国内線は何分前に空港に到着がオススメ?ANA JAL LCCの調査結果まとめ!
国内線を利用する際、いつも悩むのが「空港には何分前に到着すべきか?」という点です。なんとなくはわかっているつもりですが、私も心配で毎回検索してしまいます。そこで当記事では、ANAやJALといった大手航空会社からLCCまで、各社でどのように、チェックインや保安検査、搭乗口への移動に関するの締め切り時間を設定しているのかを調べてみました。これに基づき、国内線は何分前に空港に到着がオススメなのか、という到着時間の目安を、まとめていきたいと思います。
更新履歴(2023年1月8日):最新情報に更新!
目次
国内線は何分前に空港に到着?パターン別オススメはコレ!
多くの方にとってのオススメはANAやJALで75分前、LCCで105分前に到着
まず最初に、結論からお伝えします。パターン別の空港への到着時間のオススメをまとめると以下のようになります。パターン別にまとめてはいますが、多くの方にて適合するのが「パターンB」です。
ANAやJALで75分前、LCCで105分前に空港に到着するのがオススメとなります。
「パターンB」であれば、ショッピングやラウンジ散策など、ある程度の余裕時間も楽しみながら飛行機に乗ることができます。
<空港への到着時間:パターン別オススメ>
- パターンA(ギリギリ):45分前(ANA・JAL)、75分前(LCC)
- 出張などで頻繁に国内線を利用している
- とにかく時間がないため自由時間は必要ない
- 時間変更可能なチケットを保有している
- 有事の際は自分で全て解決できる
- パターンB(標準):75分前(ANA・JAL)、105分前(LCC)<=多くの方へのオススメ
- 国内線をたまに利用している
- 空港内でショッピングはそこそこしたい(Aにプラス30分)
- 空港内のカフェでの軽食をとりたい(Aにプラス30分)
- 空港ラウンジをそこそこ利用したい(Aにプラス30分)
- パターンC(余裕):120分前(ANA・JAL)、150分前(LCC)<=繁忙期の場合
- 繁忙期に利用する(Bにプラス45分)
- 空港内でゆっくりショッピングしたい(Bにプラス45分)
- 空港ラウンジを複数ホッピングしたい(Bにプラス45分)
また、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期には、時間に余裕をもって行動できるパターンCがオススメになります。ANAやJALの場合で120分前、LCCで150分前という感じです。
以下では、この結論に至った検討経緯を詳しくご紹介していきたいと思います。
国内線は何分前に空港に到着?航空各社の締め切り時間を確認
ANAの締め切り時間
それでは、まずは、国内大手航空会社である「ANA」の情報を確認してみたいと思います。
結論からいうと、ANAからは「何分前に空港に到着してください」という情報は提示されていません。
代わりに、各チェックポイントに関する締め切り時間が提示されています。具体的には以下のように、保安検査場と搭乗口に対して締め切り時間が設けられています。
< 各チェックポイントの締め切り時間>
- 保安検査場:保安検査場は出発時刻の20分前※1までに通過してください。
- 搭乗口:搭乗口は出発時刻の10分前までにお越しください。
この締め切り時間に間に合わないと、対象となる飛行機に乗せてもらえない可能性があります。
ですので、この締め切り時間を意識しながら、空港で「やること」の所要時間を追加していくことで、何分前に空港に到着する必要があるのか、逆算していくことが重要になります。(具体例は記事の後半で紹介しています)
※1:保安検査場の締め切り時間が、2019年10月27日搭乗分から「20分前」に変更になりました(元々は15分前。ただし、羽田空港は従来から20分前)。当記事では新基準に合わせて「20分前」と記載していきます。
ちなみに、チェックインに関しては、締め切り時間の記述はありませんでした。代わりに、注意点として以下2点の記載があります。国際線への乗り継ぎがある場合と、預け荷物がある場合は、これらの時間も気にする必要がありますね。
<チェックインに関する注意事項>
- 国際線への乗り継ぎがある場合は、30分前までに手続きをお済ませください。
- お預けになる手荷物のあるお客様は、出発時刻の20分前までに直接手荷物カウンターでお預けください。
JALの締め切り時間
続いては、同じく国内大手航空会社である「JAL」の情報を確認してみたいと思います。JALにおいても「何分前に空港に到着してください」という情報は提示されていません。
