水上バス(ヴァポレット)」など他の交通手段に比べると割高であることは間違いありませんが、ベネチアの運河をモーターボートでクルージングできるという爽快感は、旅行体験として素晴らしいものでした。

ベネチア旅行をされる方は、ご利用してみてはいかがでしょうか?

 

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それでは、また!

 

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