ニューヨークでクルーズ体験!ハーバーライトクルーズで夕景と夜景を満喫!
今回は、ニューヨークでのクルーズ体験をご紹介します。今回参加した「ハーバーライトクルーズ」は、2時間かけて「マンハッタン島」の下半分をぐるぐるっと周遊する観光クルーズです。午後7時出航ということで、日没を想定した時間設定となっていますが、夏場は日が長いため、夕景も夜景も両方楽しむことができました。船の上からのニューヨークの風景は、地上や高層ビルの展望台から見るのとは、また違った趣があります。ニューヨークのシンボルである「自由の女神」にもかなり近づきますので、ニューヨーク旅行が初めての方には、特にお得な内容ではないかと思います。以下の記事で詳しくご紹介していきます。
目次
ニューヨークで体験できるクルーズとは
ニューヨークは「マンハッタン島」という島の上に位置しています。島の上に位置しているということは、周辺を水で囲まれているということで、その地の利を生かした、たくさんの観光クルーズが運行されています。
数ある観光クルーズの運営会社で有名なのが「Circle Line(サークルライン)」です。その名前のとおり、ニューヨークの「マンハッタン島」周辺を周遊する観光クルーズを多数運営しています。
ニューヨークで体験できるクルーズの種類とチケット価格
「Circle Line(サークルライン)」が運行している、観光クルーズの種類とそのチケット価格、所要時間は以下になります。大人価格が安いものから順に並べています。基本的に、所要時間が長くなると、チケット価格が高くなることがわかりますね。
<観光クルーズの種類とそのチケット価格>
- Statue of Liberty Express:大人17.99ドル、子供(3-12歳)17.99ドル、1時間
- Liberty Cruise:大人31ドル、子供(3-12歳)26ドル、1時間
- Landmark Cruise:大人37ドル、子供(3-12歳)31ドル、1.5時間
- Harbor Lights Cruise:大人40ドル、子供(3-12歳)33ドル、2時間 <=今回選択
- Best of NYC Cruise:大人43ドル、子供(3-12歳)36ドル、2.5時間
どのクルーズも、ニューヨークのシンボルである「自由の女神」に接近するコースになっています。その中でも「1」と「2」は、スタート地点は違えど、「自由の女神」観光をメインとしたものです。(注:「自由の女神」観光といっても、船の上からの鑑賞となります。)
我々は、先日「自由の女神」の位置する「リバティ島」に上陸し、「自由の女神」のてっぺんである「王冠」部分まで登ってきたばかりでした。
ですので、今回は趣向を変えて、夜景を楽しむことがメインとなる「Harbor Lights Cruise(ハーバーライトクルーズ)」を選択することにしました。
ニューヨーク「ハーバーライトクルーズ」のコースと所要時間
「Harbor Lights Cruise(ハーバーライトクルーズ)」のコースは以下になります。図の左上の地点が「Pier 83」という埠頭で、そこがスタート地点となります。
まず、「Pier 83」から「マンハッタン島」の西側を「自由の女神」のあるリバティ島周辺まで南下し、「自由の女神」を船の上から十分に鑑賞します。
その後、「マンハッタン島」の東側をブルックリン周辺まで北上していくというコースになっています。
帰りは、「自由の女神」はショートカットし、同じようなルートで「Pier 83」まで戻っていきます。
「マンハッタン島」の下半分をぐるぐるっと周遊する形になりますので、所要時間は「約2時間」と、比較的長い時間のクルーズになっています。
出航時間は、19時となっています。所要時間が2時間ですので、終了時刻は21時ごろという計算になります。「ハーバーライトクルーズ」という夜景をメインとしたクルーズですのでしょうがないのですが、夜遅くなるのが若干不安でもあります。
「ハーバーライトクルーズ」の概要をまとめると以下になります。
<ハーバーライトクルーズの概要>
- 出航時間:19時
- 所要時間:2時間
- 集合場所:サークルライン(Pier 83)
- チケット代金:大人40ドル、子供(3-12歳)33ドル
集合場所である「サークルライン(Pier 83)」の周辺地図は以下になります。
ニューヨーク最大の繁華街である「タイムズスクエア」からは、徒歩15分から20分ほどの距離にあります。徒歩でも移動可能ですが、タクシー利用がオススメです。
ニューヨーク「ハーバーライトクルーズ」のチケット割引情報
我々は、今回「ハーバーライトクルーズ」を利用するにあたり、「ビッグアップルパス」という割引チケットを利用しました。
「ビッグアップルパス」は、複数の観光地を訪れることができるチケットがセットとなっており、3箇所、5箇所、7箇所を組み合わせる3パターンが用意されています。