ANAと同じく、各チェックポイントに関する締め切り時間が提示されています。具体的には以下のように、保安検査場と搭乗口に対して締め切り時間が設けられています。
< 各チェックポイントの締め切り時間>
- 保安検査場:保安検査場は出発時刻の20分前※1までに通過してください。
- 搭乗口:搭乗口は出発時刻の10分前までにお越しください。
※1:JALもANAと同様に、2019年10月27日搭乗分から「20分前」に変更になりました。
ANAとの違いとしては、JALの方には、繁忙期に関する事項が記載されていました。大型連休などの混雑時は、保安検査場に30分前までに到着するようにという注意喚起です。繁忙期はプラス15分ということですね。
チェックインに関しては、JALの方でも、締め切り時間の記述はありませんでした。代わりに、注意点として以下1点の記載があります。預け荷物がある場合は、これらの時間も気にしましょう。
<チェックインに関する注意事項>
- 保安検査場を20分前に通過できるよう、お早めに手荷物カウンターでお預けください。
LCCの締め切り時間
最後は、ローコストキャリアである「LCC」の情報を確認してみたいと思います。LCCは何社かありますが、ここでは代表として、LCCの中で国内シェアNo1と言われる「ジェットスター」の情報を確認してみたいと思います。
ジェットスターの場合、保安検査場の締め切り時間の提示がありません。代わりに、空港カウンターのオープンとその締め切り時間が意識して記載されています。
また、搭乗ゲートへの集合時間は出発25分前ということで、ANAやJALの10分前よりも早く設定されているのが特徴になります。
LCCの場合は、ANAやJALなどの大手航空会社よりも、早めに搭乗ゲートに集合する必要があるというわけですね。
ジェットスターにおける、各チェックポイントごとの締め切り時間は以下になります。
< 各チェックポイントの締め切り時間>
- 空港カウンター/受託手荷物受付:出発30分前
- 搭乗口:出発25分前
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航空各社の確認結果一覧
前述のような形で、ANA、JAL、ジェットスターに加え、LCC各社の、チェックポイントに関する締め切り時間を調査してみました。確認結果を表でまとめると以下のようになります。
LCCは、各社によって、チェックポイントに関する締め切り時間がバラバラですので注意が必要です。
全体的な傾向としては、LCCの場合、ANAやJALなどの大手航空会社に比べて、カウンター、および、搭乗ゲートの締め切り時間が早く(前倒し)になっています。(対象を赤字にしています。)
LCCを利用する場合は空港への到着時間を早めにしたようが良いことがわかりますね。
< 各チェックポイントの締め切り時間>
航空会社 | カウンター | 保安検査場 | 搭乗ゲート | 参照先 |
ANA | 20分前(国際線の乗り継ぎの場合は30分前) | 20分前 | 10分前 | リンク |
JAL | 20分前 | 20分前 | 10分前 | リンク |
スプリングジャパン(旧:春秋航空) | 35分前 |
– | 25分前 |
リンク |
ジェットスター | 30分前 | – | 25分前 | リンク |
ピーチ | 30分前 | 25分前(関西国際空港および那覇空港は20分前) | 20分前 | リンク |
スカイマーク | 20分前 | – | 15分前 | リンク |
エアドゥ | 20分前 | – | 10分前 | リンク |
スターフライヤー | 20分前 | 20分前 | 10分前 | リンク |
記載している情報は随時更新されている可能性がありますので、詳細は参照先のリンクをご参照ください。
ここでまとめている情報は、各チェックポイントにおける締め切り時間です。
この時間ギリギリに各チェックポイントやってきたのでは、混雑具合によっては乗り遅れる可能性があるため注意が必要です。
例えば、ANAの場合、保安検査場は「20分前」、搭乗ゲートは「10分前」が締め切りになっています。
仮に、保安検査場に「20分前」ギリギリに到着した場合、10分以内に保安検査とその後の搭乗ゲートへの移動を行わなければ、搭乗ゲートの締め切りに間に合いません。
少しでも保安検査場が混雑していたら、即アウトです。国内線の空港は国際線に比べて狭いとはいえ、どんなに早く移動しても、移動には数分は必要になります。
そこで以下では、空港で「やること」とその所要時間から、国内線の空港では何分前に到着するのがオススメなのか、確認していきたいと思います。
