ANAとJALの違いは?マイルの使いやすさを陸マイラーが徹底比較!
前回の記事では「マイルを貯めるならANAとJALどっちが良いか?」という疑問に対して「マイルの貯めやすさ」の観点で比較しました。今回はその続編として「マイルの使いやすさ」の観点で、ANAとJALの違いを比較してみたいと思います。マイルは特典航空券に交換することで、その価値を最大化できます。そのため、ここでは「国内線特典航空券」と「国際線特典航空券」、それぞれに交換する場合に必要となるマイル数の違いを確認していきたいと思います。実際に比較してみると、ANAとJAL、それぞれの必要マイル数に傾向があることがわかります。以下で詳しくご紹介していきます。
目次
ANAとJALの違い「マイルの貯めやすさ」の比較結果
マイルの貯めやすさではANAが有利
前回の記事では、「マイルの貯めやすさ」の観点でANAとJALを比較しました。
結果をまとめると以下のようになります。(比較結果を、同等レベル「=」、やや有利「◯」、有利「◎」、で表現しています。また、ANAの方が有利な項目を「青」、JALの方が有利な項目を「赤」で色付けしています。)
<貯めやすさの観点>
比較項目 | ANA | JAL |
フライトで貯める | ||
積算マイルの計算式 | = | = |
路線数(国内線) | ◯ | |
路線数(国際線) | ◯ | |
アライアンス | ◯ | |
クレジットカードで貯める | ||
年会費&手数料 | = | = |
マイル交換タイミング&有効期限 | ◯ | |
マイル還元率 | = | = |
ボーナスマイル | ◯ | |
特約店 | = | = |
ポイントサイトで貯める | ||
交換レート | ◎ |
上記表を見ていただくとわかるように、貯めやすさの観点では、ANAの方が有利な項目が多いという結果となりました。
中でも違いが大きいのが「ポイントサイトで貯める」場合です。
ポイントサイトからマイルに交換するレートについては、現状ANAの方が大幅に有利となっていますので、飛行機に乗らずにマイルを貯める「陸マイラー」の場合は、特にANAマイルを貯めるのがオススメという結果となりました。
ANAとJALの違い「マイルの使いやすさ」の比較の観点
国内線と国際線の特典航空券、およびポイント交換の観点でマイルの使いやすさを比較
今回は、前回の記事の続編として、ANAとJALの違いを「マイルの使いやすさ」という観点で比較していきたいと思います。
貯めたマイルの使い方として、最も有効なのは「特典航空券」に交換することです。
そのためここでは、国内線特典航空券で使う場合、国際線特典航空券で使う場合、に分けてそれぞれで確認していきます。
また、特典航空券を取得できない場合や、マイル修行(ステータス修行)時には、マイルをポイントに交換して使う場合もあるため、この点についても合わせて確認したいと思います。
<マイルの使いやすさを比較する観点>
- 国内線特典航空券で使う
- 国際線特典航空券で使う
- ポイントに交換して使う
マイルは特典航空券に交換することで、価値を最大化することができます。国内線2円程度、国際線エコノミークラスで6円程度、ビジネスクラスで10円程度、ファーストクラスでは15円以上になることもあります。マイルの価値の詳細については、以下をご参照ください。
マイルの使い方の違いを比較:国内線特典航空券で使う
まずは、マイルを国内線特典航空券で使う場合で比較していきます。
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予約開始日
ANA、JALそれぞれの国内線特典航空券における予約開始日は、以下のようになっています。
<国内線特典航空券の予約開始日>
- ANA:年2回の運航ダイヤ期間ごとの一斉予約開始後から
- タイミングによって半年以上前(最長で約7ヶ月から8ヶ月前)から予約可能
- JAL:360日前(午前0時)
ANAは年2回の一斉解放ということで予約できるのは半年前からとなります。一方でJALの場合は360日前(午前0時)に解放ということで約1年前から予約することができます。
予定の立てやすさという観点ではJALの方が優れていると言えますね。
ANAの「運航ダイヤ期間ごとの一斉予約開始」のタイミングは以下のようになっています。年2回、1月下旬と8月下旬に一斉発売が行われます。
- 1月下旬頃発売予定:夏ダイヤ(3月の最終日曜日~10月の最終日曜日の直前の土曜日)ご搭乗分
- 8月下旬頃発売予定:冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日)ご搭乗分
- ※運航ダイヤ確定後も、発着時刻・便名・機種・機材・運航会社は変更になることがあります。