「ビッグアップルパス」の料金は以下になります。セットとなる数が増えるほと、1箇所あたりの料金が割安になるという価格設定になっています。
<ビッグアップルパスの料金>
- 3箇所セット:80ドル(=1箇所あたり「26.6ドル」)<=今回利用
- 5箇所セット:120ドル(=1箇所あたり「24.0ドル」)
- 7箇所セット:156ドル(=1箇所あたり「22.3ドル」)
今回我々は、「ビッグアップルパス」の3箇所セットを購入しました。3箇所で「80ドル」ですので、1箇所あたり「26.6ドル」ということになります。
ただし、「ハーバーライトクルーズ」を利用する場合は、追加で「9ドル」が必要となるため、単価としては「35.6ドル」となります。お得度は「4ドル」ほどということになります。
<ハーバーナイトクルーズのチケット料金の比較>
- 現地購入:40ドル
- ビッグアップルパス利用:35.6ドル(<=3箇所セットの場合。26.6ドルにプラス9ドル)
- ビッグアップルパスのお得度:4.4ドル
金額としてのお得度はそれほど高くありませんが、「ビッグアップルパス」を利用すると、事前にチケットを入手できるため、チケット購入の待ち時間が大きく短縮できるというメリットがあります。
後で体験レポートでご紹介しますが、今回参加した「ハーバーライトクルーズ」は大人気で、チケット購入の行列がすごかったため、かなりの威力を発揮しました。
「ビッグアップルパス」の詳細は以下をご参照ください。
ちなみに、「ビッグアップルパス」で選択できる観光地は以下になっています。30箇所から選択可能となっています。今回のニューヨーク旅行で、我々が選択したものを「青字」にしています。
<ビッグアップルパスで選択可能な観光地>
各スポット詳細一覧 | 現地購入価格(参考) |
---|---|
1.エンパイア・ステート・ビル展望台 | $37 |
2.トップ・オブ・ザ・ロック展望台 | $39 |
3.自由の女神デイクルーズ(60分) | $30 |
4.MoMA近代美術館 | $25 |
5.マダムタッソー館 | $37 |
6.リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット博物館 | $32 |
7.イントレピッド海上航空宇宙博物館 | $33 |
8.サークルライン・リバティクルーズ(60分) | $31 |
9.自由の女神サンセットクルーズ | $32 |
10.グッゲンハイム美術館 | $25 |
11.メトロポリタン美術館 | $25 |
12.アメリカ自然史博物館 | $23 |
13.セントラルパーク・サイクリング | $45 |
14.ブルックリン・サイクリング | $45 |
15.ハドソン川沿い・サイクリング(4月~9月限定) | $45 |
16.ザ・ダウンタウン・エクスペリエンス | $57 |
17.ザ・ツアー | $37 |
18.ウォールマンスケートリンク(10月中旬~4月初旬) | $28 |
19.ボタニカルガーデン・ブロンクス | $28 |
20.ブルックリン美術館&ブルックリン・ボタニック・ガーデン | $25 |
21.ワンワールド展望台 | $41 |
22.230 Fifth ルーフトップバー(お酒2杯付き) | $32 |
23.ブロンクス動物園 | $36 |
24.自由の女神&エリス島への往復フェリー(島への上陸あり)* | $N/A |
25.ウッドベリー・コモン・プレミアム・アウトレットバス(追加料金9ドル) | $42 |
26.ザ・ライド | $78 |
27.トップビュー2階建てバス24時間乗車券(追加料金9ドル) | $50 |
28.ホイットニー美術館 | $25 |
29.9.11メモリアルミュージアム | $26 |
30.ハーバーライトクルーズ (追加料金9ドル) | $40 |
我々が選択した3箇所の観光地における現地参考価格の合計は「117ドル」となります。
これが、89ドル(30番のハーバーライトクルーズを利用する場合は追加料金9ドルが必要になります)でしたので、「28ドル」お得だっということになります。
<今回ビッグアップルパスで選択した観光地と現地参考価格>
- エンパイア・ステート・ビル展望台:37ドル
- ワンワールド展望台:40ドル
- ハーバーライトクルーズ:40ドル
- 合計117ドル
今回のニューヨーク旅行では、夫婦2名で利用しましたので、倍の「56ドル」お得だったという計算になります。ニューヨークの物価は高いので、これだけお得になるのは、なかなか助かりますね。
また、「ビッグアップルパス」で利用した「エンパイア・ステート・ビル展望台」の体験レポートは、こちらをご参照ください。
