マリオット会員プログラムの名称は「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」に決定&新情報アップデート!
マリオットとスターウッド(SPG)のプログラム統合が発表されたのが2018年4月のことでした。そのタイミングでは未定となっていた「新プログラム」の名称が遂に正式発表されました。その名も「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」。一度リーク情報でこの名前が登場してきていましたが、まさか本当にこの名前でいくとは(笑)。当記事では、新プログラムとともに発表となった情報をいくつか合わせてご紹介したいと思います。
更新履歴(2019年8月19日):「オフピーク」および「ピーク」レートが2019年9月14日から導入されることになりました。
目次
- マリオット 新プログラムの名称は「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」
- マリオットとスターウッド(SPG)統合の経緯
- 新プログラムの名称は「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」
- 「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」アプリの更新は2月13日
- 「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」のコンセプト
- 「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」に含まれるブランドの位置付け
- 「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」での新ステータス名称
- 「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」のカテゴリー8は3月からスタート
- 「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」によるSPGアメックスへの影響
- まとめ
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マリオット 新プログラムの名称は「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」
マリオットとスターウッド(SPG)統合の経緯
マリオットとスターウッド(SPG)のプログラム統合が発表されたのが2018年4月のことでした。
これまで別々のプログラムであった、「マリオット・リワード」、「ザ・リッツ・カールトン・リワード」、「スターウッドプリファードゲスト (SPG) 」を1つのプログラムに統合するというものですね。
2018年4月に発表になったスケジュールは以下となっていました。2018年8月にシステム的な統合を実施し、それも落ち着いてきた2019年初旬となるこのタイミングで、新しいプログラム名が発表になったという流れになります。
2018年8月のシステム的な統合のタイミングでは、いろいろと混乱もありましたが・・。意外とスケジュールどおり進行しています。
新プログラムの名称は「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」
そして期待の新プログラムの名称は、「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」となりました。この名前は、一度リーク情報として登場してきていました。その時のユーザーの反応はあまり良くなかったように思いますが、本当にこれでいくみたいです。
「ボンヴォイ」って、発音しずらいですよね。「ボンヴォイのプラチナ会員なんですけど・・」ってホテルで言うの、ちょっと恥ずかしいです(笑)。
この名前が展開されるのは、2019年2月13日からとなっています。
また、2月後半からは、ホテルやウェブサイトなどで新ロゴとブランドを紹介するキャンペーンを実施するとのことで、こちらも楽しみです。
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」アプリの更新は2月13日
現在、マリオットグループのアプリとしては、「マリオット」「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」「ザ・リッツ・カールトン・リワード」の3つが並存しています。
このうち、「マリオット」アプリに関しては、2月13日に自動的に「マリオットボンヴォイ」に更新されます。現在、「マリオット」アプリを利用している人は、特に何もする必要がありません。
一方で、「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」と「ザ・リッツ・カールトン・リワード」のアプリは、2月13日に無効となります。これらのアプリを利用している方は、早めにアカウント統合を実施して、「マリオット」アプリを使い始めておいた方が良さそうです。
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」のコンセプト
いちおう、ブランドネームなのでちゃんとしたコンセプトがあります。公式Webサイトでは以下のように記載されています。意味は「Good Travel」ということで、「良い旅」ということのようです。そう言われると、ちょっとは理解できますね。
Marriott Bonvoy means good travel — this idea guides everything that we do. That’s why we’re creating a world of travel opportunities, centered on you.