予約(発券)のしやすさ
ANAの場合は年2回の一斉解放ということで、そのタイミングでは争奪戦が発生します。サイトがつながりにくくなりますし、人気の日程ではすぐに空席がなくなってしまいます。
一方でJALの場合は360日前(午前0時)に解放ということである程度アクセスが分散されます。人気の日程では空席を確保しにくいというのは同じですが、ANAに比べると取りやすくなっています。
ANAもJALも、国内線の特典航空券は「片道」発券が可能になっています。国際線の場合はANAは片道発券に対応していませんので、注意が必要です。
必要マイル数
ここでは、国内線特典航空券にマイルを使う場合について比較してみたいと思います。
ANAの場合はシーズン制を導入しており、「ローシーズン(L)」「レギュラーシーズン(R)」「ハイシーズン(H)」の期間によって必要マイル数が変動するのが特徴になっています。
一方JALの場合は、シーズン制は導入していませんが、一部の期間で「ディスカウントマイル(D)」を設定しているのが特徴です。この期間および路線に該当していると、通常よりも少ないマイル数で特典航空券を利用することが可能となっています。
東京を起点とした場合の必要マイル数を表でまとめると以下のようになります。(ANA、JAL、いずれの場合も片道のマイル数です。)
<特典航空券の利用に必要なマイル数(片道)>
出発地 | 目的地 | ANA (L) |
ANA (R) |
ANA (H) |
JAL (D) |
JAL (通常) |
東京 | 大阪 名古屋 | 5,000 | 6,000 | 7,500 | 5,000 | 6,000 |
札幌 福岡 | 6,000 | 7,500 | 9,000 | 6,000 | 7,500 | |
沖縄 | 7,000 | 9,000 | 10,500 | 6,000 | 7,500 | |
宮古 石垣 | 8,500 | 10,000 | 11,500 | 対象外 | 10,000 |
上記表を確認すると、ANAの「ローシーズン(L)」とJALの「ディスカウントマイル(D)」、ANAの「レギュラーシーズン(R)」とJALの「通常時」、という具合で、必要マイル数はほぼ同等(=横並び)になっていることがわかります。
一方で、沖縄に関してはどのシーズンをとってみても、ANAの方が必要マイル数が多いことがわかります。
また、ANAの「ハイシーズン(H)」は、JALの通常時よりも必要マイル数は多くなってしまいます。
以上から、国内線においては、ANAがハイシーズンとなるタイミングでJALを利用したり、沖縄旅行をしたりする頻度が多い方は、JALの方がお得ということが言えそうです。
2023年4月12日からJAL国内線特典航空券でマイル変動制に移行しました。基本マイルの空席もありますが、それが終了後は需給によって必要マイル数が増加します。
マイルの使い方の違いを比較:国際線特典航空券で使う
続いては、マイルを国際線特典航空券で使う場合で比較していきます。
予約開始日
国際線特典航空券における、ANAとJALそれぞれの予約開始日は、以下のようになっています。
JALの場合、以前は330日前から予約開始日となっていましたが、2019年4月1日から360日前へと変更になっています。
<国際線特典航空券の予約開始日>
- ANA:355日前(午前9時)
- JAL:360日前(午前0時)
ANAとJAL、どちらもほぼ1年前から予約開始ということで、ここでは大きな差がないということがわかります。
予約(発券)のしやすさ
国際線の特典航空券の予約(発券)の方法には、ANAとJALで1点大きな違いがあります。それは、片道発券が可能かどうか、です。
現状、JALは片道発券に対応していますが、ANAは対応していません。
JALは予約時に片道か往復かを選択することができますが、ANAの場合は必ず往復で予約する必要があります。
<国際線特典航空券の片道発券対応>
- ANA:往復のみ可(=片道発券不可)
- JAL:片道発券可
そのため、ANAで希望日に国際線の特典航空券を予約(発券)するには、以下の記事でご紹介しているような裏技(テクニック)を活用する必要があります。
このような裏技(テクニック)を適用しないと、ゴールデンウィークや年末年始などの繁忙期に希望の日程で特典航空券を予約(発券)するのはほぼ不可能な状況になっています。
また、ANAの場合は、上級会員(ダイヤモンド、プラチナ、SFC)には、「国際線特典航空券の優先」の特典があるため、上級会員以外はさらに不利な状況になります。
加えて、「マイルの貯めやすさ」でご紹介したように、ポイントサイトからの交換レートはANAの方が良いため、JALマイルと比較すると、ANAマイルの方が大量マイルを保有している人の割合が高いと考えられます。