「ビッグアップルパス」を購入すると、指定された旅行代理店で、各観光スポットのチケットをまとめて受け取ることができます。これにより、チケットの価格が割引になるだけでなく、各観光スポットでチケットを購入する時間を短縮することができます。
ニューヨーク「ハーバーライトクルーズ」の体験レポート
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは、ニューヨーク「ハーバーライトクルーズ」の体験レポートをお送りしたいと思います。
ハーバーライトクルーズ:サークルライン(Pier 83)の様子
「ハーバーライトクルーズ」の出航は19時からとなります。サークルライン社の公式HPには、45分前に到着するように、という記載がありました。
また、席は先着順となっていますので、良い席を確保するには、早く到着したほうが有利となります。
そのため我々も、18時過ぎには、集合場所である「サークルライン(Pier83)」に到着する予定にしていました。
しかしながら、この日、タイムズスクエア中心はタクシーが非常に捕まりにくく、また、道も混雑していたため、現地に到着したのは18時半頃となっていました。
「サークルライン(Pier83)」の外観はこんな感じです。埠頭に建っているため、遠目からもわかりやすいと思います。
ハーバーライトクルーズ:チケット購入の様子
「サークルライン(Pier83)」のチケット売場の様子はこんな感じです。この日は晴天に恵まれたせいか、長蛇の列ができていて、30分後のクルーズ出航に間に合うのか不安なところです・・。
しかし、我々は「ビッグアップルパス」を利用することで、事前に前売りチケットを入手していました。
こちらの前売りチケットは日付指定のものではありませんでしたが、列を整理するスタッフさんに提示してみたところ、「あっちあっち」という感じで、乗船の列の方にそのまま案内されました。
「ビッグアップルパス」を利用することで、チケット購入の列をスキップし、乗船の列の方に直接並ぶことができたため、時間と労力を大幅に節約することができました。
何より、このチケット購入の行列に並んでいたら、19時に出航する「ハーバーライトクルーズ」に間に合わなかったのではないと思われます。
計画どおりに予定を進めることができた点が、メリットとしては一番大きかったですね。
ハーバーライトクルーズ:乗船の様子
さて、そんなこんなで、乗船の方の列に並びます。こちらも写真のように大行列で、乗船までに30分ほど並んでいました。
そして、我々が乗り込んでからすぐに出航になりました。後に並んでいた方がどうなったのか、とても心配です。(多分、別の船が用意されたのだとは思いますが、定かではありません・・。)
ハーバーライトクルーズ:船内の様子
「ハーバーライトクルーズ」のクルーズ船は、3層構造になっています。1階と2階が船内席で、3階は屋外(テラス)席となっています。
こちらは1階の船内席。一番奥(船尾)には、売店が用意されており、ドリンクやスナックを購入することができます。1階席には空席があります。
こちらは2階の船内席。1階席よりも視点が高くなるため人気があります。ほぼ空席がないような状況でした。
そして、こちらが3階の屋外(テラス)席。この日は天気に恵まれたこともあり、1番人気となっていました。満席状態で、人でぎゅうぎゅうの状態となっているのがわかります。
我々は乗船に出遅れてしまったため、とりあえず空席のあった1階の窓際席に陣取ることにしました。
ちなみに、各階からは、ブリッジに出ることができます。ブリッジには席は用意されていませんが、立った状態で景色を楽しむことができます。
よって、名所に差し掛かったタイミングで外に出て写真撮影をする、という楽しみ方も可能です。
ハーバーライトクルーズ:クルーズの様子
さて、それではお待ちかねのクルーズの様子をご紹介していきたいと思います。
スタート時は19時ということですが、夏のニューヨークは日が長いため、まだまだ昼間のような明るさです。
クルーズの前半は、「マンハッタン島」の摩天楼を左手に見ながら、船は南下していきます。ですので、席に座るなら、向かって左側がオススメです。
こちらの写真は、マンハッタン島の南端に到着したところ。ニューヨークで一番高いビルである「ワンワールドトレードセンター」がそびえ立っています。
その後は、次第に「マンハッタン島」を離れ、「自由の女神」の方に向かっていきます。
こちらが、「自由の女神」が位置する「リバティ島」です。
ゆっくりとしたスピードで「自由の女神」に近づいていきます。夕景の「自由の女神」なかなか良いですね。うっすらとライトアップされており、昼間とはまた違った趣があります。
「自由の女神」には、かなり接近していきますし、時間もたっぷり確保されます。きっとお気に入りの写真が撮影できるはずです。
「自由の女神」の鑑賞後は、「マンハッタン島」の東側を北上していきます。「マンハッタン島」の東側には、「ブルックリン橋」や「マンハッタン橋」「ウィリアムズバーグ橋」など、鉄橋が連続しています。