国内線は何分前に空港に到着?空港でやることを確認
国内線利用の際に空港でやること一覧
ここまでで、航空各社の、チェックポイントに関する締め切り時間を抑えることができました。続いては、国内線を利用する際に、空港で「やること」とその所要時間を確認していきたいと思います。
これを事前に抑えておけば、空港であせることなく、安心して過ごすことができます。
<空港で「やること」リスト>
- 出発ロビーへの移動
- 搭乗手続き(チェックイン)
- 手荷物預け(オプション)
- 保安検査
- 空港ラウンジ利用(オプション)
- 搭乗ゲートへの移動&搭乗
1.出発ロビーへの移動
出発ロビーへの移動:概要
国内線の空港へは、電車やタクシー、リムジンバスなど、公共交通機関を利用して移動する場合が多いと思います。まずは、それらの移動手段を用いて、空港に到着後、出発ターミナルに移動します。
国内線の空港は、国際線に比べると、コンパクトにまとまっていることが多く、移動にもそれほど時間がかからないことが多くなっています。
ただし、羽田空港のような巨大な空港の場合は注意が必要です。羽田空港の場合は、国内線においても、「第1旅客ターミナル」と「第2旅客ターミナル」というように、ターミナルが分離しています。
<羽田空港のフロアマップ>
出発ロビーへの移動:必要なものと所要時間
羽田空港の場合、電車のホームは地下1階ですが、出発ロビーは2階となっており、建物内の移動にもそこそこ時間が必要になります。
そのため、出発ターミナルへの移動には、10分から15分程度の時間を見込んでおくことをオススメします。
<出発ロビーへの移動:必要なものと所要時間>
- 必要なもの:なし
- 所要時間:10分から15分程度
- 注意事項:複数ターミナルがある場合は利用便がどのターミナル発なのかを事前に確認しておく
2.搭乗手続き(チェックイン)& 3.手荷物預け(オプション)
搭乗手続き(チェックイン)&手荷物預け:概要
出発ロビーに到着しましたら、利用する航空会社のカウンターでチェックインを行います。
ただし、最近は、自動チェックイン機が多く用意されていますので、有人のカウンターよりも、自動チェックイン機でチェックインを行う方がメジャーになっています。そのほうが、時間の節約になります。
荷物を預ける必要がある場合は、基本は有人のカウンターを利用することになりますが、航空会社によっては、自動の荷物預け機を用意している場合もあります。
搭乗手続き(チェックイン)&手荷物預け:必要なものと所要時間
チェックインの際は、eチケットやアプリの2次元バーコード、マイレージカードなどが必要になります。必要な書類は航空会社によって異なりますので、事前によく確認しておきましょう。
所要時間は、自動チェックイン機を利用する場合で5分から10分程度、有人カウンターを利用する際は10分から20分程度必要になります。
年末年始やゴールデンウィーク(GW)、夏休みなどの繁忙期には、しばしば行列が発生します。特に、有人カウンターは混雑しやすくなりますので、預け荷物がある場合は注意が必要となります。
<搭乗手続き(チェックイン)&手荷物預け:必要なものと所要時間>
- 必要なもの:eチケット、アプリの2次元バーコードなど(航空会社によって異なる)
- 所要時間(自動チェックイン機):5分から10分程度
- 所要時間(有人カウンター):10分から20分程度
- 注意事項:繁忙期(特に、預け荷物がある場合)は時間に余裕を持つ
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搭乗手続き(チェックイン)&手荷物預け:混雑の回避策
搭乗手続き(チェックイン)&手荷物預けの混雑を回避するためには、航空会社の上級会員になるという手があります。
上級会員になると、利用する搭乗クラスにかかわらず、上級会員専用のチェックインカウンターを利用することができますので、混雑を大幅に回避することができます。
また、ANAであれば「プレミアムクラス」、JALであれば「国内線ファーストクラス」を利用の場合も、専用のチェックインカウンターを利用することができますので、こちらの場合も混雑を大幅に回避することができます。(もちろん、その分、チケット代は高くなりますが・・。)
4.保安検査
保安検査:概要
続いては、ハイジャックなど危険防止のため、「保安検査」を行います。ここでは、手荷物検査とボディチェックなどがあります。
「保安検査(セキュリティチェック)」の際は、まずは搭乗券を提示し、当日のフライト利用であることの確認が行われます。