以上から、国際線特典航空券の取りやすさという観点では、JALの方が有利な状況と言えます。
必要マイル数
必要マイル数については、搭乗クラスごとに確認していきたいと思います。
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エコノミークラス
エコノミークラスの場合の国際線特典航空券の発券に必要なマイル数を表でまとめると、以下のようになります。
ANAの場合は国内線同様、シーズン制を導入しているため、シーズンによって必要マイル数が変動するシステムになっています。そのため以下の表でもシーズンを区別してまとめています。
ここでは、ANAの「レギュラーシーズン(R)」とJALの通常時のマイル数(基本マイル数)を比較してみます。赤字は必要マイル数が多い部分、青字は必要マイル数が少ない部分となります。
<エコノミークラス:必要マイル数(往復)>
出発地 | 目的地 | ANA (L) |
ANA (R) |
ANA (H) |
JAL (通常) |
東京 | ソウル |
12,000 |
15,000 |
18,000 |
15,000 |
台北 |
17,000 |
20,000 |
23,000 |
20,000 |
|
香港 |
17,000 |
20,000 |
23,000 |
20,000 |
|
グアム |
– |
– |
– |
20,000 |
|
シンガポール |
30,000 |
35,000 |
38,000 |
24,000 |
|
クアラルンプール |
30,000 |
35,000 |
38,000 |
29,000 |
|
バンコク |
30,000 |
35,000 |
38,000 |
27,000-35,000 |
|
シドニー |
37,000 |
45,000 |
50,000 |
36,000 |
|
ホノルル |
35,000 |
40,000 |
43,000 |
40,000 |
|
ニューヨーク |
40,000 |
50,000 |
55,000 |
50,000 |
|
パリ |
45,000 |
55,000 |
60,000 |
52,000 |
|
ロンドン |
45,000 |
55,000 |
60,000 |
45,000-52,000 |
上記表を確認すると、ソウルや台北などアジア近辺では必要マイル数は同等(横並び)となっていますが、シンガポールやクアラルンプールなどの東南アジア、シドニーなどのオセアニア地域では、JALの方が必要マイル数は少なくなっていることがわかります。
また同様に、パリやロンドンなどのヨーロッパ地域においてもJALの方が有利な結果になっています。
ANAの場合は、「ハイシーズン(H)」になるとより多くのマイルが必要になり、さらに不利な結果になります。
以上から、国際線のエコノミークラスで利用するなら、JALの方が有利であることがわかります。
2018年12月からJAL国際線特典航空券では変動マイル制を導入しています。基本マイルの空席もありますが、それが終了後は需給によって必要マイル数が増加します。
ビジネスクラス
ビジネスクラスの場合の国際線特典航空券の発券に必要なマイル数を表でまとめると、以下のようになります。
同じく、ANAの「レギュラーシーズン(R)」とJALの通常時のマイル数(基本マイル数)を比較しています。
<ビジネスクラス:必要マイル数(往復)>
出発地 |
目的地 |
ANA |
ANA |
ANA |
JAL |
東京 |
ソウル |
25,000 |
30,000 |
33,000 |
36,000 |
台北 |
35,000 |
40,000 |
43,000 |
48,000 |
|
香港 |
35,000 |
40,000 |
43,000 |
48,000 |
|
グアム |
– |
– |
– |
45,000 |
|
シンガポール |
55,000 |
60,000 |
63,000 |
80,000 |
|
クアラルンプール |
55,000 |
60,000 |
63,000 |
80,000 |
|
バンコク |
55,000 |
60,000 |
63,000 |
80,000 |
|
シドニー |
65,000 |
75,000 |
80,000 |
80,000 |
|
ホノルル |
60,000 |
65,000 |
68,000 |
80,000 |
|
ニューヨーク |
75,000 |
85,000 |
90,000 |
100,000 |
|
パリ |
80,000 |
90,000 |
95,000 |
110,000 |
|
ロンドン |
80,000 |
90,000 |
95,000 |
110,000 |