クルーズ船からは、鉄橋の下をくぐるダイナミックな景色を、何度も楽しむことができます。
次第に日が落ちてきました。夕日もとっても綺麗です。
日が暮れてからは、夜景を楽しむことができます。
高層ビル群の夜景はとってもきらびやか。とても綺麗です。
日が沈むと「プリティーウーマン」や「ニューヨークニューヨーク」など、ニューヨークと聞くと連想する「べた」な音楽が流れ始め、気分を盛り上げてくれます。
そんなこんなで、長いと思っていた2時間のクルーズもあっという間に終了。出航場所であった「サークルライン(Pier 83)」に再び戻ってきました。
終了時間は21時。人通りが少ないと思われる埠頭で解散となるため、夜遅くなるのが心配でした。ですが、バス停や地下鉄駅の方に、多くの人が一気に移動するため、それほど怖い感じはしませんでしたね。
我々も、最初はタクシーを探そうと思っていましたが、結局は人の流れに沿って、タイムズスクエア周辺の地下鉄駅まで歩いて移動しました。
下船してすぐのところには「TAXI」という紙を持った人が複数待ち構えていました。ですが、ほとんどの方はそれを無視して、通りまで出て、あえて流しのタクシーを捕まえていました。多分、「TAXI」という紙を持った人は「白タク」だと思いますので、利用しない方が無難です。
ハーバーライトクルーズ:参加した感想
「ハーバーライトクルーズ」は、「自由の女神」や「高層ビル群」「鉄橋群」など、様々なニューヨーク名物をまとめて観光できる、とても充実した内容でした。
特に、季節が夏だったせいか、昼間から夕景、夜景と、時間によって変化する景色を一度に楽しむことができました。中でも、夕日から夜へと変化していく景色は、天気に恵まれたこともあり、とても美しく、感動ものでした。
2時間というクルーズの時間は、最初は長いなあ、と思っていましたが、いざ体験してみると、あっという間です。おとなひとり40ドルの価値は十分あるように感じました。
ニューヨークが初めての方もそうでない方も、どちらも楽しめる内容と思います。オススメです。
おまけ:ニューヨーク名物?1ドルピザを体験
「サークルライン(Pier 83)」からタイムズスクエア周辺へ帰る途中、ローカル感満点の「1ドル ピザ」のお店がありました。小腹が空いていたので、おやつにいただいてみました。
場所は、「ウェスティン・ニューヨーク・タイムズスクエア」ホテルのすぐ近くです。
レジで恐る恐る1ドルを差し出したところ、本当に1ドルぽっきりで購入することができました。こちらの写真が「1ドル ピザ」の現物です。
写真だと大きさがわかりませんが、半径25センチぐらいの、かなり大き目のピザです。味は、ちょっぴり塩気が強めに感じましたが、普通においしいピザでした。おやつにや小腹対策にぴったりです。
ビールなんかがあれば最高ですね。機会があったら、また試してみたいと思います。
ニューヨーク旅行2018のスケジュール
今回の記事は、2018年夏休みのニューヨーク旅行の一部としてご紹介しました。今回のニューヨーク旅行のスケジュールは以下になります。全体としては、5泊6日のスケジュールとなります。
<スケジュール概要>
- 1日目:東京(成田)からニューヨーク(JFK)に移動(JL4便)、シェラトン・ニューヨーク・タイムズスクエア宿泊
- 2日目:ザ・リッツ・カールトン セントラルパーク宿泊
- 3日目:JWマリオット・エセックス・ハウス・ニューヨーク宿泊
- 4日目:セントレジス・ニューヨーク宿泊 <=今ここ
- 5日目:ウェスティン・ニューヨーク・タイムズスクエア宿泊
- 6日目:ニューヨーク(JFK)から東京(羽田)に移動(JL5便)
今回のニューヨーク旅行は、陸マイラー活動で貯めたマイルとSPGアメックスのポイントを駆使して、ほぼ無料で豪華な旅を実現しています。詳細はこちらの記事をご参照ください。
最近でも約182万円が必要となるハワイ旅行を18万円ほどの手出しだけで実現しています。ハワイ旅行の費用はこちらに公開しておりますのでぜひご参照ください。
まとめ
今回は、ニューヨーク「ハーバーライトクルーズ」の、体験レポートをお送りしました。
その内容は、記事の中でご紹介したように、素晴らしいものでした。2時間というクルーズ時間もあっという間です。ニューヨークが初めての方もそうでない方も、どちらも楽しめる内容と思います。
ただ、「ハーバーライトクルーズ」は、人気が故に混雑しているのがネックです。
しかしながら、今回ご紹介した「ビッグアップルパス」を利用すれば、チケット購入の行列も回避することができます。また、若干ながらも、割引価格にもなります。
ニューヨークはとにかく物価が高いですので、割引チケットを有効活用し、賢く観光したいですね。
次の記事==>
<==前の記事
<目次、記事一覧>
それでは、また!
関連記事