続いて、機内持ち込み手荷物に対するX線検査と、人に対するセキュリティチェックのため、金属探知機のゲートをくぐります。この際、必要に応じて、ボディチェックも行われます。
この際、刃物などの危険物は当然ながら、液体物も機内持ち込みの制限を受けるため注意が必要です。また、パソコンや、タブレット、およびペットボトルなどの液体物はかばんから出しておく必要があります。液体物は必要に応じて中身の確認があります。
機内持ち込みできないものに関しては、こちらに詳しく紹介されています。心配な方は一度、目を通しておくと良いかと思います。
保安検査:必要なものと所要時間
保安検査には、当日利用の搭乗券が必要になります。所要時間は、通常は10分から20分程度ですが、繁忙期は30分もしくはそれ以上必要な場合もあります。こちらも、繁忙期に利用する際は注意が必要となります。
<保安検査:必要なものと所要時間>
- 必要なもの:搭乗チケット
- 所要時間:10分から20分程度
- 注意事項:繁忙期は時間に余裕を持つ
保安検査:混雑の回避策
利用する空港や航空会社にもよりますが、上級会員や「プレミアムクラス」「国内線ファーストクラス」利用者の場合は、優先保安検査を利用できる場合があります。優先保安検査は一般の保安検査よりも、空いている場合が多いため、混雑を回避することができます。
5.空港ラウンジ利用(オプション)
保安検査後は、搭乗時間までは自由時間になります。保安検査後の制限エリアには、お土産ショップやカフェ、レストランがありますので、思い思いに時間を過ごすことができます。
また、制限エリアには空港ラウンジが用意されていますので、空港ラウンジを利用するのもオススメです。空港ラウンジには、「カードラウンジ」と「航空会社ラウンジ」の2種類があります。
カードラウンジ
カードラウンジはその名前のとおり、ゴールドカード保有などの条件を満たしたカード会員が利用できるラウンジです。通常、ソフトドリンクとスナックが無料で提供されています。
基本的には、保安検査前の一般エリアに設置されている場合が多いのですが、羽田空港の「パワーラウンジ(Power Lounge)」のように、保安検査後の制限エリアに設定されているものもあります。
航空会社ラウンジ
航空会社ラウンジは、上級会員や「ANAプレミアムクラス」「JAL国内線ファーストクラス」搭乗者が利用できるラウンジです。通常、アルコールを含むドリンクと、スナックなどが無料で提供されています。
航空会社ラウンジは、カードラウンジに比べて、提供されるサービスの種類も質も高いため、搭乗時間まで優雅な時間を過ごすことができます。
6.搭乗ゲートへの移動&搭乗
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搭乗ゲートへの移動&搭乗:概要
最後に、搭乗時間になりましたら搭乗ゲートに移動します。搭乗時間は搭乗券に記載されているはずですので、その指示に従いましょう。
基本的には、当記事の前半でまとめました、搭乗ゲートへの締め切り時間前に、搭乗ゲートに移動するように案内されているはずです。
ただし、まれに、出発時刻の変更が発生することがありますので、出発時刻が近づきましたら、空港内に設置してある電子掲示板を再度確認するようにしましょう。
搭乗ゲートへの移動&搭乗:必要なものと所要時間
国内線の空港は比較的コンパクトにまとまっているため、制限エリア内の移動は数分で済む場合がほとんです。ただし、羽田空港のように巨大な空港の場合は10分以上必要な場合もあります。
空港ラウンジやカフェ、レストランなど、時間を費やす場所が決まりましたら、そこから搭乗ゲートへの移動に必要な所要時間を必ず確認しておくようにしましょう。
<搭乗ゲートへの移動&搭乗:所要時間と必要なもの>
- 必要なもの:搭乗券
- 所要時間:10分程度(搭乗ゲートの締め切り時間は航空各社で異なる)
- 注意事項:搭乗ゲートまでの移動時間をあらかじめ確認しておく。
搭乗ゲートへの移動&搭乗:混雑の回避策
利用する空港や航空会社にもよりますが、上級会員や「プレミアムクラス」「国内線ファーストクラス」利用者の場合は、優先搭乗を利用することができます。一般搭乗の長い行列を横目に、優先して機内に搭乗することができるため、混雑を回避することができます。
優先搭乗すれば、機内で荷物入れをいち早く確保できますし、「プレミアムクラス」「国内線ファーストクラス」であれば、ウェルカムドリンクをいただきながら、優雅に出発を待つという体験も可能です。
国内線利用の際に空港でやることの所要時間(合計)
ここまでの、国内線利用の際に空港で行う必要がある手順(=やること)の所要時間をまとめると以下のようになります。