上記表を見ると、全地域において、ANAの方が有利な結果であることがわかります。
さらに、「ハイシーズン(H)」で比較してみても、まだANAの方が圧倒的に有利な結果となっています。
以上から、国際線のビジネスクラスで利用するなら、ANAの方が有利であることがわかります。
ファーストクラス
ファーストクラスの場合の国際線特典航空券の発券に必要なマイル数を表でまとめると、以下のようになります。
同じく、ANAの「レギュラーシーズン(R)」とJALの通常時のマイル数(基本マイル数)を比較しています。
<ファーストクラス:必要マイル数(往復)>
出発地 |
目的地 |
ANA |
ANA |
ANA |
JAL |
東京 |
ソウル |
– |
– |
– |
60,000 |
台北 |
– |
– |
– |
72,000 |
|
香港 |
– |
– |
– |
72,000 |
|
グアム |
– |
– |
– |
72,000 |
|
シンガポール |
105,000 |
105,000 |
114,000 |
100,000 |
|
クアラルンプール |
105,000 |
105,000 |
114,000 |
100,000 |
|
バンコク |
105,000 |
105,000 |
114,000 |
100,000 |
|
シドニー |
– |
– |
– |
100,000 |
|
ホノルル |
120,000 |
120,000 |
129,000 |
100,000 |
|
ニューヨーク |
150,000 |
150,000 |
165,000 |
140,000 |
|
パリ |
165,000 |
165,000 |
180,000 |
160,000 |
|
ロンドン |
165,000 |
165,000 |
180,000 |
160,000 |
上記表を見ると、今度は多くの地域でJALの方が有利な結果であることがわかります。
「レギュラーシーズン(R)」で必要なマイル数の差は多くはありませんが、特に「ハイシーズン(H)」で利用する場合は、必要マイル数の差は大きくなります。
以上から、国際線のファーストクラスで利用するなら、JALの方が圧倒定に有利であることがわかります。
2023年10月からJAL国際線ファーストクラスもシーズン制に移行しました。これによりJALの圧倒的な優位性が失われる結果になっています。
マイルの使い方の違いを比較:ポイントに交換して使う
「スカイコイン」と「eJALポイント」の違い
マイルの最も有効な使い方は特典航空券に交換することですが、特典航空券は数が限られているため、いつでも利用できるとは限りません。
そんな時に有効になるのが、マイルをポイントに交換して、そのポイントを利用して有償として航空券を購入する、という方法です。
ANAの場合は「スカイコイン」、JALの場合は「eJALポイント」という、それぞれ自社のサービスに利用できるポイントを用意しており、どちらもマイルからの交換に対応しています。
これらのポイントは現金と同等の価値として、ANAもしくはJALのサービス購入に利用できるため、どちらかというと電子マネーに近いイメージとなりますね。
この「スカイコイン」と「eJALポイント」の違いを表にまとめると以下のようになります。
<「スカイコイン」と「eJALポイント」の違い>
ANA「スカイコイン」 | JAL「eJALポイント」 | |
ポイントの価値 | 1ポイント=1円 | 1ポイント=1円 |
最低利用単位 | 1ポイントから | 1ポイントから |
最低交換単位 | 1マイルから | 5,000マイルから(JAL カード会員の場合は3,000マイルから) |
有効期限 | 1年間(延長なし) | 1年間(ポイント追加により全ポイント延長) |
交換レート | 1.0倍から1.7倍 | 1.0倍 or 1.5倍 |
交換レートを1.5倍にする条件 |
ANAカード会員が40,000マイル以上をまとめて交換 ANA「ブロンズ」以上の上級会員が30,000マイル以上をまとめて交換 |
10,000マイル以上をまとめて交換 |
上記表を見ると、「ポイントの価値」や「最低利用単位」など、最も基本的な部分には違いはありませんが、それ以外の部分ではいくつか違いがあることがわかります。
以下では、これら「スカイコイン」と「eJALポイント」の違いについて細く説明していきたいと思います。
最低交換単位
ANAの場合は1マイルから交換可能ですが、JALの場合は5,000マイルから(JALカード会員の場合は3,000マイルから)しか交換できません。
交換しやすさ、および、マイルを無駄にしないという観点では、ANAの方が有利な結果となります。
有効期限
ANAの場合は有効期限は1年間です。