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」に含まれるブランドの位置付け
新プログラムの名称の発表とともに、「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」に含まれる29のホテルブランドの位置付けも発表されています。
具体的には以下のように「LUXURY」「PREMIUM」「SELECT」「LONGER STAYS」の4つにグループ分けされています。こちらは、まあ、納得のグループ分けという感じでしょうか。
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」での新ステータス名称
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」の発表に合わせて、新しいステータスの名称も発表になりました。ただしこれは、新しいステータスが設定されたわけでなく、名称が変更になったのみです。
具体的には、年間75泊以上の宿泊実績が必要とされている「プラチナプレミアエリート」に代わって「Marriott Bonvoy チタンエリート」、年間100泊以上かつ20,000米ドル以上の支払い実績が必要とされている「アンバサダープラチナプレミアエリート」に代わって「Marriott Bonvoy アンバサダーエリート」となります。
<ステータス名称の変更>
- 「プラチナプレミアエリート」=>「Marriott Bonvoy チタンエリート」
- 「アンバサダープラチナプレミアエリート」=>「Marriott Bonvoy アンバサダーエリート」
これにより、新ステータスの名称一覧は以下のようになります(下に行くほどハイステータスです。)
<新ステータス名称一覧>
- Marriott Bonvoy エリート
- Marriott Bonvoy シルバーエリート:10泊/年
- Marriott Bonvoy ゴールドエリート:25泊/年
- Marriott Bonvoy プラチナエリート:50泊/年
- Marriott Bonvoy チタンエリート:75泊/年
- Marriott Bonvoy アンバサダーエリート:100泊以上/年(100泊 +対象となるご利用金額20,000米ドル)
もともと、旧名称では、プラチナエリートとプラチナプレミアエリートの名称の違いがわかりにくいと言われていましたので、これが解消されてわかりやすくなりました。
以下、ご参考までに各ステータスごとの会員特典一覧になります。
<各ステータスの特典一覧>
メンバー |
シルバー エリート |
ゴールド エリート |
プラチナ エリート |
チタン エリート |
アンバサダー エリート |
|
客室での無料のインターネットアクセス |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
会員料金 |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
モバイル チェックイン/サービス |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
完全予約保証 |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
|
ポイントボーナス |
◯(10%) |
◯(25%) |
◯(50%) |
◯(75%) |
◯(75%) |
|
優先レイトチェックアウト |
◯ |
◯(14時) |
◯(16時) |
◯(16時) |
◯(16時) |
|
エリート専用予約ライン |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
|
ホテルのウェルカムギフト |
◯(250または500ポイント) |
◯(500または1,000ポイント、無料の朝食、アメニティから選択) |
◯(500または1,000ポイント、無料の朝食、アメニティから選択) |
◯(500または1,000ポイント、無料の朝食、アメニティから選択) |
||
より望ましい客室へのアップグレード |
◯ |
◯(スイート含む) |
◯(スイート含む) |
◯(スイート含む) |
||
ラウンジへのアクセス |
◯ |
◯ |
◯ |
|||
ルームタイプの保証 |
◯ |
◯ |
◯ |
|||
48時間前予約保証 |
◯ |
◯ |
||||
アンバサダーサービス |
◯ |
|||||
Your24™ |
◯ |
|||||
年間チョイス特典 |
◯(5スイートナイトアワードまたはギフトオプション) |
◯(5スイートナイトアワード、1フリーナイトアワードまたはギフトオプション) |
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」のカテゴリー8は3月からスタート
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」の発表に合わせて、2019年初旬からという予定になっていた「カテゴリー8」の適用が「3月から」になるということも判明しました。これに合わせて、オフピークとピークも3月から適用になると予想されます。
現在は、以下の表でいうところの「青文字」のところのみ適用になっていますが、この表の全体が有効になるということを意味しています。
<新プログラムでの無料宿泊に必要なポイント数>
カテゴリー | スタンダード 現在有効 |
オフピーク (2019年3月) |
ピーク (2019年3月) |
---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
8(2019年3月) | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
現在は、いわゆる「ボーナスタイム」とって、本来「カテゴリー8」のホテルが「カテゴリー7」の「スタンダード」の必要ポイント数で無料宿泊できています。このボーナスタイムも、いよいよ2月いっぱいで終了ということですね。
今年中の旅行のスケジュールが既に決まっている人で、カテゴリー8のような高級ホテルに泊まりたい、という方は、2月末までに予約を済ませておくと良いですね。
「オフピーク」および「ピーク」レートの導入は2019年9月14日からとなりました。詳細は以下の記事をご参照ください。
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」によるSPGアメックスへの影響
最後は、「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」による「SPGアメックス」への影響です。結論からいうと、SPGアメックスには特に影響はなさそうです。
「SPGアメックス」から「Bonvoyアメックス」になったらどうしよう、なんかかっこ悪い(笑)と思っていたのですが、その心配はひとまずなさそうです。
まあ、アメックスではなく、別のカードブランドから「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」の新カードが登場するような可能性は、なきにしもあらずだとは思いますが・・。
SPGアメックスの特典からメリット、デメリットについてはこちらをご参照ください。
まとめ
今回は、マリオットとスターウッド(SPG)のプログラム統合における「新プログラム」の名称と、それに関連した新情報のアップデートをご紹介しました。
新プログラムの名称は、「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」ということで、イマイチいけてないような気がします。ですが、きっとこれも慣れの問題で、新キャンペーンがスタートし、大々的にプロモーションされれば、かっこよく感じるのでしょう。
2月後半からスタートするというキャンペーンが、今から楽しみですね。
それでは、また!
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