<国内線でやることと所要時間の合計>
- 1.出発ロビーへの移動
- 10分から15分前後
- 2.チェックイン&手荷物預け<=締め切り時間を意識!(出発時刻の20分前から30分前)
- 5分から20分前後
- 3.保安検査<=締め切り時間を意識!(出発時刻の15分前から25分前)
- 10分から20分前後
- 4.空港ラウンジ利用(オプション)
- 任意(空き時間を利用)
- 5.搭乗ゲートへの移動&搭乗<=締め切り時間を意識(出発時刻の10分前から25分前)
- 10分前後
- 合計
- 35分から65分前後
所要時間の合計としては、35分から65分前後となりますが、これに、最終チェックポイントである搭乗ゲートの締め切り時間を加算する必要があります。
すると、45分前から90分前というのが、空港への到着時間の目安となります。
余裕時間や自由時間のまったくないギリギリの到着時間が45分前、混雑時(繁忙期を除く)でも対処できる余裕のある到着時間が90分前といった感じですね。
ただし、45分前というのは、JALやANAなどの大手航空会社の場合のギリギリの時間になります。
LCCの場合は、大手航空会社よりも締め切り時間が前倒しになります。よって、これに30分ほどを加算した、75分前というのが、LCCの場合のギリギリの時間になると思います。
<国内線利用の際のギリギリの到着時間>
- ANA、JALなどの大手航空会社の場合:45分前
- LCCの場合:75分前
国内線は何分前に空港に到着?パターン別オススメ(結論)
国内線とはいえ空港への到着はギリギリの時間を避けて早め早めの行動を
最後に、ここまでの検討結果を踏まえ、パターン別の空港への到着時間のオススメをまとめると以下のようになります。
<空港への到着時間:パターン別オススメ>
- パターンA(ギリギリ):45分前(ANA・JAL)、75分前(LCC)
- 出張などで頻繁に国内線を利用している
- とにかく時間がないため自由時間は必要ない
- 時間変更可能なチケットを保有している
- 有事の際は自分で全て解決できる
- パターンB(標準):75分前(ANA・JAL)、105分前(LCC)<=多くの方へのオススメ
- 国内線をたまに利用している
- 空港内でショッピングはそこそこしたい(Aにプラス30分)
- 空港内のカフェでの軽食をとりたい(Aにプラス30分)
- 空港ラウンジをそこそこ利用したい(Aにプラス30分)
- パターンC(余裕):120分前(ANA・JAL)、150分前(LCC)<=繁忙期の場合
- 繁忙期に利用する(Bにプラス45分)
- 空港内でゆっくりショッピングしたい(Bにプラス45分)
- 空港ラウンジを複数ホッピングしたい(Bにプラス45分)
「パターンA」は、ギリギリの到着時間です。プロの方以外はまったくオススメしません。ただ、会社での出張の場合などで、時間変更可能なチケットを持っていれば、これぐらいギリギリでもなんとかなります。
多くの方(=普通の方)へのオススメは「パターンB」です。ギリギリの到着時間である「パターンA」に、目的に応じて自由時間を30分追加しています。
「パターンB」であれば、ショピングやカフェの時間も30分ほど確保できますので、多くの方にフィットするのではないかと思います。混雑時には、この30分を削って対応していく形になりますが余裕がある時間設定になります。
「パターンC」は、繁忙期への対応として「パターンB」に45分を追加したものです。
また、複数の空港ラウンジをホッピングしたい場合や、空港内でゆっくりショッピングしたいといった場合も、「パターンC」ぐらい余裕があっても良いと思います。
いずれにしても、最近は、空港内の施設も充実しており、早く到着しすぎたからといって、時間を持て余すということはありません。早め早めに行動することをオススメします。
まとめ
今回は、私自身の実体験と各航空会社の調査結果をもとに、「国内線線利用の場合空港に何分前に到着するのがオススメなのか?」をまとめさせていただきました。
旅行中には、思わぬアクシデントや忘れ物など、想定外の事態が発生するものです。また、年末年始やGW(ゴールデンウィーク)、夏休みなどの繁忙期は空港へ行くまでのルートでも混雑が予想されます。
今回ご紹介したパターン別のオススメ時間を目安にしながら、早め早めの行動を心がけましょう!そして、楽しい飛行機の旅を楽しんでください。
今回は「国内線」についてまとめさせていただきました。「国際線」についてはこちらでまとめておりますので、合わせてご参照ください。
それでは、また!