この期限に延長はありません。JALの場合も有効期限は1年間ですが、ポイントの追加により全ポイントの有効期限が延長されます。
そのため、有効期限という観点では、JALの方が圧倒的に有利な結果となります。
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交換レート
ANAの場合は、マイルを「ANAスカイコイン」に交換する際のレートは「1.0倍から1.7倍まで」変動します。
どのレートが適用されるかは、交換するマイル数や会員レベル、ANAカードの有無によって異なります。
10,000ポイント以上の交換であれば、基本的には1.2倍以上になります。また、ANAカード会員が1.5倍以上の交換レートを実現するには、40,000マイル以上をまとめて交換する必要があります。
最大の1.7倍を実現するには、ブロンズ以上の上級会員(SFCは対象外)が、50,000マイル以上をまとめて交換する必要があり、実現のハードルは高くなります(対象者がかなり限られる)。
一方でJALの場合は、マイルを「e JALポイント」に交換する際のレートは「1.0倍か1.5倍」の固定となります。
「eJALポイント」は、5,000マイルから交換可能ですが、10,000マイル以上をまとめて交換することで1.5倍のレートが適用されます。
これは、会員レベルやJALカードの有無に関係なく適用されるため、比較的簡単に実現することができます。
以上から、1.7倍という高い交換レートを提供しているのはANAですが、1.5倍という高い交換レートを実現しやすいのはJALということになります。
ANAとJAL「マイルの使いやすさ」比較結果
マイルの使いやすさの観点ではJALが有利
マイルの「使いやすさ」について、ここまで比較した結果を表でまとめると、以下のようになります。
同等レベル「=」、やや有利「◯」、有利「◎」、で表現しています。また、ANAの方が有利な項目を「青」、JALの方が有利な項目を「赤」で色付けしています。
<使いやすさの観点>
比較項目 | ANA | JAL |
国内線特典航空券 | ||
取りやすさ | = | = |
必要マイル数 | ◯(基本マイル) | |
国内線特典航空券 | ||
取りやすさ | ◎ | |
必要マイル数(エコノミークラス) | ◯(基本マイル) | |
必要マイル数(ビジネスクラス) | ◎ | |
必要マイル数(ファーストクラス) | = | = |
使いやすさという観点では、国際線の特典航空券が取りやすいという点と、エコノミークラスの必要マイル数が少ないという点から、JALの方が有利という結果になります。
国内線ビジネスクラス(特典航空券)の利用がメインならANAが有利
ただし、ビジネスクラスの必要マイル数はANAの方が少なくなっていますので、国際線特典航空券ではビジネスクラスしか利用しない、という方は、ANAが有利になりますね。
以上から、ANAとJALを比較した、お得なマイルの使い方は以下となります。
<お得なマイルの使い方>
- 沖縄行くなら「JAL」がお得!
- 国際線エコノミークラスなら「JAL」がお得!
- 国際線ビジネスクラスなら「ANA」がお得!
まとめ
今回は、ANAとJALの違いを「マイルの使いやすさ」で比較してみましたが、使いやすさの観点では、JALの方が優れているという結果になりました。
前回は「貯めやすさ」の観点でANAとJALを比較してみましたが、その時は逆にANAの方が優れているという結果でした。
ですので、「貯めやすさ」はANA、「使いやすさ」はJALということで、それぞれ逆の結果となり、悩ましいところではありますね。
ただ、ANAの場合は、上級会員(ダイヤモンド、プラチナ、SFC)には、「国際線特典航空券の優先」の特典があり、上級会員になることで、使いやすさが若干向上します。
そのため、ANAの使いやすさを改善するために、陸マイラーの場合は上級会員を目指すというのも一つの解決方法になります。
大量マイルを貯めることができれば、そのマイルを「ANAスカイコイン」に交換することで、コスト負担を抑えたマイル修行(ステータス修行)を実現することができます。
私もこの方法を活用し、コストを抑えた「SFC修行」を実施しました。
ANAマイルの貯め方をマスターし、大量マイルを獲得できた方は、ANAの上級会員を目指すこともご検討してみてはいかがでしょうか?
「JALマイルの貯め方」については、こちらの記事をご参照ください。ANAマイルに比べると貯めにくいとは言え、キャンペーンなども活用すれば、JALマイルも貯めやすくはなっています。
それでは、また!
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